化粧品素材キチンナノファイバーに関する業務提携契約をマリンナノファイバー社と締結

リリース情報提供元: プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
2020年05月20日(水)
株式会社日本触媒

 株式会社日本触媒(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:五嶋祐治朗、以下「日本触媒」)は、株式会社マリンナノファイバー(本社:鳥取県鳥取市、代表取締役:伊福伸介、以下「マリンナノファイバー社」)と化粧品用素材に関する業務提携契約および代理店契約を締結しました。本契約により、当社は化粧品素材分野においてマリンナノファイバーが製造したキチンナノファイバーおよび加水分解キチンナノファイバーのマーケティング活動を開始します。


写真1 キチンナノファイバー


 マリンナノファイバー社は、鳥取大学工学部 伊福伸介教授が設立した鳥取大学発のベンチャー企業であり、蟹の名産地である鳥取県で大量廃棄されるカニ殻に着目し、カニ殻由来の新素材「マリンナノファイバー(R)」に関する製品を研究開発・製造販売しています。

「マリンナノファイバー(R)」は、カニ殻の主成分であるキチンおよびその加水分解物を超極細繊維として抽出したキチンナノファイバーおよび部分加水分解キチンナノファイバーです。
写真2 紅ズワイカニ


 「キチン」は、カニやエビなど甲殻類の外殻やキノコの細胞壁などの主成分で、生物資源由来の物質で持続性・安全性が高い、生物分解性などの特徴があります。従来のキチン粉末では分散性・配合性が課題でしたが、超極細繊維である「マリンナノファイバー(R)」は、化粧品素材として分散性および配合性が良好である、被膜形成力に優れる、創傷治癒性がある、人の肌にすっと馴染んでうるおいをもたらす、抗炎症性がある、抗菌性がある、養毛効果がある、毛髪のツヤおよび指通りを向上させるなど、種々の特徴的な効果効能を有する画期的な天然素材です。この素材により、化粧品に様々な機能を付与することが期待されます。
写真3 カニ殻の山

 日本触媒では、これらの特徴的な効果効能を実験データにより明確化するとともに、各化粧品用途に向けた処方を開発することにより市場を開拓していきます。
 日本触媒は2017年度にスタートした後半中期経営計画「新生日本触媒2020 NEXT」において化粧品素材分野を新規事業ターゲットの一つと定めております。ニーズに対応した素材を提供することにより、化粧品素材事業の拡大を目指します。
写真4 従来のキチン粉末(左)とキチンナノファイバー(右)
1.株式会社マリンナノファイバーの概要
名称  株式会社マリンナノファイバー
所在地 鳥取県鳥取市湖山町4丁目101 鳥取大学VBL棟4Fインキュベーション室
代表取締役社長 伊福 伸介(鳥取大学大学院工学研究科 教授)
事業内容 キチンナノファイバーの研究開発および製造、販売
資本金 1億5000万円
設立年月日 2016年4月28日
ウェブサイト https://www.marine-nf.com/
以上

日本触媒について:
1941年の創業以来、自社開発の触媒技術を核に事業を拡大。酸化エチレンやアクリル酸、自動車用・工業用触媒などを世の中に送り出し、現在では紙おむつに使われる高吸水性樹脂でトップクラスのシェアを誇っています。日本触媒は「テクノロジー(技術)」を通じて「アメニティ(豊かさ)」を提供する、という企業理念「TechnoAmenity」のもと、グローバルに活動する化学会社です。
https://www.shokubai.co.jp
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