LINEヤフーが統合初の決算発表、売上収益4412億円は第2四半期として過去最高を更新

4~9月期連結累計の売上収益8717億円、メディア事業の広告は穏やかに回復し増収増益

LINEヤフーは10月に経営統合してから初の連結決算を11月7日に発表した。2023年7~9月期(第2四半期)の連結決算は、売上収益が前年前期比11.9%増の4412億円、同社が重視する調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は同28.1%増の1033億円で、ともに第2四半期として過去最高を更新。4~9月期(中間期)の連結累計の売上収益も同11.1%増の8717億円、EBITDAは同21.6%増の2033億円で、こちらもともに過去最高を更新した。

決算のトピックス

メディア事業は、検索広告の成長率は鈍化したものの、ディスプレイ広告のマイナス幅は縮小して緩やかに改善して増収増益だった。検索広告は収益性が低い配信先の「パートナー面」は減収だったが、UI/UXの改善で「LINEヤフー面」は増収だった。ショッピング広告もコスト削減を進め、LINE MUSICの連結子会社化に加えて、「LINE公式アカウント」の料金プランを6月に改定してアカウント広告は20%超の成長率だった。

コマース事業は、eコマースの取扱高が改善し、販促費の削減で増収増益だった。ショッピング事業はアスクルやZOZOグループが増収で、トラベル事業は2桁成長を維持した。戦略事業は、PayPayの連結子会社化など昨年から続ける選択と集中で調整後EBITDAが四半期ベースで初めて黒字化。10月からLINEとヤフーのアカウントを連携し、有料会員サービス「Yahoo!プレミアム」をアップグレートした「LYPプレミアム」も11月29日から始めるなど、LINEとヤフーのサービスのクロスユースを進めてさらなる成長を目指す。

全社の業績推移
調整後EBITTDA
営業利益の増減
合併による効果
広告は増収増益
検索広告は鈍化、ディスプレイ広告が回復
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