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ネットショップ担当者フォーラム - 2014年11月27日(木) 07:00
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「自ら施策を考え、自ら実践し、自ら成果を検証し、そして自ら改善策を考える」スタッフを育てる人材育成のポイントを紹介

通販・EC企業の経営者・マネージャーのみなさん、「人材が育たない」「いい人材がいないか」などと嘆いていませんか? 急成長しているEC市場だからこそ、人材育成にはじっくりと腰を据えて取り組む必要があります。人材育成は「自ら施策を考え、自ら実践し、自ら成果を検証し、そして自ら改善策を考える」スタッフを育てること。5つのポイントを押さえて、経営者・マネージャーが人材育成(指導など)を行えば、御社の業務スタッフのレベルは格段にアップします。

5つのポイントを押さえなければ、良いスタッフ育成は実現できない

前回の「人財育成講座」では、ネットショップ担当者としての「適性」6項目とその解説をお伝えしました(詳細はこちら )が、次に押さえておきたいのが「人財育成」を進めていく上で知っておかなければならない「5つのポイント」について説明します。

その前に、「人財育成」を進めるために押さえておきたい5つのポイントをおさらいしましょう。

  1. 相手を知ること
  2. 自分達で決定させること
  3. 自ら「気づく」ように仕向けること
  4. ポイントを絞ってあげること
  5. 根気よくフォローすること

人材は、理論や理屈を頭の中で理解するだけではありません。その理論と理屈を元にして「自ら施策を考え、自ら実践し、自ら成果を検証し、そして自ら改善策を考える」ことで成長していきます

このPDCAサイクルをスタッフ自身が回せるようになるためには時間がかかります。言って聞かせ、やってみせても、それでも簡単には成長はしません。

「本当に結果は出るだろうか」「成果が出なかったらどうしよう」。チャレンジから得られるものは「学び」ばかりであり、本来リスクは少ないはずなのですが、不安で足が前に進まなくなってしまうのが人間というものです。経営者は、この「5つのポイント」に注意して、スタッフの足を一歩一歩前に進ませる後押しをしなければいけません。

そのためにも絶対押さえなければならない5つのポイントを解説していきます。

経営者・マネージャー必見! 「期待するな」「口出すな」など5ポイントを把握すればスタッフは育つ1. 相手を知ること

まず大切なのはスタッフという「相手」を知ることです。貴社の人材育成担当者は「相手」を理解していますか?

どのような経緯で入社してきたのか? 仕事において何を大切にしているのか? 長所は何か? 短所は何か? 家族構成は? 経営者からどう見えるかだけではなく、スタッフからはどう見られているのか? ――項目を挙げればきりがありません。

スタッフのパーソナリティは一人ひとり違います。スタッフが着実にレベルアップしていくためには、人財育成の受け手(相手=スタッフ)に合わせたフォローが必要です。一気に伸びて停滞するスタッフもいれば、最初はゆっくりでも自信を持つと一気に伸びるスタッフもいます。まずは、成長は人それぞれであるということを理解することなのです。

2. 自分達で決定させること

自分達でアイデアを出し、その出したアイデアから自分達が実践することを、自分達で決めてもらいましょう。これが基本です

もし、経営者やマネージャーの頭のなかに「本当はあれが必要なのに」と思ったとしても、意見を言ってはいけません。意見を出したら、自然にそれが場のなかの優先事項になってしまうからです。

上司が出したアイデアは必ず優先事項になってしまいますよね? アイデアに対しての問いや批判が入ることはあまりないでしょう。経営者・マネージャーが出したアイデアが、そのまま実行策として決まると、スタッフにとって納得のない「やらされ感」のある仕事になってしまいますよ。

3. 自ら「気付く」ように仕向けること

自分達で「問題」として気付いたことは、「本気度」の高い仕事になります。もし、経営者やマネージャーのアイデアに現場のスタッフが納得していたとしても、それは「理解」でしかありません。現場で動くスタッフが、腹の底から「その改善が必要だ」と思うことで、「本気度」の高い仕事になります

経営者・マネージャーに必要なのは「改善アイデア」を出すことではなく、スタッフに「気付いて」もらうための環境作りです。自らの意見を言うのではなく、スタッフに問いかけ続ける。成果のデータを見てもらい続けることで数字の変化に疑問を持ってもらう。時間はかかりますが、着実に進めていってください。

4. ポイントを絞ってあげること

ネットショップの運営について十分な知識がないスタッフに最初から「自ら考え、自ら実践し、自ら検証し、自ら改善」してもらうのは難しいことです。基本となる軸がないため、大きく道から逸れていってしまう可能性があります。

最初の軸は経営者・マネージャーがスタッフに提示して下さい。「メールマガジンからのレスポンスを上げるにはどうすればいいか?」「商品ページのコンバージョンを上げるにはどんな改善が必要か?」「広告の効果を最適化するには、どんな成果のデータを計測すればいいか?」など、ネットショップを成長させるために「こういう考え方をするんですよ」ということは、経営者・マネージャーがフォローする大切な仕事です。継続することで、自然に第二第三のマネージャー候補が育っていくはずです。

5. 根気よくフォローすること

人財育成は根気のいる仕事です。自分が学び成長をしていくのではない、相手のいる仕事ですからどうしても時間がかかります。決して、10を教えて10返ってくるとは思わないことです。10を教えても、5も返ってこないかもしれません。1返ってくるなら良い方です。

結果として、人材育成では同じことを何度も何度も反復して伝えることになります。「期待をせずに期待する」ことが重要です。伝える側が先に飽きてしまったり、投げ出してしまったりしてはダメですよ。

「1.相手を知ること」を行った上で、スタッフに合わせて1日1歩着実な成長を促していってください。

今回は経営者・マネージャーにおける人財育成の5つのポイントを紹介しました。次回からより詳しく、「人財育成」を進めるために知っておきたいポイントの各論に入っていきます。

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強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座
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石田 麻琴
株式会社ECマーケティング人財育成

石田 麻琴(いしだ・まこと)

株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役

早稲田大学卒業後、ネット通販企業に6年間従事。ECの責任者として、ヤフーショッピング月間ベストストア8回受賞。全国第1位を獲得。ネット通販を中心としたWebビジネス支援の株式会社ECマーケティング人財育成を設立。EC・Web企業を支援。
BPIA/Webビジネス研究会ナビゲータ、協同組合ワイズ総研理事。

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