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AdWords アカウントとのリンクに関するよくあるご質問 :複数ドメインを解析している場合」 からご覧ください。
2009年 4月16日
Posted by 江 建 クライアントサービス
複数ドメインのウェブサイトを解析している Analytics アカウントを AdWords アカウントと連携させると、プロファイルに間違ったキャンペーンの AdWords の統計データが表示される場合があります。
ユーザーの皆様から、その理由や対策についてご質問をお寄せ頂くことがあります。本投稿では、複数ドメインを解析している場合のリンク設定のヒントについてご説明したいと思います。
Analytics では、一つのアカウントの中に50個までプロファイルを作成できますので、別ドメインのサイトを解析したい場合、新たにプロファイルを作成すれば、一つのアカウントで複数ドメインの解析を行うことができ、アクセスデータを管理できます。一方、 AdWords アカウントも、一つのアカウントの中に最大 25 個までキャンペーンを作成できますので、別ドメインのキャンペーンを新たに展開したい場合、新たにキャンペーンを追加します。
つまり、複数ドメインを管理していたとしても、 AdWords と Analytics ともに一つのアカウントを開設するのが通常の管理方法です。
AdWords の管理画面でAnalytics のレポートへアクセスしたり、Analytics のレポートでAdWords からのトラフィックを他媒体からのトラフィックと比較したりしたい場合、両製品を独立で利用するのではなく、アカウントを1対1でリンクさせて、ウェブマーケティングの統合型プラットフォームとして利用します。
たとえば、www.aaa.com, www.bbb.com, www.ccc.comを運用している場合、下図のようになります。
リンク条件について、簡単に触れると、両アカウントをリンクさせ有効な情報を取得するためには、下記が必須です。
・AdWords アカウントとAnalytics アカウントのログインメールアドレスが同じ
・Analytics のログインメールアドレスは管理者ユーザー
・
自動タグ設定、
費用データがいずれも有効
ところで、この事例のように、複数ドメインをそれぞれのアカウントで管理している場合、www.aaa.comの AdWords データが間違った Analytics プロファイル「aaa.comの解析レポート」に表示されてしまいます。
これは、Analytics の仕様上、リンクをさせた場合、AdWords アカウントで設定しているキャンペーンの全データが、各プロファイルに適用されるためです。Analytics では、各プロファイルをキャンペーン単位で関連づけることができません。たとえば、www.aaa.com のプロファイルには、aaa.comのキャンペーンデータを紐付け、www.bbb.comのプロファイルには、bbb.comのキャンペーンデータを紐付けることができません。
これにより、各プロファイルのデータに異常が起きるわけではありませんので、各プロファイルのコンテンツレポートのAdWords に関するデータのうち、該当のキャンペーンに関するデータだけを見て、他のドメインのキャンペーンデータについて無視して頂ければ、運用上とくに問題はございません。
これを避けるために、解析するドメインごとにAnalyticsアカウントを開設したり、集客するドメインごとにAdWords アカウントを開設したりすると、管理が大変になるのでお奨め致しません。
もし、気にされる方は、下記の手順でキャンペーンのリンク先ドメインで一致フィルタを利用してください(下記は、aaa.com のプロファイルにフィルタを適用する場合)。
1. Analytics の管理画面にアクセスします。
2. [フィルタ マネージャ] をクリックします。
3. [フィルタを追加] をクリックします。
4. 下記の設定でフィルタを作成します。
フィルタの種類: カスタム フィルタ > 一致フィルタ
フィルタ フィールド: キャンペーンのターゲット URL
フィルタ パターン: aaa\.com
大文字と小文字の区別: いいえ
6. [使用できるプロファイル] リストより、プロファイル「aaa.comの解析レポート」を選択し、[追加] をクリックします。
7. [完了] をクリックします。
フィルタパターンは正規表現で記述するため、URL 内のドットは、バックスラッシュ (\) でエスケープ処理をしています。
以上、複数ドメインのキャンペーンを実行し、Analytics アカウントでこれらのキャンペーンをトラッキングしている場合のリンク方法について、お分かりいただけましたでしょうか?
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