「Yahoo! JAPAN研究所」設立。ネットと社会の関係性や、技術の進歩による可能性を調査・研究

ヤフーは3月26日、「Yahoo! JAPAN研究所」を4月1日に設立すると発表した。

「Yahoo! JAPAN研究所」は、インターネットと社会の関係性や、技術の進歩によるインターネットのさらなる可能性を調査・研究していくことで、インターネットの健全で豊かな発展に寄与することを目指す。

研究所長には、同社代表取締役社長の井上雅博氏が就任。また、最高技術顧問には学校法人慶應義塾常任理事兼・慶應義塾大学環境情報学部教授村井純氏を迎える。

「Yahoo! JAPAN研究所」では、"利用者のニーズ"と"技術的なシーズ(種)"のふたつの領域で研究を展開。"利用者のニーズ"研究では、インターネット利用者にとってより良いインターネットの未来を開拓し続けるための知識基盤形成をミッションとする。"技術的なシーズ(種)"研究では、技術の進歩やインターネットのさらなる可能性を創造し、生活必需情報を「誰でも、どこからでも、簡単・安全・確実に」手に入れることができる、次世代インターネット技術の研究を行っていく。

研究活動は、(1)社会インフラとしてのインターネットの発展を模索する"インターネットの今後の予測"、(2)科学技術の発展への貢献をめざす"基礎研究"、(3)新規事業分野の開拓や既存事業分野の競争力強化を目的とした"応用・商用研究"の3つを軸に推進する。

個々の研究は、Yahoo! JAPANの各サービス部門や米国Yahoo! Inc.の研究所「Yahoo! Research」、国内の産官学の各研究機関・組織とも連携して行い。米国「Yahoo!Research」へは、技術交流を目的とした短・中期的な研究者派遣も予定している。

研究テーマ設定にあたっては、研究所内やYahoo! JAPANの各サービス部門からの提案に加え、社外の企業・団体とのコラボレートによる共同テーマ設定も検討。研究分野は、(1)「Yahoo! JAPAN研究所」独自の研究、(2)米国「Yahoo! Research」と共同研究、(3)コラボレーション型の研究に大別される。

現時点で想定される研究テーマ例は、自然言語処理、情報検索、情報デザイン、メディア処理、インターネット生活予測など。

なお、「Yahoo! JAPAN研究所」はヤフー株式会社の組織内研究所として設立され、ヤフー株式会社東京ミッドタウンオフィスが活動拠点となる。

Yahoo! JAPAN
http://www.yahoo.co.jp/

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