エロクアの日本での提供を日本オラクルが開始 リードナーチャリング・マーケティングオートメーションの本命か

主にB2B企業向けのマーケティング活動を自動化するツール

日本オラクルは、マーケティングオートメーションやリードナーチャリングのツール「Oracle Eloqua(オラクル・エロクア)」を日本向けに11月25日から提供開始したことを、同日に発表した。


Oracle Eloqua(以下、エロクア)は、主にB2B企業向けのマーケティング活動を自動化するツール。最終的に案件化するために顧客情報を営業部門に渡すまでの、マーケティング部門における「顧客の理解・分類」「顧客とのやりとり」「顧客の温め」を自動化・効率化するもの。次のような機能をもっている。

  • イベント・セミナー・オンラインでの資料請求などから獲得したリード情報を管理する(「リード」とは、見込客情報、企業が許諾を得て入手した営業目的でのコンタクト可能な顧客情報のこと)。

  • オンライン上での行動を自動的に取得し、登録済みの顧客情報や別途統合したオフラインの情報などとあわせて案件の見込度について点数を付ける(リードスコアリング、リードクオリフィケーション)。

  • スコアリング情報に基づいて「個々の顧客が次のステップに進む」ための情報をオンラインやメールで提供することで、顧客を啓蒙・育成する(リードナーチャリング)。

  • こうした活動全体の状況を把握したり、個々の施策のKPIを確認したり、最終的な商談までのROIを確認したりする。

エロクアは、元々はエロクア社が提供していたサービス。米オラクルがエロクア社を買収することを2012年12月に発表し、今回の日本での提供となった。クラウド型サービスとしての提供で、同社では最短2日間で導入できるとしている。

ライセンス形態は、データベース内に保持する対象コンタクト(リード)数ベース。利用料の目安としては、1万コンタクト程度で月額20万円~が目安(エントリーモデルの場合)。管理側のユーザー数が多い場合は、上位エディションの利用が必要になり、その場合は同条件で月額40万円ほどとなる。

オラクルが提供しているWebコンテンツ管理システムとの連携は現時点では機能としては存在しないが、セールスフォース・ドットコムなどのCRMやSFAのツールとの連携はすでに実現している。


主にB2B企業向けだが、1案件あたりの金額が大きな保険や自動車などのB2Cビジネスでも比較的有効に活用できる。

個々の顧客が「自社サイト内のどのページをいつ見て」「どの資料をダウンロードして」「どのセミナーに参加したのか」といった情報を顧客情報に紐づけて管理できるため、営業部門に見込客として引き渡す際に、こうした顧客行動履歴情報も併せて提供できる。

エロクアの特徴は、自社に合わせて自由に設計できるリードスコアリングの柔軟性があることや、情報を見る人に応じて想定される分析・レポーティングのテンプレートを多数備えていること。


エロクアをすでに導入している企業の例としては、ヒューレット・パッカード、シーメンス、マカフィー、アドビなどがある。

オラクルでは、エロクア採用企業の売上が平均で34%アップ(非採用企業を含めた全体平均では15%アップのところ)したり、プロフェッショナルサービス企業がエロクアを採用すると平均リード創出率が13.8%(平均では6.6%のところ)と伸びりした実績があるとしている。


日本オラクルによるエロクアの日本市場での提供開始に対して、シンフォニーマーケティング株式会社、株式会社Nexal、ヴァーティカル ジャパン 合同会社、マーケットワン・ジャパンといったB2Bマーケティングサービス提供企業が歓迎のコメントを寄せ、エロクアを提案に含めていくことを発表している。

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