ネットショップ担当者フォーラム

僕が年商20億円のEC企業の社長から、老舗カタログ通販のEC責任者に転職した理由

9 years 10ヶ月 ago
EC売上20億円規模のTUKURU(ツクル)代表取締役社長からディノス・セシールのEC責任者に転じた石川森生氏へのインタビュー

ナビプラスの立ち上げ、マガシークのマーケティング責任者、年商20億円規模のEC運営企業社長を歴任、そして、ディノス・セシールのCECO(Chief e-Commerce Officer)に就任――。ベンチャー企業のEC業務に一貫して携わってきた石川森生氏は2016年2月、カタログ通販やテレビ通販などの老舗通販企業ディノス・セシールに転職した。なぜベンチャーから大手へ? なぜ経営者から現場に戻ったのか? 大手企業のEC人材の求人事情、転職理由、成長するためのビジネスモデルなど多岐に渡る石川氏へのインタビュー。

「本気のEC」に取り組むディノス・セシールが社外から人材を求める理由

ディノス・セシールの2015年3月期売上高は1173億円。カタログ通販やテレビ通販などが主体で、ネット受注ベースのEC売上高は570億円。

いわゆる“マス”を活用したダイレクトマーケティングに強みを持つディノス・セシールが、ECの強化に乗り出すために招聘(しょうへい)したのが石川森生氏だった。そして、石川氏のために用意したのがCECO(Chief e-Commerce Officer)というECを推進するための役職。EC事業推進の責任者であり、社内外にディノス・セシールがECに力を入れていくことの意思表明でもある。

石川森生氏の前職は、製菓材料などの通販を手がけるタイセイのEC(cotta/コッタ)を運営する子会社TUKURU(ツクル)の代表取締役社長。タイセイがEC事業を強化しようと2014年に新設したTUKURUの社長に石川氏を招聘(しょうへい)した。そして、石川氏はその期待に応え、コッタをわずか2年で約20億円までの規模拡大と事業の黒字化に導いた。

僕が年商20億円のEC運営企業の社長から、老舗カタログ通販のEC責任者に転職した理由 ディノス・セシールのCECO(Chief e-Commerce Officer)に就任した石川森生氏
CECO(Chief e-Commerce Officer)に就任した石川森生氏

カタログ通販やテレビ通販業界では、「ECを強化したい」という方針を掲げている企業は多いものの、「組織の壁」「人材の壁」などが障壁となり、EC化が思うように進んでいない企業が多数を占めるのが現状。

ディノス・セシールは“ECのプロフェッショナル”を招き、“壁”を取っ払ってテレビやカタログ、マーチャンダイジングといった部署横断でECを活用する体制作りをめざす狙いがある。

ベンチャー企業で経験を積んだ外部の人材を、事業の中枢に据え置くのも、カタログ通販、テレビ通販の業界ではあまり前例のない人選。異例とも言える人事だが、ディノス・セシールのEC化への本気度を示す事例は他にもある。

石川氏がこれまでECに携わってきた中で気心の知れたメンバーもディノス・セシールに参画したのだ。

  • 元マガシークのUI/UX責任者
  • キノトロープでバリバリ活躍していたスタッフ
  • EC-CUBE系制作会社の元副社長
  • ファッション誌「VOGUE JAPAN WEB」の立ち上げメンバー

など、多種多様な顔ぶれで構成された“チーム石川”がディノス・セシールに参画。1人だけではなくチームごとECの専門家を受け入れ、EC化を強烈に推進していく方針を掲げる。

ECのベンチャーから老舗通販会社に転職した理由

一見、華やかな職歴を歩んできたように見える石川氏だが、近年のEC市場の状況を見て「危機感を持っていた」という。それはなぜか?

今のECのスキルは、あと何年先まで使えるのか? まだECサイト単独で価値を提供できる状態ではあるが、お客さまから見ると、ECサイトは1つの購入ツールでしかない。将来、ECだけの事業で飯を食べていけるのか? そんなことを考えるようになった。行き着いたところが、いろいろなチャネルを持っている企業は強いということ。ディノス・セシールはテレビ、ウェブ、カタログ……さまざまな販売チャネルを持っているので、これまでのECの経験を発揮しながら新しい価値を提供できるのではないか。そう考えた。

石川氏が将来のECビジネスに疑問を抱いていた時、転職オファーを出していた企業の1つがディノス・セシールだった。EC企画部ゼネラルマネジャー井筒秀樹氏は、猛烈に石川氏へアプローチした1人。「うちに来てくれ!」。石川氏が社長を務めていたTUKURUに何度も足を運んだという。

井筒氏は次のように数か月前を振り返る。

カタログ通販などの受注チャネルとしてのECしかやっていなかった。一般的なEC企業がやっている事業スピード、損益計算などの考え方は僕らとはまったく違う。そのECに関するノウハウを外部の人に求めた。新しい取り組みをするためにも必要な人だった。

僕が年商20億円のEC運営企業の社長から、老舗カタログ通販のEC責任者に転職した理由 EC企画部ゼネラルマネジャー井筒秀樹氏
EC企画部ゼネラルマネジャー井筒秀樹氏

外部のEC専門家によってECビジネスの在り方を変えようとする企業ニーズと、ECスキルをEC専業以外の企業に活用しようとする石川氏らのニーズが合致。今回の“チーム石川”の参画が決まった。

石川氏は長年EC業界に携わり、経営者、EC担当者を歴任した経験を踏まえこう指摘する。

EC業界に携わる人は危機感を持った方がいいかもしれない。自身のスキルの賞味期限が切れる前に、何かしら味付けをしないといけない。市場が伸びているECのマーケターであっても、将来は先が見えなくなる可能性がある。さまざまな販売チャネルを持っている企業に自身を売り込み、プレゼンスを上げることも考えてもいい時期。大手小売やメーカーなどECを本気で取り込もうとしている企業は、EC専業で携わった人のスキルを求めている

EC専業から見たカタログ・テレビ通販会社の課題

2月に入社した石川氏。長年ECに携わってきたその目に、ディノス・セシールのビジネスモデルはどのように映ったのか。

カタログは最適化され尽くされているため、これ以上効率化するとハウスリストの早期減少を招く。無理矢理にカタログの比率を下げてEC化を進めていこうとすると、これまでのお客さまに価値を提供できなくなる恐れがある。受注の効率化以上に、全体のハウスリストを増やすことが重要。それには、カタログではリーチすることができない若い層へアプローチし、ハウスリストの母数を増やしていくことが必要になる。あわせて、Webならではのリテンションの仕組みを構築することが急務だ。カタログではコストがかかってできなかったことを、Webでアプローチしていきたい

石川氏が短期間でディノス・セシールが抱えていた課題を指摘したことに、プロパー社員は驚きを隠せない。

また、ECサイトは“受注ツール”という認識が浸透してしまったためか、カタログやテレビといった組織の壁がECの推進を遅らせてきた側面は否めない。石川氏に与えられた大きな役割はその壁を取っ払い、社員全員にECへ目を向けてもらうこと。その中心的人物として新設した「CECO」に任命した経緯もある。

石川氏はこう言う。

ディノス・セシールでは商品のカテゴリーや販売チャネルによって評価対象の部署が異なる。でもそれはお客さまには関係のない話。いい商品・サービスであれば、お客さまはどのチャネルに関わらず購入してくれる。だから、僕らの役割は、ECサイトでの販売に適した商品を、MD担当部署から預かって販促していくイメージ。リアル店舗とのオムニチャネルで起きるような部署間の“カニバリ”は起きないと思う。

課題解決のためのアプローチ

事業を進める上で重要なのは、ディノス・セシールをどのように意識してもらうか、ということよりも、結果的に“ディノス・セシールで買ってよかった”と感じてもらう必要がある。

購入後の消費者意識をどう変えるか。そのアプローチとしてあげたのが、Webとカタログの特性の違い。これを踏まえた上で、戦略を立てる必要があるという。

カタログ・テレビ通販の特性

  • 紙(カタログ)やテレビのコンテンツは、Webをはるかに凌駕するコンテンツ力がある
  • カタログとテレビはリテンションコストが極めて高い
僕が年商20億円のEC運営企業の社長から、老舗カタログ通販のEC責任者に転職した理由 ディノス・セシールの通販カタログ「DAMA collection(ダーマ・コレクション)」
通販カタログ「DAMA collection(ダーマ・コレクション)」

Webの特性

  • Webのコンテンツはストックして継続的な集客エンジンにできる
  • Webはリテンションコストを下げるテクノロジーが発達している
僕が年商20億円のEC運営企業の社長から、老舗カタログ通販のEC責任者に転職した理由 ディノス・セシールの通販サイト「ディノスオンラインショップ」
「ディノスオンラインショップ」のトップページ

強調するのは、ECがカタログやテレビ通販の売り上げを奪うなどの対立構造にはならないということ。それぞれの特性を生かしつつ、ECを活用するべきだと指摘する。

たとえば、カタログ通販は四半期に1度、顧客に送るアプローチのため、「リテンションには向いていない」(石川氏)。だが、カタログで使ったコンテンツをECサイトに活用したらどうだろうか。

カタログ通販は1回の発行で売り上げを最大化させる、といったPL(損益計算書)的な発想だが、ECサイトは異なる。Webは一度使ったコンテンツをある一定の期間使い回して売り上げを最大化することができるため、「BS(バランスシート)的な発想で見た方がいい」(同)。

こうしたそれぞれの特性がまだ、ビジネスに反映されていないと見る石川氏。たとえば、

カタログやテレビのコンテンツは、コンバージョンにつなげるためのパワーがすごいテレビの臨場感はECサイトでは表現できない。だからこそ、ECだけの企業よりも大きな潜在パワーがある。コンテンツを作るといったところはどのEC専業もまねできない。BS的な観点で、ウェブにカタログのような資産をたくさん作っていくだけで、大きく変わると思う。

石川氏はベンチャーのEC企業に共通する課題として、「利益を計上するためにギリギリの経営を強いられ、中長期的なビジネスプランを作ることができないケースが多い」ことをあげる。

その一方、資本の大きい企業は「簡単には崩れない事業と財務の基盤がある。日銭を稼がざるを得ないベンチャーとは異なり、長期的なスパンで事業計画を立てることができる」(同)

カタログ・テレビ通販がめざすEC化のカギは、「長期的な視点でカタログなどのコンテンツを活用し、ECで販売するための資産を増やす」ことにあるようだ。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

クックパッドがEC子会社セレクチュアーの株式売却を検討へ、譲渡先は未定

9 years 10ヶ月 ago
譲渡先は現在のところ未定。開示が可能となり次第、追加開示するとしている

クックパッドは5月10日、100%子会社で人気ECサイト「アンジェ」を運営するセレクチュアーの株式を第三者に譲渡する検討を始めた。

クックパッドは2014年にセレクチュアーの株式80%を、2015年に残り20%を取得して完全子会社化した。取得金額は5億超。

譲渡先は現在のところ未定。開示が可能となり次第、追加開示するとしている。

セレクチュアーの2015年12月期における売上高は13億8300万円。営業利益は1億5000万円、当期純利益は9500万円。

クックパッドでは3月に新社長として岩田林平氏が就任。「食を中心とした生活インフラ」へと事業領域を拡大していた従来路線から一転、企業理念である「毎日の料理を楽しみにすること」に事業を集中する方針に転換した。

クックパッドがEC子会社セレクチュアーの株式売却の検討を開始、譲渡先は未定

クックパッドの開示資料(画像は編集部がキャプチャ)

クックパッドでは事業方針を巡り、創業者の佐野陽光氏と旧経営陣が対立したとされる。岩田氏は佐野氏に近い人物とされており、セレクチュアーの売却検討はこうした対立が影響したものとみられる。

なお、セレクチュアーのほか、複数の未上場の子会社株式などを第三者に売却する検討を始めているという。

【関連記事】クックパッド、老舗の通販・ECサイト「アンジェ」を運営するセレクチュアーを5.5億円で買収(2014年7月)

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

売上データの集計加工などルーティン業務を自動化する「scale rizing」、メディックス

9 years 10ヶ月 ago
複数のシステムをまたぎ人力で行わなければならなかった業務を自動化する

ネット広告代理店のメディックスは5月9日、EC事業者向けに売上集計や注文データの抽出など日々のルーティン業務を自動化するクラウド型プロダクト「scale rizing(スケールライジング)」の提供を開始した。

複数のシステムをまたぐ作業は人力で行う必要があった。自動化させることで業務の軽減や人件費コストの削減につなげることができる。

「スケールライジング」は必要な複数のウェブシステムにログインし、売上データや在庫データなどを自動ダウンロードするほか、Excelなどに自動加工集計することができる。

既存データと掛け合わせて新たなデータを自動作成したり、商品情報や在庫などの自動登録も行うことも可能。

「scale rizing(スケールライジング)」はメディックスがEC事業者向けコンサルティングを行う中で、日々のルーティン業務に対する効率化を求めるニーズが数多く寄せられていたことから開発に至った。

導入費用は15万円から、月額費用は7万9800円から。導入に関し、手順登録や打ち合わせなどで最短2週間がかかるとしている。

サービスのイメージ

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

越境ECにチャレンジする中小企業の支援事業を開始、中小機構

9 years 10ヶ月 ago
第1弾として全国10都市で「越境EC勉強会」を開催

中小企業基盤整備機構(中小機構)は2016年度の事業として、越境ECにチャレンジする中小企業を支援する事業「中小企業越境ECマーケティング支援事業」を開始することを明らかにした。第1弾は全国10都市で「越境EC勉強会」を開催する。

「中小企業越境ECマーケティング支援事業」は経済産業省中小企業庁の「中小企業・小規模事業者海外展開戦略支援事業」の一環として実施。具体的には、

  1. 越境EC勉強会の開催(知識・ノウハウの取得の場)
  2. 越境EC支援事業者とのマッチング(ビジネスパートナーとの出会いの場)
  3. 越境ECサイト構築などに必要な費用の補助・海外でのプロモーションの実施

を行っていく。

第1弾として札幌・仙台・金沢・東京・大阪・名古屋・広島・高松・福岡・沖縄の10都市で越境EC勉強会を開催。それぞれの会場で「基礎知識編」と「実効計画策定編」を1回ずつ開催する。「基礎知識編」は5月30日(月)~6月3日(金)、「実行・計画策定編」は6月27日(月)~7月1日(金)に開催する。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

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中川 昌俊

EC業界が熊本のためにできること など11記事【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

9 years 10ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2016年4月25日〜5月8日のニュース

今週の要チェックはEC全般です。熊本地震の被災者の方々や周辺地域の人たちのために、私たちができることはたくさんあります。怪しい情報があるのも事実なので、正確な情報を集めて確実に支援が届くようにしたいですね。

※記事の難易度を、低い難易度低から高い難易度高まで、3段階で示しています。

EC全般

  • 熊本地震被災者の皆さまへ 政府応援情報 | 首相官邸ホームページ
    http://www.kantei.go.jp/jp/headline/saigai/kumamoto_hisai.html

  • 熊本地震でネット通販に携わる人たちができること | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2916

  • 未曾有の事態、企業はどう動く? 熊本の通販会社えがおの活動に学ぶ | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2922

  • 「今の別府にとってお客様は(マジで)神様です」大分合同新聞の全面広告が話題 | HUFFPOST
    http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/05/ooita-goudou-shinbun-beppu_n_9845236.html

    熊本地震から1か月近くが経ってもまだまだ余震が続いていますし、避難生活が続いている人たちもいます。首相官邸ホームページにあるPDFをチェックするなど、公式の情報を見て動いていきましょう。できることはたくさんあります。

  • 2016年はハンドメイド作家集めに注力 Etsy、日本で本格展開を開始か | ECzine
    http://eczine.jp/article/detail/3071

    Etsyは、すでにグローバルでの販売プラットフォームとしての認知があり、サイトへの集客は、Etsyに任せておけば問題ありません。言語については、自動翻訳機能もあるとのことですから、完璧ではなくても、CtoCのコミュニケーションはとれていくのではないでしょうか。

    日本でもtetoteCreemaminneなどがある中で、越境ECという強みを活かして日本でも展開してくるようです。

  • 動画を見ながら買い物できる」サービスを目指す、ファッション動画メディア『MIRROR (ミラー)』にインタビュー | STYLER MAG
    http://stylermag.link/2016/04/27/interview-mirror-784/

    初期の頃から「映像と買い物を繋げたい」というのが、僕らのビジョンとしてありました。映像で買い物の体験をもっと豊かにできないか考えたときに、今後伸びていくのは、オフラインのテレビ映像ではなく、オンラインのネット動画だと思ったんです。今はちょうどオンラインのネット動画に移行する流れがありますが、そこに買い物は繋げて考えられてなかったんですね。

    ─ニューワールド株式会社 代表 井手 康博氏

    商品紹介ページの中に動画を入れるのか、動画があってその中に商品紹介を入れるのか。読んで買う時代からから見て買う時代になってきていますね。

カート関連

  • 【重要】4月21日仕様変更完了のお知らせ(4件) | MakeShopマガジン
    http://www.makeshop.jp/magazine/release20160421/

    XMLサイトマップの作成、Google商品リスト広告のカテゴリの更新はSEOとリスティング広告に関わってくるのでちょっと注意が必要です。外部に依頼している場合は情報提供を。

アクセス解析関連

  • 【事例】商品数を減らすだけでCV2倍! | アクセス解析ツール「人工知能AIアナリスト」ブログ
    https://wacul-ai.com/blog/case-btob-shohinsu/

    知識が少ないユーザや、初心者ユーザの多いサイトであれば、逆に商品点数の多さがアダとなります。たくさんの選択肢を提示されても、ちゃんと選べず離脱してしまうのです。こうしたサイトでは、あえて商品点数を減らしたり、選び方をレクチャーしたり、量販店の店員さんのような親切な接客が必要なのです。

    これはよくありますね。「見せたいから」という理由で表示がごちゃごちゃになってしまって、いつの間にかドン・キホーテ状態(笑)。それを狙っていないのなら整理整頓をしましょう。

スマホ・タブレット関連

  • 最新 ショッピングアプリ ランキング! 伸びてるアプリの共通点は? | ネットショップ担当者フォーラムhttps://netshop.impress.co.jp/node/2897

    MAUが伸びている人気ショッピングアプリには、下記のような共通要因が見られました。

    • テレビCMなどマスプロモーションの影響
    • リアル店舗とのポイント連動やCRM施策で着実に利用ユーザー数を伸ばす
    • フリマや無料Wi-Fiなどスマホの利用シーンにマッチしたビジネスモデル

    アプリはインストールさせるというハードルがありますので、それを乗り越える施策が上手くいけば伸びるということですね。逆にアプリ単独では何ともならないということでしょうか……。

売上アップのヒント

  • 実店舗から学ぶ通販サイトの売上アップ施策 | ARMADOR
    https://armador.co.jp/blog/salesup/

  • リアルは「制約」、ネットは「正直」 それぞれの違いをビジネスに活かすには | ECzine
    http://eczine.jp/article/detail/3037

    リアルのビジネスフィールドは、他店に移動するのは時間も手間もかかるし、営業時間もあるし、店員さんや他のお客様の目もあるし、ということで「クロージングの効果を持つ」「さまざまな制約」があるため、非常に高いコンバージョンレートをたたき出しているとも言えるでしょう。

    (中略)

    一方で「制約」が限りなく少ないEコマースでは、リアルビジネスに比べるとかなり精度が高いデータを取ることができます。これはアクセスログに記される数値などの意味合いではなく、大変に「正直な」購買行動のデータが取れるということです。

    売るためのヒントはリアル・ネットを問わずにそこら中にありますが、その特性を把握していかないといけないですよね。リアルとかネットの区別って売る側の都合でしかありませんから。

ネット通販業界の最新情報は、こちらも要チェック!

アフィリエイト広告「承認」のコツ/1,000円を超えると4割が複数サイトで比較し始める | ネットショップ担当者フォーラム 2016年4月22日~28日の週間人気記事ランキング

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森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

アイリスオーヤマ、拡大する米国ネット通販への対応で北米に新工場を新設

9 years 10ヶ月 ago
新工場で作った製品はネット通販経由などで販売、初年度は50億円の売り上げを見込む

アイリスオーヤマは5月9日、米アリゾナ州に新工場を新設し、稼働を始めたと発表した。北米地域で拡大するネット通販の需要に対応する。将来的には、ウィスコンシン州の北米事業法人本社を新工場に移管することも計画している。

新工場は「IRIS USA アリゾナ工場」で、アイリスオーヤマの米国法人IRIS USA,Inc.が運営する。

プラスチック収納用品やペット用品の製造拠点、大連工場で生産しているLED照明や調理器具を中心としたハウスウエア部門の物流センターとしての機能も持つ。

敷地面積は約12万平方メートルで、設備投資額は約50億円。

新工場で作った製品は大手量販店や専門店、ネット通販経由で販売。初年度は50億円の売り上げを見込む。

米国では現在、ウィスコンシン工場、テキサス工場も稼働している。

アイリスオーヤマが拡大する北米のネット通販に対応、EC強化など目的に新工場を稼働

米国新工場であるアリゾナ工場の外観

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

過去に入力したフォーム情報からフォームの自動入力が可能に、ショーケース・ティービー

9 years 10ヶ月 ago
ドメインの異なるサイト間でも過去のフォーム入力情報を引き出し可能に

EFOサービスを展開するショーケース・ティービーは5月9日、EFOサービス「ナビキャストフォームアシスト」の機能として、ドメインの異なるWebサイト間で氏名や住所などをフォームに自動入力する技術を搭載したことを明らかにした。

この技術はショーケース・ティービーが2015年11月に取得した特許技術で、フォームでの入力負荷を大きく軽減でき、サイト離脱防止につながるとしている。

新機能は、Webサイトの入力フォームで、ユーザが入力した「氏名」や「住所」などの情報をユーザ端末のブラウザなどに保管、その後、同じ項目にアクセスした際に保管された情報を用いて自動入力できるもの。

Webサイト運営者は「ナビキャストフォームアシスト」を導入すれば、大きなシステムを導入することなく、タグを貼るだけで同機能を利用できるようになる。

同機能の仕組み

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

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中川 昌俊

GMOメイクショップとアパレルウェブが連携、オムニチャネル施策などの実現を支援

9 years 10ヶ月 ago
両社のサービスを連携、アパレルECサイトの運営企業がオムニチャネルサービスを行えるようにする

GMOメイクショップは4月28日、アパレルウェブと業務提携し、アパレルに特化したITソリューションの共同事業を展開すると発表した。両社のサービスを連携させ、アパレルECサイトの運営企業がオムニチャネルサービスを行えるようにする。

アパレルウェブは現在、アパレルを取り扱う企業向けに商品情報や店舗情報、在庫数、ブログ、SNS、スタイリングなどのデータの一元管理、一括更新を可能にする「APPAREL CLOUD」を提供している。GMOメイクショップが提供する「MakeShop」と連携させ、簡単に導入できるようにする。

今後、アプリを活用したOtoO施策の取り組みなども共同して展開していく考え。セミナーなども実施することで導入社数を増やしていく計画だ。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

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中川 昌俊

ついに始まったドローンの商用配送サービス。楽天市場での活用、今後の課題は? | 通販新聞ダイジェスト

9 years 10ヶ月 ago
千葉県御宿町のゴルフ場で、食料品や飲料、ゴルフボールなどをコース上の利用者まで届ける

楽天は5月9日、ドローンを使った配送サービスを開始する。千葉県御宿町のゴルフ場「キャメルゴルフリゾート」において、食料品や飲料、ゴルフボールなどをコース上の利用者まで届けるというもの。3月に同社が出資した自律制御システム研究所(ACSL)のドローンを利用。楽天の「楽天技術研究所」が開発した画像認識技術を搭載、荷物を自動的に離す機能を備えるなど、改良を進めた。同社では、1カ月間の予定でサービスを実施。利用者の反応を見ながら拡大する計画で、将来的には仮想モール「楽天市場」の商品を、ドローンで配送したい考えだ。

実績を重ね、ネット販売での商品配送の実用化をめざす

サービスの名称は「そら楽」。楽天によれば、ドローンを使った商用の配送サービスは世界初という。三木谷浩史社長はゴルフ場からサービスを開始する理由について、「広大な開けた空間があり、ユーザーニーズが明確だ。また、安全性を重視するという意味で、非人口密集地で規制対策が比較的容易。さらに、日本には3000以上のゴルフ場があり、市場規模も大きい」と説明する。

ついに始まったドローンの商用配送サービス。楽天市場での活用、今後の課題は?①
楽天が提供する「そら楽」で活用するドローン

ACSLが開発した機体を改良したドローン「天空」には、自動操縦機能が搭載されている。利用者は専用スマートフォンアプリから、プレー中のホールを選択。その後商品を注文する。一度にドローンに積める荷物は2キロまでだが、風速によって許容荷重が変わるため、運搬可能な重量を、都度アプリ下部のゲージで表示する仕組み。なお、配送料は無料だ。

ついに始まったドローンの商用配送サービス。楽天市場での活用、今後の課題は?②
「そら楽」は千葉県御宿町のゴルフ場「キャメルゴルフリゾート」でスタート

支払いはクレジットカードか楽天スーパーポイントによる。注文後に商品がドローンに搭載され、飛行、荷降ろし、帰還までがすべて自動で行われる。アプリでは、商品発送準備や飛行開始時に、手持ちのスマートフォンにプッシュ通知される。また、アプリから「配達準備中」、「飛行中」など、注文した商品のステータスを確認することができる(=画像)。

ついに始まったドローンの商用配送サービス。楽天市場での活用、今後の課題は?③

ドローンはGPS機能を使い、指定した場所まで飛行するが、「誤差が4~5メートル生じる」(ACSLの野波健蔵社長)。ゴルフ場でこれだけの誤差が起きると、池や樹木などが障害となる恐れがある。そのため、楽天技術研究所の画像認識技術を搭載。着陸点にあるシート上の「Rマーク」を認識し、50センチ程度の誤差で着陸することができる。また、ACSLのドローンは、風に強いフライトコントローラーを実装しているため、湾岸のように風の影響がある地域でも、風速8メートルまでなら飛行可能という。

千葉大学教授でもある、ACSLの野波社長は、今回の取り組みについて「空の産業革命の第一歩が始まった一日だ。新しい歴史が開かれ、イノベーションがいよいよスタートしたという実感がある」とコメント。野波社長によれば、アメリカではアマゾンが2013年にドローンによる商品配送構想を公表したものの、実用化のめどは立っていないという。今回の楽天とACSLの取り組みは、ドローンを使った商用の配送サービス開始という点において、ライバルに先んじた形だ。

今後、楽天ではドローン配送をどのように拡大していくのか。まずは1カ月間サービスを展開し、改善すべき点を洗い出す。三木谷社長は「技術とオペレーションを蓄積し、デリバリーも含めた一般的なショッピングにドローンを展開していきたい」と話す。将来的には、楽天市場出店者の商品もドローンで配送する仕組みを作っていく。今回のドローンは最大荷重が2キロだが、「安全性や騒音の問題を解決し、10キロ程度まで運べるようにしたい」(ACSLの野波社長)という。

まずは山岳部や過疎地など、車で配送するにはコストがかかる地域への配送手段として確立したい考えだ。都市部については「着陸ポイントなどインフラさえ整えば商用ベースに乗ると思う。ただし、規制の問題があるので、安全性を実証しながら、国や地方自治体に認めてもらえるようにしたい」(三木谷社長)。さらには、災害が起きた際に、現地へ医薬品などを届ける手段としての活用法も模索する。

「コンピューターもスマートフォンも海外勢に負けたが、ドローンについて同じ轍を踏まないようにしたい」(ACSLの野波社長)。楽天では千葉市などと連携し、千葉市美浜区の幕張新都心でドローンの実証実験を行っているが、これは国家戦略特区の規制緩和を活用したもの。楽天ではネット販売における商品配送の実用化に向け、実績を重ねたい考えだ。

『インフラ整えば商用ベースに』物流の効率が飛躍的に向上

4月25日の発表会における、三木谷浩史社長(=写真)と報道陣との一問一答から抜粋し掲載する。

ついに始まったドローンの商用配送サービス。楽天市場での活用、今後の課題は? 三木谷浩史社長④

――今後のサービス展開はどうするのか。

「ドローンを使った実験はこれまでも行われてきたが、このように商品がドローンで届く、しかも完全自動運転というのは世界初の取り組みではないか。これをベースに、どのように本格的なサービスにしていくかということになる。プランはすでにいくつかあるが、早い段階での大規模な展開を進めたい

――独自開発の画像認識技術があるとのことだが、ハード・ソフト含めてどこが差別化ポイントになるのか。

「基本的には正確に届けること、安全に届けることが一番重要になる。画像認識にしても、GPSだけでは指定した場所から50センチ以内に着陸することはできない。また、マニュアル操作よりも、コンピューターによる自動制御の方が安定している。安定飛行と安全な着陸・離陸を複合的なテクノロジーで実現していく。また、災害地への配送や山岳部への配送のように、ユニバーサルなサービスを提供するなど、より日本に特化したサービス実現が差別化につながるだろう」

――楽天市場での活用に向けて。

「ロケーション的に言うと、都市部よりは、例えばなかなか近くのお店にいけないお年寄りがいる、というような地域から展開したいと考えている。都市部については規制の問題がある。実証実験をしながら、地方自治体や国と相談しながら展開する。最終的には、楽天市場出店者の荷物もドローンで配送できるようにしていく。都市部は人間が運んだ方が効率は良い場合もあるだろうが、人口の密集度によっては、ドローンで配送したほうが安全であり、コストも安いということも考えられる。ただ、都市部もインフラさえ整えば商用ベースに乗ると思う。全国の都市部で展開するには、専用着陸ポイントなど環境整備が必要になる」

――出店者の荷物を配送する場合、いったん荷物を拠点に集めてからドローンで配送するのか。

「そこまで行くにはもう少し時間がかかる」

――配送コストの問題は。

「物流に関する最大のコストは人件費だ。ドローンはこれがゼロなので採算は合うだろう。また、空から直線で届けられることを考えると、将来的には配送のうちかなりの割合がドローンになってもおかしくない

――収益性についてはどう捉えるか。

最初から利益を出すことは考えていない。軽量の生活必需品、なおかつ緊急性の高いものついては十分商用ベースに乗るのではないか。将来的には運べる重量・距離・速度を上げていくことになるだろう」

――海外展開は。

「もちろんやっていきたい。風に強いという特徴があるので、日本で飛べるなら海外でも飛べると思う」

――ドローンによる配送が当たり前になるのはいつ頃だと思うか。

少なくとも10年後には当たり前になっているだろう。空は道路と違って三次元の空間だ。道路のように渋滞がないので、物流における生産効率が爆発的に向上する可能性がある。安全性をクリアしながら、ドローンがたくさん飛んでいるという時代が来るのではないか」

「通販新聞」掲載のオリジナル版はこちら:
楽天  ドローン配送開始、商用サービスは世界初(2016/04/28)

通販新聞

「ZOZOTOWN」の年間流通額は23.6%増の1595億円

9 years 10ヶ月 ago
2017年3月期はボタン型ビーコン、海外展開、プライベート・ブランドの販売などを計画している

スタートトゥデイは4月28日、2016年3月期業績を発表し、商品取扱高が前期比23.6%増の1595億円になったことを明らかにした。積極的なプロモーションを展開したほか、「ZOZOTOWN」に新規出店するファッションブランドが増加。ユーザーインターフェイスの改善などで取扱高を大きく伸ばした

事業別の取扱高を見ると「ZOZOTOWN事業」の取扱高は前期比31.2%増の1461億500万円と大きく拡大。ブランドとの協業による積極的なクーポン施策、ライフスタイルや利用シーンの多様化に合わせたCRMシステムにリプレイスしたことで、会員1人あたりの年間購入金額が拡大した。

年間購入金額は4万7937円(同10.1%増)、年間購入点数は9.4点(同22.1%増)となった。

前期は新たなブランドの新規出店にも力を入れ、「ポロラルフローレン」「ライトオン」「ABCマート」「サマンサタバサ」など280ショップが新規出店。品ぞろえの強化につながり、流通額拡大につながった。「ZOZOTOWN」の2016年3月末時点のショップ数は867ショップ。

一方、ブランドの自社ECサイトの運営受託のBtoB事業の流通額は前期比25.0%減の132億8000万円。実店舗との連携などに目を向けるブランドが増えたことから、自社サイト運営をスタートトゥデイから引き上げるケースが増えているためとしている。

今期(2017年3月期)も引き続き商品取扱高を拡大させる戦略で、年間商品取扱高は前期比22.3%増の1950億円を計画。積極的な新規出店、ブランドとの協業によるポイントキャンペーンを軸に高い成長を実現させていく。

新たに、ボタン型ビーコン、海外展開、プライベート・ブランドの販売などを計画している。

スタートトゥデイの年間商品取扱高の推移と中長期目標

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

イケアが通販サービスを首都圏で開始、メール注文で「IKEA 船橋」から商品を配送

9 years 10ヶ月 ago
千葉県と東京23区を対象配送エリアとしたメールショッピング「メールショッピングサービス」を開始

スウェーデン発の家具専門店を運営するイケアグループの日本法人イケア・ジャパンは4月24日から、千葉県と東京23区を対象配送エリアとしたメールショッピング「メールショッピングサービス」を開始した。

「メールショッピングサービス」で注文できるのは、実店舗の「IKEA 船橋」で販売している商品。「IKEA Tokyo- BayのIKEA FAMILYメンバー」が利用できる。

イケア・ジャパンのウェブサイトで商品を選びショッピングリストを作成、PDFとして保存したリストを専用の申し込みページから送信すると仕組み。

実店舗での購入・配送手続きを代行する「ピックアップ代行サービス」のスタッフが発送手続きを行う。料金は配送料金に加え、商品ピックアップ代行サービス料金(999円)がかかる。

イケアが通販サービスを首都圏で開始、メール注文で「IKEA 船橋」から商品を配送

「メールショッピングサービス」の利用イメージ

「メールショッピングサービス」は2014年11月、福岡県内の実店舗「IKEA 福岡新宮」で開始。九州圏内、山口圏の離島を除く地域を配送対象に展開している。2015年には宮城県仙台市内の「IKEA 仙台」でも東北6県、北海道を対象に開始した。

顧客数や物量が多い関東圏で始めるのは今回が初。

イケアの本社では、実店舗を展開するすべての国でECサイトを展開する方針を発表しており、日本経済新聞の報道(詳しくはこちら)では2016年中にもネット通販を始めるとされている。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

アフィリエイト広告「承認」のコツ/1,000円を超えると4割が複数サイトで比較し始める | 週間人気記事ランキング

9 years 10ヶ月 ago
2016年4月22日~28日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?

隔週でお届けしている「EC事業者のためのアフィリエイト再入門講座」。第7回は承認作業について。放置→拒否には気を付けましょう。調査関連の記事も人気です。アプリのMAUランキングには意外なサイトがランクインしています。

  1. アフィリエイト運用の成功を左右する!?「承認」の落とし穴

    tweet43このエントリーをはてなブックマークに追加

    提携数2,000をクリアするために、知っておきたい承認作業のポイント(第7回)

    2016/4/22
  2. 通販の基本は「必要なもの・情報を、必要な量だけ、必要な時に、お客様へお届けする」

    tweet6このエントリーをはてなブックマークに追加

    どんなECサイトでも当てはまる成長するための通販の鉄則を仲庭氏が解説(第1回)

    2016/4/27
  3. 7割のユーザー「送料無料」「最安値」がECを選ぶ条件。家電量販のEC利用率は4割、など

    tweet14このエントリーをはてなブックマークに追加

    「ネット通販を選ぶ際の必須条件」「複数サイトを比較し始める商品の価格帯」「業態別のECチャネルの利用率」をNRIが調査

    2016/4/22
  4. 最新 ショッピングアプリ ランキング! 伸びてるアプリの共通点は?

    ショッピングアプリの「MAU(マンスリー・アクティブ・ユーザー)」を調査。実際に利用しているユーザー数が多いアプリをご紹介します。(連載第5回)

    2016/4/25
  5. ついに動き出すユニクロのオムニ戦略。当日配送などを実現する物流拠点が4月竣工

    今年秋には有明物流センターを基点とした新オムニチャネル戦略「デジタルフラッグシップストア」を開始する

    2016/4/22
  6. 日本郵便、ecbeingとシステム連携し、コンビニ・郵便局店頭受け取りの導入を容易に

    約4万5000拠点での拠点受け取りサービスの導入はecbeingが初

    2016/4/26
  7. YouTubeのEC用向け動画広告「TrueView for shopping」の利用に必要な「データフィード」って何?

    EC界隈が注目する「データフィード」とは? 知識ゼロでもわかるダイナミック広告を解説

    2016/4/26
  8. 熊本地震 ドモホルンリンクルの再春館製薬と配送キャリアの状況

    2016年4月15日~21日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?

    2016/4/22
  9. “顧客の声”を“宝の山”にするECサイトの運営を楽天など4事例に学ぶ

    らでぃっしゅほーや、ルクサ、トーキョーオタクモード、楽天はどのように“顧客の声”を生かしているのか。その事例を紹介

    2016/4/25
  10. 【最新情報】中国向け越境ECの新税制度、何が変わった? 現場で起きていることは?

    中国に駐在し、実際にECも手がけるエフカフェの高岡正人取締役が中国ECの状況をレポート(vol.15)

    2016/4/26

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    「バックヤードフェス」を開催、多くのEC関係者、一般ユーザーが来場

    9 years 10ヶ月 ago
    バックヤードアワードでは15店舗からそれぞれバックヤード担当者1人が選出

    ネットショップ管理システムを提供するアイルは4月23日、東京・表参道のイベントスペース「COMMUNE246」でEC企業によるワークショップやバックヤードなどに関するセミナーなどを行うイベント「バックヤードフェス2016」を開催した。

    壁紙の貼り方や着物の着方などに関するワークショップや、物流倉庫でのピッキングを体験ができるゾーンを設けたほか、カフェスペースとして人気ECサイトの商品が味わえるようになっており、EC関係者のほか、多くの一般ユーザーも多く来場した。

    セミナーイベントでは、「これからの『ECの話』をしよう」と題し、男性向けアパレルECサイト「SILVER BULLET」の高木孝社長、自転車向けチャイルドシートなどのECサイト「自転車グッズのキアーロ」の佐々木伸一氏、人気漫画「ドラゴン桜」「宇宙兄弟」などの編集担当をし、現在は作家エージェント会社を立ち上げた佐渡島庸平氏の3氏が鼎談。ECにおけるファンづくりの在り方、将来のEC体験、バックヤードの重要性などについて語り合った。

    セミナーの様子

    またバックヤードの優れたショップを表彰する「バックヤードアワード」では、今年から選出されたショップの中で特に頑張った個人1名を表彰する形に変更。15店舗からそれぞれバックヤードで活躍する社員、パートのメンバーが表彰されていた。受賞者は以下の通り。

     

    店舗名受賞者名推薦者からのコメント
    靴のリード佐々木 朋美スタッフをよくまとめ、常に明るく前向きで会社を支えてくれてます。
    梅酒専門店 プラム保田 聖この場所に来たかったのですが、⺟の日を目の前にして、作業を止めれないと、今日も出荷作業をしてくれてます。彼がいるから、安心して任せて出てこれました。
    ムラサキスポーツonlinestore庄内 直樹いつも受注、商品手配、倉庫整理のリーダーでがんばってくれています。
    特に、昨年9月の新規システムへの変更の時には、クロスモール導入に際し、各システムとの連携設定、率先して活用方法を見出し、スタッフへの指導も実施してくれました。成果として棚卸での在庫差異が減ったこと、効率も上がり業務スピードUPに繋がったと思います。これからもよろしくお願いします。
    おいしいねいばらき大沼 明弘入社1年ですが、仕組みを理解し、何よりもお客様にわかりやすく丁寧にそして正確に対応しています。
    また、作業効率を考え常に細部に気を配り工夫改善にも努めています。
    着物なごみや臼田 容子販売企画の立案から、問合せ、発注、出荷まで、バックヤード業務に日夜邁進している姿は、ネットの向こう側のお客様にリアルに伝わっています。
    次のステージとして、出荷作業をアウトソーシングすることにより、さらなる顧客満足、ひいては社会貢献に繋げていってください。
    皆でもう一踏ん張り、倉庫外注に向けた作業を克服して、爽やかな夏を迎えましょう。
    Monday moon宮本 奈緒美入社してまだ2年足らずにも関わらず、我が社の窓口として顧客からのスキンケアのご相談から、コスメ原料に関する専門的な内容まで幅広く対応してくれています。また、非常に前向きに新しいことに次々に挑戦する姿は、他のスタッフにもよい影響を与えています。柔軟でストイックで明るい理系⼥子!として我が社になくてはならない⼈物です。
    IKEUCHI ORGANIC中山 洋香昨年の年末商戦、昨対200%の大量受注も増員なしで多数の福袋作成、発送準備から出荷と中山さんいなくしては成り立たないバックヤード業務でした。お客様からの多種多様なリクエストを的確にさばいてパートさんに受け渡す司令塔の役割は、今後の売上拡大には欠かせない裏方の中心人物です。ノウハウの蓄積や継承をよろしくお願いします。
    よなよなの里 エールビール醸造所新津 良明よなよなの里の商品サービス「年間契約(定期商品)」に対応した、受注処理システムの構築。
    これまで手動で処理していた「年間契約の注文処理業務」の自動化に成功。
    アイル社と連携を取りながら、要件定義〜開発〜ローンチと、ほぼスケジュール通りに遂行してくれました。
    この自動化により、注文処理能力は従来の4〜5倍向上し、コスト削減(人件費効率化)と、顧客サービス向上の2つを実現・貢献してくれました。
    パーフェクトスペース&パーフェクトフロアーズ小名川 弘行パーフェクトスペース楽天店の開店からクロスモールさんを利用させていただき約3年ほどになります。
    今では7店舗!! クロスモールさんを通して、たくさんのお客様と日々接しています。特にお越しいただいたお客さまひとりひとりに愛情を持って、ポジティブに取り組む姿勢は、弊社スタッフのお手本となっています。信頼と感謝を込めて彼を推薦いたします。また、今後の活躍を心から期待しています。
    鞄と財布の総合商社 アスカショップ川島 直樹社内の運営・クロスモールをより良くするため、日々取り組んでいる姿にいつも感謝しています。これからも一緒に、アスカショップとクロスモールを盛り上げていきましょう!いつもありがとう!
    磁気ネックレスの通販 ほぐしや本舗鈴木 麻衣子商品への愛情が人一倍強くサンプルは率先して試して、ページ作りのアドバイスをくれたりお客様対応に活かしたり、パートさんという立場でありながら社員目線で仕事を捉えてくれる姿にはいつも感服しています。
    今やベテランの域を超えレジェンドのような存在です。(笑)これからも持ち前の明るさで受注チームをグイグイ引っ張ってください!本当にいつも感謝しています♪ありがとう!
    きもの京小町斉藤 亜耶多店舗をまとめるネット事業部部長として、クロスモールを駆使して頑張ってくれています。
    本当にいつもありがとう!これからも期待しています。
    Sports pro shop MOVE野﨑 めぐみ複雑な受注処理の基盤を作り、セール時の大量注文でも出荷業務を円滑に進めるために
    委託先の担当者と事前に連絡を取りミスのない様に常に対応してくれています。
    現在は後任スタッフの育成にも力を入れ頑張ってくれています。
    atmos小森 宏和小森くんは、ウェブ部署に配属され13年になります。
    当時、弊社ECサイトはCGIのショッピングカートでアップも大変、また配送伝票も複写式の手書きで対応していました。その頃から小森くんは受注業務を担当し、今ではEC9店舗を束ねる弊社ECの中心的人物です。
    性格は真面目で黙々と業務をこなす彼の存在は、20人以上いるウェブ部署全員から信頼されています。
    これからも変わらずウェブ部署を纏め、改善を重ねていく彼に期待しています。
    SILVER BULLET無津呂 晴菜その前にグイグイ来る姿勢と、仕事熱心なモチベーションは縁の下の力もち以上のバッグヤードとして、いつも活躍して助かっています。
    これからも今以上に成長して会社を下から押し上げていけるような存在になってください。

    バックヤードアワード受賞者

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    中川 昌俊

    購入手続きを1ページで完了。スマホECのカート落ちを防ぐ購入フローを「aishipR」が導入

    9 years 10ヶ月 ago
    レスポンシブECサイト構築ASP「aishipR」のロックウェーブが5月下旬、「aishipR」に標準搭載する

    レスポンシブECサイト構築ASP「aishipR」のロックウェーブは5月下旬、カート内の購入手続きを1ページで完了できる購入フロー「ワンページカート」の提供を始める。「aishipR」を利用するECサイトのユーザーは、短いカートステップと時間で買い物を完了できるようになる。

    「ワンページカート」のポイントは次の4点。

    • ページ移動を極力少なくし、最短1ページで購入が完了
    • 初めての購入する場合での情報入力を必要最低限に集約し、モバイルでの入力のストレスを低減
    • 会員購入では、会員情報として保持している情報を利用し、必要最低限の確認のみで購入が完了
    • 項目チェックなどの入力補助のEFO(エントリーフォーム最適化)を搭載し、入力のストレスを低減
    • Android端末のデザインガイドラインにも採用されているマテリアルデザインを起用し、誰でも感覚的に操作できるUIを提供

    会員購入時のカートステップは、画面移動を極力省いた単一確認画面のみのWebページで構成。非会員購入の際の情報入力は縦スクロールやフリックなどのUIを省いたモーダル画面で構成した。

    非会員として購入する場合、従来のカートステップでは3つのページに分かれていた「注文者情報(氏名・住所)」「決済・配送選択(クレジットカード情報入力など)」「注文の確定」を1ページで行うように設計。

    会員としてログインしている状態での購入は、会員情報として保持している情報(氏名、住所、配送先、クレジットカード情報など)での利用を前提に、購入確定のボタンをタップするだけで購入が確定する仕組みにした。会員情報からの変更がある場合のみ変更する。

    1ページで購入が完了。スマホECのカート落ちを防ぐ購入フローを「aishipR」が導入、ロックウェーブ

    従来のカートステップ

    1ページで購入が完了。スマホECのカート落ちを防ぐ購入フローを「aishipR」が導入、ロックウェーブ

    「ワンページカート」のカートステップ

    スマートフォンなどのモバイル端末でのECサイト利用は、移動するページ数が増えるとユーザーの離脱が増加するといわれている。ロックウェーブは購入完了までのステップを簡略化することで、「aishipR」を導入しているスマホECサイトの成約率アップにつなげる。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

    瀧川 正実

    未曾有の事態、企業はどう動く? 熊本の通販会社えがおの活動に学ぶ

    9 years 10ヶ月 ago
    BCP(事業継続計画)や地域支援といった観点から、熊本地震の被害を受けた通販会社えがおの活動を紹介

    熊本市に拠点を構える健康食品の通販・EC会社えがおは、熊本地震の被害を受けた1社。本社の一部損壊、事業の一部ストップなど企業活動に影響が発生した一方、周辺地域への支援に奔走する。こうした未曾有の事態が起きると、企業には経済活動だけではなく、支援活動など大きな役割が求められる。未曾有の事態に企業はどう動くべきか。BCP(事業継続計画)地域支援といった観点から、えがおの震災後を追う。

    早期再開のカギは一極集中避けたリスク分散体制

    4月14日、震度7の地震に襲われた熊本県。熊本市に本社を構える、えがおの経済活動にも直撃した。震源地付近ではあったが、「耐震構造をしっかりとした設計にしていた」(えがお広報担当者)ということもあり、被害は窓ガラスや壁の破損などにとどまった。

    スタッフの安否は確認できたが、自宅の損壊など被災したスタッフは少なくない。いまでも避難所など自宅以外から出社している従業員もいる。

    大きな地震が発生した後の4月16日、商品受注の大きな役割を担うコールセンターの運営を中断したが、17日午後には一部再開。物流インフラの寸断といった影響を受け配送面が一時ストップしたものの、4月22日前後には配送を再開した。ただ、物流インフラの寸断などの影響は現在も続き、荷物の配送に遅れが生じている。

    えがおの通販ビジネスは、コールセンターでの顧客応対が中心。つまり、コールセンターの寸断は企業業績に直結する。また、本社でスタッフが稼働できなければ事業を継続していくことは難しい。えがおはどうしたのか?

    まず熊本市に構える社屋。2014年に完成した新社屋は耐震化に優れた構造で設計電源装置や貯水タンクを設備として備え、未曾有のトラブルにも対処できるようにしていた。その結果、停電や断水といった影響を避けることができた。

    また、物流拠点は全国地域に複数分散コールセンターの一部はアウトソーシングしていた。一極集中による効率化を求める体制ではなく、リスク分散を重視したビジネス設計を施していたことが、コールセンターや商品配送の早期稼働の実現につながった。

    えがおの広報担当者もこう説明している。

    物流拠点を複数個所に分散させていたり、コールセンターの一部をアウトソーシングするなど、一極集中していなかった点が早期復旧を可能にしたと考えます

    ちなみに、コールセンターを4月16~17日の間、一時ストップしたのは、地震による影響と社屋に避難した周辺住民など約300人の避難者対応を行うため(詳細は後述)。駆けつけることができた従業員が総出で、避難者の対応にあたった。

    未曾有の事態、企業はどう動く? 熊本の通販会社えがおの活動に学ぶBCP(事業継続計画)や地域支援活動①
    本社1階を急遽、避難所として開放した

    周辺住民への支援に奔走、避難所として本社を開放

    4月14日の地震発生直後。えがおは本社1階のレセプションホールを近隣住民の緊急避難所として開放した。不安になった地域住民がえがおの社屋に避難してきたため、急遽、緊急避難所として臨時開放。4月17日の昼頃まで避難所として提供した。

    14日以降、本社に駆け付けることができた従業員は総出で避難者に対応。ただ、公設の避難所ではないため、当初、支援物資は皆無だった。スタッフが確保した水や食料品をまずは提供。自宅からお米や炊飯器を持ち出し、おにぎりやおみそ汁も作ったという。

    未曾有の事態、企業はどう動く? 熊本の通販会社えがおの活動に学ぶBCP(事業継続計画)や地域支援活動②
    避難所ではおにぎりなどの食材を社員らが提供

    14日夜は約30人、15日は10人ほどが宿泊し、社員数人が対応。16日未明の本震後は、地域住民が続々と避難するためにえがおの本社を訪れ、最も多いときで約200人、総勢300人ほどが滞在した。

    その後、スタッフたちは各避難所を回り始める。4月19日からは野菜不足解消のために主力の青汁を提供。スポンサーを務めるサッカーJ2の「ロアッソ熊本」の選手とともに、子どもたちを対象としたサッカー教室を開くなど、支援活動を継続している。

    未曾有の事態、企業はどう動く? 熊本の通販会社えがおの活動に学ぶBCP(事業継続計画)や地域支援活動③
    支援活動の一環として子ども向けのサッカー教室を開催

    その一方、北野忠男社長は被害の大きかった益城町や西原村、熊本市内の被災地域や避難所に足を運んだ。その中で、家屋の倒壊・損壊などで自宅へ戻れない人たちの切実な声を聞いた。

    未曾有の事態、企業はどう動く? 熊本の通販会社えがおの活動に学ぶBCP(事業継続計画)や地域支援活動④
    他の被災地に出向き、避難生活を送っている人たちの支援を継続している
    未曾有の事態、企業はどう動く? 熊本の通販会社えがおの活動に学ぶBCP(事業継続計画)や地域支援活動⑤
    北野忠男社長自ら、被害の大きい益城町や西原村に足を運んでいる

    えがおは「次の住まいが決まるまで長期的にできる支援がないか」と模索。急遽、熊本市と連携して熊本市東区東本町にある旧本社ビルを避難所として開放した。4月27日現在、約60人の周辺住民などが避難生活を送っている。

    未曾有の事態、企業はどう動く? 熊本の通販会社えがおの活動に学ぶBCP(事業継続計画)や地域支援活動⑥
    熊本市と連携し旧社屋も避難所として開放した
    ◇◇◇

    えがおは、経営理念の下、ボランティア活動や社会貢献事業を積極的に行っている。震災後、自らも被災の影響を受けながらも、周辺地域への支援活動に精を出すのは徹底した経営理念が日頃から実践されているからだろう。

    こうした状況や取り組みを踏まえ、えがおの広報担当者は次のようなメッセージを寄せてくれた。

    全国の皆さまからの温かい励ましのお言葉やご支援、心より感謝申し上げます。復興までは長い道のりになると思いますが、地域の方とともに1日も早い復興のため、全社一丸となって取り組んでまいります。

    未曾有の事態、企業はどう動く? 熊本の通販会社えがおの活動に学ぶBCP(事業継続計画)や地域支援活動⑥
    えがおの支援を受けた子どもたちからメッセージが贈られている

    【関連リンク】

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

    瀧川 正実

    BtoB卸の「NETSEA」に不正アクセス、最大13万件強の個人情報が漏えいした可能性あり

    9 years 10ヶ月 ago
    外部からの不正アクセスで、会員情報は最大13万1464件、カード情報は最大7386件が流出した可能性がある

    オークファンの子会社であるNETSEAは4月27日、B2B卸のプラットフォームサイト「NETSEA」が外部からの不正アクセス攻撃を受け、会員情報は最大13万1464件、カード情報は最大7386件が流出した可能性があることを明らかにした。

    流出した可能性のある個人情報は次の通り。

    対象顧客

    • 2015年年4月1日~2016年4月15日までの間、会員情報を登録・変更した顧客
    • 2016年1月1日~4月15日までの間、クレジットカードで登録した顧客

    流出した可能性のある個人情報

    • 氏名
    • 住所
    • 電話番号
    • メールアドレス
    • サイトのログイン会員ID、パスワード
    • クレジットカード情報(カード番号、有効期限、カード名義、セキュリティコード)

    決済代行会社から4月4日、「NETSEA」で決済したカード情報を用いて不正利用が行われた疑いがあるとの報告が入り、翌日に第三者調査機関「Payment Card Forensics株式会社」へ調査を依頼。

    4月15日にサイトの脆弱性を確認し、サーバープログラムの更新パッチを適用。4月18日にクレジットカード決済機能を停止した。

    オークファン子会社でBtoB卸の「NETSEA」に不正アクセス、個人情報が最大13万件強が漏えいした可能性あり

    「NETSEA」のトップページには不正アクセスのお知らせが記載されている(画像は編集部がキャプチャ)

    クレジットカード決済は「所定の安全性を満たすのかを徹底確認し、カード会社合意の上のうえで再開する」(NETSEA)という。今後は親会社オークファンの情報システム部門と連携、グループ会社全体のサイトセキュリティの強化を図るとしている。

    「NETSEA」はもともと、ディー・エヌ・エーが提供していた「DeNA BtoB market」。オークファンが2015年に「DeNA BtoB market」事業を買収。DeNAが会社分割によって新設したNETSEAの全株式を取得する形で譲り受けた。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

    瀧川 正実

    家電量販の「デンキチWeb」に不正アクセス、セキュリティコードなどカード情報が流出か

    9 years 10ヶ月 ago
    クレジットカード情報(カード名義・カード番号・有効期限・セキュリティコード)、住所、メールアドレスが流出した可能性

    埼玉県を中心とした家電量販店チェーンストアの、でんきちが運営する通販サイト「デンキチWeb」で、不正アクセスによりカード情報を含めた個人情報が漏えいした可能性があることがわかった。流出対象にはセキュリティコードも含まれている。

    漏えいした可能性があるのは、2016年3月5日~22日の間、クレジットカードを使って買い物をした顧客の情報。

    クレジットカード情報(カード名義・カード番号・有効期限・セキュリティコード)、住所、メールアドレスが流出した可能性がある。

    3月22日にクレジットカード会社からカード情報流出の懸念について連絡を受け、同日に通販サイト「デンキチWeb」のカード決済を停止。情報漏えい調査などのPayment Card Forensicsに調査を依頼した。

    4月5日に最終調査報告書を受け、漏えいの事態が発覚。カード会社などと対応を協議した。所轄警察署、所轄官庁にはそれぞれ3月24日に報告している。

    家電量販の「デンキチWeb」に不正アクセス、セキュリティコードなどカード情報が流出か

    「デンキチWeb」は現在、カード決済を停止している(画像は編集部がキャプチャ)

    「デンキチWeb」では現在、クレジットカードを使った決済を停止。システムの安全性が確認でき、クレジットカード会社に合意を得た上で再開する予定。今後は一層のセキュリティ、監視体制の強化を図るとしている。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

    瀧川 正実

    JR名古屋髙島屋で「楽天市場セレクション」、グルメやファッションの催事イベント

    9 years 10ヶ月 ago
    ファッションや雑貨をあわせて展開する催事は初開催

    楽天とジェイアール東海髙島屋は5月3日から9日の7日間、ジェイアール名古屋タカシマヤで「楽天市場」で人気のグルメやファッション、雑貨を集めた催事イベント「楽天市場セレクション」を開催すると発表した。

    「楽天市場」の人気グルメを集めた催事イベント「楽天うまいもの大会」は各地の百貨店で開催していた。今回は初めてファッションや雑貨を販売する。

    「楽天市場セレクション」には、「楽天市場」に出店している店舗の中から、チョコレート専門店「横浜チョコレートのバニラビーンズ」やファッションセレクトショップ「イーザッカマニアストアーズ」、寝具・生活雑貨店「Fabric Plus -ファブリックプラス-」など人気店38店舗が出店。

    イベントで先行販売となる新作ファッション商品も取りそろえ、併設のイートインコーナーでは、人気店のこだわりグルメをその場で実食することができる。

    会場内では、楽天の研究開発部門「楽天技術研究所」が開発しているバーチャルショッピングアプリを紹介する。

    楽天とジェイアール名古屋タカシマヤは、2012年から4年連続で「楽天うまいもの大会」を開催。2015年に開催した際には7日間の会期で約16万人が来場するなど、人気のイベントとなっている。今回はファッション、雑貨も取り扱うことで、さらなる来場促進を図る。

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    中川 昌俊

    通販の基本は「必要なもの・情報を、必要な量だけ、必要な時に、お客様へお届けする」 | これができていないネットショップは成長できない~EC企業がやらなければならない通販の鉄則~

    9 years 10ヶ月 ago
    どんなECサイトでも当てはまる成長するための通販の鉄則を仲庭氏が解説(第1回)

    売れ残った人気のない商品を一生懸命販売した経験はありませんか?

    売れる商品の在庫が無いのに、予算を達成するために苦しんだ経験はありませんか?

    「売れない商品も売れるようにするのがプロ!『今あるものを売れ、それが会社のためだ』と、販促や広告に注力していませんか?

    商品が売れる時期に、売り切れている商品(SKU)がある場合、在庫管理が適正ではありません。在庫管理を正しく実施するだけで、売り切れによる販売機会損失を抑えることができます。売れないモノを売る技術も大切ですが、売れる商品をより売れるようにするための在庫管理方法もっと重要。その方法を解説します。

    売り切れは「異常」です

    在庫表を見た際、SKUの一部在庫が売り切れている店舗が多々あります。売り切れ状態が普通の状態と捉え、「異常」であると気付いていない店舗は少なくありません。

    在庫切れがある状態を「売れたから仕方が無い」「何が売れるのかを予想できないから仕方がない」と考えがち(言われがち)ですよね。在庫があればお客さまが購入してくれた可能性があります(販売機会損失が発生している状態です)。

    売上アップをめざす際、サイト改善や広告、特集ページを作成する店舗は多いですが、まず在庫切れによる販売機会損失をなくすことができれば、すぐに売り上げを伸すことができます。

    たとえばコンビニの在庫管理。お客さまは冷蔵庫の前からジュースを取り、スタッフは陳列棚のストックがなくなる前に、在庫を補完している裏側の冷蔵庫からジュースを補充します。そのため、在庫切れが発生しません。

    アパレルでは、リードタイム(発注~納品)が1か月以上必要な場合があります。コンビニでは数分で補充(≒リードタイム)するから在庫切れが発生しません。しかし、リードタイムが1か月以上あるアパレルでは在庫切れが発生する場合がありますよね。

    両者は異なる在庫管理方法に見えますが、在庫管理の要素(リードタイム、発注タイミング、発注個数、安全在庫)は同じ。共通要素をしっかりと管理することができれば、リードタイムが3か月と長期間であっても、必要最低限の在庫を確保しつつ、在庫切れリスクを少なくすることができます。

    売り切れには3種類

    売り切れには3つの種類があります。

    a. 商品が予想よりも売れた
    b. 商品が予定よりも遅く届いた
    c. 在庫切れが発生しても良い商品

    c.は問題ありませんが(戦略的在庫切れ)、a.とb.の事象は「不可避」と考えている人が多いです。「在庫が無いものは仕方ない」「今、在庫があるものを売るべき」という声をよく聞きます。

    しかし、経営者や担当者は、「必要なものを、必要な量だけ、必要な時にお届けする」ことが、ECサイトの使命であることを思い返してください。

    在庫切れをなくすためにはどうすればいいのでしょうか?

    a. 商品が予想よりも売れた場合

    「リードタイム=発注~納品」までの間に商品が売り切れた場合、販売予測が販売実績と合っていなかったと考えられます。販売予測を行う際に、よく間違えるのは以下4点(3.と4.に関しては次回連載で詳しく紹介します)。

    1. 販売予測を過去の実績から実施しているが、売り切れ期間を含んだまま実施していた
      → 販売予想はSKUで売り切れがない期間を実績として利用する必要があります。SKUの売り切れがある期間を除く(または補正する)販売実績をもとに販売予想します。
    2. セールなどの販促を販売予想に織り込まず、販促時に商品が売れて商品到着までに売り切れてしまった
      → 販売予想は販促を考慮して設計する必要があります。販売予想ができている会社は、「昨年実績 → 年間予算 → 月間予算 → 日割予算」の設計がしっかりと策定され、それをもとに、「商品カテゴリごとの予算 → 商品ごとの予算 → SKUごとの予算」が年/月/日別に決定しています。それにもとづいて仕入数を計算しています。
    3. 販売予想を過去の実績からデータで検討していないため、勘で商品発注を行っていた(次回連載で詳しく説明します)
    4. 新作商品なので、販売予想を立てることができず、予想以上に商品が売れてしまった(次回連載で詳しく紹介します)


    b. 商品が予定よりも遅く届いた場合

    リードタイム管理の仕組み作りが必要となります。商品の開発~納入までのモノと情報の流れを確認して、各工程にかかる時間を明確化しましょう。そして、リードタイム削減のためのアイテムを抽出して、それらの優先順位を決めて改善します。

    また、仕入先・製造工場が海外でも、お互いに仕入管理を行える管理・関係・契約を強化する必要があります。

    並行して、リードタイムを削減する活動を行う必要もあります。リードタイムを削減することができれば、売り切れが発生する可能性を低減することができ、在庫を減らすことができます。

    安全在庫を確保しよう

    販売予想を立てたにも関わらず、需要変動で商品が売り切れることがあります。この需要の変動を吸収するために「安全在庫」を持ちましょう。安全在庫とは以下の計算式で成り立つ数値のことです。

    安全在庫=安全係数 × √リードタイム × 販売数(SKU売り切れが無い期間)の標準偏差

    毎日5個商品が売れるのであれば、需要変動はゼロで、安全在庫を持つ必要がありません。しかし、現実は日々売れ販売数にバラツキが出てきます。このバラツキが大きいほど、需要変動が大きいと言え、販売予想と実績が乖離する可能性が高まります。この変動は販売実績の標準偏差で求めることができます。

    また、リードタイムの時間が長ければ長いほど、販売予想と実績が乖離する可能性が高まります。これらに、どこまでが安全な在庫か、ということを見る係数(安全係数)を掛けたものが安全在庫です。

    多くのECショップは、新商品の仕入数は経験とカンで決めたり、制約条件によるもの(店舗数やロット数など)が多いです。しかし、新商品の仕入数は、過去の販売実績から精度よく求めることができるものできるものなのです。

    ◇◇◇

    今回のまとめ

    次回連載では、新商品や再販商品を仕入れる際、何を何個仕入れるべきかをSKU単位で決定する方法を解説します。

    仲庭 拓也

    仲庭 拓也

    合同会社さくら 代表

    工学博士。海外での会社設立~工場建設~資材確保~販路拡販業務を6年間行う中で、トヨタ生産方式を用いた改善、人材育成、物流業務などを経験・習得。日本へ帰国後、コンサルティング会社「合同会社さくら」を設立して、海外での経験を基にコンサルティング活動を行っている。

    現在は、「楽天市場ショップオブザイヤー2015」獲得の2店舗を中心にコンサルティング。その他にも、お酒、下着、エステなど異なる複数の分野で、売上向上、在庫管理、新商品開発、SNS集客、人材育成、社内基盤整備などを中心に活動。

    仕入や在庫管理を適正化したい、通販サイトを構築したい、売上を向上させたい、業務改善を行ってムダな時間を削減・売上を上げる活動に注力したい、また、SNSを強化したいなどございましたら、お気軽にメールにてご相談ください。

    メール

    仲庭 拓也

    熊本地震でネット通販に携わる人たちができること

    9 years 10ヶ月 ago
    ネット通販事業者が熊本地震の被災地支援としてできること、今後の考えられる企業の課題について解説

    私は東日本大震災を千葉県で体験しました。そのことに加えて、被災地にボランティアに行き、なおかつ販促のコンサルタントという立場で、何かお役に立てる情報が発信できるのではないかと思い、ブログに記事をアップしました。自分の体験と推測が、みなさんの今後の活動や判断にプラスになってほしいと思い、筆をとりました。

    私たちがいまできること6点

    私の場合、販促が専門ジャンルということもありますので、その点に関して重点を置いてお話しします。まず、「私たちにできること」をレベル順に分けてみました。

    寄付をする

    熊本、九州以外に住んでいる私たちができることは、寄付しかないと思います。今回は交通インフラの被害が大きいので、勝手にボランティアに行ってしまうと、渋滞を巻き起こす可能性がありますし、ボランティアで宿泊施設を1室抑えてしまうことによって、被災され方や復興関係者のフットワークを悪くしてしまう可能性があります。だから「なんとかしてあげたい!」と思っている人でも、ひとまずは落ち着いて、「寄付をする」でアクションをとどめておき、様子を見守ったほうがいいと思います。

    熊本地震でネット通販に携わる人たちができること①
    ひとまずは落ち着き、「寄付をする」でアクションをとどめておこう

    デマを流さない

    私が東日本大震災で被災した際、非常に困ったのが、ありもしない情報に振り回されてしまったことでした。震災直後に「千葉に大震災が来るかもしれない」という、訳のわからない直メールをもらったときには、正直、不安と腹立たしさで複雑な心境になりました。
    もちろん、そういうメールを送る人は親切心でやっているかもしれませんが、不安な時に未確認情報を受け取ってしまうと、当事者としては、シャレにならないぐらい動揺してしまいます。なので、とりあえず、情報は根拠を確認してから発信するように心がけたほうがいいと思います。

    落ち着いたら、熊本のネットショップで商品を購入する

    震災に関しては、どんな状況であろうと、必ず“買い控え”が直後に発生します。こればっかりは避けれません。先の予測ができなくて不安を抱えている消費者は、まずは財布の紐を絞ります。そして、一時的に事業者の売り上げが下がります。

    これが、商売人にとったら精神的に応えるところがありまして、「このまま自分たちは、一生売れないんじゃないか」という、不安感に襲われてしまいます

    しかし、震災による買い控えは、長くは続きません。事実、東日本大震災の時は3月11日に震災が起きて、3月の最終の土・日曜日には、映画館やショッピングモールは買い物客で大いに賑わいました。人は極端な我慢をすると、そのリバウンドで一気にお金を使ってしまうのです。

    だから、熊本県の商売人のみなさんが消費の買い控えにもし陥って不安になってしまっても、まずは焦らないことです。そして、嵐を過ぎ去るのをじっと我慢してください。何度も言いますが、必ず、消費は戻ってきます。安心して下さい。

    そして、インフラの復旧次第ですが、もし、熊本のネットショップの出荷体制が万全な状態に戻ったら、みなさんで熊本のネットショップから商品を購入してみるのも支援策としていいと思います。おそらく、ヤフー、Amazon、楽天市場などで、そのようなボランティアの販売ページ企画が設置されると思います。

    そうなったときに、ネット通販をやっているような小さな会社やお店などから、少しでも商品を購入してあげると、小さな会社の経営者やスタッフは「大丈夫だ!」という前向きな気持ちになり、復興に向けてポジティブなモチベーションになってくれます。

    これが商売をやっている人にとったら、一番の元気付けの材料になります。そして、商品を購入したらFacebookなどで「熊本のお店から買ったよ!」ということを、1人でも多くの人に伝えてあげて下さい。「いいね!」のボタンの1つが、きっと熊本を元気にする「いいね!」につながると思います。

    熊本地震でネット通販に携わる人たちができること③
    熊本の商品を購入することが現地の商売人を元気付ける材料になる

    落ち着いたら、九州の各県のネットショップで商品を購入する

    熊本県に限らず、九州各都道府県のお店のネット通販で商品を購入してあげることです。先述したように、今回の震災は交通インフラの復旧に時間がかかりそうです。そうなると、九州以外の日本の各都道府県からのボランティアによる支援が、かなり難しいか、もしくは時間がかかる可能性があります。

    そうなると、できるだけ九州各県の企業やお店が元気になり、熊本を助ける経済基盤を九州全土に作ることできます。同じ商売人に対して全国の商売人ができる支援だと思います。だから、熊本の復旧の状況を見守りながらという条件付きですが、福岡、大分、宮崎、鹿児島、佐賀、長崎の各県のネットショップやネットサービスを利用してあげて、九州全土を応援してあげる必要は、今回はあると思います。

    ちなみに、この「落ち着いたら、熊本のネットショップで商品を購入する」と「落ち着いたら、九州の各県のネットショップで商品を購入する」に関しては、受け入れる側の準備も必要です。

    熊本県でネットショップを運営されている方は、ひとまず余震も落ち着き、状況を冷静に判断できるようになってからで構いませんので、自分たちのお店が、今、出荷体制ができる状況なのか分かり次第、情報をホームページにアップしたほうがいいかと思います。お客さんもそれを見て安心してくれますし、仮に見知らぬお客さんが来ても、「熊本」という住所を見て、「届かないかな?」「今、注文したら悪いかな?」と思われてしまい、買い控えされてしまっては、大きな機会損失を起こしてしまいます

    特に今回は、局地的な直下型の地震ということもあり、同じ熊本県内でも、被害の大きかったところと小さかったところに、大きな差が生じています。せっかく出荷体制が整っていても、お客さんが誤解をして、注文を控えてしまう可能性は、十分にあると思います。なので、熊本県内のネットショップやお店は、できる限り、ホームページで自分たちのお店が大丈夫な旨と、製造体制、出荷体制がどのような状況なのか分かり次第、お客さまに告知した方がいいと思います。

    そして、これは九州各県のネットショップにも同じことが言えます。意外に、関西より上の都道府県の人たちは、自分の馴染みのない地方が、どのような位置関係になっているのか良くわかっていないところがあります

    私が東日本大震災で被災した際も、被害には遭ったものの「千葉」はそこまで大きな被害はありませんでした。でも、九州や関西の知人からたくさんの「大丈夫か!」というメールが届いて、驚いたことを今でも覚えています。「結構、被害が大きかったところとは距離があるのになぁ」と思ったんです。馴染みのない人にとったら、やはり千葉と東北はすごい近い感覚があるようです。

    なので、今回の地震でも熊本県が大きな被害に遭いましたが、おそらく、関西より上に住む人たちは、「福岡も大変だ」「長崎も大変だ」と思ってしまっている可能性があると思います。そのため、熊本以外のネットショップさんも、もし、交通インフラの状況がわかって、問題がない状況であれば「お店は大丈夫です」「出荷も通常通りできます」としっかりアピールしておいた方がいいと思います。

    熊本地震でネット通販に携わる人たちができること②
    九州各県の企業やお店が元気になり、熊本を助ける経済基盤を九州全土に作っていこう

    熊本料理の飲食店で食事をする&九州料理の飲食店で食事をする

    できるだけそのような料理店で食事をすると、巡り巡って九州全土にお金が落ちていくという意味です。もちろん、店舗によっては、まったく九州から仕入れいていないお店もあるかもしれません。とりあえず、そういう飲食で食事をすることも、熊本の皆さんの手助けに遠からずつながっていくことは頭の中に入れておいた方がいいと思います。

    今回の震災で、熊本料理のお店に対して、手を差し伸べたい人たちがたくさん来店すると思います。でも、お店がいっぱいだったからって諦めずに、「じゃあ、博多もつ鍋を食いに行こう」「宮崎料理でも食べに行こう」という感じで、九州を軸に消費を少しでも考えてもらえれば、熊本の元気につながっていくのではないかと思います。

    熊本地震でネット通販に携わる人たちができること④
    消費を九州を軸に少しでも考えていこう

    ボランティアに行く

    今回は交通インフラの復旧が長引きそうなので、一先ずボランティア活動は熊本県内の人、そして九州各県の人にお願いをして、それ以外の人は、状況をしばらく見守った方がいいと思います。

    私の予想ですが、熊本県外の人がボランティアに参加できるのは、ゴールデンウィーク前か、もしくは空けてからぐらいでしょう。距離的にも、人口が比較的多い福岡県の人が日帰りでボランティアに駆けつけやすいところでありますが、それでも、被災地というのは慢性的な人手不足であることには変わりありません。

    なので、熊本県内、もしくは九州各県で、「ボランティアに行ってもいいかな」と思っている人がいれば、インフラが整い次第、駆けつけてあげて下さい。大義名分や意義などは必要ありません。僕も初めてボランティアに行った時は、「俺みたいな人間が行ってもいいのかな」「1人で行っても大丈夫かな」という不安がたくさんありました。

    でも、現地に行けば、なんとかなってしまうものです。そして、現場では本当に人がいません。特に、平日はめちゃくちゃ人がいないところがあります。もし、時間とお金に余裕がある人がいれば、無理しない範囲で結構ですので、ぜひ、ボランティアに足を運んでみてください。

    以下に、5年前に東北にボランティアへ行ったレポートがあります。準備や心構えなどを記載しているので、参考にしていただければ幸いです。今回は東北の震災と比較して、水による被害が少ないので、東日本大震災ほど重労働ではないと思います。ぜひ一度、足を運んでみてください。

    大丈夫! 個人でも行けるボランティアマニュアル! 【経営コンサルタント】(竹内謙礼氏のブログにジャンプします)

    熊本地震でネット通販に携わる人たちができること⑤
    被災地というのは慢性的な人手不足であることには変わりない

    九州各県の人が足を運べる距離にあったとしても、せいぜい、ボランティアに行ける人は、広島県ぐらいが限界ではないでしょうか。ただ、東日本大震災と熊本地震のもう1つの大きな違いは、LCCの格安航空会社の便が良い点です

    ジェットスターは成田発で大分、鹿児島、福岡へ飛行していますし、春秋航空に関しては、佐賀へも飛んでいます。往復でも、安いものであれば1万5000円ぐらい。復興に向けて増便する可能性もありますし、ボランティアの人手不足が深刻であれば、LCC側もボランティア向けの格安航空券キャンペーンを展開する可能性が考えらます

    交通インフラが整えば、レンタカーで空港から行ってもいいですし、もしかしたら、被災地に向けて定期バスが出る可能性もあります。バイクの免許があれば、福岡はレンタルバイクが充実しているのも見逃せないところです。

    博多空港のレンタルバイクについて(外部サイトにジャンプします)

    ただ、ホテルはかなり厳しいと思います。

    特に福岡は訪日客でホテルがいっぱいの状況。ここにきて、復興作業の方や被災された方がホテルに宿泊することを考えると、よほど前から予約を取らなくては、宿泊は難しいと思います。そのため、今回のボランティア活動は、できる限り知人の家を頼るか、ボランティアの団体から指示のあった宿泊施設に泊まることが、ベストなのかもしれません。

    あと、もう1点、私がボランティア活動で気になっていること。今回の熊本地震は、被災地が広く分散している点です。ニュースで集中的に報道された地域にはたくさんのボランティアが集まりますが、ニュースで報道されない地域にはボランティアが少なく、復旧が滞ってしまうことが多々あります。

    私が北関東の水害被害ボランティアに行ったときのこと。あまりニュースで報道されない栃木県鹿沼市の被災地に足を運んだのですが、やはりボランティアの数は少なく、復旧に苦戦していました。なので、皆さんがボランティアに行く際は、できるだけ人手が少なくて困っている地域をめざして、足を運んでください。

    以上、「私たちにできること」の話でした。

    「効率的な採用」「辞めさせない雇用」に中小企業は注意を

    最後に。

    あまり言いたくはない話ですすが、現実的な「今後」について話をします。

    現時点では不謹慎な話になるかもしれませんが、私が東日本大震災で被災して余震に怯える日々を過ごしている中、冷静に「今後」をアドバイスをしてくれた投資会社の人の言葉に、勇気付けられた経験がありました。なので、誤解のないように、言葉を選びながら、慎重に、私なりの「今後」についてお話させていただきます。

    まず、2017年4月1日の消費税増税に関しては、高い確率で見送られるのではないでしょうか。増税は復興には大きなマイナスになると思いますし、政府にとっても、延期する理由としては「経済状況があまり良くないから延期するわけではない」という面子が保てるところがあると思います。

    そうなると、駆け込み消費と買い控えはなくなりますから、本年度の消費はかなり落ち着いたものになると思います。そして、しばらくしたら、九州を中心に、大きな復興需要が起きると思います

    九州はもちろん、博多の、特に中州あたりは、かなり景気が回復するのではないでしょうか。一方、博多市内のホテルは予約が取りにくくなると思います。出張する方は、早めに宿を予約した方がいいと思います。訪日客も多いですから、宿泊施設の予約は困難を極めるという覚悟が必要です。

    また、消費税が延期された場合、どこかで税金を穴埋めしなければいけませんし、復興に関する税金も、どこかでカヴァーしなくてはいけません。それらの増税も含めて、経営者は今後難しい舵取りを迫られると思います。

    もう1つ懸念すべきことは、深刻な「人手不足」の問題が起きる可能性です。

    今現在、東北が慢性的な人手不足に陥っているように、九州全土で人手不足が発生する可能性が高いと思います。また、これを境に人件費が高騰する可能性がありますので、中小企業は警戒する必要があります。

    特に、スーパーや小売業に関しては、建設業に人材が持っていかれてしまうところがあります。「効率的な採用」と「辞めさせない雇用」は今まで以上にしっかり会社として取り組んでいかなければいけません。

    また、人材や資材が九州に回ってしまうことで、東北の復興が遅れてしまうことも懸念材料の1つです。まだまだ東北には元気になってもらわなければいけませんから、私たちも忘れてはいけないこととして、心の奥底に刻んでおく必要があると思います。

    熊本地震でネット通販に携わる人たちができること⑥
    「効率的な採用」と「辞めさせない雇用」は今まで以上にしっかり取り組んでいこう
    ◇◇◇

    以上、ざっくりとですが、今現在(2016年4月16日現在)で私が思ったことを記載しました。私は全国をセミナーや講演会、コンサルティングで回っていることもあり、熊本県も、よく足を運ぶエリアの1つです。そういう意味では、全国各地に「想い」があることから、少しでも、お役に立ちたいと思っている次第です。

    でも、その前に、まずは状況が落ち着いたことを確認できたところで、熊本、九州の美味しいものやお酒をネット通販で注文することから始めたいと思います。

    熊本が大変な状況になっているからといって、東京や大阪、名古屋の人たちが、買い控えをしたり、元気をなくしてしまったら、意味がありません。僕ら商売人が今やるべきことは、もしかしたら「販促の手を緩めず、売り上げをしっかり作る」ということだと思います。

    それこそ商売人が販促を控えてしまったら、熊本県の皆さんを元気にできる活動すらできなくなってしまいます。熊本県の皆さん、そして被災された皆さんが、1日でも早く、少しでも元気になってもらえるよう、陰ながら応援させて頂きます。

    この記事は、「週刊 竹内謙礼のボカンと売れる講座!!」で記載された記事を、竹内氏に許可をいただいた上で、「ネットショップ担当者フォーラム」用に編集したものです。

    「週刊 竹内謙礼のボカンと売れる講座!!」掲載のオリジナル版はこちら:
    熊本地震で『私たちのできること』と『今後』(2016/04/21)

    竹内 謙礼

    有限会社いろは 代表取締役

    竹内 謙礼(たけうち・けんれい)

    1970年生まれ。大学卒業後、出版社に勤めた後に観光牧場に転職。企画広報担当を経て2004年に経営コンサルタントとして独立。楽天市場、ビッダーズ等で多くのネットビジネスの受賞履歴あり。また、千葉文学賞等の小説、エッセイでも数々の受賞暦を持つ。

    大企業、中小企業のコンサルティングはもちろん、サイドビジネスや起業に対しての販促、営業、人材教育のアドバイスを行い、特に実店舗のキャッチコピー制作とネットビジネスへのコンサルティングには定評がある。また、低価格の会員制コンサルティング「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、180社近いコンサルティング指導を日々行っている。

    販促、企画、会計、投資の書籍執筆の他、新聞や雑誌等でも連載を持っており、ラジオのパーソナリティとしても活躍。商工会議所や企業での講演、企業での人材教育等、経営コンサルタントとして精力的に活動している。NPO法人ドロップシッピング・コモンズ理事長。著書多数(詳しくはこちら

    竹内 謙礼
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