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スタートアップの成長を加速させるプロセスで学んだ7つの教訓」 からご覧ください。
自らもシリアルアントレプレナーの筆者がカナダのモントリオールで昨年設立した最近流行りのリーン(小規模)スタートアップ支援会社での経験を元に、スタートアップの成長プロセスを加速化させるための教訓を7つ。シリコンバレー程スタートアップが盛んじゃないエリアだけに日本でも参考になる点が多いかもしれません。それ以上に、エリア関係なく全てのスタートアップ、そしてそれを支援する人にも大いに参考になる記事です。 — SEO Japan Year One Labsは、リーンスタートアップの加速器である。私は、それは顧客育成とリーンスタートアップの綿密なプロセスに重きを置いた、その種で初めてのものであると思っている。私は3人のパートナー(Raymond Luk、Alistair Croll、Ian Rae) と一緒に2010年4月、Year One Labsを共同設立し、その年の9月に本格的に開始した。 共同設立以来、私達は、5つのスタートアップに投資をした(それは私達の目標数だった)。今も私達は、日々それらのスタートアップと共に仕事をしている。彼らには、プロダクト・マーケットをフィットさせたり(出来る限り近づける)、さらなる資金調達を進めたりして、自足できるようになるか、もしかすると失敗するか、Year One Labsで12ヶ月の猶予がある。 私達はスタートアップの加速器を始めて多くのことを学んできた。特に、リーンスタートアップの方法論に焦点を合わせたものだ。Year One Labsは、それ自体がスタートアップであり、多くの顧客育成とリーンスタートアップのサイクルを経験している。 私たち自身のモデルを繰り返し適用すること Year One Labsの最初のアイディアをまとめている時、私達には、何が機能し何が機能しないのかについて自分達自身の仮説があって、自分達が取り組もうとしていたモデルに自分達の方法を繰り返し適用した。私達の最終的なゴール(と仮説)は、意義のある財務利益を投資家(私たち自身も含む)に提供することができることだった。しかし、そのプロセスには多くのステップと仮説がある。ここにその例をいくつか挙げる: 仮説1: 私達は、かなり若い経験の浅い起業家を引き付けることになるだろう(例えば、大学を出たばかりの人)。私達はそうなると仮定した。なぜなら、私達のモデル(Year One Labsの中で12ヶ月50,000ドル)は、キャリアを始めたばかりで予算が最低限の人たちに適するからだ。 結果1: 私達は、募集の取り組みをこのターゲット層に制限しなかったが、できるだけ彼らに接触する努力をした。最終的には、このターゲット層がYear One Labsに最も引き付けられたわけではないことが分かった。私が思うには、これはカナダの大学で育てられている起業家精神がないことによるところが大きい。 仮説2: スタートアップがYear One Labから“卒業する”のには最大12ヶ月を要するだろう。この場合の“卒業”とは、彼らが自足できる(収益を得ながら)か、さらなる資金調達をしてビジネスを拡大していることを意味する。 結果2: どのスタートアップもまだ卒業していないが、私達が求めているけん引力のレベルに達するまでに12ヶ月は必要としないことが明らかになっている。それは、6カ月近くである。これは、私達がYear One Labsで新しい企業をどう進めていくかに影響を与えるため、私達にとって素晴らしいデータ点である。 仮説3: スタートアップは、完全に出来上がったチームと完全に出来上がったアイディアを持ってYear One Labsにやって来るだろう。 結果3: 私達が投資したスタートアップは、アイディアが“固まる前”の段階がほとんどだった。いくつかのケースでは、私達が気に入った人材を見つけて彼らと合わせたりしてチームを作ることもした。Year One Labsはできるだけ早い段階で投資をするのに適していて、もっぱら人に焦点を合わせているという認識である(アイディアとマーケットは、評価からとてもとても離れたところにある)。私達のモデルは、チームが曖昧なアイディアを持ってYear One Labsにやって来て、顧客育成プロセスを始め、その分野の中の何かの正当性を立証するか、全く新しい関心領域に移るかを可能にするのだ。 私達のリーンスタートアップ方法論 この状況において私達のモデルが実際にどのように機能するかを理解することが大切である。先述の通り、私達は50,000ドルの資金を提供する。この金額は、3つのステージに分割される: 10,000ドルが、調査ステージのために即時に提供される。 20,000ドルが、MVP(最低限の機能を持った製品)を作るために提供される。 20,000ドルが、けん引力を築くために提供される。 調査ステージの間、起業家は顧客育成と検証に完全に焦点を合わせる。関心の問題を特定したら仮説をまとめて、できるだけたくさんプロブレム・インタビューに出掛ける。価値のあることを見つけたら、アンケートと同様にソリューション・インタビューに移る(定量データを集めるため)。もし計画通りに進まなかったら、全く違うことをすることに目を向けるか、自分達の関心領域の中で価値のあることを見つけて方向転換するかだ。そして、人々へのインタービューをして出来る限り学ぶことにまた戻っていく。 [...]