あらゆる規模のビジネスで必要とされる計測と成功のためのツール
まず始めに、なぜ今 Google が無償版製品の提供を開始するのでしょうか?それは、企業規模にかかわらずすべての企業が、同じチャレンジ、それはモバイル ファーストな世界においてより高まっている消費者の期待に、向き合っているからです。今後これまで以上にデータがあふれる中で、マーケッターはより有益なインサイトを発見し、素早くアクションにつなげるために、正しいデータにアクセスする必要があります。
既にデータからアクションへつなぐことができている企業は、マイクロモーメントを理解して消費者にもっと有益な存在になることで、ビジネスを拡大しています。それはどのように行っているのでしょうか?その鍵こそ、分析とテストなのです。実際、
Econsultancy による 4,000 人のマーケッターを対象にした調査では、2020 年の 2 大デジタルトレンドは、消費者のエクスペリエンス(24 %)とパーソナライズ(23 %)へのフォーカスでした。
こうしたトレンドを背景に、今回の発表が行われました。無償版のアナリティクス製品群に追加された先進的な機能は、すべての皆様へ最新のアナリティクス環境をご提供します。
1.パーソナライズされた顧客体験の提供
Google オプティマイズ(ベータ): この無償版のウェブとモバイル ウェブのテストとパーソナライズのツールは、顧客満足度やビジネス指標の改善に役立ちます。Google アナリティクスをベースに設計されているため、すでにある情報を活用して最小限の設定でサイトの実験をしたり、パーソナライズすることができます。ベータへの参加申し込みは
こちらから可能です。
Google オプティマイズで、新しい読者へより関連性が高く意味のあるコンテンツを提供することができるようになりました。 そのおかげで新規読者に愛読者になってもらうことができるようになりました。
2. 価値あるデータへのアクセスと共有
Google データスタジオ(ベータ): このレポーティングとデータ ビジュアライゼーションのツールの無償版は、この度、新たに 21 の国で利用できるようになりました。データスタジオは、データ分析の結果を簡単に共有し、意思決定を行うことを可能にします。来月には、簡単に使い始められるように、テンプレートの提供も開始します。Google ドキュメントやスライド、スプレッドシートにあるテンプレートと同様に、あっという間にテンプレートの作成、編集や利用ができます。ベータ版は
こちらからご利用いただけます。Google データスタジオは、今年の初前半からアメリカでご提供を開始しましたが、Google アナリティクス 360 スイートの中のデータスタジオ 360 としてもご利用いただけるようになりました。
3.データだけでない有益なインサイト
Google アナリティクス: 顧客のすべてのタッチポイントからのデータを解析する中心となる無償の解析ツールですが、より賢い機能を追加していきます。Google アナリティクス モバイル アプリ向けに提供を開始した、
自動インサイト ストリームのご提供に続き、セッション品質スコアをご紹介します。セッション品質スコアは、
機械学習によって訪問者のトランザクション(購入)の可能性を予測した新しい指標です。顧客体験を改善するためや、関連性の高い訪問者をリマーケティングするために活用することができます。近日中にベータ機能として登場し、無償版と有償版の双方でご利用が可能になります。
4. カスタマー ジャーニーの完全な可視化
Google タグマネージャーは、マーケッターがより迅速に、確度の高い行動を取ることを可能にします。小さなコードを設置するだけで、サイトの情報を簡単に集め、データの精度を高め、ワークフローを合理化するための強力な API となります。今回、Quantcast、Twitter、Microsoft Bing、Nielsen などの実に 20 タグが追加されることとなり、オープン性が高まりました。
すべてのサポート対象のタグ リストはこちらをご確認ください。これらの更新は今後数週間のうちに行われる予定で、無償版と有償版の双方でご利用が可能です。
新世代のアナリティクス環境をすべてのユーザーに
「新世代のアナリティクス環境をすべてのユーザーに」これこそが、Google がこれらの新しいプロダクトを無償でご提供する目的です。今日のビジネス環境では、顧客体験の強化と、それぞれのユーザーに合わせたマーケティング施策の重要性が高まっており、すべての方にこうしたツールを提供することによって、最終的にはより良いオンラインでの顧客体験の実現のお手伝いをしたいと考えています。
ご興味があれば、ぜひ今後のブログ記事にもご注目ください。各製品をより詳しく、どのようにご活用いただけるかをご紹介していきます。また、以下のリソースもご確認ください。(※
英文ブログではよりタイムリーに情報をご提供できます)
投稿者:Babak Pahlavan(Google アナリティクスソリューション アンド メジャーメント、シニア プロダクト ディレクター)