TOPPANがVESS Labsと各種イベントのデジタル参加証配布サービス「ZEN STA」開発、販売開始

SBTやVCが配布可能、イベントの回遊促進やコミュニティ形成などマーケティング活動を支援

TOPPAN(旧社名:凸版印刷)は、デジタル証明配布ソリューション事業のVESS Labs(ベスラボズ)とともに、各種イベントのデジタル参加証配布サービス「ZEN STA(ぜんすて)」を開発した、と10月17日発表した。デジタル参加証明書になるSBT=譲渡できないNFT(非代替性トークン)=や、VC(自己主権型デジタル証明書)を配布可能にする。同日に販売を始めた。

ZEN STAは、イベントの回遊促進やイベント後のコミュニティ形成などのマーケティング活動を支援するサービス。参加した証明を主催者側からSBTやVCなどのデジタル参加証としてワンタイムQRコードやURLから配布する仕組みとなる。参加証明でNFTを配布するケースが増えているものの、NFTは譲渡や売買が可能なため、譲渡できないSBTやVCを配布する。

ZEN STAの特長は①イベント参加証明のSBTやVCを簡単に発行②ワンタイムQRコードかURLから配布③ユーザー情報の収集と活用。①は交換・売買できないSBTやVCによる参加証明の発行で信頼性の高い参加証明として有効利用が可能、②は現実社会と仮想空間の両方で利用しやすい方法で、③ではユーザー情報の保存で参加者だけに別の特典NFTの提供もできる。

ZEN STAは、TOPPANグループが4月に展開を始めた企業のマーケティングでのNFT活用を支援する「エンタープライズ向けNFT認証ソリューション」の第2弾。主にイベントやエンターテイメント業界に販売する。価格は30万円から。ソリューションの第1弾は、企業が発行する特定のNFT保有者にコミュニティ参加権を付与するNFT認証ツール「HAYACAWA わん」。

「ZEN STA」の概要
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