2012年2月5日(日)14:15-16:00、五反田文化センター 第一会議室にてFireworks User Group第三回勉強会が開催されます。
出演は、丸山 章さん、関口和真さん。参加費は500円です。
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2012年1月24日(火)、KDDIウェブコミュニケーションズ セミナールームにてCSS Nite back2basic #5「CSS3」を開催し、70名弱の方にご参加いただきました。

アンケートで次のようなコメントをいただきました。
昨日からFacebookで血液型の画像がバズってましたね(下記)。

皆さんのコメントを見ていると、「B型!!(笑)」 「O型だけど当たってる」など反応は様々ながら(まぁ1日2~3個の画像の大シェア大会が始まるのは最近のFacebookの常だけども)皆さんいっせいに食いついてこの血液型コンテンツを消費しています。
その現象を見ながら「なんでこれほど血液型論議は長い間盛り上がり続けるテーマなんだろう」とふと思ったので、移動中の時間を利用して雑記的にまとめてみようというのがこのエントリーの趣旨です。ではにょろりと開始。
<なぜ血液型論議は長い間盛り上がり続けるネタなのか>
●全員が知っていて全員が対象者である
池田さんって結構細かいからA型でしょ!といわれ、「は?血液型って何?性格と関係あんの?」なんて人はいません。科学的根拠は別として「血液型と性格(の関係)」については日本国民のほぼ100%が知っている話題。認知率ほぼ100%。そして、A、B、O、ABのいずれにも当てはまらない人はいない(特殊な例を除き)。「みんな楽しそうだな・・・。でも俺はE型だから話題に入れないや(涙)」なんてことはない。だれもが話題に入ることができる。“世の中ゴト化”されやすいテーマ。
●わかりやすい(潔い)
そもそも多様な人間の性格を4つに分類することなんてとっても難しいわけだけど、そこをあえてバッサリと切り捨てて4つに分類してしまう潔さ。血液型が20種類とかあったらこんなには盛り上がらなかったと思う(「え?池田さんってP型なの?P型の特徴って何だっけ?」みたく)。4つだから「俺(私)は○型でこういう特徴がある」と速やかに “自分ゴト化” しやすい。テレビ番組や雑誌の特集、書籍などでも血液型性格診断や相性占いは取り上げられる本数が多いし、波はありながらも長く取り上げ続けられる普遍的なテーマである。
●ほのかに当たっている
「わかるわかる!」とか「やっぱり○○さんってA型なんだ!」など、ほのかに当たっているところ(正確に言うと血液型別の共通項が積み上げられてできたものだから当たっている風で当然といえば当然。この分野は「血液型気質相関説」とか「血液型人間学」とも呼ばれるらしい。血液型性格分類にあわせてA型の人はA型っぽい性格になっていくという説もある)。そして血液型性格分類は “自分ゴト化” されやすいだけでなく、必ずといって良いほど「他人」の話題におよぶ。「やっぱり○さんってAB型なんだ!」など “トーカブル(Talk-able)” なネタなのだ。つまり飲み会やソーシャルメディアで会話されやすいテーマであるということ。”仲間ゴト化” されやすいのである。
●ほのかに外れている(ツッコミどころ満載)
飲み会とかで、
と、結局なんでもよかったりする。以前、プランニングには「ツッコマレ・クリエイティブ」が大切って議論があったけど、血液型もまさにそうなのかも。
●意外と深い
血液型と性格の相関や科学的根拠については、実は結構な議論がされています。血液型議論は合コンのライトネタにもなりつつ、Wikipediaの血液型性格分類にもある通り、アカデミアの世界でも活発な議論がされ、科学的根拠から安易に肯定も否定もできないという、実に奥深いテーマなのであります。
ちなみに、「自分ゴト」「仲間ゴト」「世の中ゴト」「他人ゴト」は図にするとこんな感じ。美咲本でも書いたやつです。血液型ネタは「他人ゴト化」されにくいテーマってことですね。
さて、この事実は、マーケティングやコミュニケーション業に携わる人たちにどんな示唆を与えてくれるのか少し想いを巡らせてみました。雑記メモなので荒いです。
<血液型性格分類の人気っぷりからみたプランニングへのヒント>
まあこれはターゲットが広い商材に限るかもしれない。耐久消費財、自動車、不動産、嗜好品など、ターゲットやベネフィットが絞られる場合はこの限りではない。また、いわゆるコンテクストプランニングとは別で、その前段階で(当たり前のように)考えるベースみたいなものかな。コンテクストプランニングはこれらのポイントを踏まえ、さらに深堀をしていく作業になると思う。
また、多くの商材は世の中ゴト化も仲間ゴト化も自分ゴト化もされにくい商品・サービスなわけです。トーカブルな商材である可能性も低い。だからこそ、これらの視点からプランニングしなきゃならないということだと思うんです。直球ストレートで勝負しても、誰も打てない、というよりも、その直球に気づいてすらくれない。そこをどうやってバッターボックスに立ってもらうか(アテンションの獲得&自分ゴト化)。そしてバットを振ってもらい(エンゲージしてもらい)、場外ホームランを打ってもらうか(KGIを達成するブランド体験)。さらにホームランの喜びや体験を仲間たちと分かち合ってもらう(共有)。そこがプランナーの腕の見せ所なのです。
なんてことを、昨日のFacebookのバズっぷりを見ていて感じたわけですはい。このエントリー自体がツッコミどころ満載かもしれないと思いつつ、30分ちょっとで書いたブログだから勘弁してってことで強制的に終わり!