加速するWeb 2.0時代のフィードビジネス市場が見える。第7回フィードビジネス・サミット開催
10月17日に都内のイベントホール、ベルサール神田にてFeed Business SyndicationとインプレスR&D主催による第7回フィードビジネス・サミットが開催された。
フィードビジネス・サミット(FBS)では、フィードビジネスの最新動向や業界をリード各企業の戦略、フィードを活用したビジネスの成功事例の紹介など、業界の最先端の企業が講演を行うイベント。ここでは、当日行われた講演やパネルディスカッションの様子を写真とともに速報としてお伝えする。
基調講演では、まずシックス・アパート 代表取締役の関氏がEnterprise 2.0時代に広がる企業内コミュニケーションの手法として注目される“ユーザー参加型コンテンツ”のとして、ブログを活用したケーススタディや米国と日本の活用の違いなどを紹介。
続く第2基調講演では、レッドクルーズ 取締役CEO 保延氏がRSS配信を行うことが企業の情報発信活動、コミュニケーションにおいていかに重要であるかを解説。今や、「いかにやるべきかの選択肢はあるが、やるべきかやらないかの選択肢はない」状況であることを説き、RSSというメディアの特性を知り、いかに効果的に活用するかなど、RSSを有効活用するための戦略を解説した。
午後の部では、パネルディスカッションと各企業のソリューションプレゼンテーションが行われた。
まず、「フィードはメディアとして成立するのか」と題して行われたパネルディスカッションでは、フィードメディアmodiphiを運営するサンブリッジの小川氏、RSS広告社の田中氏、フィードフォースの塚田氏によって、未来のRSSフィードを活用したメディアの姿、ビジネスの新たな可能性について議論が交わされた。
さらに続くプレゼンテーションでは、各企業の最新のRSSフィードを応用した企業向けのソリューションや、クチコミやブログを活用したマーケティングのソリューションが続々と紹介された。
RSSリーダーや対応ブラウザが登場したことで、RSSフィードの活用が進むがまだまだ一般化はしていない。真に普及するにはRSSリーダーなどの専門ツールを意識せずに利用されなくては。
音楽のネットワーク配信がMP3などの音声圧縮技術により可能になり、さらにiPodやiTunesの登場で加速度的に普及したように、RSSフィードの普及にも技術的なブレイクスルーが必要だなど、三者三様のフィードビジネスを展開するパネラーの間で熱い議論が交わされた。
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