「CROSS MALL(クロスモール)」のアイルが、「クラウドサービス」「イベント」「アワード」「メディア」「リアルスペース」「ツール」で複合的にネットショップや実店舗を支援するバックヤードプラットフォーム「BACKYARD(バックヤード)」の提供を始める。
「BACKYARD」は2023年1月からモデルユーザーの利用をスタート。2023年春から新規申し込みの受け付けを開始する予定(機能と料金プランは順次リリース予定)。
クラウドサービス
バックヤード業務のボーダレスな一元管理を実現するクラウドサービス。「連携管理(CROSS)」「注文管理(ORDER)」「商品管理(ITEM)」「在庫管理(STOCK)」「接客管理(COMMUNICATION)」の各サービスと機能で構成する。
メーカーや卸企業、法人取引のEC化、リアルとECの連動、海外展開、メールやチャットツール、SNSなど、ボーダレス化と複数チャネル化が加速すると予想。「BACKYARD」のクラウド業務管理サービスは、ボーダレス化と複数チャネル化に対応する機能、自動処理による効率化とデータ融合で、「CROSS MALL」の一元管理機能だけではなく、業務全体の一元管理をクラウドで実現する。
クラウドサービスでは、接客管理機能を新たに搭載。受注者情報を軸に、注文履歴やコミュニケーション履歴を確認できる機能を新たに開発する。バックヤードと顧客、バックヤードチーム内でのコミュニケーションを促進し、事業者の“ファン化”を支援する。
クラウド業務管理サービスの内容
イベント
アイルはネットショップバックヤード向けのイベント「BACKYARD FES.(バックヤードフェス)」を実施している。マーケットでの商品販売や体験型ワークショップなど、普段は直接出会うことのないバックヤードと顧客のリアルなコミュニケーションの場を創造しており、今後もイベントを開催する。
2019年に東京・二子玉川で開いたバックヤードフェスの模様
アワード
業界初のバックヤードを表彰する「BACKYARD AWARD(バックヤードアワード)」を2014年にスタートしちえる。バックヤードに従事するスタッフ、チームの日々の業務や地道な努力、顧客への対応や想い、創意工夫などにフォーカスし、表彰する取り組み。
「BACKYARD AWARD」受賞ショット
メディア
バックヤード特化型メディア「B.Y(ビーワイ)」を2017年から運営。バックヤードのスタッフに焦点を当て、普段目に見えないバックヤードの活動や想い、業務への創意工夫などを取材している。
「B.Y(ビーワイ)」のイメージ
リアルスペース
クラウドサービスなどのショールーム、オンラインや電話に次ぐバックヤード運用相談のリアル窓口、バックヤードイベントの実施など、業界初のバックヤード専用のリアル拠点設ける。
ツール
オリジナ段ボール棚など、バックヤード運用を支えるツールやサプライを提供していく。
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「バックヤード」とは、企業やネットショップ、実店舗のバックサイドで、受注処理、発注処理、問い合わせ対応、出荷作業、入荷作業、商品登録、在庫管理などを行っている人やチーム、場所のこと。
アイルはバックヤードによる風土文化や価値観である“らしさ”の創造、それに共感するファンの創造を支援。バックサイドから変革につなげるBX(バックサイドトランスフォーメーション)を実現する業界初のバックヤードプラットフォームを提供するとしている。