モバイルアプリ広告、総合パフォーマンスインデックスでFacebookがGoogleを上回る【AppsFlyer調べ】

国内では日本の有力媒体が上位にランクイン。SKYFLAG(Skyfall)、AMoAd、LINE Adsなど。

AppsFlyer Japanは、2020年上半期(1~6月)における世界のモバイル広告のメディアソースランキング「パフォーマンスインデックス」第11版を発表した。

同社では、モバイル広告業界に関する調査レポートを年2回発行している。「パフォーマンスインデックス」第11版では、世界のメディアネットワーク495を評価し、270億件のアプリインストール、1万4000個以上のアプリ、および580億回のアプリ起動データを収集・分析して調査を行った。なお図版は、日本と韓国のみに地域を限定している。

パワーランキングの79%、ボリュームランキングの82%をFacebookとGoogleの2社で占める

この調査によると、グローバルレベルのモバイルアプリ広告では、Facebookが総合1位となった。Facebookは、サービス提供規模の大きさが、「リテンションインデックス」「IAP(アプリ内購入)インデックス」で特に評価された。また、今回の調査で新たに追加された「IAA(アプリ内広告)インデックス」「リマーケティングインデックス」でもFacebookは1位だった。

一方Googleも強くモバイル広告市場を支配しており、全インデックスのパワーランキングの79%、ボリュームランキングの82%でどちらかが1位を獲得していた。なおプラットフォーム別ランキングでは、発展途上国でのAndroid普及が進んだことで、Googleが優勢だった。FacebookはiOSの多くで優勢だった。

その他の広告ネットワークについては、ゲーム系のUnity Adsが、ハイパーカジュアルゲームとアーケードゲームで世界パワーランキングの1位となっている。残り14ジャンル中9ジャンルでもFacebookとGoogleに続く。また新型コロナの影響で、Apple Search Adsが大きく伸びたという。

日本・韓国市場「グロース(成長)インデックス」は、SKYFLAG(Skyfall)が1位

日本・韓国市場では、リテンションインデックス全般において、AppLovin、Apple Search Ads、Facebook、Google、ironSource、TikTok、Twitter、Unity Adsなどが、引き続き上位を占めた(アルファベット順)。非ゲーム部門のリテンションインデックスではGoogleがトップだった。

 

ミッドコア・ハードコアゲーム分野では、SKYFLAG(Skyfall)、LINE Ads、ドットゲームスがランクイン。ノンゲーミング分野ではLINE Ads、Fukurou Labo、seedApp(F@N communications)がランクインしている。IAPインデックスではゲーム・非ゲームいずれも、Googleが1位だった。

 
 

上位150のメディアソースのパフォーマンスを、2019年下半期と2020年上半期で比較した「グロース(成長)インデックス」については、SKYFLAG(Skyfall)が1位。その他の国内媒体では、サイバーエージェントのAMoAdをはじめ、LINE Ads、Gunosy、AppDriverなどがランクインした。

 

調査概要

  • 【調査対象】
    • 世界のメディアネットワーク:495
    • アプリインストール:270億件
    • アプリ:1万4000個以上
    • アプリ起動データ:580億回 を収集・分析。
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