クルーズは10月13日、主力のゲーム事業を売却し、成長著しいファストファッションECサイト「SHOPLIST.com」に経営資源を集中させる方針を発表した。
確実性の低いゲーム事業を売却し、その売却益を「SHOPLIST」強化の投資に充て、継続的な企業価値向上につなげていく。
運営中の「エレメンタルストーリー」を除いたインターネットコンテンツ事業をマイネット100%子会社のC&Mに譲渡する。譲渡額は45億円。
この売却益を「SHOPLIST」の事業拡大のためにM&Aなどに宛てていく。第一弾として、月間ユニーク訪問者数1500万人以上のファッションキュレーションメディア「MARBLE」のCandle全株式を12億5000万円で取得。完全子会社化した。
今後も、集客や販売強化につながる会社を積極的に買収していきたいという。
当面、SHOPLISTの事業拡大を進めていく方針。当日行われた戦略説明会で小渕宏二社長は次のように述べた。
新規事業の立ち上げが得意な会社のため、将来的には「SHOPLIST」で得たECのノウハウを生かした新規事業を立ち上げることも考えられる。しかし、ファストファッション領域はまだまだ成長性があると考えており、当面の間は「SHOPLIST」の成長に経営資源を集中させていきたい。

事業戦略について説明する小渕 宏二社長
サービス開始から4年目となる「SHOPLIST」の2016年3月期売上高は前期比49.8%増の145億6800万円となっている。
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オリジナル記事:クルーズが主力のゲーム事業を売却し、「SHOPLIST」に経営資源を集中
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