「イメージと違う」を0に!ライターへの記事外注、必ず押さえたいポイント
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サイトやメディアを通じて情報を発信していくにあたり、記事の作成をライターに依頼する機会があるかと思います。しかし、いざ納品された原稿を見たらイメージとまったく違っていたり、ライティングがうまく進まなくなったり…思いがけないミスマッチやトラブルが起きてしまうことも。
こうしたミスマッチはなぜ発生するのでしょうか?また、ミスマッチを減らしてコンテンツ制作を円滑に進めていくにはどのような点に注意すべきなのでしょうか?
「思ったのと違う…」ライターへの発注がうまくいかないのはなぜ?
「企業やサイトのイメージに合わない原稿が上がってきた」「書いてほしかった内容がまったく入っていなかった」などのライティング発注の失敗は、なぜ起きてしまうのでしょうか?
こうした失敗はほとんどの場合、「ライターとの意思疎通の不十分さ」が原因です。
事前に確認すべきことが十分に確認できておらず、依頼側とライターで認識が食い違ったままライティングが進んでしまい、結果として思うようなアウトプットが得られなかったというケースが多いのではないでしょうか。
「ライターはプロだからうまく汲み取って記事を書いてくれるだろう」という期待が大きく、丸投げしてしまった結果、イメージとはまったく異なる原稿が納品されたというケースも多いです。
しかし、プロのライターといえども読み取れる限度がありますし、誤解して記事を書き進めてしまうこともあります。
まずは、ライティングにおけるよくある失敗を見ていきましょう。失敗を通して、どのような点に注意して発注するべきなのか解説します。
陥りやすいライティング発注の失敗パターン
スケジュールの認識がずれており納期に間に合わない
発注の際、必ず発生するのが予算やスケジュールなどの条件の相談です。しかし、ここでつまずいてしまってプロジェクト全体が遅延した…という失敗は少なくありません。
希望納期とライターのリソースを照らし合わせてスケジュールを決定していきますが、「ライティングに必要な資料はいつライターに支給するのか」「最終納品はいつなのか」「修正が発生した場合は何日かかるのか」など、確認すべきポイントが多数あります。
ここが不明瞭だと、ライター側も仕事の調整がうまくできなかったり、修正が必要になった際に大幅に納期が遅れたりするおそれがあります。
認識違いでイメージと違う原稿が出来上がった
「思うような原稿が上がってこない」という悩みの最大の原因は、ライターに依頼主のイメージが伝わっていないことにあります。
どんなユーザーをターゲットにしているのか、どんな構成がよいのか、最終的にどんなことを伝えたいのかなどのイメージ像は、初めてプロジェクトに関わるライターにとっては未知の内容です。
基礎的な内容をわかりやすく解説した初心者向けの記事を書いてほしかったのに、そのことがライターに伝わっておらず上級者向けの固い文体の記事が上がってきた。逆に上級者が読んでも役に立つような専門性の高い記事をイメージしていたのに、ライターは初心者向けのカジュアルな記事だと思っていた。
こうした失敗も、ライターとの意思疎通が十分でない際に起こりやすくなります。
レギュレーションを決めておらず手直しが大量発生
ライティングの際のレギュレーションとは、書き方や使う用語のルールを定めたものになります。「こういった内容は書かないでほしい」というのもレギュレーションに含まれます。
「ですます調」なのか「だ・である調」なのか、「為」などの接続詞はひらがなに開くのか漢字にするのか…など、レギュレーションが存在するにも関わらずライターに共有できていないと、原稿が手元に届いた段階で大量の手直しを行うことになりかねません。ライターに修正を依頼する場合も二度手間になってしまいます。
参考にする資料や引用のルールを決めていなかった
ライターは参考になる資料やデータを調べながら執筆を行います。その際、どんな資料を参考にしてほしいのかを明確にしておかないと、大幅な書き直しが発生するリスクがあります。
例えば「公的な機関や国が出している情報以外は参照しないでほしい」「キュレーションメディアの情報は参照禁止」などの制限や「競合他社の情報は引用できないので使用不可」などの会社的な事情などは、ライティングイメージと同様、共有しなければ汲み取ることができません。
一発OK!安心して任せられるライティング発注のためにすべきこと
ここからは、ライティングにおける失敗を防いで円滑に進行するにはどうしたらよいのかを、ポイントに分けて解説していきます。
スケジュール、修正回数、文字数など条件は入念に確認
スケジュールは依頼から納品までのマイルストーンを明確にし、何に何日かかるのかを両者しっかりとすり合わせましょう。その際、修正回数は何度まで費用に含まれているのかも確認しておくと安心です。
また、文字数は何文字程度を想定しているのか、記事中に画像を用いる場合はどちらが選定するのか、著者名を明記すると費用が変わるかどうかなど、想定しうる内容は最初の段階で詳しく確認しておきましょう。
記事を通して誰に、どのように伝えたいのかイメージを共有する
「こんな記事を書いてほしい」というイメージを、ライターに具体的に伝えていくようにしましょう。
- なぜこの記事を作るのか?
- 誰に向けて?(初心者、上級者、年代、性別…など)
- どんな語り口で?(カジュアルに、専門的に、ビジネスを意識して…など)
- 誰の目線で?(ユーザー目線、プロ目線、サービス提供目線…など)
- どんな成果のために?(サービスを知ってほしい、購入してほしい…など)
また、イメージに近い記事やメディアがある場合は共有しておくと理解を深めるのに役立ちます。
既に記事があって書き方や雰囲気を踏襲してほしい場合も、ライティングを始める前に共有して説明しておくことをおすすめします。
文体や表記ゆれなどのレギュレーションは必須
どのような文体にするか、どのような単語を使うかなどのレギュレーションは事前に用意してライターに渡しましょう。
レギュレーションが存在しない場合は、下記のような内容を確認してリストを作成するとスムーズです。
- 「ですます調」か「だ・である調」か
- 接続詞は漢字にするか、ひらがなにするか
- サービス・商品名を記載する際はどのような書き方をするか(半角全角、ひらがなカタカナなど)
- カッコや記号、数字は半角にするか全角にするか
- 全社的に表記ルールが決まっている用語はないか
- 使ってほしくない単語や記載を避けたいはあるか
コンテンツとしてのレギュレーションはなくても、紙の資料やサイト制作時のレギュレーションが存在する場合があります。ルール作りや確認は手間がかかる作業ですが、修正を少なくしてスムーズに進行するためにも用意することをおすすめします。
ライティングを進めていく中で新たに生まれたルールは、その都度レギュレーションリストに追加して読み返せるようにしましょう。
参考にしてほしいデータや引用元は用意して渡す
発注の際、データを参照してほしい箇所はあらかじめこちらからURLを指定したりデータを渡すようにすると安心です。
データが用意できずライターに探してほしい場合も、参照元を絞る場合や参考にしてほしくないサイトがあるのであれば先に伝え、ルールとしてレギュレーションに含めておきましょう。
さいごに
文章作成のプロであるライターの力を借りることができれば、Web上での情報発信の可能性はもっともっと広がります。そのためには、依頼側とライターの間でイメージを共有していくことが欠かせません。
どんな記事を書くかの設計や構成の作成、レギュレーションの作成、ライターとの細かなすり合わせや原稿のチェックなど、意外とやるべき事が多く工数がかかるコンテンツ制作。
ですが、丁寧に作り上げたコンテンツは新たなユーザー層の獲得やブランディング、サイトへのアクセス数の増加など、ビジネスをさらに発展・加速させる足がかりになってくれることでしょう。
デジタルアイデンティティでは、豊富なコンテンツナレッジを活かし、あなたのサイトに合ったコンテンツのご提案から対象キーワードの選定、レギュレーションの作成、SEOを意識した構成案の作成やライティングまで、ワンストップでお手伝いいたします。
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