ソーシャルメディアとコンバージョンサイエンスの深い関係 | SEO Japan

SEO Japan - 2011年4月13日(水) 18:02
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ソーシャルメディアはブランディングや顧客とのリレーション形成には役立つけど、サーチと違ってコンバージョンには直接つながらない!という話が良くありますが、メディアの特性から考えれば当然かと。とはいえ、今後より巨額の資金を皆が投入していくであろうソーシャルの世界、コンバージョンの視点を無視してしまうのはどうかという話もあるわけで、ブライアン・ソリスが語るソーシャルメディアにおけるコンバージョンの考え方を。– SEO Japan ソーシャルメディアには、影響力のある関係を築く力、そして、口コミのコンバージョンを育む力があるとして称賛されている。消費者の注目が従来のメディアから、モバイル、PC、そして、次世代のウェブアプリケーションから成る黄金の三角地帯に移っていく中、企業はつかの間の認識を鷲掴みし、親近感をもたらすため、先を競って交流を行っている。 しかし、現状のソーシャルメディアは、手段を提供することに終始していると言っても過言ではないだろう。手段と言っても目標を達成する手段ではない。言い方を変えるならば、ソーシャルメディアは、目的が大きな成果を達成する上で必要なアクションに欠けているのだ。今、そして、継続的に交流を測定可能および意義深いアクティビティに変えるために、ソーシャルメディアマーケッター達は、クリック・トゥ・アクションを導入する方法を学び、また、コンバージョンサイエンスの基本を勉強しなければならないだろう。 行動は言葉よりも重要 オンラインメディアのソーシャル化によって、ブランドやパブリッシャーは、基礎に基づいた事業から、新しい独自の事業の枠組みに移行せざるを得なくなっている。ソーシャルネットワークは貴重な会話やつながりに基づいているため、偽りなく、そして、隠しだてしないことを条件に、企業に参加を呼びかけている。話すのは安上がりだが、行動は言葉よりも重要視されている。それゆえ、注目を影響に変える機会は利用されていないことが多い。商業的なソーシャルメディアの有名な例の多くには、どのような現象を起こそうとしているのか、そして、コンバージョン率、共有の量、そして、仲間の人数を超越して、何を計測したいのかを定義するには至っていないことが見て取れる。 コンバージョンを介した交流は実は重要ではない。しかし、注目が集中している状態で人々に接触して、反応および共有を越えたアクションを起こしてもらうのは、難しいが効果は絶大である。これは決して不可能な取り組みではない。ゴール、つまり明確な目的と節目を決め、コンバージョンサイエンスを組み合わせる取り組みは、このような未知のネットワークで交流を行い、そして、望む成果を達成するためには欠かせないのだ。 コンバージョンサイエンス 注目を巡る戦いに参加しないなら、顧客、そして、顧客の決定および行動に影響を与える人物の気持ち、心、そして、決定から疎外されてしまうだろう。 しかし、注目を掴んだら、その注目で一体何をすればいいのだろうか? 答えは「ニューメディアにコール・トゥ・アクションを導入して、学習および改善を行うために、付随する結果およびアクティビティを計測することが出来るように意図的に経験および成果を決定する」だ。そして、現在の最善のデジタルキャンペーンの中核を担うのがコンバージョンサイエンスである。 コンバージョンサイエンスとは、基本的にはインプレッションをアクションに変換するプロセス、そして、交流およびコンバージョン率を継続的に改善する方法を知ることである。 コンバージョンは役に立つものの、それだけではアクションのきっかけにはならない。組織的な関連性および変革をもたらす、コンバージョンのアクティビティへの変換が重要なのだ。このアイデアは、多くのソーシャルメディアプログラムに欠けているが、リアクションを計測することが可能であり、故に経験を改善することが出来るアクションのコンバージョンを導入することが鍵を握る。そのため、ソーシャルメディアにおけるメトリクスや捉えどころのないROIを、計測することが出来るだけでなく、完璧に遂行することが出来るのだ。そして、これこそが成功を収める上でコンバージョンサイセンスが重要視される理由である。 注目を望む成果にコンバートするためには、以下の取り組みが欠かせない: - 「最終的な目標」を心に描いたプログラムを策定する(どんな行動を起こしたいのか、何を変えたいのか、何を刺激したいのか、何を作りたいのか、何をまとめたいのか等) - 既存および新たに現れる接点を介してコンバージョンの機会を導入する - パフォーマンスを計測する - コンバージョンを増やす コンバージョンサイエンスは新しいコンセプトではない。検索、eコマース、開発、分析、広告、そして、ダイレクトマーケティングにおけるウェブの専門家の多くが素晴らしい結果を残す上で実践している方法である。「コンバージョンサイエンティスト」のブライアン・マッシー氏は、大半のマーケティング部門はメトリクスとしてコンバージョンを利用していると考えている。同氏の意見は的を射ている。コンバージョン率を獲得していればの話だが。コンバージョンサイエンスは、サイエンスであり、同氏曰く、“ビジターのことを理解し、ビジターの話を把握し、そして、ビジターが必要としているものを提供する”取り組みに集約されているようだ。 そして、コンバージョンおよび付随する行動を学ぶことでコンバージョンサイエンスは実行され、以下の取り組みを完成することになる: - 引き起こしたいアクションの決定 - アクティビティを捉えるためのメカニズム - 注目を集めるためのシステムおよび経路 - 意図および価値を関連するソーシャルグラフにもたらす際に力を貸してくれる人物の焦点および力 - 私たちがオンラインで作り上げ、配信するソーシャルオブジェクトの関連性 データはソーシャルマーケッターのインスピレーションを刺激する源 コンバージョンサイエンスは、右脳と左脳のアクティビティを混ぜ合わせ、創造性、そして、分析を通した革新を育む行為である。初期の情報収集およびリサーチを組み合わせ、コンバージョンサイエンスを活用することで、最初から最後まで、当該のデジタルプログラムがノイズに惑わされない状況を作り出すことが出来る。推測ではなく、見識によって刺激を受けたデータに基づくソーシャルメディアプログラムは、アイデア頼みのプログラムを凌ぐだろう。 データで支えられた想像は、結果に意図が感じられ、また、精査することが可能な知識に基づいた実験につながる。分析、想像、リサーチ、そして、学習が、価値、関連性、反響、そして、利益を享受する側としての事業のパフォーマンスで構成される高潔なデジタルサイクルを生みだすのだ。 恐らく、コンバージョンサイエンスおよびデータをキャンペーンに導入したことで得られる成果の中で最も意義深い成果は、プログラムにゴーサインを出す重役や意思決定者が理解することが出来る点である。しかるべく記録され、まとめられれば、支援に値することを示し、予算およびリソースを正当化する上でも役に立つ。そして、継続的に一貫して実行すれば、データと理解が得られ、プログラムおよび予算を拡大することが出来る可能性がある。 ソーシャルメディアのコンバージョンに火をつける、もしくは抑止するものが何をか学ぶことで、マーケティングの能力に磨きをかけつつ、マーケットでの集中力を維持するために必要な見識を豊富に得ることが可能だ。データの収集および解釈を通じて、想像を活性化し、芸術的才能と革新を呼び起こすことが出来る。データと創造力により、成果に関連し、簡素化され、文字通り科学的に効果をもたらすソーシャルオブジェクトの策定において、時間、リソース、そして、労力を節約することが出来る。注目は限られており、コンバージョンサイエンスは、閲覧し、共有し、行動を起こすことが可能な方法でストーリーを伝える上で役に立つ。あのエルビス・プレスリーのかつての名曲の歌詞にもあるように、「会話は少なくていいから、もっと行動を起こそうではないか」。 この記事は、Brian Solisに掲載された「Opportunity Clicks: Social Media and Converting Clicks into Action」を翻訳した内容です。 現状のソーシャルメディアはまだまだ発展途上ですし、ブランディングやリレーション構築が重視、またはとりあえずエンゲージ、参加することだけで精一杯の状況。コンバージョンまで考える余裕はないかもしれませんが、ソーシャルメディアマーケッターにもいずれは多少は求められていく視点ではあると思います。今思い起こせば、10年前は検索広告も、そもそも「広告」として認められていなかった時代でしたし。。。もちろんソーシャルメディアの本質はコンバージョンにないと思いますが、企業が顧客との関係性を築いていく中で、常に忘れてはいけない視点であり、それを念頭においてソーシャルメディアプログラムを策定していくことは重要と思います。 — SEO Japan
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