MonotaRO - Optimize 360 及び Datastudio 360 の活用のコメント | Google Analytics 日本版 公式ブログ

Google Analytics 日本版 公式ブログ - 2016年4月18日(月) 11:24
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Posted by Google Analytics 360 Suite アカウント マネージャー 清水千年/ソリューション コンサルタント 中島弘樹

概要

製造業・自動車整備業・工事業者向けに、消耗品・工場交換部品などの間接資材を e コマースで提供する株式会社 MonotaRO の事例を紹介します。MonotaRO はアナリティクス プレミアム及び BigQuery をマーケティング プラットフォームとして早くからご活用いただいており、今回もアルファテスタとして Google オプティマイズ 360 (以下オプティマイズ 360)、Google データスタジオ 360 (以下データスタジオ 360 )を実装頂きました。

今回は上記プロダクトのご活用状況とご利用後のご感想を紹介させていただきます。

導入の背景

すでに A/B テストの仕組みを導入されていた株式会社 MonotaRO では、今回の取り組みに際して以下のような状況がありました。
  • テストごとにエンジニアによるシステムの作りこみが必要なため、 マーケティング側で希望するタイミングでの A/B テストが困難 
  • アナリティクス 360 や BigQuery での分析に基づくデータの広告施策以外への活用 
  • 近年のデータの量や種類の増大に伴う、データの連結や集計をした上でのシンプルで視覚的に分かりやすいレポートへのニーズの拡大 
  • マーケティング以外の部門への、アナリティクス 360 よりさらに用意なレポート作成と社内共有の実現

Google アナリティクス 360 - BigQuery を中心としたマーケティング プラットフォーム
“オプティマイズ 360 ”、“データスタジオ 360”の実装 
オプティマイズ 360 はアナリティクス 360 と親和性が非常に高いテストやカスタム機能によって、ウェブサイトのユーザー エクスペリエンスを向上させるプロダクトです。アナリティクスで作成したユーザーリストをオプティマイズ 360 に渡し、そのユーザー群に対して A/B テストを行い、アナリティクスのコンバージョン、収益などにどれくらいの影響が合ったのかを見ることができます。

例えば、特定のソーシャルトラフィックから来た新規ユーザーやディスプレイ広告から来た滞在時間 5 分以上のユーザーに対して、特定のクリエイティブを見せる A/B テストを行うことなどが可能です。

データスタジオ 360 はデータの視覚化による分析のサポートを行う新しいプロダクトです。アナリティクス 360 スイート内の全プロダクトをはじめ、BigQuery や Google スプレッドシートをデータソースとし、実用的なレポートにまとめます。読みやすく、簡単に共有でき、カスタマイズの自由度が高いレポートにより、すばやく情報を把握できるようになります。

360 導入のご感想
今回、3 月下旬よりプロモーションの一環として、サイトにてオプティマイズ 360 を利用しました。今までは簡単な A/B テストでもエンジニアの手が必要となり、その人員を確保することが難しいためにキャンペーンが滞ることがありました。
オプティマイズ 360 を活用することにより、最初に一度エンジニアに設定をしてもらえば、その後の細かい調整はマーケティング部門自身で可能になりました。そのため、A/Bテストが必要なときにマーケティング部門主導で改善を進めることができるようになったことが大きな成果の一つです。 今後については、オプティマイズ 360 の機能を用いて、行動履歴を元にしてリアルタイムにコンテンツを出し分ける施策に活用していきたいと考えています
(データ分析グループ グループ長 久保征人氏 )
株式会社 MonotaRO は以前から BigQuery をマーケティングのデータソースとして利用しており BigQuery をデータスタジオ 360 に連携して活用できる素地が整っていました。そのため、今回はデータスタジオ 360 をデータのつなぎ込みから、レポートの作成まで数日で簡単に完了することができました。実際にマーケティング部門にてすでに活用が始まっています。 日々変動する KPI を 一箇所に集約し、確認にかかる時間を減らすことができています。また、データのスケールに左右されず遅延なく更新されるため、重要な意思決定が迅速に行えるようになりました。社内での利用者を増やすという点において、事前の説明がなくても簡単な操作でレポートが作れる点が、評価できると考えています
(マーケティング部門 部長 橋原正明氏 )
導入の成果と今後の展望

今までは、アナリティクス 360 の分析のあとのアクションが主に広告のリマーケティングに限定されていましたが、オプティマイズ 360によりこうした分析を迅速にサイト内の施策にも活用できることは大きな進化です。 今後は、特に A/ Bテスト機能の強化、拡充に期待したいと思います。A/B テストは統計的な正確性を求めるとかなり細かい点まで気をつける必要がありますので、Google アナリティクスのウェブテストに含まれていたような A/B/N モデル 、 多椀バンディットアルゴリズム などの新しいアルゴリズムによる精緻化、正確性、効率性をオプティマイズ 360 にも期待しています。 またデータスタジオ 360 に関しては、まずはデータソースの拡張(AdWords、DoubleClick データなど)を期待しております。またグラフの見やすさの向上にも期待したいです。例えば色の設定、目盛(スケール)の設定がユーザー側でも変更可能になれば、ディメンションを使ったレポートがより使いやすくなります
(データ分析グループ グループ長 久保征人氏 )

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