コピーライティング初心者がまず理解するべき、イメージコピーとセールスコピーの違いとは?

「かっこいい」コピーを書く必要なんて、ぜんぜん無いんです!
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コピー=「おしゃれ」と思っていませんか?

あなたは、何か商品・サービスのコピーライティングをするとき、無意識に、「何か、おしゃれでかっこいいフレーズはないかなぁ…」と思っていませんか?

短くて、インパクトがあって、ドラマ性が感じられて・・・
街中の大きなポスターで、人気芸能人の横に添えられている一言のような…

しかし実は、そんな風に考える必要はありません。
どころか、そのような考えでは、まず効果的なコピーを書くことは出来ないでしょう。

実は、広告のコピーには、大きく分けて「イメージコピー」と「セールスコピー」の2種類があります。
コピーライティング初心者の場合、この2つを混同してしまい「どんなコピーを書いてよいのかわからない」「何も思いつかない」と途方に暮れてしまう場合があります。

そこで今回は、「イメージコピー」と「セールスコピー」の違いをしっかり理解しましょう。
これを知れば、もう「インパクトのあるフレーズが思い浮かばない!」と悩むことはありません。

 

主に大企業がブランディングに使う「イメージコピー」

➢    きれいなおねえさんは、好きですか。(1992年~ パナソニック)
➢    そうだ 京都、行こう。(1993年~ JR東海)
➢    ぜんぶ雪のせいだ。(2013年~ JR東日本)
➢    彩虹(さいこう)の青砥。(2017年~ 新日本建設「エクセレントシティ青砥Ⅱ」)

あなたも、このようなコピーを聞いたことがあるはずです。
TVや街中の広告でよく目にするこのような広告は、「イメージコピー」と呼ばれる種類のコピーです。

イメージコピーの目的は、企業や商品の良いイメージを伝えることです。だから、広告を見た人が直接的に商品の購入や申し込みをしなくてもかまいません。

「あら、そんな商品が発売になったのね~」
「おしゃれな会社だな」
「なんか、スゴそう」

というように、意図したイメージを消費者に抱いてもらうことができれば成功です。
いわば、ブランディングのためのコピーであり、ある程度の売り上げ規模(数十~数百億以上)の企業が行っています。

1990年代頃には、コピーライターと言う職種も脚光を浴び、タレントやアーティストの様に活動する人も出てきて、いっそう「コピーって、おしゃれ・スタイリッシュ・かっこいい!」と言うイメージが定着したものと思われます。

 

すぐに売上につなげるための「セールスコピー」

対して、「セールスコピー」の特徴とは何でしょうか。
まず、こちらの広告を見てください。

こちらは当社の「メールアドレスを登録すると、無料でFacebook広告の運用ノウハウ動画がもらえる」というページです。ぱっと見てどのような印象を持ったでしょうか?

先ほど見たイメージコピーより、文字数も多く、おしゃれな印象がなくなったと感じるかも知れません。画像も動画プレゼントを示すキャプチャ画像があるだけで、キレイな女性や風景などはありません。

しかし、伝わる内容は非常に具体的です。
このページで、

・どんな情報が得られるのか (リスティング広告の1/2でCVを獲得する方法)
・そのために何をすれば良いのか (メールアドレスを登録する)
・そのほかの重要な情報 (無料、300名限定など)

これらの情報が一目でわかります。

このコピーは、「おしゃれ」「スゴそう」などのイメージを伝えるためではなく、「メールアドレスを登録してもらう」と言う1つの目標のために作られたページです。

このように、ターゲットを動かし、行動してもらうためのコピーを「セールスコピー」といいます。セールスコピーの目的は、

「何それ欲しい!今すぐ買おう!」
「面白そう、今すぐセミナーに申し込もう」

そう思ってもらい、すぐに申し込んでもらうことです。

 

セールスコピーを書くときは、「ターゲットにとって欲しい行動」を忘れない

良い印象を与えたいイメージコピーと違い、セールスコピーの場合はターゲットに対し、
「この行動を取って欲しい」
と言う明確な目的があります。セールスコピーの全てはそのために書かれています。

 

コピーライティングのテクニックはたくさんあり、「こういう表現だと反応が取れる」というよう傾向も確かにあります。
しかしすべては、この目的の行動をとってもらうためのものだということを忘れないでください。

それを忘れてしまうと、小手先のテクニックばかり詰め込んだ文章になって、全く行動したくならないコピーが出来上がるので注意してくださいね。

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