男性はWeb上のサイト、女性はテレビから興味ある情報を得る。[消費者の情報検索方法に関する調査]

NTTコム オンラインと立教大学経営学部の有馬賢治教授が共同で、「消費者の情報探索方法と余暇時の機器の併用に関する調査」を行った。その調査結果の一部を紹介する。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(以下、NTTコム オンライン)と立教大学経営学部の有馬賢治教授は、NTTコム オンラインが運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」会員モニターを対象として、興味を持つ商品・サービスの情報取得、購買時に参考にする情報の探索方法と余暇時の機器の併用状況について調査し、その調査結果を発表した。

男性はWeb上の特定のサイトから、女性はテレビから情報を得ている

興味を持つ商品・サービスが紹介されているメディアなどを5点尺度で選択してもらい、平均値を性別・年代別に集計した結果、男性は全ての年代で「Web上の特定のサイトから」(3.4~3.77)が、女性は全ての年代で「テレビから」(3.48~3.61)が1位となった。

男性は、Web上の記事(特定サイト、ポータルサイト、評価記事)から情報を得ている割合が高い。女性は、Web上の記事も参考にしていますが、テレビや家族から情報を得ている割合が高いという結果に。

 

逆に年代別で下位になったものとしては、男女とも50代以上では「SNS(Facebook,Twitter,Lineなど)」が、30代以下では「新聞から」が下位になった。

また、多くの年代が「ラジオから」は興味を持つ商品・サービスが紹介されていない(10年代中8年代で最下位)と感じているという結果が得られた。

購買するとき参考にする情報源、男性はWeb、女性は家族の意見

商品・サービスの購買を検討する際に参考にする情報源を5点尺度で選択してもらい、平均値を性別・年代別に集計した結果では、男性は「Web上の記事(紹介、比較、評価)」が変わらず上位であるのに対し、女性は「家族の意見」が全ての年代で1位に変わる結果が得られた。

男性は、20代で「家族の意見」(3.14)が3位に入った以外は、「Web上のポータルサイトの記事」を含めたWeb関連の4項目が上位を占め、女性は「家族の意見」(全年代1位3.32~3.67)、「テレビの情報」(20代3位、30代以上2位。3.18~3.24)となった。

 

また年代別で下位となったものとしては、50代以上は「SNS(Facebook,Twitter,Lineなど)」の記述やリンクを、30代以下は「新聞記事」「ラジオの情報」を、参考にしていないという結果となった。

家で使用する機器は、テレビ、パソコンが上位を占める

また、家で自由に過ごす時間にどのような機器を使用しているのかを複数回答でたずねた結果、テレビとパソコンが多くの年代で上位を占めた。性別、年代別の特徴では、50代を除く年代の男性と女性60代においてパソコンが1位となり、男性50代、女性30、40、50代でテレビが1位となった。

特筆できる特徴としては、女性20代に限ってはスマートフォンが1位で顕著に高い傾向が見られることだ。

なお、パソコン、スマートフォンと比較して、タブレットは全ての年代で前述の情報機器よりも使用されていないという結果となった。

 

調査概要

  • 調査対象:「NTTコム リサーチ」登録モニター
  • 調査方法:非公開型インターネットアンケート
  • 調査期間:平成29年8月8日(火)~平成29年8月14日(月)
  • 有効回答者数:1128名
  • 回答者の属性:【性別】男性:48.1%、女性:51.9%
    【年代】20代:19.7%、30代:20.8%、40代:21.3%、50代:21.5%、60代:16.7%
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