グーグルがモバイルページ高速化「AMP」に対応した検索をモバイル「Google」で開始
グーグルは、モバイルページを高速化する仕組み「AMP(Accelerated Mobile Pages)」に対応したウェブページ検索サービスをモバイル「Google」で2月25日に始めた、と同日発表した。検索キーワードと関連がある場合に検索結果に表示され、その日のトピックをモバイル端末で検索した際、検索結果内の「トップニュース」にAMP対応のページが示される。コンテンツが素早く掲示され、画面調整の必要もなく、記事画面を左右にスワイプすると次の記事に移動できる。
AMPを利用するウェブページは従来の4倍の速度で表示され、大半のページが瞬時に現れる。データ量も約10分の1に抑えられる。同日までに「朝日新聞」「映画.com」「zakzak」「THE PAGE」「産経ニュース」「SankeiBiz」「SANSPO.COM」「シネマトゥディ」「日刊スポーツ」「BLOGOS」「毎日新聞」「マイナビニュース」「レスポンス」の13サイトがAMPに対応した。モバイルインターネットの高速化の取り組みとして2015年10月からAMPのプロジェクトを進めてきた。
プロジェクトは、モバイルインターネットがスピード面でユーザーの期待に応えられていない、と考えて始めた。多くのユーザーはコンテンツの表示に3秒以上かかると閲覧をやめてしまうといい、表示速度の遅さはコンテンツ提供側にも大きな課題だった。今後、ニュース以外の幅広い分野の参加を求める。アドビシステムズもAMPを支援し、サイト分析ソリューション「Adobe Analytics」を対応させた。既存のウェブ計測データとAMPに関わるデータとを結び付けられる。
アドビシステムズ
http://www.adobe.com/jp/
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