「グローバルワーク」「ニコアンド」などのアパレルブランドを展開するカジュアル衣料大手アダストリア(旧ポイント)は、海外EC展開を本格化する。
このほど、アリババグループの「Tmallグローバル(天猫国際)」に出店。アダストリアは40店舗以上の実店舗を中国内で運営しており、ECとリアル店舗を連動する施策も進めていく。
アダストリアは2019年2月期を最終年度とする新3ヶ年計画で、WEB事業のグローバル化などを進める方針を掲げている。2016年2月期に売上高約20億円だった中国事業(リアル店舗)を含め、WEB事業と海外事業の拡大をめざす。
「Tmallグローバル」に出店したのは「collectpoint官方旗艦店」。「LOWRYS FARM(ローリーズファーム)」「JEANASIS(ジーナシス)」などのブランドを取りそろえている。
アダストリアが天猫国際で展開する「collectpoint官方旗艦店」(画像は編集部がキャプチャ)
中国でのECに関して、トランスコスモス、トランス提携先の山東雅諾達電子商務有限公司(Magic Panda International)と提携。出店契約サポート、ストア設計、商品ディスプレイ、プロモーション戦略立案、マーケティング、SNSプロモーション、イベント管理、受注管理、カスタマーサポートなどをアウトソーシングする。
アダストリアのWEB営業部長・田中順一氏は次のようにコメントしている。
中国eコマースの立上げにおいて一番重要なポイントは、サイト構築、システム開発に加え、運用オペレーション対応。「Tmall」はモール独自のルールや、顧客がサイトへの評価をするなど日本のモールとは異なったやり方がある。そのため、中国においても運用オペレーション力がある企業と組んだ。
なお、アダストリアのWEB事業売上高(2016年2月期)は前年比38.6%増の210億円。全売上高に占めるECの割合は11.5%となっている。
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オリジナル記事:アダストリア(旧ポイント)が中国でネット通販、「天猫国際」に出店し店舗連動も視野
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