CSS Nite LP, Disk 17フォローアップ(3)境 祐司さん | CSS Nite公式サイト

CSS Nite公式サイト - 2012年1月4日(水) 05:27
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2011年9月17日、ベルサール神保町で開催したCSS Nite LP, Disk 17「HTML5による電子書籍」のフォローアップとして、境 祐司さんの『電子雑誌のためのWeb Adaptive Layout』のスライド、音声を公開します。

境 祐司さんのこのセッションがベースになり、『ウェブレイアウトの教科書』として書籍化されました。

メッセージ

参加された皆さん、お疲れさまでした。講演では、お話できませんでしたが、Boston Globe(ボストン・グローブ)が、フル・レスポンシブなサイトとしてリニューアル公開され、大きな話題になっています。レスポンシブ・ウェブ・デザインによるサイトの構築は(既存のワークフローとは異なるため)コスト高で、まだ時期尚早と言われていました。

Boston Globeのような大規模な商用サイトに採用されたことは、衝撃的な出来事と考えてよいかもしれません。まさに、2002年10月に、Wired NewsがXHTMLとCSSでリニューアルしたときの驚きとクロスオーバーします。この頃(テーブルレイアウト全盛時代)も、CSSでは同じクオリティのレイアウトは無理、コストがかかり過ぎる、と言われていたのです。

レスポンシブ・ウェブ・デザインを含有するアダプティブ(適応可能な)デザインは、Web業界で影響力のあるキーパーソンたち(Jeffrey Zeldman氏など)が、積極的に啓蒙しているため、反対論者がきわめて少ないのが特長です。彼等は、新しい技術や最先端のテクニックを広めるために活動しているのではなく、これからのウェブデザインのあるべき姿を掘り下げようとしています。設計哲学の領域で捉えたほうがよいでしょう。今後、流行り廃りのバズワードとして、目にすることが多いと思いますが、冷静に読み解くことをお奨めします。

さて、私たちは、これから何をやるべきか。まずは「試す《、そして「意見交換《です。特に、クライアントに対して情報を提供していくことが重要となります。まだ「クライアントを説得《という段階ではありませんので、情報(先行している海外の事例など)を提供し、定期的に意見交換をしていくことが大切ではないでしょうか。新しい技術、手法については、「常にメリットとデメリットが共存《していることを理解し、何を優先すべきか明確に示すことが可能な段階にきたら、提案のタイミングだと思います。

ウェブサイトも電子雑誌も、多種多様な利用者(読者)のニーズにどうやって応えていくのか、真剣に考えていく時代がきたのかもしれません。Web for All, Web on Everythingとてもエキサイティングな時代の幕開けです。

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