ネットショップを自作する方法とは?特徴・メリット・サービス例を解説!

売上アップや新規顧客開拓のために、自作のネットショップ開設を検討しているという企業は多いのではないでしょうか。この記事では、これからネットショップを立ち上げようと考えている方に向けて、ネットショップの自作方法やツールごとの特徴・メリットについて解説します。ネットショップ開設のための参考にしてください。
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(目次)

  • ネットショップの自作とは
    • ネットショップを自作するメリット
    • ネットショップを自作する注意点
  • ゼロからの完全自作は慎重に
  • 自作以外でネットショップを構築する4つの方法
    • 1.モールに出店する
    • 2.スクラッチ型で自社ECを構築する
    • 3.ASP型で自社ECを構築する
    • 4.インスタント型サービスで自社ECを作成する
  • まとめ

この記事は、ネットショップかんたん作成のshop byが運営するオウンドメディア「ECナレッジ」から転載しています。  https://shopby.jp/ecknowledge/

ネットショップの自作とは

ネットショップの自作とは、ネットショップの仕組み自体を一から作ることをいいます。ネットショップを自作する方法はいくつかありますが、ホームページ作成ソフトを使ったり、プログラミングを学んで構築したりする必要があります。独自ドメインを取得する、サーバーを用意するなどの事前準備も必要です。

■ネットショップを自作するメリット

ネットショップを自作するメリットは、ショップにオリジナリティを出せる点です。デザインや機能を自由にカスタマイズできるため、世界にひとつだけのネットショップを開設できます。

オリジナルのショップはブランディングの向上につながり、他のネットショップとの差別化を図ることも可能です。ネットショップの自作にチャレンジすると、サイト制作やデザインの知識をつけられるという点もメリットです。

■ネットショップを自作する注意点

ネットショップを一から自作する場合、サイトの制作に時間がかかります。特に、こだわりの機能やオリジナルの凝ったデザインを適用したい場合には、十分な構築期間を確保しておかなければなりません。

また、エラーなどのシステム対応やサイトの管理も自社ですべて行う必要があります。サイト構築の専門知識を持っている人材や、専任の担当を用意するなど、ネットショップの構築と運営にしっかりとしたリソースを確保しておかなければなりません。

ゼロからの完全自作は慎重に

ネットショップには決済や在庫管理などの仕組みが必要で、これらの機能がしっかり構築されていないと利用者に迷惑をかけてしまいます。そのため、ネットショップを完全に自作するには、高度なプログラミングの知識が必要です。

ゼロからの完全自作では、サイト構築に時間がかかるだけでなく、構築後もシステム管理を行う技術者が必要になるという懸念点もあります。

ネットショップの完全自作に取り組むのは、かなりの手間と時間がかかります。ショップが完成したあとも、エラー対応やシステム管理にひとりで取り組むとなると、仕入れや商品掲載、出荷・配送、売上管理など、肝心なEC運営のための業務時間が十分に取れなくなる可能性もあります。

ネットショップの自作

自作以外でネットショップを構築する主な4つの方法

一から十まで完全に自作する以外にも、ネットショップを構築する方法はいくつかあります。ここでは、ネットショップを始めるための構築方法を4つほど紹介します。

・モールに出店する

自由にカスタマイズできる部分は少なくなってしまいますが、商品写真などを工夫すればオリジナリティを出すことができます。

・スクラッチ型で構築する

一から自由にネットショップを自作できます。高度な専門知識が求められるため専門業者に依頼して大型サイトを構築します。

・ASP型で構築する

スクラッチ型ほど自由度は高くありませんが、それぞれのサービスが定める範囲内であれば自由にカスタマイズ可能です。

・インスタント型で構築する

こちらもASP型と同様、サービス提供元が定める範囲内で自作が可能です。専門知識不要のサービスも多く、手軽に作成できます。

それぞれの詳しい特徴やメリットについては、以降で解説します。

1.モールに出店する方法

1つ目は、モール出店型という方法です。ここでは、モールに出店して自分のネットショップを持つ方法について解説します。

■モール出店型の特徴

モール出店型とは、インターネット上のデパートにテナントとして出店するイメージです。出店数の多いモールは取扱商品が多く、それに比例してショップを見ているユーザーの数も多くなるという特徴があります。

モールのルールに従う必要があるため、ショップのオリジナリティを出すのは難しいという点は許容しなければなりません。モール独自のポイントシステムに適用する必要があるなど、比較的制限が多いという特徴もあります。

■モール出店型のメリット

主要モールは認知度が高く、集客しやすい点がメリットです。商品名やジャンルでモール内を検索したときにヒットすれば、自社のことを知らない人にも自社商品を知ってもらうきっかけになります。

ネットショップ開設に必要な機能がすでに揃っているという点も、大きなメリットです。プログラミングなどの専門知識は不要で、素早くネットショップを開設できます。手間や時間をかけずにネットショップを出店したいという場合は、モール出店型がおすすめです。

■おもなモール出店型サービス

おもなモール出店型サービスは、楽天市場やAmazonです。

楽天市場は国内ECサイトの流通規模ランキング1位を獲得していて、多くの人が利用しています。楽天スーパーセールなど、独自のセールやサービスを積極的に展開し、圧倒的な集客力のあるモールです。Amazonは、楽天市場に次いで2位の流通規模(執筆時点)を誇っているモールです。知名度の高さはもちろん、出品が簡単にできるという特徴もあります。

2.スクラッチ型で自社ECを構築する

2つ目は、スクラッチ型で自社ECを構築する方法です。ここでは、スクラッチ型で自社ECを構築する方法について解説します。

■スクラッチ型の特徴

スクラッチ型の特徴は、あらかじめ用意されたソフトやテンプレートなどを使わずに、一からネットショップを構築するという点です。最も自由度が高い方法で、その分、構築にかかる時間やコストは大きくなります。自由度が高い分、構築には専門的な知識と技術が必要です。一般的にスクラッチ型での構築費用は高額になります。

独自のショップを立ち上げるため、モールの知名度を利用するなどの集客はできません。スクラッチ型では、集客にも労力をかける必要があります。

■スクラッチ型のメリット

スクラッチ型のメリットは、なんといっても自由度の高さです。デザインから機能、運営方針など、自社の希望通りのネットショップに仕上げることができます。モール型のように他のショップと混在したり、デザインが制限されたりすることはありません。

自社の他システムとの連携が自由に行えるというメリットもあります。基幹システムと売上データを連携したり、在庫管理システムと在庫データを連携したりすることで、EC運営業務の一部を自動化できるケースもあります。

■おもなスクラッチ型サービス

おもなスクラッチ型サービスは、EC-CUBEやebisumartなどです。
EC-CUBEはECサイト構築のためのパッケージソフトで、無料で利用できるという特徴があります。日本製のソフトのため、日本国内の導入事例が多いという安心感もあります。
ebisumartは、ECサイトを構築するためのクラウドサービスです。標準搭載されている機能が多く、クラウドサービスのためシステムが自動でアップデートされ、常に最新化されるという特徴があります。

3.ASP型で自社ECを構築する

3つ目は、ASPを利用して自社ECを構築する方法です。ここでは、ASPを利用して自社ECを構築する方法について解説します。

■ASP型の特徴

ASP型の特徴は、サービス提供元が用意した環境の上でネットショップを構築するという点です。デザインなどがカスタマイズできる範囲はサービスによって異なり、サービス提供元の定める範囲内でカスタマイズが可能です。テンプレートが用意されているサービスを使えば、簡単にきれいなデザインのネットショップが開設できます。

サービス提供元が用意した環境を利用するため、ベースとなるシステムはカスタマイズできません。

■ASP型のメリット

すでに環境が用意されているため、導入期間を短くできる点がASP型のメリットです。クラウドサービスのため、自社でサーバーを用意する必要がなく、コストも抑えられます。サービス提供元がベースとなるシステムを管理しているため、セキュリティ面も安心です。
ネットショップに必要な機能があらかじめ用意されているため、ネットショップ構築の専門知識は不要で、初心者でも簡単に始められるというメリットもあります。

■おもなASP型サービス

おもなASP型サービスは、MakeShopやカラーミーショップなどです。

4.インスタント型サービスで自社ECを作成する

4つ目は、インスタントカートと呼ばれるサービスを利用して自社ECを作成する方法です。

■インスタント型の特徴

インスタント型は、ASP型の簡易版のような位置づけで、あらかじめ用意された環境を使ってネットショップを開設します。インスタント型の特徴は、月額固定費がかからず、短時間で簡単にショップを開設できるという点です。

売上に対して手数料を払う仕組みのため、商品が売れるまでは無料でサービスを利用できます。安価に利用できるため、デザインのカスタマイズに制限がある場合もあります。

■インスタント型のメリット

インスタント型のメリットは、初期費用がかからないという点です。商品が売れるまでは料金がかからないため、気軽にネットショップを開設できます。開設に専門知識が不要な点もメリットです。ネットショップに必要な機能があらかじめ用意されているため、初心者でも安心です。

カスタマイズを入れなくてもきれいなデザインのショップを開設できるため、「簡単にネットショップを始めてみたい」という場合にはインスタント型が適しています。

■おもなインスタント型サービス

おもなインスタント型サービスには、BASEやSTORES、shop byなどがあります。
BASEやSTORESでは、ユーザーフレンドリーな操作画面が使いやすく、利用者の多くが1人でショップ運営をしていることが特徴です。
shop byは、2020年にリリースされた比較的新しいサービスです。ASP型のようなデザイン性の高さが特徴で、画像やバナーの配置が細やかに設定できます。

まとめ

ネットショップを構築する方法はいくつかあります。自由度を重視するなら一から自作するという方法もありますが、専任の担当者やコスト、構築期間が十分に取れない場合は難しいかもしれません。ASP型やインスタント型のネットショップなら、コストを抑えながら簡単にネットショップを自作できるため、おすすめです。

NHN COMMERCE JAPAN株式会社が提供するshop by(ショップバイ)は、初期費用と月額料金が不要で、簡単に利用できるネットショップ作成ツールです。ショップのURLを決めるだけで、その場ですぐにショップを開設できます。テンプレートも充実しており、専門知識がなくても細かいアレンジが可能なデザイン性の高いツールです。ネットショップ開設を検討している人は、ぜひshop byを利用してみてください。

用語集
ASP / shop by / ショップ / ショップバイ / ネットショップ / モール / 作り方 / 開設
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