全国の甘味好きのみなさんにお伝えしたいことがあります。文政元年創業の菓子の老舗・榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)の日本橋本店が8月1日、リニューアルオープンしました。
榮太樓と言えば缶に入った「榮太樓飴」が有名ですが、現在は「榮太樓總本鋪」だけでなく「にほんばしえいたろう」「Ameya Eitaro(あめやえいたろう)」「東京ピーセン」「からだにえいたろう」という5ブランドで展開。リニューアルした日本橋本店では、これら5つのブランドの商品を購入できるだけでなく、できたての甘味をその場で味わえるのです!
観光名所としての新店舗
日本橋エリアは近年、大型商業施設のオープンが続いていますが、伝統ある企業や商店が多いエリアでもあります。榮太樓總本鋪の日本橋本店は、地下鉄三越前駅からすぐの場所。新しい店内は江戸の長屋をイメージしたデザインで、日本橋エリアの新しい観光名所をめざしているそうです。
1818年に創業しておよそ50年後、この地にお店を構えた地べたこの石がです。観光でいらしたお客さまが気軽に立ち寄れる場所を作ろうというのが今回のリニューアルのコンセプトです。(榮太樓總本鋪 細田真也氏)
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榮太樓總本鋪 取締役の細田真也氏と創業の地(左下)
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天井の装飾が長屋の屋根のようになっています。写真は販売コーナー。左手奥に喫茶コーナー「Nihonbashi E-chaya」があります
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江戸時代の看板も飾られています。左から櫛屋、飴屋、眼鏡屋の看板。飴屋は榮太樓のものではないそうです。江戸時代にも眼鏡屋さんってあったんですね……
もちろんECも運営中
長い長い歴史を持つ榮太樓も2009年からECを実施。現在は楽天市場、Yahoo!ショッピング、自社公式サイトの3サイトを運営しています。
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売れ筋商品は水ようかんだそうです。今の季節、良いですよね〜
榮太樓總本鋪はECにも力を入れており、WEBマーケティング部の EC課がECビジネスを展開。3月26日には自社公式サイトの「榮太樓公式オンラインストア」をリニューアルしました。
5ブランドそれぞれで運営していた公式ECサイトを1つのECサイトに集約。それぞれのブランド製品を1つのECサイトで購入できるようにしました。
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ECサイトを担当する榮太樓總本鋪 WEBマーケティング部 EC課の武石礼子氏(左)と、鈴木菜の花氏(右)
きんつば! そして美味しいお茶!
さて、喫茶コーナーで実食です。榮太郎と言えば丸い「きんつば(金鍔)」が開業当時からの名物商品。「きんつば」というのは薄い皮であんこを包んで焼いたお菓子のこと。刀の鍔(つば)と形が似ていることからこう呼ばれるようになったそうです。「きんつば」を美味しいお茶と一緒にいただけるお店って珍しくないですか? 私は初めてです。しかもほんのり温かいなんて!
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焼きたて名大金鍔(270円)と狭山茶(350円) 。程よい甘さでいくつでも食べられそうなきんつばでした。お茶は砂時計の砂が全部落ちたら飲み頃。良い香りでした〜
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職人さんが作業するオープンキッチン。鉄板の上できんつばが温められています
スタッフのおすすめは「あんみつパフェ」。上にかける甘いソースを「梅ぼ志あめ」「黒あめ」「あまおうあめ」「蜂蜜れもんあめ」の4種類から選べます。ソフトクリームが滅茶苦茶美味しかったです。ソフトクリーム単体の販売もあります(350円)。
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あんみつパフェ(450円)。ソースは「あまおうあめ」をチョイス。飴が添えられています。アイスコーヒー(ラージ/350円)は、甘味に合うようにキリっとビター
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豆大福(280円)もいただいてしまいました。豆がぎっしり入っていて、皮が薄くて柔らかいこと……。「楊枝を添えていますが、江戸のお菓子は手づかみでパクッと食べられるのが良いんです」(細田氏)ということですので、手づかみでパクッと美味しくいただきました
この他にもメゾンカイザーのパンを使った「あんバタートースト」や、山本海苔やだしの「にんべん」といった、日本橋の老舗同士がコラボした「繁盛団子」など、気になるメニューがまだまだありました。お近くに行った際は歴史に思いをはせつつ、伝統の味をぜひお楽しみください!
※価格はすべて税別です
榮太樓本店・店舗情報
所在地:東京都中央区日本橋1-2-5
アクセス:東京メトロ銀座線・東西線日本橋駅 B9出口 徒歩2分
営業時間:月~金(物販:10時~17時/喫茶:8時~17時)、土(物販:10時~17時/喫茶:10時~17時)
※営業時間については公式ツイッターも参照のこと
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オリジナル記事:創業202年の「榮太樓總本鋪」が本店をリニューアル。ECにも力を入れる老舗のスイーツを日本橋で味わう | 忙しすぎて疲れているあなた。ちょっとしたECの小ネタでブレイクタイム
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