特別定額給付金、「若年層や未婚者のほうが受給率が低い」という意外な事実が判明【リスクモンスター調べ】
使途としては「食品・衣料品」が最多で、困窮していた人たちの助けになった模様。
2020/10/6 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
リスクモンスターは、第1回「特別定額給付金の使い道アンケート」調査結果を発表した。20~59歳の男女個人500人が回答している。
特別定額給付金の受給率、若年層ほど数値が低い結果に
まず「特別定額給付金を受け取りましたか?」と聞くと、「受給した」91.6%、「受給していない」8.4%。性別・年代別・未既婚別では、年代別で「20代」84.0%が平均より低く、お金に困っていることが多いとされる若年層ほど、数値が低いという結果になった。未既婚別においても「未婚」87.1%のほうが「既婚」95.5%より低い。
特別定額給付金を受けとった458人に、「10万円のうち、いくらを使いましたか?」と聞くと、「0円(未使用)」36.2%が最多ながら、「10万円(全額)」34.1%がそれに続き、二極化していた。性別・年代別・未既婚別では、「男性」「40~50代」の消費率が高かった。
さらに、1円以上利用した292人に「特別定額給付金の使い道」を聞くと、「食品・衣料品」37.3%、「趣味」26.0%、「その他生活費」26.0%、「家電製品」21.6%が上位となった。これら以外(自由回答)では、「入院や出産などの医療費」「子供の教育費・学費」「年金や健康保険、税金の支払い」「寄付」といった使途もあがっている。
特別定額給付金は、生活費の補助や経済へのテコ入れが本来の目的だったが、3分の1ほどは貯蓄に回されていた。また、若年層や未婚者のほうが受給率が低く、機能していなかったと考えられる。一方で給付金の使途としては、「食品・衣料品」が最も多く、困窮していた人たちの助けになったようだ。
調査概要
- 【調査対象】全国20~59歳の男女個人
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査期間】2020年8月31日~9月2日
- 【有効回答数】500サンプル
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