言われている事を鵜呑みにせず、自分で確かめることが大事だ [週刊IFWA 2012/4/16] | Insight for WebAnalytics

Insight for WebAnalytics - 2012年4月23日(月) 11:43
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http://ibukuro.blogspot.com/2010/07/blog-post_12.html

■ 言われている事を鵜呑みにせず、自分で確かめることが大事だ

JavaScriptタグ型のアクセス解析では、戻るボタンなどで同じページを行ったり来たりしても、JavaScritで乱数を発生させ、別のGIFリクエストを生成することで、ブラウザキャッシュから読み込まれず、新たなリクエストが飛ぶような仕組みになっています。

そのためブラウザキャッシュから読み込まれてリクエストが飛んでこないサーバログなどよりも、JavaScriptタグ型のアクセス解析は、ユーザー行動の取得がより正確だとも言われますが、Firefoxではブラウザの戻るボタンでそのリクエストが飛ばないという事をはじめて知りました。

この↓記事を見て、実際に自分でも試してみましたが、その通りでした。
http://meaningfree.net/?p=35

私自身、実際データが飛ぶのかを確認するために、ツールを利用して確認することが多いのですが、これには気が付きませんでした。まだまだこうなっているはずだという思い込みをしている事実も多いのだと改めて思い知らされました。

他にも外部サイトへのリンクのクリック行動をOnClickを使って計測する方法などは結構よく知られた方法だと思うのですが、これも一部のブラウザでは動作してくれないという現象があります。

これは私自身も2010年に投稿していますので、詳細は下記でご確認下さい。
http://ibukuro.blogspot.jp/2010/11/google-analyticsonclickchromesafari.html

ブラウザによっては、動作の癖がいろいろあるのだということを理解してデータに向かい合うということが必要だということです。

こういった特別な計測をしているものが、どのくらいの頻度で起こるかによっては、殆ど気にしなくてもよい場合もあるでしょうが、データの信頼性に大きく影響を及ぼすこともあるでしょう。

Twitterでも発言したのですが、地域でターゲティングできると言われた場合に、それがIPアドレスで判定されるのかGPSで判定されるのか、ユーザーの自己申告によるものなのか、仕組みによって精度が大きく変わるので、当たり前のように解説されている事でも鵜呑みにせず、仕組みの正確な理解や実際の動作確認という泥臭い作業がやはり必要だと感じました。
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