Yahoo!の総利用時間は6年間で25倍に、ネットレイティングスがウェブ利用行動を調査

ネットレイティングスは、2006年秋に発売した『ネットレイティングス・データクロニクル2006』の掲載データから、2000年以降日本人のウェブ利用行動がどのように変化したかを、ワンテーマで分析するデータクロニクル2006・ファクトシートを公表した。

第4回となる今回は、月間総利用時間の時系列推移をとりあげている。月間総利用時間とはインターネットユーザー個々がネット上で費やした時間の総計を表す。たとえば日本全体の月間総利用時間はすべてのインターネットユーザーがネット視聴に費やした時間の合計を表す。

この日本全体の総利用時間を2000年4月からの時系列推移で見ると、2000年4月には5884万時間だったものが、2006年4月には7億1857時間にまで大きく拡大している。これはインターネット人口が2000年の853万人から2006年には4.8倍の4114万人に拡大したことと共に、1人当たりの利用時間が6時間54分から17時間28分へと大きく伸びたことに起因するという。

また、月間総利用時間を個別のウェブサイトごとにみると、日本の主要サイトも総利用時間で著しい伸びを示しているが、Yahoo!JAPANは2000年4月の476万時間から2006年4月には1億1685時間に拡大し、25倍に成長している。Yahoo!は利用者数やページビューなどもこの6年間で大きく伸ばしているが、総利用時間は他の指標とは桁違いの成長を果たしている。

Yahoo! JAPANの総利用時間の推移グラフ。2000年4月=4,764千時間、2007年1月=131,728千時間

同社代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は、今回の調査発表について「この6年間でインターネット人口は急速に拡大しましたが、今後は緩やかな増加に転じると思います。一方、総利用時間はまだまだ成長の余地があり、今後も大きく拡大することが予想されます。これは生活者の生活時間に占めるネットメディアのシェアが大きく拡大することを意味し、今後ネットのメディア価値が更に向上していくと考えられます」と述べている。

ネットレイティングス
http://www.netratings.co.jp/

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