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コンバージョンUPに直結する施策、EC事業者が課題解決のために投資する領域とは? | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

3 years 2ヶ月 ago
ある調査では、カスタマーエクスペリエンスやデジタルマーケティングなどへの投資が、小売事業者が2023年に取り組む項目の上位になっています。その他、調査結果から小売事業者の考えや傾向を解説します。

オンライン通販事業者が 2023 年の成長計画を達成するためには、よりコンバージョンに力を入れる必要があります。

米国のEC業界誌大手『Digital Commerce 360』が実施した「2023年パフォーマンスとコンバージョンに関する調査」には、小売事業者73社が回答。年末年始の業績、KPI、投資戦略、成長機会、潜在的な課題、年間を通じたコンバージョン促進要因などを探った調査結果から、自社ECサイトのコンバージョン率を向上させるためのヒントを見つけてください。

記事のポイント
  • コンバージョン率は2022年比で上昇
  • オンライン通販事業者は、ユーザーエクスペリエンスと、2023年の目標との乖離(かいり)を縮小するために尽力している
  • カスタマーエクスペリエンス、Eコマース、プラットフォーム、デジタルマーケティングへの投資が、2023年の取り組みリストの上位にあがっている

コンバージョンなど収益に関する数値の現状と傾向

ホリデーシーズンの売上成長と成果

コンバージョンは、オンラインにおける収益創出の要です。アクセス解析ツール「Adobe Analytics」によると、オンラインの2022年ホリデーセールスは、前年比3.5%上昇にとどまっているため、コンバージョン改善に向けたさらなる取り組みが必要のようです。

『Digital Commerce 360』が実施した「2023年パフォーマンスとコンバージョンに関する調査」によると、小売企業の57%がホリデーシーズンの売り上げを伸ばした一方、22%は「横ばい」、21%は「売り上げが減少した」と答えました。

2022年ホリデーシーズンの売上伸長率(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)
2022年ホリデーシーズンの売上伸長率(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)

回答した小売事業者によると、カスタマーサービスの向上(29%)、サイトパフォーマンスの改善(22%)などカスタマーエクスペリエンスに関する成果をあげた企業が目立ちました。

カスタマーエクスペリエンスに関する成果

  • カスタマーエクスペリエンスの最適化:15%
  • 顧客満足度の向上:10%
  • パフォーマンスを含むサイト体験の向上:8%
  • モバイル体験の向上:5%

成長性に関しては、27%が「トップラインの成長と収益の増加」、「マーケットプレイスの売上成長」は25%に達しました。「収益性の向上」(18%)、「モバイル販売の拡大・浸透」(14%)と回答した事業者は、それほど多くありませんでした。一方、「厳しい環境下での労働力管理による生産性向上」(21%)は大きな効果と言えるでしょう。

また、マーケティングの成果も注目されています。小売企業の26%が「新たなマーケティング施策」、22%が「マーケティング費用の効率化」をあげています。また、15%が「顧客獲得の成功」「顧客維持率の向上」につながったとしています。

サプライチェーンについては、23%が「サプライチェーンの課題への対応」を、物流面で「フルフィルメントの迅速化」(18%)、「倉庫業務の改善」(11%)、「新規サプライヤーの獲得」を成果にあげています。

「2022年のホリデーシーズンにおけるEコマースの最大の成果は何か」(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)出典:Digital Commerce 360による小売事業者73社への調査(2023年1月)
「2022年のホリデーシーズンにおけるEコマースの最大の成果は何か」(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)出典:Digital Commerce 360による小売事業者73社への調査(2023年1月)

コンバージョン率や平均注文金額などの各種KPIについて

KPI(重要業績評価指標)は、小売事業者が同業他社と比較して自社のパフォーマンスをベンチマークするのに役立ちます。コンバージョン率は、「ウェブサイトの収益」(57%)、「収益性」(51%)とともに、64%の小売事業者が2021年よりも上昇しました。

調査対象となった小売企業の半数弱は、「平均受注額(AOV)」が47%増加し、「マーケットプレイスのパフォーマンス向上」は44%でした。

各種KPIの達成度合いについて (出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)
各種KPIの達成度合いについて(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)

コンバージョン率は、小売事業者の57%が、2%もしくはそれ以下であることが判明。一方、2%以上のコンバージョン率だったのは43%でした。その内訳は次の通りです。

  • 1%から5.0%:21%
  • 5%以上:13%
  • 該当なし:9%

Amazonを含むマーケットプレイスのコンバージョン率を見てみると、自社サイトよりも低いことがわかります。

ECサイト別コンバージョン率の結果

  • 0%~1%
    • 小売事業者の自社サイト:25%
    • Amazon:30%
    • その他のマーケットプレイス:30%
  • 1.1%~2.0%
    • 小売事業者の自社サイト:31%
    • Amazon:28%
    • その他のマーケットプレイス:20%
  •  2.1%~5.0%
    • 小売事業者の自社サイト:20%
    • Amazon:6%
    • その他のマーケットプレイス:8%
  • 5.1%以上
    • 小売事業者の自社サイト:13%
    • Amazon:6%
    • その他のマーケットプレイス:9%
  • 該当なし
    • 小売事業者の自社サイト:9%
    • Amazon:36%
    • その他のマーケットプレイス:33%
コンバージョン率について(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)
コンバージョン率について(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)

小売事業者のオンライン平均注文金額(AOV)は、100ドル以上が54%、100ドル以下が46%とほぼ同率。もちろん、これは商品の品ぞろえや消費者の購買行動に直接関係しています。

AOV率について(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)
AOV率について(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)

2023年にオンライン通販事業者が投資するポイント

ユーザーエクスペリエンスの向上に努める傾向が顕著

賢い投資をするためには、常に自社の状況を確認することが賢明です。最適なユーザーエクスペリエンスを「10」と設定して、1から10までで自社の評価をしてもらったところ、「9」または「10」と評価したのは9%。57%のオンライン通販事業者は「6」から「8」の間で評価しました。残りの34%は6点以下です。

裏を返せば、オンライン通販事業者は向上心にあふれていると言えるでしょう。8点以上のユーザーエクスペリエンスを実現したいと考えている通販事業者は67%。8点未満はわずか33%でした。次のグラフが示すように、小売事業者はユーザーエクスペリエンスに関するギャップを縮めようと努力しています。

最適なユーザーエクスペリエンスを「10」とした場合の自社評価

  • 8~10点
    • ​​​​​​​現在:24%
    • 2023年目標:67%
  • 6~7点
    • ​​​​​​​現在:42%
    • 2023年目標:23%
  • 5点以下
    • ​​​​​​​現在:34%
    • 2023年目標:10%
自社ユーザーエクスペリエンスの評価(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)
自社ユーザーエクスペリエンスの評価(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)

カスタマーエクスペリエンスへの注力が最多

Eコマースへの投資は、「カスタマーエクスペリエンス」「Eコマースプラットフォーム」「デジタルマーケティング」「パーソナライゼーション」が優先順位の上位を占め、軒並み上昇しています。

「カスタマーエクスペリエンス」は71%に達し、また、2023年に「増える」と予想される投資のトップもカスタマーエクスペリエンスで、71%でした。

「パーソナライゼーション」(51%)、「Webデザイン」(45%)、「カスタマーサービス」(45%)が続きました。

デジタルマーケティングに注力する事業者の割合は55%に達しており、マーケティング費用は増加するでしょう。「ソーシャルメディア」は49%、「SEO」も44%が投資すると回答しています。

チャネルの観点では、49%が「マーケットプレイスの成長」に期待しており、マーケットプレイスへの取り組みが進んでいます。一方、「オムニチャネル」は18%にとどまりました。

「オペレーション」への投資は43%が増加しており、「倉庫やフルフィルメント管理などのロジスティクス」は39%。倉庫業務を含むロジスティクスは31%で、18%のサプライチェーンとともに増加しており、いずれも重要な改善がもたらされるはずです。

2022年比で2023年に投資増を見込んでいるテクノロジー分野 (出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)
2022年比で2023年に投資増を見込んでいるテクノロジー分野(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)

コンバージョンを促進するためには、カスタマーエクスペリエンスに重要な投資を行う必要があり、66%がその重要性を認めています。他にも、「カスタマーサービス」(46%)、「パーソナライゼーション」(27%)、「返品無料」(14%)などがあげられています。

コンバージョン促進には、テクノロジーの役割も非常に重要です。「Eコマースプラットフォームへの投資」が54%でトップ、「Webサイトのパフォーマンス/スピード」が45%で上位にランクインしています。また、「Web解析/データ」も38%が重要視しています。

物流は「倉庫管理」を重視する傾向に

デジタルマーケティングは、コンバージョンを促進する上で重要であると40%が回答。コンバージョンを物流の観点から考えた場合、37%が「倉庫管理」、23%が「サプライチェーン」、19%が「マーケットプレイスでの取り組み」をあげています。

コンバージョンの最適化において、2023年に投資が重要だと思うデジタルマーケティング (出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)
コンバージョンの最適化において、2023年に投資が重要だと思うデジタルマーケティング(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)

コンテンツの観点からは、オンライン通販事業者の3社に1社が、2023年にコンバージョンを最適化するためには、Webデザインとブランド価値の紹介が重要であると考えています。

その他の要素では、「動画/ライブストリーミングコンテンツ」(21%)、「ロイヤルティプログラム」(19%)、「ブログ/編集コンテンツ」(16%)、「企業情報ページ」(14%)は、調査対象の5社に1社のみがあげています。

コンバージョンの最適化において2023年に投資が重要だと考えるコンテンツやデザインの項目 (出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)
コンバージョンの最適化において2023年に投資が重要だと考えるコンテンツやデザインの項目
(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)

マーケティング施策は「SEO」「Eメール」が上位

コンバージョン率を向上させるためには、戦術に加え、マーケティング施策が最も重要です。「SEO」(48%)、「Eメール」(39%)、「ソーシャルメディア」(18%)がその代表施策です。

商品面では、「在庫水準の最適化」(36%)、「プライベートブランド/独占販売商品」(26%)があげられています。「チャネルを超えた一貫した体験」は36%、「物流」は34%で引き続き重要な役割を果たし、「ユーザーテスト」も22%でした。

カスタマーサービス関連の数字は低く、「ライブチャット」が19%、「バーチャル相談/予約」が8%と、おそらくアフターコロナの影響を受けているようです。

コンバージョン率を向上させるために投資が重要だと考えるマーケティング施策 (出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)
コンバージョン率を向上させるために投資が重要だと考えるマーケティング施策(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)

コンバージョン率を向上させるWebサイトの施策とは?

小売事業者は、コンバージョン率を向上させるために多くの戦術を重要視しています。オンライン通販事業者の47%は「サイト内検索」、「主要ページのアップグレード」(44%)、「モバイルサイトの改善」(38%)を重要視。また、21%は「コール・トゥ・アクションボタン(編注:自社のWebページを訪れたユーザーに、購入など、何かしらの行動を起こしてもらうための要素)の改善」も要因としてあげています。

商品に目を向けると、「情報と画像の向上」が42%、「画像の洗練度」が37%と、圧倒的な支持を得ています。

チェックアウトに関しては常に改善の余地があり、29%がステップ数を減らすことを提案し、同数が「サインアップとチェックアウトの簡素化」をあげています。

商品マッチングツールなど、コンバージョンを促進するためのインタラクティブツールは21%に上りました。この方法はニッチな傾向があり、家庭用品やアパレルなどのカテゴリーで有効なため、普及率は低くなっているようです。

また、同じ数の小売事業者が、ソーシャルメディアの投稿からのリンクの埋め込みをあげています。ソーシャルメディアの場合、その魅力と利用は若い消費者により浸透しており、その層をターゲットとする特定の小売事業者にとってより価値のあるものとなっています。

コンバージョン率を向上させるために投資が重要だと考えるECサイトの施策(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)
コンバージョン率を向上させるために投資が重要だと考えるECサイトの施策(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)

2023年にオンライン通販事業者が直面する課題とは?

2023年にオンライン通販事業者が直面する重要な問題は、インフレや消費者行動の変化に対応しながら、費用対効果の高いマーケティング、UXの改善などを通じて、計画的な成長を実現することです。

2023年に小売事業者が自社のビジネスにプラスの影響を与えるために取るべき最も重要な行動について、寄せられた回答のいくつかを統合することで、今後の展望を示すことを試みてみました。

調査対象社の62%が回答した第1位の回答「収益性」を中心に、今後の展望を考えてみます。収益性に関しては、「収益性の向上」「収益性のKPIと一致するような流通戦略の見直し」などがありました。

これまでに続き、2023年に取り組むべきだと考える課題(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)
これまでに続き、2023年に取り組むべきだと考える課題(出典:『Digital Commerce 360』による小売事業者73社への調査)

収益に貢献するものとして、「費用対効果の高いマーケティング」との回答が60%に上りました。何が最も重要な活動になるかに関しては、マーケティング費用や顧客セグメンテーションの最適化から、収益性の高い売上の拡大まで多岐にわたりました。

ある企業はマーケティングの強化、また別の企業はデジタルマーケティングのコスト削減をあげています。いくつかの小売事業者は、検索マーケティングへの投資や、新たなマーケティング施策への注力をあげました。

また、「ソーシャル広告の拡大」「Facebookのオーディエンステスト」「販売アフィリエイトの強化」など、より具体的なターゲットへのアプローチも回答に上りました。ある企業は適切な顧客の発掘に注力し、別の企業はロイヤルティプログラムと顧客維持の拡充に期待を寄せています。

さらに、53%が「計画的な成長の達成」、21%が「マーケットプレイスの売上拡大」と回答しました。

ユーザーエクスペリエンスの向上に課題をもつ事業者が多い結果に

カスタマーエクスペリエンスの観点からは、「ユーザーエクスペリエンスの向上」が55%に上りました。さらに、「カスタマーサービスポリシーの調整」も21%があげています。

カスタマーエクスペリエンスは、最も重要なものとして注目されている項目の1つですが、他にも注目されている課題は以下の通りです。

  • チームの再編成
  • オンライン体験の改善
  • カスタマージャーニーの変更
  • 顧客エンゲージメントの強化

人材については「スタッフの増員」「プラットフォームとインテグレーションのアップグレード」「採用プロセスの改善」「無駄のない経営」「チームと目標の編成」「従業員のスキルアップ」などがあげられています。

戦略面では、調査対象の小売企業の約半数が「今後もインフレとの戦いに直面する」と回答しており(49%)、約同数の小売企業(44%)が「消費者行動の変化に直面している」と回答しています。

インフレの時代にあって、「商品価格の調整」(27%)と「在庫商品の最適化」は、「オムニチャネルの提供」(23%)と同様、25%の要因として残っています。ある企業は在庫の絞り込みを、他の企業は平均単価の引き下げや引き上げを指摘しました。

さまざまな計画があげられましたが、ポジティブなものもあれば、ネガティブなものもありました。その内容は、流通の拡大、事業への資金投入の増加、異なる方向への転換など多岐にわたっています。

いくつかの企業は、重要なチャネルとしてEコマースへの移行、消費者への直接販売(DtoC)、WalmartやTarget(編注:ウォルマートとターゲットは米国のスーパーマーケットチェーン)を含むより多くのマーケットプレイスへの参入を検討しています。

また、「低業績を解消する必要がある」「企業再編が必要である」「克服できない不正行為により既存のEコマースサイトを閉鎖することになるだろう」と考える企業もありました。

サプライチェーンとロジスティクスも、小売事業者にとって依然として最重要課題となっており、以下のような懸念があげられています。

サプライチェーンとロジスティクスに関する懸念

  • 輸送業者による配送の遅延:27%
  • サプライチェーンに関する懸念:23%
  • フルフィルメントの需要に応えること:22%
  • 当日配送の可能性:15%
  • 倉庫業務の適応:12%

小売事業者は、倉庫のアップグレードや複数輸送業者による配送システムへの移行を、プライオリティの高い計画としてあげています。

また、直接的には取り上げられていませんが、多くの小売事業者が以下のようなテクノロジーにも言及にしています。

  • 新しい Eコマースプラットフォーム
  • アナリティクスの改善
  • サイト内検索
  • AIとディープラーニング
  • プロセスおよびワークフローの改善

課題は無限にあり、2023年にECを成長させるためには、小売事業者の決意が必要です。増加するKPIを継続的にクリアしていくためには、ユーザーエクスペリエンスのモニタリングが不可欠です。資金は常に限られているため、賢い投資をすることが重要な結果をもたらすでしょう。

サイトエクスペリエンスからマーケティング、基盤となるテクノロジーに至るまで、コンバージョン率と収益性の向上を目標とする小売事業者にとって、やるべきことはまだまだ沢山あるのです。

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

Digital Commerce 360

株式会社レブコム × 動画でコミュニケーションデザインを統一したブランディング・PR

3 years 3ヶ月 ago

電話営業や顧客応対を可視化する音声解析AI搭載型のクラウドIP電話サービス「MiiTel」等を展開し、急速なユーザーの拡大が進む株式会社レブコム。近年重要視される企業のコミュニケーションデザインにおいて動画を活用する理由やその活用方法について、テクノロジー部門デザインディレクターの三浦様にお話をお伺いしました。

コミュニケーションデザインに不可欠な細かなニュアンスまで意思疎通できる

―まずは、御社の事業について教えてください。
三浦様:私たちはAI、VOICE、CLOUDを活用したソフトウェアデータベースの開発事業を行っており、「MiiTel」という文字起こしや感情分析をもとに”電話営業を可視化する”サービスを主軸に様々なサービスを開発・展開しています。

特に強みとしているのはAIの部分で、専門の研究開発部門「RevComm RCR」を持ち各種論文発表や大学との研究連携などを行っています。一般的なR&Dよりもかなり製品に直結した開発を行っていることも特徴で、例えばMiiTelに搭載している通話中の相手の感情を可視化する機能もこちらで開発したものです。

この機能は単純に声の雰囲気のみではなく文字起こしをした上で前後の文章をAIが分析し、その人の感情がネガティブなのかポジティブなのかを判断・可視化することができます。このようなAIを用いた機能の研究開発をベンチャーでありながら自社で行っているというところが他にはない特徴で、RevCommのミッションである『コミュニケーションを再発明し人が人を想う社会を創る』の実現に向けたサービス開発や向上に日々取り組んでいます。

―三浦様のミッションにおける課題は何でしたか。
三浦様:私はデザインチームのリーダーとして主にコミュニケーションデザインを担当しており、外部に発信するすべてのものに対してクオリティを担保することと、さらに内容を拡充していくことをミッションとしています。チーム発足は1年半前と比較的最近なのですが、それまではすべて外部のデザイナーに外注をしていて、さらに様々なデザイナーに部分的なオーダーをしていたのでUIを含めデザインの統一がなされていなかったことが課題でした。

プロダクトとユーザーの接点となるすべてのコミュニケーションに一貫性を持たせる顧客体験の設計は、プロダクトの扱いやすさ、UI/UXの向上など様々な観点からとても重要と考えていて、動画を含めた様々な取り組みとチームとしての成果もあり現在は統一がかなり進められてきています。

―今回の動画制作をCrevoにご依頼いただいた理由を教えてください。
三浦様:今回は2回目の依頼で、初めて依頼したのは「RevComm RCR」のWEBサイトに掲載するための動画制作でした。世界観を忠実に表現するためにLottieという新しい線画のアニメーション技術が使える方を探していて、そんな時にCrevoさんの豊富なクリエイターの中からぴったりな方が見つかったのがきっかけでした。

その時は何社かに問い合わせていたため、見積もりの前に金額感や納期が明確に記載されていてすごくわかりやすかったのも決め手となりよかったです。問い合わせ後も見積りがすぐ返ってきましたし、内容に対しての金額も魅力だと感じCrevoさんにお願いしました。

制作中も、こちらの難しいオーダーに対してかなり細かく対応してくださって、クラウドで動画の確認や修正指示ができるツール(※Crevoに動画制作依頼する際に活用可能な独自の制作管理ツール)でスムーズに進行ができたので、次回も何かあればお願いしようと思っていました。

今回の動画はどのようなシーンでの活用を想定されていましたか。


三浦様:コロナ禍以後増えてきているオンライン商談での解析サービス「MiiTel for Zoom」をMiiTelの発展形として2022年7月に正式ローンチをしまして、今回はそのプロモーション用動画を作っていただきました。販売代理店の方々がオンライン商談をする時、Zoomが開始されるまでの待機時間でお客様に視聴していただく用途で活用しています。MiiTel for Zoomを全く知らないであろうお客様にサービス概要を知ってもらうことを目的としていて、実際にその後の商談で「あの動画のサービスって何ですか?」とお声をいただくこともあり、導入の役割を担っています。

動画は何となく見ているだけで文字を読むよりキーワードをキャッチしやすいというメリットがあると思っているので、今回の動画では「文字起こし」や「音声解析」など重要なキーワードを盛り込んで、「どういったサービスなのか」をまず知ってもらうことを目標にしました。

当初はこのように販売代理店の営業担当者さまに活用いただくことを想定して動画を制作したのですが、お陰様で良い動画ができたので社内の営業担当者へも展開していこうと計画しているところです。

動画詳細ページはこちら

今回の動画制作で印象に残った点を教えてください。
三浦様:全体的にスピード感が素晴らしかったです。今回はそもそも1ヶ月弱程度での納品というスピード感が求められていたので、ワイヤーを私の方でなるべく詳細に起こして動きをつける部分をCrevoさんにお願いする方法で進行したのですが、ニュアンスでお伝えした指示に関しても的確かつスピーディーに反映して頂きました。

また、ナレーター選定に関してもすごくスムーズで、音声をいただいて社内で票を取ったのですがご提案がバリエーションに富んでいたからこそサービスの方向性にマッチする声の方を選びやすく、あまり票が割れることなくすぐに決めることができました。

Crevoさんの方でよしなに決めていただいたBGMに関してもイメージにぴったりで、なかなか伝えるのが難しいサービスのイメージを意思疎通できている感覚がありました。

本当の意味でのユーザーエクスペリエンス向上を実現したい

動画に期待することを伺えますか。
三浦様:今回改めて感じましたが、動画は静止画と比べてより深く情報を伝えることができます。競合が増えてきている中で、伝えるべきは価格のメリットや単純な機能だけではなく、「私たちのサービスでどのような未来が提供できるのか」という価値の本質の部分が重要だと思っているで、そのためには動画が欠かせないと思います。

―今後の展望を教えてください。
三浦様:オフィシャルサイトの刷新や動画制作などの取り組みを通してデザインの統一が進みましたので、今度は全方位にブランドを浸透させていきたいです。さらにブランディング、プロダクト、コミュニケーションデザインの連携を深め、すべてがユーザー視点で統一された本当の意味でのUX向上を実現したいと思っています。

そこでもやはり動画が必要ですし、Crevoさんには今後さらに上流部分からの制作を期待しているので、RevCommのブランディングをより理解した映像制作のパートナーとして強力なタッグを組んでいけるととてもありがたいです。今後はMiiTelのサービス紹介動画もデザインを新たに刷新したいと思っていますし、個人的には導入後の説明動画やサポートページでの解説動画など動画でのユーザーコミュニケーションをもっと増やしていきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします!

株式会社レブコムさまHP:https://www.revcomm.co.jp/

動画制作におすすめのCrevo

VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約13,000名以上のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!

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動画広告費、CTV向けがPC向けを上回る

3 years 3ヶ月 ago

サイバーエージェントとデジタルインファクトの共同調査によると、2022年の国内のビデオ広告費は前年比133.2%の5,601億円。デバイス別ではコネクテッドテレビ向けがPC向けを上回った。

サイバーエージェント、2022年国内動画広告の市場調査を実施
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=28533

noreply@blogger.com (Kenji)

2023年の家計状況は6割が「悪くなる」。理由は「値上げ」「期待できない賃上げ」など

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お金のオンライン相談サービス「お金の健康診断」を運営する400F(フォーハンドレッド・エフ)が実施した物価上昇と賃上げに関するアンケート調査によると、物価上昇を実感していると回答した割合は約98%に達した。

なかでも「非常に感じる」と回答した割合は約76%で、2021年7月の調査と比べると約20ポイント上昇した。

「お金の健康診断」を運営する400F(フォーハンドレッド・エフ)が実施した物価上昇と賃上げに関するアンケート調査 物価上昇を実感している割合
物価上昇を実感している割合

値上げによる家計への影響を聞くと、約半数が「値上がりによる家計への負担を非常に感じている」と回答。「やや負担に感じている」も含めると約90%が負担を実感している。

「お金の健康診断」を運営する400F(フォーハンドレッド・エフ)が実施した物価上昇と賃上げに関するアンケート調査 値上げりによる家計への影響
値上げりによる家計への影響

値上がりによって減らそうと考えている消費の第1位は「食費」、2位は「水道光熱費」、3位は「趣味費」。世帯年収別の回答結果を見ると、世帯年収1000万円未満は約53%が「趣味」の消費を減らすと回答している。

「お金の健康診断」を運営する400F(フォーハンドレッド・エフ)が実施した物価上昇と賃上げに関するアンケート調査 値上がりによって減らそうと考えている消費
値上がりによって減らそうと考えている消費

大企業を中心にベアを含む賃上げの動きが活発化しているが、「自身が勤める会社において賃上げの予定はない」と回答した割合は約53%。「賃上げされた、または賃上げの予定がある」と回答したのは11%にとどまった。

「お金の健康診断」を運営する400F(フォーハンドレッド・エフ)が実施した物価上昇と賃上げに関するアンケート調査 勤務先の賃上予定について
勤務先の賃上予定について

こうした状況を踏まえ、2023年の家計状況を聞いたところ、約63%が「非常に悪くなると思う」または「少し悪くなると思う」と回答。その理由として「止まらない値上げ」「ウクライナ情勢」「原発再稼働の見送り」「賃上げは期待できない」などがあがった。

「お金の健康診断」を運営する400F(フォーハンドレッド・エフ)が実施した物価上昇と賃上げに関するアンケート調査 2023年の家計状況について
2023年の家計状況について

家計対策では「節約」が最多。年代別・世帯年収別でも「節約」と回答する割合が多い。400Fは「物価上昇による家計圧迫から消費に消極的な姿勢が強く、2023年は消費の低迷が予想される」とコメントしている。

「お金の健康診断」を運営する400F(フォーハンドレッド・エフ)が実施した物価上昇と賃上げに関するアンケート調査 今後の家計対策
今後の家計対策

調査概要

  • 調査方法:Webアンケート
  • エリア:全国
  • 回答者:「お金の健康診断」ユーザー663人
  • 調査期間:2023年1月31日(火)〜2月2日(木)
瀧川 正実

「猫様の飼い主にとって買いやすく続けやすいサービスにする」。IoTデバイス+EC+データで“猫と一緒の生活”を支えるビジネスとは

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猫の健康を管理する「Catlog」を普及させ、継続的に利用してもらうには、まず飼い主にとっての利便性を高めなければいけない。そのために決済を重視し、「Amazon Pay」を導入したRABOに話を聞いた
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猫を飼う人にとって、猫は家族の一員であり、大切な存在だ。そんな家族と長く一緒にいられる世界をめざし、飼い主や猫自身も気付かないようなわずかな変化を検知して日々の健康を管理する「Catlogシリーズ」を開発したRABO。多くの飼い主や獣医師からの注目を集め、利用する猫の数は拡大し続けている。飼い主にとって、購入しやすく継続して使いやすいサービスにするために、自社ECでは買い物体験を重視する。伊豫愉芸子社長に、「Catlogシリーズ」や自社ECの取り組み、RABOの今後の目標について聞いた。

RABO 代表取締役社長の伊豫愉芸子氏
代表取締役社長の伊豫愉芸子氏

猫の体調のわずかな変化も早期検知する「Catlogシリーズ」

「世界中の猫と飼い主が、1秒でも長く一緒にいられるように 猫の生活をテクノロジーで見守る。」をミッションに、猫の体調や生活を見守る「Catlogシリーズ」を展開しているRABO。

RABOが登場したAmazonのテレビCM(詳細はこちら

猫専用の首輪型ウェアラブル端末「Catlog(キャトログ)」や、猫用トイレに敷くだけで排泄物の量や回数、体重などを記録する「Catlog Board (キャトログボード)」から得たデータを、飼い主がスマートフォンアプリで見られるサービスを提供している。

「Catlog」を付けていれば、飼い主が留守中でも猫の様子がリアルタイムで把握できるほか、運動量や食欲などのデータから、不調の兆候や給餌量の目安もわかるようになる

「Catlog」は、首輪に内蔵した超小型の加速度センサーで猫の行動データを24時間計測。首元の微細な振動がどの行動に当てはまるのか機械学習で判定し、健康を管理する
「Catlog」は、首輪に内蔵した超小型の加速度センサーで猫の行動データを24時間計測。首元の微細な振動がどの行動に当てはまるのか機械学習で判定し、健康を管理する

また、泌尿器疾患にかかりやすい猫にとって、「Catlog Board」は異常につながるわずかな変化の早期検知に役立つほか、ダイエット中の猫の体重・体調を手間なく管理することが可能となる。

「Catlogシリーズ」は、猫の予防医療に貢献する画期的なサービスとして多くの飼い主や獣医師から関心が持たれており、現在およそ2万匹の猫が利用しているという。

「Catlog Board」は、トイレの下に置くだけで排泄情報や体重を計測できるボード型IoTデバイス

セキュリティと利便性を重視、自社ECの決済に「Amazon Pay」を採用

「Amazon Pay」はAmazonアカウントを持つユーザーであれば、住所やクレジットカード情報などを入力する必要なく決済を完了することが可能。「Amazon Pay」を選ぶユーザーは多いだろうと判断し、ECサイトに導入している

RABOは従来からアマゾン ウェブ サービス(AWS)を利用したり、Amazon.co.jpに商品を出品しており、Amazonのサービスに対して厚い信頼を持っていたため、決済においても迷うことなく「Amazon Pay」の導入を決めたという。

自社ECを運用するうちに、クーポンの発行やサブスクリプションの導入など提供サービスの拡充を実現するため、利用していたASPサービスから2022年に自社開発で柔軟性の高いECサイトへと刷新。

ユーザーが選ぶ決済手段の割合は月ごとに変動はあるものの、およそ半数以上が「Amazon Pay」を選んでいることから、リニューアル後も決済手段はクレジットカード決済と「Amazon Pay」を用意した

RABOの決済手段はクレジットカードと「Amazon Pay」の2種類
決済手段はクレジットカードと「Amazon Pay」の2種類

RABOは「Amazon Pay」を利用する有効性について、伊豫氏は次のように話す。

EC事業者が自社で決済手段を作り込むことは難しく、特に私たちのようなベンチャー/スタートアップ規模の企業だと、セキュリティ対策の負担も大きくなる。その点、「Amazon Pay」はAmazonの堅固で世界水準のセキュリティレベルをそのまま享受できることが魅力だ。また、Amazonアカウントを持っている人は全国にたくさんいらっしゃるので、「Amazon Pay」は決してアーリーアダプターだけの決済手段ではない。「Catlogシリーズ」がターゲットとする「猫様を家族だと思って大切にしている人」という幅広い層からも、使いやすい決済手段になっている。(伊豫氏)

RABO 伊豫氏のファミリーの一員である猫はCCO(Chief Cat Officer)として重要な広報の役割を担っている
伊豫氏のファミリーの一員である猫はCCO(Chief Cat Officer)として重要な広報の役割を担っている

サブスクリプションにも対応できる「Amazon Pay」のメリットは大きい

「Catlogシリーズ」は、デバイス本体の「Catlog」「Catlog Board」を購入し、猫1匹あたり月額580円のアプリをダウンロードして利用する仕組みとなっている。

このほかにも、まずはお試しをしたいユーザー向けに、「Catlog」本体が月額690円で、「Catlog Board」本体が月額750円で一定期間利用できるレンタルプラン(アプリの月額利用料は別途必要)も用意している。

こうしたサブスクリプションのビジネスモデルにも、「Amazon Pay」は「Auto Pay」機能で対応できる。「Auto Pay」は、利用者が初回購入時に以降の支払い方法や配送先が設定できる機能で、次回からはその設定情報を使って事業者側で請求ができるため、ユーザーの手間が省けるようになる。

クレジットカード決済でも継続課金や定期支払は可能だが、初回の購入ステップも簡単な「Amazon Pay」がサブスクリプションにも対応しているメリットは大きいようだ。

Amazon Pay 「Auto Pay」の内容
「Auto Pay」の内容

販路の中でも自社ECの利用者が最多。だからこそ、決済ニーズまでくみ取るべき

「Catlogシリーズ」はRABOが提供している複数の販路のなかでも、説明が特に充実している自社ECサイトで購入するユーザーが最も多いという。だからこそ、カスタマーエクスペリエンスに大きな影響を与える自社ECの決済手段を重要視している

「Amazon Pay」の手数料は、一般的なクレジットカード決済と比べて手数料が少し高い印象があるが、それ以上に導入する意味合いは強いと伊豫氏は話す。

「Amazon Pay」で決済するお客さまは多いので、途中で離脱することなく最後のコンバージョンまで至っていると実感している。「Amazon Pay」はお客さまの商品購入を後押しする効果もあるRABOにとっては機会損失しないためのトリガーになっていると捉えている。(伊豫氏)


「猫様の飼い主にとって買いやすく続けやすいサービスにする」。IoTデバイス+EC+データで“猫と一緒の生活”を支えるビジネスとは

離脱を防ぎ、高いコンバージョンと顧客満足を実現するためには、RABOのように事業者側から率先してユーザーに選ばれる決済手段を導入していくことが必要なのだろう。

今後の目標は「獣医療との接続」と「データを生かした新規事業」。グローバル展開も視野に

RABOは今後の取り組みとして、「獣医療との接続」と「データを生かした新規事業」の、大きく2つを掲げている。

RABOは猫を軸とした「獣医療との接続」「データを生かした新規事業」の新事業展開を進めていくという
猫を軸とした「獣医療との接続」「データを生かした新規事業」の新事業展開を進めていくという

これまでの動物病院は、猫が来院したときの状態と、飼い主への問診しか診察材料がなく、また飼い主も猫を24時間見ているわけではないので、非常に限られた情報だけで診察するほかない。

こうした現状を打開するため、まずは「Catlogシリーズ」で定量的に猫のデータを取得し、普段の猫の様子や情報が細かく獣医師に接続できるようになる世界を広げていくことがRABOの第一の目標だ。

たとえば、猫の排尿状況から体調変化の兆候を把握するのも「Catlogシリーズ」で可能だ。猫のトイレの回数が増えた場合、何度もトイレに行っているだけのように見えても、「Catlog Board」のデータを見れば、実際は排尿をしていなかったということも把握できる。そうすると、「何か泌尿器系のトラブルがあるかもしれない」という裏付けがデータから得られるようになり、最善のタイミングで医療を受けられるようになる。

実際、RABOが行ったユーザーアンケートによると、「『Catlogシリーズ』がきっかけで泌尿器系のトラブルに気付いた」というユーザーが82%にも達したほどで、猫の細かな健康管理に役立っていることは明らかだ。

現時点では、診察時に飼い主がスマートフォンアプリで猫の情報を見せるといった使い方が多いようだが、なかには飼い主と獣医師がアカウントを共有して、一緒に猫の体調管理をしているケースもあるという。

次いで、人の世界でもバイタルデータが商品開発や新サービスに生かされているように、「Catlogシリーズ」で取得したデータを、次の事業に生かしていく目標も立てている。

「Catlog」シリーズに蓄積された行動ログデータや体重・排泄データなどを活用した研究機関「Catlog総合研究所」を2021年に設立した
「Catlog」シリーズに蓄積された行動ログデータや体重・排泄データなどを活用した研究機関「Catlog総合研究所」を2021年に設立した

猫様の行動、食事、排泄、運動量などのデータを、これほどまでに蓄積している企業は珍しい」と話す伊豫氏。フードやトイレ、保険など、猫の健康に貢献できる商品開発に、「Catlogシリーズ」の膨大なデータが役立つ可能性は無限に広がる。すでに、大手企業とも連携した独自製品の開発に取り掛かっているそうだ。

そして、ゆくゆくは「Catlogシリーズ」をグローバル展開したいと意欲を見せている。

技術的には「Catlog」をほかの生き物にも転用できるが、やはり生き物ごとに特徴も違えば、飼い主のインサイトもまったく違ってくるもの。人間用のモノをほかの動物に転用しても中途半端になってしまうように、その生き物に対してしっかり特化しなければ、プロダクトとして芯を食ったものにならないと思う。製品・サービスとしては今後も「猫様のために」を追求しながら、販路はグローバルに広げていきたいと考えている。そのときは、世界でサービスを提供するAmazonの価値がまた享受できればと期待している。(伊豫氏)


「猫様の飼い主にとって買いやすく続けやすいサービスにする」。IoTデバイス+EC+データで“猫と一緒の生活”を支えるビジネスとは
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朝比美帆
吉田 浩章

商品を知ったきっかけの多くは「TV・ラジオ」、買える場所を調べる方法は「Google・Yahoo!検索」

3 years 3ヶ月 ago

凸版印刷のグループ会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)が実施した商品探しに関するアンケート調査によると、

特定の商品を求めて複数店舗を探し回った経験について聞いたところ、52.5%が「経験がある」と回答した。探し回った経験のある商品カテゴリーは「食品・健康食品」が59.6%でトップだった。2位は「飲料・お酒」で30.6%、3位は「日用品」の23.5%。

一方、ユーザーの47.5%が「探し回ったことがない」と回答している。その理由は「欲しい商品が売っていなかったら別の商品を購入するから」(30代男性)など、特定の商品にこだわらず、なければ代用品を買うという声も多数あがった。

凸版印刷のグループ会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)が実施した商品探しに関するアンケート調査
特定の商品を求めて店を探し回った経験

探し回った商品を知ったきっかけを聞いたところ、「食品・健康食品」「飲料・お酒」「日用品」「玩具・ゲーム」など、13カテゴリー中7カテゴリーで「TV・ラジオ」がトップ。「化粧品」は「SNS」が1位で35.1%だった。

商品を買える場所を調べた方法では「Google・Yahoo!検索」が全カテゴリーで1位で、「公式サイト・アプリ」や「SNS」に大きな差をつけている。「TV・ラジオで見聞きした商品をネット検索で買える場所を調べる」という行動が一般的になっていると言える。

凸版印刷のグループ会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)が実施した商品探しに関するアンケート調査
探し回った商品を知ったきっかけ

商品を知ったきっかけのトップがSNSだった「化粧品」について、商品を知ったきっかけと買える場所の調べ方についての関係性を調べたところ、「TV・ラジオ」で知ったユーザーの調べ方トップは「Google・Yahoo!検索」の51.2%だった。

一方、「SNS」で知ったユーザーの調べ方トップは「Google・Yahoo!検索」が50.9%で、僅差で「SNS」が49.7%となった。化粧品に関しては、認知する方法も買える場所を探す方法もSNSを活用していることがわかる。

凸版印刷のグループ会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)が実施した商品探しに関するアンケート調査
商品を知ったきっかけと買える場所の調べ方について(化粧品)

ONE COMPATHは、「実際に商品を探し回るかどうかにかかわらず、販売機会の損失とならないように購入可能な場所の情報提供を行うことは、より顧客=ファンを増やすための重要な施策と言える」とコメントしている。

調査概要

  • 調査エリア:全国
  • 調査対象者:「シュフーポイント」会員(全年齢層の男女)
  • サンプル数:合計有効回答サンプル数6455人
  • 調査期間:2022年12月13~19日
  • 調査方法:インターネットリサーチ(自社調査)
石居 岳

自社のEC事業は「数字」だけに頼っていないか? マーケティングのプロが語る“CRMの落とし穴と重視すべきポイント | 「ECタイムズ」ダイジェスト

3 years 3ヶ月 ago
ECやD2Cのマーケティング、ブランディングに詳しいプラチナキャリアの代表取締役・大河内晃己氏が、CRMの落とし穴や重視すべきポイントを解説

今回は、ECやD2Cのマーケテイング支援などを提供するプラチナキャリアの代表取締役・大河内晃己さんにインタビューしました。17歳の若さでキャリアをスタートし、大企業から中小ベンチャーまで、多岐にわたる業界のマーケティングやブランディングに携わってこられた人物です。EC業界を知り尽くした、経験値が豊富な大河内さんだからこそ話すことができる、顧客理解やCRM戦略の重要性をお話いただきました。

サービス設計の上流から下流まで、さまざまな場面を経験した大河内さんの知見や考え方、そして熱意がぎっしりと詰まったインタビューになっています。

ECやD2Cのマーケテイング支援などを提供するプラチナキャリアの代表取締役・大河内晃己さん
※大河内さんは「ECのプロ」(編注:WUUZYが提供するEC専門の人材マッチングサービス)にも登録されています

 

大河内氏の人物像は? ECのマーケティング&ブランディングに強み

――まず、大河内さんのこれまでのご経歴についてご紹介をお願いします。

大河内:最初にキャリアをスタートしたのは17歳の時、不動産系の学生ベンチャーに創業メンバーとして参画したことが始まりでした。その後はフリーランスのような働き方で、SNSやWeb系のマーケティングや戦略設計の案件を受け持つなどしていました。

実際にビジネスの現場から上流まで幅広く濃い経験を積むことができましたし、現在の強みを形成する土台にもなっていると思います。

現在は独立して、EC系をメインにBtoC領域全般のマーケティングやブランディングのサポートを行いながら、商品の立ち上げなどにも注力しています。

――ここからは、実際の事例についてお伺いしていきます。まずは現在取り組まれている鈴木ハーブ研究所(編注:化粧品通販事業者)に関して、大河内さんは主にどのような業務を担当されていますか?

大河内:主にメルマガやLINE、同梱物などのCRMの設計をメインにしながら、オペレーションや管理体制の改善補助という形で取り組んでいます。

多くのEC事業者が抱える課題は“顧客理解”

――さまざまな企業との仕事に関わって行く中で、EC事業者が特に多く抱えている課題だと感じるものはありましたか?

大河内一番課題だと感じているのは、「顧客理解をどこまで深く理解できているのか」という点ですね。

これは多くのEC事業者に言えることですが、達成率や顧客の満足度などの指標を、LTVなどの数値目標だけに頼り、本当に肝心な顧客への理解が社内に行き届いていない、といった事例が案外少なくないのではないかと思います。

たとえば、サブスクリプション形式を取り入れている企業様であれば、解約理由1つをとっても、顧客によってさまざまな事情・背景があるはずです。

また、同じ商品の購入であっても、たまたま勧められて買ってみたのか、あるいは本当にそれが欲しいから買ったのかで、商品や企業への理解度、愛着などが全く異なってきますよね。

そういった数値だけではわからない要素が沢山あるはずなのに、そこになかなか目を向けられていない現状があると感じています。

顧客の解像度を上げる取り組みを提唱

――では、そのような数値だけに拘ってしまう状態に陥らないようにするには、どのような点に注目すれば良いのでしょうか?

大河内:お客さまのところに行ってインタビューをする、ペルソナを具体的に設定するなど、実際に顧客の解像度を上げる取り組みが大切です。

顧客のリアルな声を聞くことで、ブランドをどのように作り、どう訴求し誰に評価されたいのかといった点がより明確になっていきます。

顧客とのつながりが間接的なECであるからこそ、こうした点は特に大切なプロセスだと考えています。

大河内氏はECこそ「顧客のリアルな声」が重要だと指摘する
大河内氏はECこそ「顧客のリアルな声」が重要だと指摘する

――確かに、顧客が目に見えないからこそ、実際に会いにいくというのは大切なステップですね。

大河内:こうした顧客理解に中長期的に取り組むと同時に、メルマガやLINE、同梱物などを運用し、購入回数ごとにどのような施策を行うのかといったKPIを設定していきます。

その上で、2回目、3回目の購入にそれぞれどう反映させていくのかという検証を繰り返していくことになります。

“顧客目線”の訴求をかなえるマーケティング手法とは?

――ヒアリングを行い、ペルソナやターゲットが明確になっているかどうか、そして数値目標をしっかりとモニタリングできる管理体制があるかどうかが大切なんですね。

大河内:そうですね。その他にも、たとえば訴求効果の強い口コミを活用するなど、色々なデータの活用方法・切り口が考えられます。その上で、本当に今の施策が正しいのかどうか常に議論して、どう実行するのかに落とし込んでいけば良いと思います。

こうした取り組みで顧客理解が深まれば、ブランディングやプロモーションの方法も変化していきますし、それによってより顧客目線での訴求も可能になるはずです。

また、ブランドのアイデンティティを、社内でしっかりと共有できているかどうかも重要です。単に商品を開発して売ったり、数字だけを追ってしまったりするのではなく、ブランドとしてどうなりたいのか、何をしたいのか、なぜその商品を作っているのかといった点を、もっと会社として作り上げていく活動が必要だと考えています。

どんな人にどのような価値を届けたいのかという点で、会社全体で同じ方向性を共有していることが大切ですね。

顧客同士のコミュニティ構築を促すと、売上アップの好循環が生まれる

――まざまな業務に熱心に取り組まれている大河内さんですが、現在挑戦されている事を教えていただけますでしょうか?

大河内:口コミコンテンツやロイヤリティの高い顧客を集めたコミュニティの運用に取り組んでいます。

具体的には、その企業のサービスや商品が好きなユーザーだけを集めて、LINEグループのようなコミュニティを作ります。そのコミュニティの中で、たとえば新商品のサンプルレビュー会などのイベントを企画したり、特典を付与するといった活動を行います。

そうすることで、そのコミュニティのメンバーのSNSや口コミを通してサービスが周囲にも広がっていく、という循環を生み出すコミュニティを構築することを目的にしています。

コミュニティの構築によって、SNSや口コミから売り上げ向上につながる
コミュニティの構築によって、SNSや口コミから売り上げ向上につながる

――大河内さんは企業のサポートに入る上で特にどのようなことを意識されていますか?

大河内:意識している点は、「依頼されている仕事以上のアウトプット」です。表面的に依頼されたタスクだけをこなすのではなく、もっと本質的なところから作り直そう、という意識をいつも持っていますね。

その上で、会社全体やオペレーション全体を俯瞰(ふかん)して、第三者としての客観的な意見を伝え、改善につなげることを重視しています。

――最後に、大河内さんの今後の目標についてお聞かせください。

大河内:最終的には人材系、労働人口減少の問題に貢献していくことが大きな目標です。これまで大企業から中小企業、代理店やスタートアップまでさまざまな業態の企業と関わってきましたが、共通して言えるのは、「とにかく人が足りていない」という点なんです。

やりたいことがあっても、それに必要なスキルや知識を持った人材がそもそもいない。今後日本の労働人口がさらに減少していく中で、そうした人材の問題を解決することで社会に貢献することができれば良いですね。新しい価値を生み出せる人材をたくさん育て、幅広く活用していきたいと思っています。

ECタイムズ

最も利用しているスマホ決済サービスのトップは「PayPay」で2位は「楽天ペイ」。利用サービス数の平均は2.7個

3 years 3ヶ月 ago

MMDLaboが運営するMMD研究所が発表した「2023年1月スマートフォン決済利用動向調査 第1弾」によると、最も利用しているスマホ決済サービスのトップは「PayPay」だった。調査対象は18歳~69歳の男女2万5000人。期間は2023年1月27日~1月31日。

普段の支払い方法「スマホ決済」が2022年から6.2ポイント増加

調査対象者全員に普段の支払い方法について聞いたところ、トップは「現金」(85.6%)で、次いで「クレジットカード」(70.8%)「スマホ決済(タッチ式、QRコード式含む)」(49.8%)だった。

MMD研究所 調査データ スマートフォン決済利用動向 普段の支払い方法
普段の支払い方法(n=25000/複数回答可、出典:MMD研究所)

上記の結果を年別で比較すると、2022年1月と比べて最も増加した支払い方法は「スマホ決済」で6.2ポイント増加していた。最も減少した支払い方法は「カード型の交通系以外の電子マネー」で1.7ポイント減少していることがわかった。

MMD研究所 調査データ スマートフォン決済利用動向 普段の支払い方法 年別で比較
普段の支払い方法(n=25000/複数回答可、年別比較、出典:MMD研究所)

62.6%がスマホ決済サービスを併用している

「スマホ決済サービスを利用している」と回答した人に、利用しているスマホ決済サービスについて聞いたところ、「1サービスのみ利用している」は37.4%、「複数のサービスを利用している」は62.6%だった。

サービス別で見ると、QRコード決済サービスで1サービスのみ利用している人は47.8%、複数サービスを利用している人は52.2%だった。スマホ非接触決済サービスで1サービスのみ利用している人は57.3%、複数サービスを利用している人は42.7%となった。

MMD研究所 調査データ スマートフォン決済利用動向 スマホ決済サービスの併用有無 決済方法別
スマホ決済サービスの併用有無(決済方法別、出典:MMD研究所)

「スマホ決済サービスを現在複数利用している」と回答した人の利用サービス数をみると、2個が40.3%、3個が24.0%となった。スマホ決済サービス現在利用者全体の平均利用個数は2.7個だった。

MMD研究所 調査データ スマートフォン決済利用動向 利用サービス数
スマホ決済サービス併用者の利用個数(n=9802、出典:MMD研究所)

最も利用している決済サービスのトップは「PayPay」

調査対象者全員に現在利用しているスマホ決済サービスについて聞いたところ、トップは「PayPay」(41.2%)で、次いで「楽天ペイ」(19.4%)「d払い」(18.8%)だった。

次に、「QRコード決済サービスとスマホ非接触決済サービスをどちらも現在利用している」と回答した人に、最も利用しているスマホ決済サービスを聞いたところ、最多は「PayPay」(31.2%)で、次いで「楽天ペイ」(15.0%)「d払い」(14.2%)だった。

MMD研究所 調査データ スマートフォン決済利用動向 現在利用しているスマホ決済サービス スマホ決済サービスシェア
スマホ決済サービスシェア(上位10位抜粋、出典:MMD研究所)

QRコード決済トップは「PayPay」、非接触決済は「モバイルSuica」

また、「QRコード決済サービスを現在利用している」と回答した人に、最も利用しているQRコード決済サービスを聞いたところ、トップは「PayPay」が50.0%、次いで「d払い」が16.8%、「楽天ペイ」が16.4%となった。

「スマホ非接触決済サービスを現在利用している」と回答した人に、最も利用している非接触決済サービスを聞いたところ、「モバイルSuica」が23.4%で最多、次いで「Visaのタッチ決済」が16.7%、「iD」が16.5%だった。

MMD研究所 調査データ スマートフォン決済利用動向 最も利用しているスマホ決済サービス 決済方法別
最も利用しているスマホ決済サービス(決済方法別、上位5位抜粋、出典:MMD研究所)
調査実施概要
藤田遥

アニメーション動画の制作方法は?個人・外部委託で作成するメリットやデメリットについて解説

3 years 3ヶ月 ago

ブランディングやプロモーションに課題がありアニメーション動画の制作を検討する際、「アニメーション動画を作るには何から始めたらいいか」、「外部に委託するべきか」といったことに悩まれる方は多いのではないでしょうか。
本記事では「外部に委託するか悩んでいる方」、「作成・制作手順を知りたい方」に向けて、アニメーション動画の制作方法や外部に委託して制作するメリットやデメリットをご紹介します。

アニメーション動画の種類

「アニメーション動画」には、さまざまなアニメーションの種類があります。
この章では、アニメーション動画の種類として代表的なものを7つご紹介します。

イラストアニメーション動画

イラストアニメーション動画は、世間一般的にイメージされる、アニメーション動画の代表的な例です。主に絵画で変形・造形が行われたイラストが用いられます。

シンプルなビジュアルなので視聴者も違和感なく見ることができ、感情移入してもらいやすいことがメリットです。また、シンプルなアニメーションのため視聴者の記憶や印象に残りやすい点も特徴です。

主に、サービス紹介の動画に利用されることが多く、適しています。

モーショングラフィックス動画

モーショングラフィックス動画は「静止画像に動きを加えたアニメーション」といっていいでしょう。何らかの画像や図形、ロゴや文字などの素材を自在に動かす手法を指します。

たとえば企業のロゴマークや静止画を動かし、動く文字などを組み合わせることで、商業施設の宣伝などにも広く利用できます。イラストのアニメーションに比べて編集が容易で、ブランディング動画をはじめ幅広い用途で利用することが可能です。

タイポグラフィ動画

タイポグラフィ動画は主に、「文字に動きをつけるアニメーション動画」のことを指します。

モーショングラフィックスと混同されがちですが、モーショングラフィックスは主に画像やロゴ、タイポグラフィは主に文字に動きをつけます。

アニメーション動画において非常に重要な情報である「文字」に動きをつけることで、より訴求力の高い動画を制作ができます。
用途としては、主にプロモーション動画に使用されることが多く、尺の短い動画で高い効果を発揮するのが特徴です。

ストップモーション・アニメーション動画

ストップモーション・アニメーションは、「動きのない静止画を連続で投影することで、あたかも動いているかのように見せる動画」のことを指します。イメージとしては、「パラパラ漫画」が似ているといえます。

通常のアニメーションに比べ、いい意味で動きが荒いため視聴者にあたたかみと親しみやすさを与えることができます。

ブランデッドムービーなどをはじめ、ポジティブなシーンに幅広く適用が可能です。

インフォグラフィック動画

インフォグラフィック動画は、主に「データ情報をわかりやすく表現した動画」を指します。

たとえば「パワーポイントでのプレゼン動画を複雑化したもの」をイメージするとわかりやすいでしょう。図形や静止画などを用いて、数字やデータ・グラフなどの情報などを視覚的に表現することが可能です。

一見では難しいデータ情報が理解しやすく動画にできるため、企業のIR紹介動画や、サービス紹介動画に適しているのが特徴です。

3Dアニメーション動画

3Dアニメーション動画は、コンピューターで作成された立体的なイラストを動かす形式の動画です。

グラフィックスなどで作成された人物・キャラクターに動きをもたせることで、近未来的な雰囲気の動画を制作できます。

コンピューターを用いた制作のため、実写ではできない自由自在な表現が可能です。もちろん、非現実的な動画の作成も可能な点もポイントとなっています。

そのため、プロモーション動画などの制作によく用いられる手法です。

2.5Dアニメーション動画

2.5Dアニメーション動画とは、「2Dアニメーションをあたかも3Dアニメーションのように見せている動画」です。アイソメトリックデザインと呼ばれており、3Dほど立体的ではありませんが、まるで斜め上から見下ろしているかのような表現が用いられる点が特徴です。

3Dより料金相場を抑えて制作でき、動画を通して商品やサービスが世界観を具体的に表現できることが特徴です。

アニメーション動画を活用するメリット

アニメーション動画を活用すれば、さまざまなメリットを得ることができます。

具体的なメリットとしてあげられるのは、以下のとおりです。
・視覚的に伝わりやすい
・現実では実現できないことを表現できる
・コストを抑えて制作が可能

この章では上記のメリットを、それぞれ順を追ってご紹介します。

視覚的に伝わりやすい

アニメーション動画を活用する最大のメリットとして、「視聴者への伝わりやすさ」があげられます。

アニメーション動画は文字と画像のみの情報と比べて、視覚的な表現が可能です。そのため視聴者に正確な情報を短い時間で伝えることができます。

文字と画像の場合、少なからず視聴者の解釈に違いが生じます。その点動画なら、商品やサービスを具体的に表現できるため個々の解釈に左右されることなく、スムーズに想像させることが可能です。

現実では実現できないことを表現できる

アニメーション動画のメリットとして「現実では実現できないことを表現できる」点もあげられます。

たとえばモーショングラフィックスのような、画像・図形・文字を組み合わせる動画は、実際の撮影では表現できません。また3Dはもちろん、ストップモーションのようなパラパラ漫画調の表現も、アニメーション動画ならではの表現方法といえます。

このようにアニメーション動画は、実現できないことも自由自在なアイデアで表現できるため、視聴者の感情移入を促進し、強い訴求ができるようになるのがメリットです。

コストを抑えて制作が可能

比較的コストを抑えた制作が可能な点も、アニメーション動画のメリットといえます。

近年、アニメーション動画は、個人でもパソコンを使用して制作ができるようになりコストを抑えて制作も可能です。実写に比べて人件費や機材費と言ったコストがかからないため、制作費用を抑えることが可能となっています。

ですが個人でパソコンで制作ができる一方で、制作会社が作成した動画と比べ、クオリティの面で劣ってしまうことも考えられます。

アニメーション動画のターゲットや制作の目的を明確にした上で、検討することが重要です。

関連記事
アニメーション動画制作・映像制作

【個人制作】アニメーション動画を作成する手順

この章では、個人の方が制作する場合の、アニメーション動画の作成手順をご紹介します。

個人の方が制作する場合、主な手順は以下のとおりです。
1.アニメーション構成を考える
2.作成の流れを絵や文字で作成する
3.ツールを使って動画編集をする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

アニメーション構成を考える

まずはアニメーションの構成を考えることからスタートします。

動画のテーマを決める重要なプロセスのため、
・どんな目的で
・誰をターゲットに
・何を伝えるのか
・最終的にどういう状態を目指すのか

といったことを明確にしなければなりません。

アニメーション構成は、動画における骨格の部分です。たとえば骨組みがしっかりしていない建物は、当然作りが甘いうえ、建設後の不安もつきまとうものです。アニメーション動画も同様で、まずは骨格をしっかり定めたうえで、制作に着手することが大切です。

作成の流れを絵や文字で作成する

アニメーションの構成が定まったら、次に作成の流れを絵や文字で作成するプロセスに進みます。「絵や文字で作成」というのは、主に「絵コンテの作成」を指します。

絵コンテとは、「大まかなアニメーションのストーリーや詳細を絵で表したもの」です。

この絵コンテの作成には、主に以下の情報が記載されます。
・シーンそれぞれの構図
・カメラワーク・人物やキャラの挙動
・効果音・BGM・セリフ
・カットの秒数
・そのほか

「絵コンテ」とはいうものの、絵やイラストのみで表現されるだけでなく文字も含まれます。アニメーション制作における設計図と考えていいでしょう。

ツールを使って動画編集をする

アニメーション構成や絵コンテが定まったら、いよいよツールを使った動画編集作業が行われます。ツールとは主に「何らかの編集ソフト」のことで、代表的な編集ソフトには以下のような種類があります。

・PowerDirector 365
・Adobe Premiere Pro
・DaVinci Resolve

また動画編集作業においてもプロセスは細分化されており、大まかに分けると以下の通りです。

1.動画のテンプレートを選択する。
2.素材の尺、および順番を合わせる。
3.人物やキャラクターに動きをつける。
4.テロップやナレーション、BGMを追加する。
5.動画の書き出しを行う。
6.ファイル形式を選択する。

まずはテンプレートを選択し、それに合わせた編集作業に入ります。イメージ通りのテンプレートがない場合、素材を読み込む作業から始めることが大半です。

素材を読み込んで一通り動きが再現できたら、書き出し作業に移ります。書き出し作業は動画の長さや画質・パソコンのスペックによってかかる時間が大きく変動します。

動画を編集できるスペックがないパソコンの場合、膨大な時間を要することもあるので、注意が必要です。

【外部委託】アニメーション動画を制作する手順

ここまで、個人制作の場合のアニメーション動画制作の手順をご紹介しました。

この章では「外部に委託して制作した場合」の、アニメーション動画の手順を解説します。

主な制作手順は以下のとおりです。
1.打ち合わせ
2.企画
3.素材・イラスト制作
4.編集
5.MA
6.納品

個人制作と比較して、プロセスは細分化されていることが特徴です。大きな違いとしては、「打ち合わせ」「企画」「MA」のようなプロセスが含まれます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

アニメーション動画制作を依頼した場合の流れ①打ち合わせ

外部委託でアニメーション動画を制作するとなった場合、まず行われるのが、「打ち合わせ」です。

アニメーション動画によって視聴者に伝えたいことや、企業様が得たい成果などをヒアリングし要件の整理を行います。

具体的に打ち合わせる内容としては、以下のとおりです。
・アニメーション動画を作る目的
・狙うターゲット層
・予算や納期
・アニメーションの表現方法

これらの中でも、「目的」「ターゲット層」「予算や納期」の3つは、打ち合わせの前にあらかじめ社内で決定しておくとスムーズに打ち合わせが進みます。

アニメーション動画制作を依頼した場合の流れ②企画

綿密な打ち合わせが終了したら、次に行われるのが「企画」です。

企画では主に、打ち合わせの段階で得た要望や条件にもとに、制作の全体のシナリオや流れ、キャストやスタッフの動き、ナレーションの有無などを明確化します。

最終的にそれらの情報がまとめられる場所が「絵コンテ」です。「絵コンテ」はアニメーション動画制作における設計図のようなもので、制作における重要な情報が記載されています。

この絵コンテに沿って制作作業が進められ、納品まで進めるのが一般的です。絵コンテは制作会社のみならず、発注した企業にも共有されます。

アニメーション動画制作を依頼した場合の流れ③素材・イラスト制作

絵コンテの確認が終了したら、次に行われるのが撮影やイラスト・素材の制作作業です。

企業様の要望に合わせたイラストや素材を集めたり、必要に応じてCGなどを用いた制作が行われます。
素材やイラストが完成したら、依頼した企業に確認を行います。要望に沿ったものか確認することが重要です。

アニメーション動画制作を依頼した場合の流れ④編集

撮影やイラストの素材制作などが終了したら、次に行われるのが「編集」の作業です。

撮影した映像や制作したイラスト、素材などを絵コンテの内容に合わせて編集します。

編集とは主に、出来上がった素材やイラストに、テロップやBGMなどを加えてアニメーション動画を完成形に仕上げていく作業です。この編集作業でアニメーション動画の出来栄えは大きく変わるため、重要な工程になります。

この編集段階では基本的に、発注した企業様が編集について指示を出すことが可能です。少しでも気になった点があれば、遠慮せずに伝えましょう。

アニメーション動画制作を依頼した場合の流れ⑤MA

編集作業が一通り終了したら、次に行われるのが「MA」と呼ばれる作業です。

MAとはMulti Audio(マルチオーディオ)の略で、編集が済んだアニメーション動画に音声やナレーション、BGMを吹き込む作業のことを指します。アニメーション動画における、「音」に関する最終調整の作業です。

数百万円単位の大規模なアニメーション制作の場合、専用のスタジオを借りて音声やナレーションの録音が行われます。専用スタジオには音響効果や選曲を担当する音響エンジニアが同伴するケースが大半です。

アニメーション動画制作を依頼した場合の流れ⑥納品

編集やMA業務を経て編集作業が完了したら、いよいよアニメーション動画の納品です。もちろん出来上がった動画は、企業様が希望するファイル形式に変換された形での納品です。

【個人制作と外部委託】アニメーション動画を作成する方法

アニメーション動画を制作する方法は、発注する制作会社ごとに大きく異なります。何がそれぞれどう異なるかわからない方も少なくないでしょう。

この章では、アニメーション動画を作成する方法を、「個人制作の場合」と「外部委託の場合」に分けて、それぞれくわしく解説します。

個人制作の場合

個人制作の場合で、アニメーション動画を作成する方法としては、主に以下のようになるでしょう。
・アニメーション動画を作る目的を定める
・アニメーション構成を立てる
・絵コンテを作成する
・イラスト・画像・素材を集め、ソフトに取り込む
・編集を行い動画化していく
・完成

まずはアニメーション動画を作る目的を明確にしましょう。「認知度アップ」や「販売促進」など、何かしらの目的・ゴールがあることで、完成する動画の内容も変わります。構成もしっかり作り込まないと、制作中に方向性がブレる可能性も高くなってしまいます。

また編集ソフトでの取り込みや編集の作業を行う必要があるため、個人でアニメーション動画を作るなら、ソフトを扱うスキルは必須です。

アニメーション動画を自作するメリット

アニメーション動画を自作するメリットは、大きく以下があげられます。

・費用がかからない
・編集ソフトや動画編集のスキルが身につく

外部委託では高額な制作費用がかかってしまうところ、個人制作ならほとんどお金はかかりません。編集ソフトの使用料金さえ用意できれば、すぐにでもアニメーションの制作に取りかかることができます。

また自らで編集することで、ソフトを扱うスキルが上達するでしょう。また、世の中の優れた動画を複数参考にすることで、動画編集におけるクリエイティブな思考も鍛えられる点もメリットです。

アニメーション動画を自作するデメリット

アニメーション動画を自作するデメリットとしては、以下があげられます。
・制作までの時間がかかる
・プロと比較してアニメーション動画の品質が劣る

「アニメーション動画を作りたい」と思い立ってからリリースするまでの期間が、外部に委託した場合に比べて圧倒的に長くなる点がデメリットです。企業ぐるみで複数人で制作に取り組むのと、一人で個人的に制作に取り組むのとでは、進捗に大きな違いが生じます。

もし動画制作に慣れていない初心者だった場合はなおさらです。テロップの入れ方や音声の挿入など、都度調べながら行えば、膨大な時間がかかってしまいます。

またプロと比較して、どうしてもアニメーション動画の品質が劣ってしまう点もデメリットです。動画は数秒のインパクトで視聴者に与える印象は変わります。素人のようなクオリティのアニメーション動画では、逆効果になってしまうこともあるため注意が必要です。

外部委託の場合

外部委託の場合で作成する方法としては、主に以下です。
・アニメーション動画を作る目的を定める
・発注する外部業者を選定する
・打ち合わせを行う
・完成した絵コンテや詳細に目を通す
・編集や調整など、制作中のこまめなチェックを行う
・完成した動画を受け取る

個人の制作同様に、目的を定めるところから始めます。どんな目的を達成したくてアニメーション動画を作るのか、ゴールを明確にすることが必要です。

個人で制作されるよりも、制作専門の担当者がヒアリングしてもらえるため、依頼者の想像を超える企画が生まれたりします。専門の担当者が段階を踏んでサポートされるため制作会社に依頼する強みとして考えられます。

綿密な打ち合わせの後、それをもとに作成・共有される絵コンテを確認します。また制作中も認識の齟齬などが生じないよう、こまめに進捗をチェックすることが大切です。

外部に委託とはいえ丸投げではなく、なるべく的確な指示や要望はこまめに出すことをおすすめします。

アニメーション動画を外部委託するメリット

アニメーション動画を外部に委託する最大のメリットは、アニメーション動画の仕上がりの良さがあげられます。

やはりプロの制作会社となると、アニメーション動画に関する知識や技術が豊富です。素人が制作したアニメーションと比較しても、雲泥の差が生じることを実感できます。動画のインパクトやシナリオ、その仕上がりは、プロモーション効果を最大限に利用することが想定できます。

また外部委託は、時間軸で考えてもメリットが大きいです。もしアニメーション制作の経験が全くない方だった場合、制作に膨大な時間がかかります。「その時間で自社のどんな業務ができるか」を考えると、損失は大きいでしょう。

必要なのは「要望を伝えること」と「仕上がりをチェックする手間」のみですが、企画で想定した内容であるか注意して確認が必要です。

アニメーション動画を外部委託するデメリット

アニメーション動画を外部委託するデメリットは、やはり制作コストがかかることでしょう。個人で作る場合、編集ソフトの使用料金のみで制作できるので、金額には圧倒的な違いがあります。

とはいえ動画は仕上がりの品質が最重要なので、「素人クオリティを避けるためにも、外部へ委託することは必要な投資」と考える方が大半です。

また、打ち合わせや認識合わせ、さらに制作途中の詳細確認といったところで、多少時間が取られてしまうこともデメリットです。個人で制作する場合にかかる時間と比べて作業時間に縛られることはありません。アニメーション動画を制作する目的に合った動画制作をおすすめします。

まとめ

本記事では「個人制作」と「外部委託制作」それぞれのアニメーション動画の制作方法や手順・メリットやデメリットを解説しました。

個人制作や外部委託ともにメリット、デメリットがあります。

ですが「制作したい動画がどういうものなのか」「制作する目的」によって依頼は変わります。動画を外部に委託することでより高いプロモーション効果を期待できたり、制作の工数を大きく削減できるなど、確実なメリットと費用対効果が得られるでしょう。

アニメーション動画を制作する目的やターゲットに対してどのように訴求したいのかを検討し、制作をすることをおすすめします。

crevoAdmin

東武鉄道がネット通販事業に進出、グループ共通ポイント「TOBU POINT」会員向けにECサイト「TOBU MALL」を展開

3 years 3ヶ月 ago

東武鉄道は、東部グループ企業が出店するECサイト「TOBU MALL(トウブ・モール)」をオープンする。

東武グループの共通ポイント「TOBU POINT(トブポ)」会員向け新サービスとして展開。、鉄道グッズや体験イベントのデジタルチケットなどを販売する。

ECサイトの名称は「TOUB MALL」。東武バス、東武百貨店、東武トップツアーズ 東武ホテルマネジメント、日光金谷ホテル、東武商事、東京スカイツリー、東武動物公園などが出店する。

鉄道・バス関連グッズや鉄道体験イベント販売、東武グループのホテル関連商品など、東武グループならではの特色ある商品のほか、東京スカイツリーなど東武グループのレジャー施設の入場券が購入できるデジタルチケット機能を用意する。

東武鉄道は、東部グループ企業が出店するECサイト「TOBU MALL(トウブ・モール)」をオープン
商品画面のイメージ

「TOBU POINT」が「TOBU MALL」の買い物でたまり、1ポイント(1円)単位で買い物に利用できる。たとえば、東武百貨店や東武ストアなどの実店舗でためたポイントを、ECサイトで利用することが可能。ポイントの付与率は出店店舗や商品によって異なる。

「TOBU POINT」がたまる・使う機会を増やすことでサービス価値向上。各種リテール商品の新たな販路開拓を推進する。東武グループはデジタル市場での収益をグループ収益の柱の1つとして捉えている。「TOBU POINT」アプリとの連携によるデータ価値の最大化を図り、便利で魅力的なサービスを推進していく。

石居 岳

コメリがホームセンター通販「コメリドットコム」にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入

3 years 3ヶ月 ago

コメリは、ホームセンター通販サイト「コメリドットコム」に、EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入した。

絞り込み項目の変更、関連商品情報の表示を実装

「コメリドットコム」は、暮らしに役立つ総合ホームセンターとして、さまざまな分野の商品を取り揃え、リーズナブルな価格で提供する通販サイト。

電動工具、家具・照明など、商品の種類に合わせて絞り込み項目が自動で切り替わり、スペックや使用目的に合わせた検索を実現する。

コメリ コメリドットコム ZETA SEARCH 絞り込み機能 商品の種類に合わせて絞り込み機能が自動で切り替わる
商品の種類に合わせて絞り込み項目の変更が可能に

また、商品検索時、サジェスト内に検索結果だけでなく「商品名」「カテゴリ」を掲示し、探している商品や関連情報をスムーズに探せるようサポートする。

コメリ コメリドットコム ZETA SEARCH 商品や関連情報をスムーズに探せる
入力文字から関連商品情報を表示する

「ZETA SEARCH」とは

ECサイト内の検索における「絞り込み」「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したEC商品検索・サイト内検索エンジン。

キーワード入力時のサジェスト機能や、もしかして検索、ドリルダウン式の絞り込み、事前に検索結果の該当数を表示するファセットカウントなど、多数の検索機能を有している。

JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
「ZETA SEARCH」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥

楽天の国内EC流通総額は12.3%増、アマゾン日本事業の売上高は5.7%増。勢いはどっちにある?【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

3 years 3ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年2月13日~2月19日のニュース

楽天の通販事業は順調に成長しているようですね。一方アマゾンの日本事業はひと桁成長にとどまりました。楽天がこのままの勢いで伸びていくのか、アマゾンが巻き返すのか、今後の両社の動きが気になります。

モバイルの赤字が目立つけれど、ECは順調に成長しています

楽天、国内EC流通総額は12.3%増の5.6兆円 三木谷浩史社長「アマゾンより良い」と見解 | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/8101

楽天グループ(楽天)の2022年12月期における国内EC流通総額は、前期比12.3%増の5兆6301億円だった。コロナ禍の需要拡大が収まりつつある中、引き続き高い成長を維持している。三木谷浩史社長は、「アマゾンは公表していないが、(国内EC流通総額は)われわれの方が良いと推測している」と語る。

アマゾン日本事業の売上高は約3.2兆円、ドルベースは243億ドル(前期比5.7%増)【Amazonの2022年実績まとめ】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10620

全体の流通総額のうち第三者による販売は6割程度、手数料収入は平均して第三者販売額の約10%という推定を前提に、円ベースの売上高から「Amazon.co.jp」の流通総額を算出すると6兆円程度に達していると推測される。

Amazonの流通総額は推定になりますが、楽天とAmazonの流通総額はあまり差がなくなってきているようです。楽天の国内EC流通総額は前期比12.3%増、Amazon日本事業の伸び率は前期比5.7%増。こちらの記事を見るとAmazon全体や他の国と比較してもAmazonの日本事業は伸びが鈍化しています。となると、三木谷氏が話すように楽天がリードしている可能性もあります。

楽天はモバイルの赤字ばかりがクローズアップされていますが、通販に関しては順調に成長しています。送料無料ラインの設定、SKUプロジェクト、配送品質向上制度などAmazon並みの便利さに近づくためのプロジェクトも確実に進んでいるので、Amazonがどのように対抗してくるのかがポイントになってきそうです。

関連記事
楽天グループの流通総額は12%増の5.6兆円、ファッション事業は1兆円を突破【2022年国内ECの業績まとめ】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10650

今週の要チェック記事

消費者委員会、ECのチャット勧誘に「新たな規制」求める声 電話勧誘販売との類似性を指摘 | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/8096

第11回 デジタル化に伴う消費者問題ワーキング・グループ | 内閣府
https://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/digital/011/shiryou/index.html

チャットというよりもSNSのDMやLINEでの勧誘の規制です。Web接客ツールのチャットはどうなるのでしょうか?

ヤフーは「楽天市場」「Amazon」よりも売上を伸ばしやすい? 専門コンサルが伝授する「Yahoo!ショッピング」攻略法 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10592

まずは検索対策。とはいっても独自の仕様なのでそこを理解してから。

広告運用の視点で考えるASPカートの選び方。ECサイト運営者におすすめはコレだ! | キーワードマーケティング
https://www.kwm.co.jp/blog/recommended-cart-system/

作りやすさ、管理しやすさなどカート選びは色々な目線がありますね。関係者に確認してから決めないと危険。

自社サービスをShopify Hydrogenに移行しました | non-standard world
https://www.non-standardworld.co.jp/26109/

「早く行きたければLiquidでいけ、遠くへ行きたければHydrogenでゆけ」。将来の成長を考えているのなら「Hydrogen」とのこと。

辻正浩氏が語る、SEOに携わる者の責務と未来 | Marketeer
https://marketeer.jp/tsuji/

話題の「ChatGPT」などについても言及しています。自社ECの人は読んでおかないといけない記事です。

ふるさと納税の返礼品経費、138市町村が基準を超過…「寄付の5割以下」守られず | 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230215-OYT1T50326/

送料、仲介サイトの手数料、ポイント負担が要因とのこと。

【コンバージョンUPのヒント】価格、送料無料、返品、配送、コミュニケーション手段など商品購入につながるECの要素とは? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10652

アメリカでは相変わらず「最安値の商品であることと、送料無料であること」。

今週の名言

名古屋&富山セミナーレポート&体制作りについて考えたこと | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog/archives/5682

相手を糾弾するのは簡単だけど、かたくなになるだけなので、まずは自分からガードを下げるのが大切だと思います。

正しいことを正しく伝えてもうまくいかない時ってありますよね。自分が相手を理解しようとすれば、相手も理解しようとしてくれるはず。

筆者出版情報

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発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税

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オルビスが流通センターに導入した最新のAMR(自律走行搬送ロボット)とは?

3 years 3ヶ月 ago

オルビスは、オルビス東日本流通センターの直営店舗・BtoB向け出荷ラインを刷新し、重量計を搭載した独自開発のAMR(自律走行搬送ロボット)を16台導入した。2023年2月20日から本格稼働している。

最新のAMRと人の動きを高度に連携

オルビスの直営店舗・BtoB卸し先向け出荷作業は、約500品目のなかから1オーダーあたり平均約20品目・約100ピース(サンプル含む)を出荷している。

従来は、4拠点分のオーダーが割り当てられた重量計付きカートを人が1台ずつ手で押しながら、当該商品が保管されている棚に移動し、ピッキングを行っていた。

導入したAMRは1台につき4拠点分の出荷データを受信すると、自動的に最適なルートで棚の間を人や物にぶつからず安全に巡行、注文があった複数の商品棚を移動する。すべての注文商品が揃った後、発送ステーションまで商品の入ったケースを自動で運ぶ。棚から商品をピッキングしてケースに入れる工程については、人が実施する。

また、AMRに重量計を組み込むことで、ピッキングと同時に重さによる検品を即座に実施。別工程での検品なしで高い精度のピッキングを完遂することが可能になった。

オルビス 物流 AMR 自律走行搬送ロボット 効率化 省人化 生産性向上
オルビスが新たに導入した、独自開発のAMR(自律走行搬送ロボット)

AMRはパートナーである物流企業の流通サービス、マテリアルハンドリング企業の椿本マシナリーが、製造元のフォワードエックスと協働し、新たに開発したもの。組み込んだ重量計は、重量計付きカートピッキングで実績のある寺岡精工製のものを採用している。

通販出荷ライン「T Carry System」の基本コンセプト「4つのない」を踏襲

全体的なシステム設計にあたっては、2020年に実施した通販出荷ライン「T Carry System」のコンセプトである「4つのない(作業者を「歩かせない」「待たせない」「持たせない」「考えさせない」)」を踏襲。

自律走行するAMRと、ケースに商品を入れる人の動きを効率よく連携させるために、商品保管棚スペースをゾーン化、ゾーンごとにピッキングの作業者を配置した。さらに、作業者は次にピックすべき商品と棚の位置情報が表示されるウエアラブル端末を腕に装着する。

これらの工夫により、旧出荷システムに比べ、同じ出荷能力に対して人員は25%削減、売上高に対する出荷作業費比率は約10%削減できる見込み。また、作業者がカートを押して長い距離を歩かなくて済むため、作業負荷の低減が期待できるという。

藤田遥

「メタバースは大きなビジネスチャンスになる」「先行者利益を得るなら2023年がカギ」。アダストリアが語るメタコマースの可能性と描く未来

3 years 3ヶ月 ago
アダストリアは新たなマーケットとしてメタバース市場に注目。EC業界の“メタコマース”を先導している。メタバース市場の魅力や取り組み、将来像をアダストリアのメタバースプロジェクトマネージャーに聞いた

「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などのアパレルブランドを手がけるアダストリアが、新たなマーケットとして注目しているのがメタバース市場。アパレルのデジタルコンテンツ販売、ユーザーとのコミュニケーションなど、EC実施企業のなかでもメタコマースで一歩先を行く。

メタバース市場の魅力と取り組み、将来に向けた構想をアダストリアのメタバースプロジェクトマネージャー島田淳史氏にインタビュー。「メタバースに関心があるが進出に踏み切れず、迷っている」という事業者に向けた、新規参入で成功をつかむためのポイントも聞いた。

ネットショップ担当者フォーラム 2023 冬~ECサクセスストーリー大集合~」に島田氏が登壇。メタバースでの取り組みや可能性などについて解説します。

なぜアダストリアがメタバースに挑むのか?

島田氏によると、アダストリアがメタバース事業に取り組む理由は大きく次の3つだという。

  • 新たな顧客接点の創出
  • メタバース事業の収益化
  • 顧客に新たな付加価値を提供する

メタバースをアダストリアのブランドが新たな顧客と出会う機会とし、収益化を推し進めている。付加価値としては「.st」独自のポイント付与制度を提供。将来的には、「自分がリアルで購入した洋服をメタバース上のアバターにも着させることができる」といったインセンティブも計画しているという。

仮想空間たるメタバースは「近未来的」「すごく新しいもの」と見られることが多いが、実のところ、既存のSNSと大きな違いはないと思っている。Facebook、Twitter、Instagramをそれぞれ楽しむユーザーいることと同じように、メタバースを利用するユーザーがいる。そして、メタバースの利用者は今後、もっと増えていくと思う。

FacebookとInstagramのユーザー層は大きく違うように、メタバースのユーザー層もそれぞれのプラットフォームで違いがある。たとえば、30代のユーザーが多いメタバースプラットフォームには、ブランドは「グローバルワーク」がユーザー層に合う。このように、メタバースにおいても顧客のターゲティングが肝心だといえる。(島田氏)

アダストリア メタバースプロジェクトマネージャー 島田淳史氏
アダストリア メタバースプロジェクトマネージャー 島田淳史氏

アダストリアのメタバース事業の取り組みをおさらい

アダストリアは2022年7月にメタバースファッション領域に参入。同社は2026年度を最終年度とした中期経営計画でEC売上高800億円をめざしており、メタバースはデジタルの顧客接点を拡大・強化していく戦略の一環だ。

現在、アダストリアは「.st」オリジナルのアバターとスキン(洋服)の販売を展開。アバターの「枡花蒼(ますはな あお)」と「一色晴(いっしき ひより)」が人気を博している。国内だけでなく、アジア圏など海外在住の顧客からの引き合いも多いという。

アバターとスキン(洋服)の販売状況は、発売した2022年10月からの3カ月間で、スキン(洋服)が6割近くを占めた。キャラクターの人気だけにとどまらず、バーチャル上の洋服の購買行動に結び付いていることから、アダストリアは新たなファッション市場創出の先駆けとなっている。

アバターだけでなく洋服もちゃんと売れているということは、ユーザーがメタバース上でちゃんと“着替えている”ということ。メタバースの中でファッションが成立することを意味している。この領域でのビジネスチャンスは大きいと思う。(島田氏)

「.st」オリジナルアバターの枡花蒼【右】と一色晴。アダストリアのブランドを身に着けている。アバターはVRChatに対応する
「.st」オリジナルアバターの枡花蒼【右】と一色晴。アダストリアのブランドを身に着けている。アバターはVRChatに対応する
キャラクターの人気だけにとどまらず、メタバース空間における洋服の購買行動がみてとれる
キャラクターの人気だけではなく、メタバース空間から洋服の購買につながっている

2022年の11月には、メタバースでの購入機会拡大のため、VRChat Inc.が運営するバーチャルショッピングモール「Carat(カラット)」に出店。2023年3月にはメタバース上でファッションコンテストの開催を予定している。

将来的には、さまざまなメタバースプラットフォームへの展開、メタバース内でのコンテンツ提供、イベント開催、IP(intellectual property、知的財産のこと)などの展開を予定しており、各事業者や個人のクリエイターとの連携も進めている。

どうすればメタバース商流で“勝ち馬に乗る”ことができるのか?

島田氏にメタバース空間でファッションの購買行動を促すために、抑えておくべきポイントを聞いた。島田氏によると、「ユーザーが自分のアバターを“誰かに見てもらう”環境を創ること」と「メタバース上で“出掛ける場所”を作り、オシャレをする機会を創ること」の2点があげられるという。

現実と一緒で、オシャレをして出かける機会があることは、新しい洋服を買うきっかけいになる。メタバース上でのファッションショーや、仲間との集まりなど、“見られる”機会を創出することも同様だ。当社はメタバースの中で洋服を売るだけではなく、着る機会を創ることも肝心だと考えている。(島田氏)

島田氏は「現実と同じように、自分(のアバター)の洋服をほめてもらえるのはうれしいこと」だと指摘
島田氏は「現実と同じように、自分(のアバター)の洋服をほめてもらえるのはうれしいこと」だと指摘
誰かに“見られる”機会となるファッションショーもメタバース上での洋服の購買行動を後押しする
誰かに“見られる”機会となるファッションショーもメタバース上での洋服の購買行動を後押しする

ファッションアバターの資産拡大に向けた「3つのフェーズ」とは?

ファッションアバターがメタバース市場で存在感を増していくためには、3つのフェーズがあるという。その内訳は次の通り。

  • モノ売り:「どのようなマーケティング手法をとればアバターが売れるか」を推し進めるフェーズ。既存のブランドと絡めた商品販売といえる。島田氏は「マーケティングノウハウが重要」と説明。アダストリアは2022年にこのノウハウを蓄積した。
  • コト売り:エンゲージメントを高める体験を提供するフェーズ。2023年、アダストリアは2023年は「コト売り」を拡大するべく、メタバースにおける“体験の場”をつくることに力を入れる。
  • カチ売り:自社が培ったノウハウをもとに、事業者との協業やメタバース関連サービスの提供を行うフェーズ。消費者(toC)だけにとどまらず、事業者(toB)からの収益も獲得できるようになる。
アダストリアは今年、エンゲージメントを高める体験の充実に力を入れていく
アダストリアは今年、エンゲージメントを高める体験の充実に力を入れていく

アダストリアでは、メタバース上でユーザー同士が集まる“集会”が毎日のように開かれているという。“集会”では、ユーザー自身がデザインしたスキン(洋服)を見せ合うことも多い。

メタバース上で自分のアバターを買って、自分の好きな色に髪型を変えたり、服を着飾る……といった行動は、日常生活で普段行っていることと同じ。みんなが着飾っているメタバース上の集会に、デフォルトのアバターのままで参加すると『恥ずかしい』という気持ちになることすらある。メタバースはリアルの感覚と地続きにある。(島田氏)

めざす未来は“メタバースと日常生活の共存”

「メタバースといえばアダストリアだよね」。こう言われるようになることが島田氏の目標だ。消費者からも事業者からも広く認知を獲得し、収益化に努めていく。

近い将来、メタバースが当たり前のように日常生活に組み込まれる未来がくると思っている。

たとえば、朝起きてからメタバース空間でエクササイズ、友人とメタバースランチ、メタバースと空間で同僚と会議、メタバース内の食料品スーパーで買い物、自宅からメタバース内でのアーティストライブにログインして楽しむ……というように。

食料品スーパーでは実店舗と同じように「ついで買い」が期待できるし、エンターテインメントは会場に移動する労力や人数制限の制限がなくなる。(島田氏)

島田氏はメタバースならではの利便性を多くあげている
島田氏はメタバースならではの利便性を多くあげている

アダストリアがめざす、メタバース事業における今後のマイルストーンは次の図の通り。2024年下期までに、先述の「カチ売り」のフェーズまで推し進める方針だ。

2024年までを見据えたメタバース事業の拡大を計画している
2024年までを見据えたメタバース事業の拡大を計画している

メタバース領域におけるアダストリアのビジネスモデルは、①アパレル ②イベント ③制作受託 ④企業アライアンス ――の4つ。この4つの軸から収益化を図る。アダストリアはメタバース業界で力を発揮できるクリエイターの育成にも力を入れている。

4つのビジネス案で収益化をめざす
4つのビジネス案で収益化をめざす

メタバース参入に足踏みしている事業者は相談を

「メタバースの参入に興味があるが、資金的に体力のある企業でないと運営が難しいのではないか」「やってみたいが、自社だけでメタバース事業を自走させるのは不安がある」――。このような悩みをもつ人は、「ぜひ声を掛けてほしい」と島田氏は呼び掛けている。

大きな金銭的負担をしなくても、メタバースに参入するやり方はたくさんある。これまでの当社の取り組みを踏まえてアドバイスすることができるし、場合によっては協業も前向きに考えていきたい。(島田氏)

島田氏はメタバース事業に関心がある事業者に自社への声掛けを呼び掛けている
島田氏はメタバース事業に関心がある事業者に自社への声掛けを呼び掛けている
高野 真維

【今日開催】チュチュアンナ、タナベスポーツ、柳田織物などが語るファン作り、EC成功の秘訣(全13講演のイベント見どころ)

3 years 3ヶ月 ago
チュチュアンナのデータ活用術、タナベスポーツのCRM成功の極意などECの成功施策を学べる「ネットショップ担当者フォーラム 2023 冬」を2月21日(火)に開催。全13講演すべて視聴は無料

本日(2/21)開催の「ネットショップ担当者フォーラム 2023 冬~ECサクセスストーリー大集合~」では、チュチュアンナ、アダストリア、ファンケル、味の素、ロート製薬、ベガコーポレーション、花王など、通販・EC業界で大きな存在感をもつ有名企業が登壇。

「社内一体となってPDCAを回すチュチュアンナのデータ活用術」「味の素、ロート製薬、花王が語るメーカーECの壁と乗り越え方」などのテーマについて、企業の責任者などが講演します。13講演すべて「無料」で視聴できます。

まだお申し込みをしていない方のために、13講演のなかから編集部おすすめの講演の見どころをご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2023冬

見どころ⑧ チュチュアンナのデータ活用術、タナベスポーツ&OZIEが語るCRM成功の極意、新作ヒット率30%UPのD2Cブランドがめざすブランドづくりなど

アプリ経由の売上50%超え!
社内一体となってPDCAを回すチュチュアンナのデータ活用術
15:00~15:40 A-5 講演

国内に約250店舗を展開しているチュチュアンナは、ファンを大切にする取組みを重要視されています。アプリ経由のEC売り上げは50%を超え、ロイヤリティが高い顧客が増えている中で、一体どんな取り組みを社内で行っているのか? 顧客設計から実行まで行う、デジタルマーケティング部マネジャー西岡氏がお話します。

株式会社チュチュアンナ デジタルマーケティング部 マネジャー 西岡 和也 氏
株式会社チュチュアンナ デジタルマーケティング部 マネジャー 西岡 和也 氏
株式会社ヤプリ マーケティング部 神田 静麻 氏
株式会社ヤプリ マーケティング部 神田 静麻 氏

タナベスポーツ&OZIEが語るCRM成功の極意
〜LTV最大化戦略から具体策まで3社特別対談! 〜
15:00~15:40 B-5 講演

EC通販の中でもスキー用品・アパレルなど多品種を扱う総合通販において、CRMツール「アクションリンク」をうまく活用している2社が登壇し、CRMについてどのような考え方で具体的にどのような取り組みをしているのか、成功されたお話だけにとどまらず過去の失敗談や今後の展望なども交え詳しくお話します。

これから自社ECのリピーター対策に力を入れたいという方だけでなく、今現状CRMを推進しているがうまく行っていない方、さらに成果を出していきたい方まで幅広い方におすすめのセッションです。

株式会社シンタ 代表取締役/株式会社タナベスポーツ 取締役副社長 徳永 薪太郎 氏
株式会社シンタ 代表取締役/株式会社タナベスポーツ 取締役副社長 徳永 薪太郎 氏
株式会社柳田織物 代表取締役 柳田 敏正 氏
株式会社柳田織物 代表取締役 柳田 敏正 氏
株式会社アドブレイブ 取締役 執行役員 CRMプロダクト責任者 中村 隆嗣 氏
株式会社アドブレイブ 取締役 執行役員 CRMプロダクト責任者 中村 隆嗣 氏

V字回復の鍵は「コミュニティ」
〜新作ヒット率30%UPのD2CブランドRiLiが目指すN:Nのブランドづくり〜
16:00~16:40 A-6 講演

メディアから誕生したD2Cブランド「RiLi」は、オープンと同時に順調に成長を遂げていましたが、2021のコロナをきっかけに、売り上げが低迷した時期がありました。近年言われているD2Cブランドの成長し続けることの難しさに、RiLiも直面したと言います。

「『RiLiっぽさ』を大事にしてきたつもりだったが、いつの間にか形態化してしまっていた」と語るRiLi取締役の岩片氏。その成長の壁を乗り越え、V字回復が出来た施策の裏側、そして、今後どうスケールをめざすのかの展望についても、お話しします。

株式会社RiLi 取締役 岩片 悠真 氏
株式会社RiLi 取締役 岩片 悠真 氏
Shopify Japan株式会社 シニア・カスタマーサクセス・マネジャー 森谷 知弘 氏
Shopify Japan株式会社 シニア・カスタマーサクセス・マネジャー 森谷 知弘 氏
ネットショップ担当者フォーラム 2023冬

「ネッ担 Meetup vol.3」(オンライン懇親会)を開催!

2月21日(火)18:30~20:30に、先着100人限定で、登壇者や参加者と情報交換ができるオンライン懇親会を実施。参加賞や豪華賞品(家電製品、化粧品セット、食品など)が当たるプレゼント抽選会も開催します!

ネットショップ担当者フォーラム2023冬 ネッ担Meetup オンライン懇親会
ネットショップ担当者フォーラム編集部

テレビCMの費用対効果とは?テレビCMのメリットとデメリットについて紹介

3 years 3ヶ月 ago

テレビCMで違った切り口からプロモーションをしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。マスメディアでプロモーションできるテレビCMは、大きな反響に期待できる施策です。

一方で、「費用対効果は確認・測定できるのか」「テレビCMのメリット・デメリットにはどんなことが挙げられるか」など気になる点も多いと思います。

本記事では、テレビCM動画の費用対効果や確認する方法、メリット・デメリットについて紹介します。

テレビCM動画の「費用対効果を確認する方法を知りたい」「テレビCM動画について詳しく知りたい」方は、ぜひ参考にして自社のプロモーションに活用頂けたらと思います。

テレビCMの費用対効果

テレビCMの費用対効果は制作費などのコストに対してテレビCMの放映で得られた効果を指し、CMを放映する時間帯や曜日、番組などあらゆる要素で変動します。

コストに対して、売上やアクセス数など目標とする指標の数値が高ければ高いほど、費用対効果が得られています。一方、数値が低いほど十分な費用対効果が得られていない状態です。

マスメディア上のプロモーションとなるテレビCMは、Web広告のような施策とは異なり、費用対効果を測るのが難しい施策です。広告から発生したクリック数やコンバージョン数といった明確な指標が算出できないからです。

またターゲット層に合った番組や時間帯にテレビCMを放映できないと十分な効果を得られないリスクもあります。効果が得られないと、今後施策としてテレビCMが採用できなくなってしまう可能性もあります。

しかし、テレビCMはまったくもって費用対効果が確認・計測できないわけではありません。下記で、テレビCMの費用対効果を確認・測定する方法を詳しく解説します。

費用対効果を確認する方法

テレビCMの効果測定は従来より精度が向上しているため、費用対効果が確認しやすくなっています。主な費用対効果の確認方法は、次のとおりです。

・放送前後にホームページやオウンドメディアなどのメディアの閲覧数を確認する
・地域ごとの売上データを確認する
・季節や天候による数値変動のデータ計測を確認する
・商品・サービスの購買層を確認する

うち3つの方法は、テレビCM放映前に確認すべきデータです。というのも、テレビCM放映前のデータがないと、効果測定の精度が下がってしまうからです。テレビCMの費用対効果を確認するにあたって、放映前のデータを細分化することがポイントとなります。

放送前後にホームページやオウンドメディアなどメディアの閲覧数を確認する

テレビCMは、認知度向上だけでなく購買やブランディングなどの効果が期待できる施策です。テレビCMを閲覧したユーザーがCMで紹介した商品やサービスに興味関心をもち、その後ホームページやオウンドメディアでさらに情報を収集する可能性があります。

テレビCM放送後にメディアの閲覧数が増えていれば、その要因はテレビCMの可能性が高いといえます。ですが、その変化を確認するには放送前のメディアの閲覧数を把握していなければなりません。

閲覧数とあわせて、商品やサービスのコンバージョン数や関連するキーワードの検索数など、テレビCMの放送によって変動しうるあらゆるデータを把握しておくことがポイントです。比較できるデータが多く、データが細分化されているほど、効果測定の精度も向上します。

地域ごとの売上データを確認する

テレビCMはさまざまな地域に放送されますが、その反響は地域によって異なります。そのため、対象とする地域ごとの売上データを確認することがおすすめです。放送後に売上がアップしていれば、その地域ではテレビCM放送の費用対効果が高かったと判断できます。

テレビCMの反響が少なかった地域は今後の放送頻度を減らし、その分反響の高かった地域に放送枠を回すといった手法も検討できます。マスメディアに対してプロモーションできるテレビCMですが、その放映費は決して安くはありません。費用対効果を高めるためには、マスのなかでもより高い効果に期待できるエリアに対して費用をかけることがポイントです。

季節や天候による数値変動のデータ計測を確認する

季節や天候は、人の消費行動に大きく影響するものです。そのため、テレビCMの効果測定では、気候や天候による数値変動のデータ計測を確認することで、より高精度な効果測定ができます。

たとえば、コンビニの新作スイーツをテレビCMで放送したとします。CMをみたユーザーが「スイーツを買いに行こう」というモチベーションになったとしても外が寒く、天候が悪いとそのモチベーションが消えてしまう可能性が高いでしょう。つまり、そうした日にテレビCMを放送しても、ユーザーの消費行動に繋げられず、結果的に費用対効果も薄れてしまいます。

「雨あるいは雨のち曇り」かつ「日降水量20mm以上」という条件が同時に満たされると売り上げ減少となることが、実際の研究からもわかっています。

天候の悪さが人の消費行動を阻む原因になりうることをおさえ、テレビCMの費用対効果を上げるためにも、過去の季節・天候による数値変動からテレビCMを放送するタイミングを見極めることがポイントです。

商品・サービスの購買層を確認する

大前提として、商品・サービスの購買層を確認することが重要です。なぜなら、テレビCMの費用対効果はCMを放送する時間帯や番組に大きく左右されるからです。

たとえば、女子高生を中心とした若い女性層に向けたテレビCMを放送するとします。就寝中の深夜帯や早朝、学校などで外出する平日の日中に放送しても、ターゲット層にCMは見てもらえないでしょう。また、若い女性層が見ないようなニュースや教育チャンネルにCMを流しても、同様に効果は得られません。

このように、テレビCMはターゲット層がみる番組・時間帯を把握した上で放送することが重要です。放送後に収集したデータを元に、よりターゲット層へアプローチできる放送タイミングも精査できます。

費用対効果の測定方法
テレビCMの費用対効果の主な測定方法は、次の3つです。

・GRPで測定
・GAPで測定
・クロスチャネルの分析

テレビCMはWeb広告のように、広告からの直接の流入やコンバージョンが確認できません。そのため、GRPやGAPといった数値から平均的な数値で費用対効果を算出します。また、テレビCMを起点とした消費行動は二次的に発生することも多いため、間接的な効果を測定するためにクロスチャネルの分析も欠かせません。

テレビCMにかける予算を把握するため、今後施策として継続していくかを見極めるためにも、費用対効果はしっかりと測定することが重要です。

GRPで測定し確認する

GRPとは「Gross Rating Point(グロス・レイティング・ポイント)」の略で、延べ視聴率ともいわれる数値です。一定期間放送されたCMの世帯視聴率を合計した数値であり、おもにスポットCMの費用対効果の測定で使われます。

GRPは「番組の平均世帯視聴率×CM本数」で算出します。たとえば、視聴率5%の番組でCMを10本流した場合のGRPは、50GRPです。CMを3日間放送した場合のGRPは50GRP×3で合計150GRPです。

GRPは簡単にいえばCMの露出量であり、GRPが高いほど多くの人にCMが見られていると判断できます。テレビCMはターゲットにダイレクトに露出することが難しいため、その可能性を高めるためにもターゲットの母数を増やすことがポイントです。

ただし、テレビをつけているだけでも視聴率にカウントされるため、必ずしもCMが視聴されているとは限らない点に注意が必要です。GRPだけでは正確な費用対効果が測定できないため、他の測定方法も合わせて判断する必要があります。

GAPで測定し確認する

GRPの精度上げるために有効な指標がGAP「Gross Attention Point(グロス・アテンション・ポイント)」です。CMの露出量を測るGRPに対して、GAPはテレビの前にいるユーザーがどれだけCMを見ているかを測ります。

GAPはテレビに取り入れられた顔認識技術により、ユーザーの目の動きなどを元に計測されます。ユーザーが1秒視聴すると1GAPとなり、テレビを見てない間はGAPがカウントされません。

GAPがあることで、CMの露出量に対して実際にどれだけ見られているかを測定することが可能です。さらに、どのような表情でテレビを見ているかまで測定できるため、CMに対する反応もわかります。

GAPは2015年に実証実験を開始した測定方法であるため、正式な指標として利用されていない段階にあります。しかしGRPではわからない指標が測定できるため、GRPと掛け合わせることでより高精度な効果測定を行えます。

クロスチャネルの分析も重要

GRPやGAPといった数値は、テレビCMの直接的な指標です。しかし、ユーザーの消費行動はテレビCMからスマートフォン、PCといった別デバイスに移る可能性もあります。

たとえばテレビCMでみた内容に興味をもち、スマートフォンで検索するユーザーもいるでしょう。そこからオンラインで商品を購入した場合、その購買行動を喚起した直接の要因はテレビCMといえます。

スマートフォンの普及により、ユーザーの購買行動はテレビCMのみで完結しない時代です。そのためテレビCMの費用対効果を正確に測定するには、複数のチャネルを横断的に分析する必要があります。テレビCMの効果を取り逃がさないためにも、クロスチャネルの分析は欠かせません。

テレビCM動画のメリット

 

 

インターネットが普及した現代でも、テレビCMの影響は大きいものです。マスメディア広告という点でテレビCMの効果に期待する一方で、実際にどのようなメリットがあるのか理解できていない方もいるでしょう。テレビCM動画のメリットには、次の3つがあげられます。

・認知度の向上
・印象・ブランドイメージの向上
・信頼度・売上のアップ

テレビCMはWeb広告のように即効性のある成果を出すというよりも、中長期的に認知度やブランドイメージを向上させるための施策といえます。しかし、時にはユーザーの購買行動に即効性があり、売上アップにつながることもあるのです。

ここでは、テレビCMのメリットを1つずつ詳しくみていきます。

認知度の向上

テレビCMの最大のメリットは、認知度を高められることです。昨今は若者を中心にテレビ離れが進んでいると言われていますが、2人以上の世帯におけるテレビの普及率は96.2%です。テレビは日常に浸透する、不特定多数の人が目にするメディアといえます。

参考:厚生労働省「消費動向調査 令和3(2021)年3月実施分

どんな商品・サービスも知ってもらわないことには、人々の購買行動につなげることはできません。費用対効果を高めるにはCMを流す番組や時間帯を工夫する必要があるものの、多くの人に早く・広く知ってもらう施策としてテレビCMは有効です。

印象・ブランドイメージの向上

テレビCMは、商品やサービス、企業の印象やブランドイメージを向上させる効果に期待できます。

テレビCMは幅広い年齢層の人に商品やサービスを認知してもらうことができるだけでなく、CMの雰囲気から印象やブランドイメージを定着させることができます。価格帯が高い富裕層向けの商品であれば高級感を、女性向けの商品であれば洗練された印象や清潔感といったイメージをCMから伝えることが可能です。

単に商品やサービスを紹介するだけのCMでは人々の印象に残らず、認知効果も低下しかねません。印象やブランドイメージも一緒に認知してもらうことで、商品やサービスに対するブランディングや信頼度アップにもつながります。

信頼度・売上のアップ

テレビCMは認知度向上とあわせて、購買の意思決定にも効果的です。テレビCMで知った商品やサービスに興味をもち、店舗に足を運ぶ人もいるでしょう。また、テレビCMを見た後にスマホから検索して、購買につながる可能性もあります。

不特定多数の人に露出できるテレビCMは、ターゲット外の人や潜在層にまで幅広くアプローチできます。商品・サービスに関心をもつ可能性のある母数が増えるからこそ、売上アップの可能性も広がります。

また、テレビCMは数あるメディアのなかでも信頼度が高いメディアです。実際にテレビCMの考査基準は厳しく、表現の正確性や倫理性、適正な企業であるかがチェックされます。つまり、考査に通過している時点でその商品やサービス、提供する企業の質が担保されているといえます。

売上アップのほか、消費者からの信頼度を獲得したい場合にも、テレビCMは有効な施策です。

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テレビCMの動画制作・映像制作

テレビCMのデメリット

認知度向上や購買意欲の向上、ブランディングなどさまざまなメリットを発揮する一方で、デメリットも押さえておくことが大切です。テレビCMには、次のようなデメリットがあげられます。

・費用対効果の測定が難しい
・ターゲティングの精度が低い
・動画制作費用が高い

動画制作費用の高さや費用対効果の計測が難しい点はデメリットに感じる企業も多いと思います。広告予算に余裕が持てない企業はテレビCMの施策が難しく感じるでしょう。テレビCMのメリットだけに注目して施策に失敗しないよう、デメリットも押さえた上でテレビCMを制作・放送するか判断することが重要です。

費用対効果の計測が難しい

テレビCMを含め、マスメディア広告は一般的に費用対効果の計測が難しい施策です。テレビCMの費用対効果の計測にはGRPやGAP、クロスチャネル分析といった方法があります。しかし、いずれの方法も正確な数値が算出できるわけではなく、計測にも多くのデータや時間、費用がかかります。

費用対効果が計測できれば、その施策にどれだけ費用をかけるべきかが判断できます。認知度向上や購買意欲の向上、ブランディングができるなど魅力的な効果に期待できても、その成果が正確に計測できない限り、テレビCMに予算を割けないという企業も少なくありません。

そのため費用対効果を正確に把握した上で施策を実行したい企業は、テレビCMへの出稿を入念に検討することが重要です。

ターゲティングの精度が低い

不特定多数に広く宣伝できるテレビCMは、ターゲティングの精度が低くなってしまう点がデメリットとしてあげられます。

Web広告はユーザーの興味関心に合わせて出稿できる点がメリットであり、テレビCMのように露出先の母数は少なくとも、確実に興味関心を持ってもらえそうな層に対して出稿できます。

とはいえテレビCMはターゲティングの精度が低いだけであり、ターゲット層に合わせた番組や時間帯にCMを放送することである程度のターゲティングは可能です。不特定多数に露出しても成果につながる商材であれば、テレビCMに期待する費用対効果が得られますが、ニッチな商材やターゲットが絞られる商材であると難易度は上がるため注意が必要です。

動画費用が高い

テレビCMは、CM動画の制作費に加えて、テレビ局に支払う放映費がかかります。テレビCMにかかる費用相場は、CM動画のクオリティや放送回数、放送する局によってさまざまですが、一般的に数百万円以上といわれています。

最近では数十万〜100万円ほどで出稿できるようになり、テレビCM参入のハードルは下がりつつあります。とはいえWeb広告に比べるとかかる費用はかなり高額です。だからといって、費用を抑えすぎたがゆえに、テレビCMの効果が全く得られないといった事態になってはその施策が無駄になってしまいます。

そのため、テレビCMはある程度の予算が準備できる企業に向いている施策といえます。費用を抑えてテレビCMを放送したい場合には、ある程度の予算でもCM動画のクオリティを担保してくれる制作会社に依頼する、なるべく放映費が安いテレビ局に出稿するなど工夫が必要です。

テレビCM動画の効果を引き出すために注意すること

 

テレビCMのデメリットをカバーし、効果を最大限引き出すためには、次のポイントに注意するようにしましょう。

・出稿する時間帯・曜日
・ターゲット・目的
・テレビCMの種類

テレビCMは放送すれば不特定多数に広く露出できますが、確実に成果につながるとは限りません。さらに費用対効果の計測が難しいため、求める効果が出ているのかを確実に把握することも困難です。

その中で、テレビCMの効果を引き出すためには、以下のポイントに注意してテレビCMを出稿することが重要です。

出稿する時間帯・曜日には注意

テレビの視聴者層は、時間帯や番組、曜日によって変動します。そのため、テレビCMで紹介する商品やサービスのターゲット層を明確にした上で、その層の行動パターンや興味関心に合わせて出稿する時間帯や曜日、番組を見極めることが必要です。

年代を例にすると、10〜20代の学生をターゲットにしたCMの場合、平日の日中ではターゲット層に視聴してもらえません。そのため帰宅時間となる夕方以降、日中であれば休日に放送するなど、行動パターンから放送時間帯・曜日を決定することがポイントです。

テレビCMを放送すると決めたら、紹介する商品やサービスの特徴とターゲットとなる視聴者層を考え、ターゲットに確実に届くと予測できる時間帯・曜日にCMを出稿しましょう。
時間帯と曜日は費用対効果、認知度向上や購買といった効果を発揮するために重要なポイントです。

ターゲット・目的の決定には注意

テレビCMは、そもそもターゲットや目的にあった内容が制作できないと効果にも期待できません。

ターゲット層を明確にしないと、CM動画の内容や方向性が定まらず誰宛ての訴求かわからない動画になってしまいます。そうすると印象に残らないCMとなってしまい、認知度向上やブランドイメージの向上といったテレビCMの効果が発揮されません。

また、CMの目的は認知度向上やブランディングなどさまざまです。ターゲット層が同じでも、テレビCMを放送する目的に応じて制作すべきCM動画も異なります。

ターゲット層に効果的にアプローチするだけでなく、テレビCMで目的を達成するには、ターゲットや目的を明確にした上でCM動画の制作に臨むことが重要です。

テレビCM動画の種類に注意

テレビCMには、おもに「タイムCM」と「スポットCM」の2種類があります。タイムCMとスポットCMとでは、CMを放送する形態やアプローチ方法が異なります。テレビCMの効果を最大化するためにもそれぞれの特徴を理解した上で、どちらに出稿するかを決めることが重要です。

下記で、タイムCMとスポットCMのそれぞれの特徴をご紹介します。

タイムCM

タイムCMとは、番組のスポンサーとして放送するCMです。特定の番組にCMを流せるため、視聴者の記憶に残りやすい点が特徴です。また、視聴率の高い番組であるほどCMの露出量が増やせ、その番組と商材のターゲットがマッチすれば効率的にターゲットに訴求できます。

タイムCMは原則6ヶ月契約であるため、短期間の出稿には向きません。また、競合などの問題で枠に空きがなく、希望する番組にCMが出稿できないケースもあります。なお、タイムCMの放映料はスポンサーの数によって決まるため、人気番組でスポンサーが多いほど放映費も安くなる傾向にあります。

スポットCM

スポットCMはタイムCMとは対照的に番組は指定せず、指定した時間帯のなかでランダムに放送されるCMです。

番組を指定しないため、タイムCMよりも幅広い層に向けてCMを露出でき、短期間からでも出稿できる点が特徴です。そのため新商品やキャンペーンなど、特定期間の訴求に向いています。

一方、時間帯でしかターゲットを絞れないため、タイムCMよりもターゲティング精度が落ちてしまう点はデメリットです。しかし、ランダムに放送される中で、視聴率の高い番組の間で放送されればより高い効果に期待することができます。

まとめ

本記事では、テレビCMの費用対効果やメリット・デメリットについて紹介しました。

テレビCMは認知度向上や購買意欲喚起による売上アップ、信頼度やブランドイメージの向上など、魅力的なメリットが多くあります。一方で費用対効果を計測しにくい、ターゲティング精度が低い、コストがかかる点がデメリットとして考えられます。

費用対効果は計測が難しいというだけでなく、GRPやGAP・クロスチャネル分析の掛け合わせにより、ある程度の効果を計測することは可能です。また、テレビCMを放送する番組や時間帯を工夫することで、ターゲティング精度が低いデメリットもカバーできます。

テレビCMは、信頼度の高いテレビというメディアで行うからこそ、Web広告ではなし得ない成果に期待できる施策です。

テレビCMの施策を検討しているが費用対効果の面で不安がある、メリット・デメリットを把握した上で施策を実行するか検討したいという方は、本記事を参考にテレビCMについて理解を深めてみてください。

crevoAdmin

ユーチューブ、時間単価マストヘッドを提供

3 years 3ヶ月 ago

ユーチューブが、既存のインプレッション単価(CPM)マストヘッドに加えて、時間単価(CPH)マストヘッドを提供。時間単価マストヘッドは、指定した時間帯の配信を独占できる。

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noreply@blogger.com (Kenji)

STORESが「Googleで集客」機能を提供開始。ネットショップの集客を支援

3 years 3ヶ月 ago

STORESは、ネットショップ開設サービス「STORES」でECサイトへの集客を支援する「Googleで集客」の提供を開始した。

「Googleで集客」機能とは

保有しているGoogleアカウントを「STORES」と連携することで、「Google Merchant Center」と連携。「STORES」に登録している商品情報が毎日自動でGoogleに連携され、Googleの「無料リスティング」枠に自社の商品を掲載できる。

商品情報の連携が効率化でき、費用面で広告運用を見送っていた事業者も無料でGoogle サービス上に商品を掲載することが可能になり、露出の強化が期待できるという。

STORES Googleで集客 広告運用
STORESが開始した「Googleで集客」機能。「STORES」の全プランが対象

今後、「Googleマップへの露出を強化」「STORES管理画面からの広告出稿」など、オムニチャネルへの対応を支援する追加機能を提供する予定。

藤田遥

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