「絶滅したトキが飛び交うまちへ」トキのオリジナル絵本を作成し、トキと住民の絆を育むためにクラウドファンディングを開始

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2023年12月26日(火)
島根県出雲市
3月31日まで ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス・JALふるさと納税」のクラウドファンディングサイトにて募集

島根県出雲市(市長:飯塚 俊之)は、トキのオリジナル絵本を作成し、野生復帰に向けた機運醸成・啓発を図るため、その資金を、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス・JALふるさと納税」のクラウドファンディングサイトにて募集を開始しました。募集期間は2024年3月31日(日)までで、募集金額は300万円を目指します。 ふるさとチョイス https://www.furusato-tax.jp/gcf/2851 ※募集期間2024年3月14日まで JALふるさと納税 https://furusato.jal.co.jp/jgcf/child/9e4458f889c6c7a4689b625a4f59e824             ※募集期間2024年3月31日まで


「絶滅したトキが飛び交うまちへ」
トキのオリジナル絵本を作成し、トキと住民の絆を育むためにクラウドファンディングを開始
3月31日まで ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス・JALふるさと納税」のクラウドファンディングサイトにて募集

島根県出雲市(市長:飯塚 俊之)は、トキのオリジナル絵本を作成し、野生復帰に向けた機運醸成・啓発を図るため、その資金を、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス・JALふるさと納税」のクラウドファンディングサイトにて募集を開始しました。募集期間は2024年3月31日(日)までで、募集金額は300万円を目指します。

ふるさとチョイス   
https://www.furusato-tax.jp/gcf/2851 ※募集期間2024年3月14日まで
JALふるさと納税 
https://furusato.jal.co.jp/jgcf/child/9e4458f889c6c7a4689b625a4f59e824
            ※募集期間2024年3月31日まで



                     写真提供:環境省

クラウドファンディングを開始した背景と概要
トキという鳥を知っていますか。「ニッポニアニッポン」という学名を冠した日本を代表する鳥です。
トキは、日本では昔から身近な鳥でしたが、乱獲や近代化に伴う生息環境の激変により、生息数は激減、そして日本のトキは絶滅してしまいました。
その後、新潟県佐渡市、環境省等を中心とした取組により、佐渡島ではトキの野生復帰に成功しており、ここ島根県出雲市も本州における野生復帰の候補地に選ばれています。
トキの生息には、えさ場となる田んぼやねぐらとなる里山が必要で、そのためには住民の理解と協力が不可欠です。
そこで、トキの野生復帰に向けた普及啓発・機運醸成を図り、このクラウドファンディングによって、トキのオリジナル絵本作成とトキ一般公開施設などの展示物リニューアルに取り組みます。
「トキによるまちづくり」を応援していただきますようよろしくお願いします。

クラウドファンディング概要】



なぜ出雲市がトキの放鳥・野生復帰に取り組むのか 
生物多様性の損失や生態系の崩壊といったグローバルリスクは、気候変動に次ぐ深刻な危機と言われていますが、日常生活においてなかなか感じることはできません。私たちの生活は、多くの部分が自然によって支えられており、人と自然が共生する社会を構築するためには、生物多様性の維持や地球環境の保全を積極的に推進していく必要があります。そうした中で、出雲市は縁あってトキの野生復帰に長年関わってきました。多様な生き物が生息する環境にやさしいまちであればトキも生息することができ、それは人にとっても住みやすい、暮らしやすい環境となります。出雲市はそんなまちを目指して取り組んでいきます。
 豊かな自然環境を次世代に引き継いでいくためには、長い目で見た取組も必要であり、幼少期からトキに接する機会を増やし、愛着形成につなげていくことが大切と考えました。そこで、トキのオリジナル絵本を作成し、乳幼児健診の際に全員に無償で提供するとともに、保育所、幼稚園、診療所、子育て支援施設等に絵本を設置したいと考えます。この絵本をきっかけに、トキについて、環境について、自分のまちについて話をしていただくとともに、親子のきずなも育んでいただいきたいです。

トキの野生復帰に向けた取り組みについて

トキの分散飼育を開始
出雲市は、平成3年(1991)から続く中国漢中との交流の中で、平成12年(2000)から漢中市洋県で保護・飼育されているトキの飼育費用を負担してきました。そして、平成23年(2011)からトキの分散飼育を開始し、これまで58羽のトキを佐渡へ送り、出雲生まれの多くのトキが放鳥されてきました。

■トキ一般公開施設とトキ学習コーナー
出雲市は、令和元年度(2019)からトキの一般公開を開始し、関西以西で唯一トキが見れる場所となりました。通年で公開していますが、特に12月から2月にかけてはトキ色のトキを間近で見ることができる人気スポットとなっています。また、近似種を飼っているゲージの横にトキ学習コーナーがあります。トキのライブ映像を見ることのできるモニターやトキのはく製、本物そっくりの偽卵などが展示されており、今回のプロジェクトを通じて更なる内容拡充を図っていきます。

令和4年(2022)8月、トキの野生復帰をめざす里地(放鳥候補地)に選定
国は、令和12年(2030)から令和17年(2035)ごろまでに「本州でもトキが定着し繁殖できるようになること」を目標に掲げ、令和4年(2022)8月、出雲市は石川県とともに、トキの野生復帰をめざす里地(放鳥候補地)に選定されました。
出雲市では、トキの放鳥・野生復帰に向け3つの柱で取り組んでいます。
  1. 普及啓発・機運醸成「トキの放鳥を心待ちにできる社会へ」
  2. 生息環境の整備「トキを育む自然豊かな環境へ」
  3. 地域活性化「トキを出雲市の新たなブランドへ」

島根県出雲市について
島根県出雲市( https://www.city.izumo.shimane.jp/
出雲市は、「神話の國 出雲」として全国に知られるとともに、出雲大社、荒神谷遺跡、西谷墳墓群などの歴史・文化遺産と、日本海、宍道湖、斐伊川などの豊かな自然に恵まれた地域です。 出雲神話の舞台となった「稲佐の浜」や「日御碕」などからなる海岸線と夕日にまつわるストーリーは、平成29年度に「日が沈む聖地出雲」として日本遺産認定されました。斐伊川と神戸川に育まれた豊かな出雲平野が広がる農業生産力の高い地域であり、日本海沿いには多くの漁港も有しています。 山陰有数の工業の拠点であり、商業集積も進み、各産業が調和した地域です。 同時に、出雲縁結び空港、河下港、山陰自動車道と環日本海交流の機能も担える交通拠点でもあります。
まちづくりの将来像は、「『出雲力』で夢☆未来へつなげ 誰もが笑顔になれるまち」。本市の強みである優れた特性、資源、『出雲』の知名度などの総合力を「出雲力(いずもりょく)」と表現し、この「出雲力」をフル活用したまちづくりに取り組み、住む人、関わる人、誰もが笑顔になれるまちを目指しています。

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