どうなる日本市場? 2030年には「食品+飲料+酒類」の市場規模が8.4%縮小する予測【インテージ調べ】

人口減少・少子高齢化がますます加速。飲食関連市場の縮小が深刻。

インテージは、「2030年における食品+飲料+酒類の市場規模」を予測・分析した。

2030年までに人口は5.4%減、飲食関連市場は8.4%縮小

15~79歳の人口(万人)
「国勢調査+国立社会保障・人口問題研究所」の数値をもとに推計

まず、国内の消費を主に支える15~79歳の人口推移を見ると、2030年には9,213万人まで減少すると予測された。対22年比で94.6%と、5.4%縮小の見込みだ。

食品+飲料+酒類の市場規模(兆円)

続いて、「食品+飲料+酒類」の市場規模を見ると、2030年は対22年比で91.6%と、8.4%縮小する予測となった。特に「酒類」「乳飲料」「嗜好飲料」の減少が顕著であり、逆に影響が小さいのは、サプリメントなどを含む「健康食品」のみだった。また、「清涼飲料」と「嗜好品(菓子、栄養バランス食品、ヨーグルト、アイスクリームなど)」は人口と同程度の減少となった。

調査概要

  • 【調査方法】消費者パネルSCI(全国の15~79歳の男女5万人から、JANコードが付与されている消費財の購入履歴を収集)の2012~22年データをもとに、ベイズ型コーホート分析によって市場規模を予測。
上図の4ステップで予測
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