ネットショップ担当者フォーラム

セキュリティコード含むカード情報99件が漏えいか。北欧家具のECサイトに不正アクセス

9 years 7ヶ月 ago

エイチエイチスタイルが運営するデザイナーズ家具・北欧家具の通販サイト「hhstyle.com」が第三者による不正アクセスを受け、クレジットカード情報99件が外部に流出した可能性があることがわかった。

現在、通販サイトの運営は停止している。

脆弱(ぜいじゃく)性のあるプログラムが存在していたことが原因。また、決済代行会社のカード決済システムの導入に関し、カード情報が加盟店のサーバーを通過する「通過型」の決済方法を採用していたと考えられ、サーバー内に記録されたカード情報が不正アクセスによって漏えいしたとみられる。

流出した可能性があるのは、2016年10月23日~11月8日の間、ECサイトでカード決済を利用した顧客の情報。

クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード、カード会員名、カード会員住所が漏えいした可能性がある。

エイチエイチスタイルが運営するデザイナーズ家具・北欧家具の通販サイト「hhstyle.com」が第三者による不正アクセスを受け、クレジットカード情報99件が外部に流出した可能性がある

「hhstyle.com」は現在、ECサイトの運営を中止している(画像は編集部がキャプチャ)

2016年11月8日、カード情報の漏えいの可能性について確認。原因となった不正プログラムを取り除いた。翌日11月9日に第三者調査機関「Payment Card Forensics」(PCF社)へ調査を依頼した。

11月15日に警視庁へ被害状況を通報、11月30日にPCFから最終調査報告書を受領した。

ECサイトの再開に向け、カード会社指定のセキュリティ基準を満たしたカード決済システムを導入する方針。カード情報がサーバーを通過しない「非通過型タイプ」へと変更する。再開のタイミングは、カード会社との合意の上で決める。

エイチエイチスタイルでは、「PCF社の調査結果を踏まえ、システムのセキュリティ対策の強化及び監視体制の強化を行い、再発防止を図ってまいります」とコメントしている。

経済産業省はカード情報保護の強化に向けた実行計画を掲げており、EC加盟店からのカード情報漏えいが発生するリスクが低い「非通過型」を推進。PCIDSS準拠済みの決済代行会社を活用したカード情報のリンク型決済、モジュール型の決済システムの導入を促進している。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

商品をさらに売るアフィリエイトキャンペーンの仕掛け方[年末商戦の作業リスト有] | アフィリエイトの効果が出ていないEC事業者のためのアフィリエイト再入門講座

9 years 7ヶ月 ago

提携数が伸びない、稼働率が良くない……といった課題の解決におすすめなのが、報酬アップを中心としたアフィリエイター向けキャンペーンです。しかし、ただキャンペーンをやれば成果が上がるかというとそうではありません。キャンペーンの効果を上げるには、実施する時期がポイントになるのです。

「数字が伸びない時期だからキャンペーンを仕掛ける」←これ正解?

キャンペーンはいつ行うべきか。それを考えるには、まずASPの管理画面より、月別レポートをダウンロードして実績を確認しましょう。アフィリエイトを初めて1年未満の場合は、自社サイトの販売傾向で見てみましょう。

販売件数を抜き出して、こんなグラフになったとします。

月別販売件数グラフの例
月別販売件数の例

この場合では、販売件数が伸びやすい傾向があるのは12月と7月だと読み取れます。

アフィリエイター向けキャンペーンはリスクが少なく比較的簡単に進められるので、つい「数字の落ち込む8月に、少しでも売上につながるなら何か仕掛けたい……」と考えてしまいがちです。

ですが、アフィリエイトが得意とするのは「売れる商品をさらに売ること」「売りやすい時期により多く露出すること」です。より多くの成果獲得を目指すキャンペーンなら、よく売れている、売りやすい時期に実施することが正解です。上の例で言うと7月と12月ということになります。

販売件数が伸び悩む時期には、提携数や稼動数を伸ばすためのキャンペーンをおすすめします。そちらについては、次回以降の連載でお伝えします。

エンドユーザー向けキャンペーンとの連動がおすすめ

販売実績が伸びることが予想される、年末キャンペーンについて考えてみましょう。

冬の商戦期はクリスマスやお歳暮、そしてお正月の準備など、冬のボーナスに合わせて販売が伸びていく時期です。 自社サイトでも、年末に向けてセール商品を用意したり、福袋の予約販売を開始したり、メールマガジンでセール情報や特別クーポンを配布するなど、実績をさらに増やすための企画を進めていることでしょう。

アフィリエイター向けのキャンペーンは、エンドユーザー向けのキャンペーンが確定した後に、エンドユーザー向けキャンペーンの開始より少し前からスタートする事をおすすめしています。アフィリエイターに予告をすることで、ページ作成など事前に掲載準備をしてもらえるからです(掲載期間や素材追加の時期を伝えて、エンドユーザーへの情報解禁前には掲載しないようご案内しましょう)。

冬の商戦期用のキャンペーンのプランニング例と作業リストはこれ!

ASPに依頼すれば簡単に始められるキャンペーンですが、報酬アップをすれば自動的に実績がアップするわけではありません。バナー素材の準備、アフィリエイター向けメールの原稿作成など、効果を最大にするために事前準備は必須です。

直前に素材を登録しても、「アフィリエイター側で掲載が間に合わず露出がされなかった」「大手法人の掲載枠が埋まっていた」ということもあり得ます。

例えば「11月中旬から12月にかけて、1か月半報酬アップキャンペーンをする」と決めたら、遅くともその1か月前には準備を始めましょう。例えば下のようなスケジュールです。

エンドユーザー向けキャンペーン…年末セール/福袋アフィリエイター向けキャンペーン…成果報酬2倍キャンペーン作業項目 ①企画立案 ②セール用素材の準備 ・ 登録 ③ASPへの連絡 ④メルマガ訴求(告知・開始・中間・終了前)⑤成果確定 ⑥レポートチェック
キャンペーンのプランニング例

①企画立案(2か月前〜)

どんな内容のキャンペーンにするか、アフィリエイターにどのように訴求するかといった企画をします。「報酬2倍で」「1か月ぐらいで」といった期間や報酬率だけで動くのではなく、同業他社のキャンペーンや過去事例も確認して、アフィリエイターにとって魅力のあるキャンペーンを準備しましょう。

限られた予算の中で結果を出すためには、すでに実績があるアフィリエイトサイトにさらに露出を高めてもらうことが効果的ですが、商戦期は購入意欲の高いユーザーを集めやすい時期ですので、新規のアフィリエイターとの関係を作りやすいとも言えます。

どんなアフィリエイターを対象にしたどんなキャンペーンにするのか、レポートを確認しながら決めていきましょう。

②セール用素材の準備・登録(1か月前〜)

管理画面に登録する素材を準備します。セールや福袋といったバナー素材は、訴求しやすいのでアフィリエイターから好まれます。事前に準備し、掲載期間になったら登録しましょう。

③ASPへの連絡(3週間前〜)

キャンペーンを行う前にASPに企画内容を連絡しましょう。あわせて広告枠なども検討してみましょう。企画立案の時点で打診をしておくと、過去の事例や空き広告枠の案内などをしてもらえます。

④メルマガ訴求(告知・開始・中間・終了前)

アフィリエイター向けにメールマガジンで、キャンペーン開始3日前に告知をしましょう。その後、キャンペーンを最大限活用するために、開始時、中間、終了前にも送ることをおすすめします。

⑤成果確定(終了後)

キャンペーン終了後、キャンセルや返品の対応が終了したら成果確定をしましょう。

⑥レポートチェック(終了後)

キャンペーンに効果があったのか、レポートで確認しましょう。直接的な成果件数だけではなく、新規で掲載がはじまったアフィリエイトサイトや、既存で大きく実績を伸ばしたアフィリエイトサイトなども含めて、来期のキャンペーンにつながる情報を読み取りましょう

キャンペーン終了後の作業もお忘れなく!

福袋など、期間限定の広告素材の取り扱いには注意が必要です。期間限定ページの掲載が終了すると、アフィリエイター側で利用していたバナー素材もリンク切れとなるので、アフィリエイターに迷惑をかけてしまう場合もあります。

キャンペーン期間終了後に「画像をショップロゴに変更して、リンク先をトップページに修正する」「リンク先を期間限定セールページから、通年掲載のアウトレットページへ変更する」といった作業を、あらかじめスケジュールに入れておきましょう。

鈴木 珠世

鈴木 珠世

コミュニケーション・マーケティング コンサルタント

2004年よりギフトメーカーのWebショップ担当を経験。「モノを売る楽しさ」「アフィリエイトの楽しさに目覚め、2008年よりファンコミュニケーションズ、そしてリンクシェア・ジャパンにて、ネットショップ運営者やアフィリエイトサイト運営者に向けた教育・啓蒙活動に従事。その後、売れるネット広告社にて新規媒体営業と通販事業者向けのコンサルティングを行う。

日本アフィリエイト協議会による、アフィリエイト業界関係者が選ぶ「アフィリエイト業界MostValuable Player(MVP)」2012、2013、2014の3年連続の受賞など、受賞歴も多い。共著にて「成功するネットショップ 集客と運営の教科書」を出版。

現在フリーにて、ネットショップ(通販企業)向けのコンサルティングを開始。

鈴木 珠世

ヨドバシの福袋施策に熱視線。師走のネッ担Weeklyアクセスランキング | 週間人気記事ランキング

9 years 7ヶ月 ago

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  1. ヨドバシの福袋はアプリ限定で。サーバーの負荷軽減やアプリ利用促進などの狙いも

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    2016/12/9

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    uchiya-m

    EC売上トップ100サイトのうち、95%がサイト内検索を導入済み ─ナビプラス調査

    9 years 7ヶ月 ago

    ナビプラスが12月15日、国内EC売上トップ100サイトにおける「サイト内検索」導入調査レポートを発表した。

    調査概要は下記のとおり。

    調査対象:2016年夏通販EC売上上位100サイト(※)のPCサイト/スマートフォンサイト
    ※参照:『日本ネット経済新聞』2016年6月11日

    調査期間:2016年9月1日〜10月31日

    調査手法:各サイトのサイト内検索を利用し、目的の商品に到達するまでの過程を以下6つの指標でスコア化して評価(最高スコア 100)

    1. 検索精度
    2. スピード
    3. 検索結果の絞り込み
    4. 検索結果の表示
    5. 検索ボックスの補助機能
    6. UI

    調査の結果、サイト内検索はPCサイト、スマートフォンサイト共に95%以上のサイトに導入されていることがわかった。

    EC売上TOP100サイトのサイト内検索導入状況
    EC売上TOP100サイトのサイト内検索導入状況
    Copyrightt (c) 2016 NaviPlus Co., Ltd. All rights reserved.

    同社の6つの指標による総合平均スコアは、 PCサイトが61.4点、スマートフォンサイトが53.4点となった。

    EC売上TOP100サイトの総合平均スコア
    EC売上TOP100サイトの総合平均スコア
    Copyrightt (c) 2016 NaviPlus Co., Ltd. All rights reserved.

    売上トップ10サイトの平均スコアは、 売上11位から100位のサイトの平均スコアに比べ、PCサイト、スマートフォンサイトともに高いスコアとなった。

    売上上位10サイトと売上11-100位のサイトの比較
    売上上位10サイトと売上11-100位のサイトの比較
    Copyright (c) 2016 NaviPlus Co., Ltd. All rights reserved.

    サイト内検索はEC売上上位のほとんどのサイトで導入されており、中でも売上トップ10サイトでは、その他のサイトに比べて充実した機能が用意されており、売上との相関性がうかがえる。

    サイト内検索を含めた継続的なユーザビリティの改善は、ECサイトにおいて商品やサービスの購入・申し込みの底上げに不可欠な施策であり、今後もサイト運営者にとって注力すべき領域と同社は考える。

    ナビプラスでは12月22日までEC・コンテンツサイト運営者向けの無料診断キャンペーンも実施中。今回の調査と同じ6つの指標で、EC・コンテンツサイトを診断する。外部視点による診断や業界平均との比較により、客観的に自社サイトの課題を確認できる。

    uchiya-m

    au WALLET クレジットカード会員向けアフィリエイトモール「ポイントアップタウン」がオープン

    9 years 7ヶ月 ago

    KDDIフィナンシャルサービスは12月14日、発行する「au WALLET クレジットカード」の会員専用サービスとして、 商品やサービスを購入すると「WALLET ポイント」を貯めることができるアフィリエイトモール「ポイントアップタウン」を開始した。開始時点で人気の通販サイトに加え、旅行・レストラン予約など370サイトを掲載している。

    「ポイントアップタウン」を経由して掲載ショップにアクセスし、商品やサービスを購入すると最大で15%分の「WALLET ポイント」が貯まる。追加ポイントの付与率は掲載ショップごとに異なる。

    「ポイントアップタウン」の仕組み

    掲載ショップは「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「ZOZOTOWN」などのECモールに加え、「ベルメゾンネット」「ファンケルオンライン」など有力ECサイトが多い。

    物販だけではなく「iTunes Store」「じゃらんネット」などのコンテンツ、旅行、レストラン予約などのサイトも掲載している。今後も順次拡大を図る予定。

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    中川 昌俊

    「売れるネット広告つくーる」で「Amazonログイン&ペイメント」の導入が可能に

    9 years 7ヶ月 ago

    売れるネット広告社は12月14日、単品通販向けランディングページ作成・管理ツール「売れるネット広告つくーる」で利用できる決済手段として「Amazonログイン&ペイメント」を追加したと発表した。

    「Amazonログイン&ペイメント」を消費者が利用すると、住所やメールアドレス、クレジットカード情報の入力が不要となる。コンバージョン率の大幅な向上が期待できるとしている。

    「Amazonログイン&ペイメント」は、自社ECサイトで「Amazon.co.jp」のアカウント情報を使って配送先指定やクレジットカード決済などができるサービス。利用者がアマゾンユーザーの場合、配送先やクレジットカード情報の入力の必要がないため、初めて利用するサイトでも簡単に購入できるようになる。

    「Amazonログイン&ペイメント」では2016年10月から機能の1つとして定期購入機能が追加された。Amazonに登録されたクレジットカードで繰り返し決済することが可能となっている。

    配送先情報やメールアドレスも取得でき、通販企業のCRMにも活用することができる。

    「売れるネット広告つくーる」を利用している通販企業であれば、システムのカスタマイズに加え、追加のオプション費用も不要となっている。

    売れるネット広告社が「Amazonログイン&ペイメント」を導入

    最短2クリックで定期購入申し込みが完了する

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

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    中川 昌俊

    1日で1.7兆円を売り上げる秘訣は? アリババやJDが重視する中国のビッグデータ分析の今 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    9 years 7ヶ月 ago

    JD.com(京東商城)アリババグループは、中国の消費者動向を詳細に分析するための指標を作成。分析データを、今後の戦略決定に活用しています。

    中国の巨大なEC企業は1日に170億ドル以上の売り上げるデータをモニタリングしているため、中国消費者の好みの変化を簡単に予想できるようになっています。

    ECプラットフォームとして中国第2位のJD.comは、すでに10以上の新たな指標を導入。お酒から家電までさまざまな商品の購買関連データを追跡しています。また、アリババグループは、数か月以内に自社の分析指標を発表する予定です。

    直販も手がけるJD.comは、インターネットリテイラー社発行の「中国EC事業 トップ500社」で第1位にランクインしています。巨大マーケyットプレイスの「タオバオ」や「Tモール(天猫)」を運営するアリババは、最終的な販売責任を負う小売り事業者ではないため、「中国EC事業 トップ500社」にはランクインしていません。

    十億人以上の中国人消費者が何を求めているかを知るために、JD.comやアリババが分析しているデータは、「全米EC事業 トップ500社」にランクインしているスターバックス(44位)やウォルマート(4位)といったグローバル企業にとっても大変貴重なものです。

    オンラインの消費指標は、1日に数百万もある購買データを反映できますが、既存の消費者調査では、ほんの少ないサンプル数しか調査をすることができないからです。

    北京に本社を置くJD.comの財務部門でビックデータの分析を担当するジェームス・ファン氏は、「オンライン上の消費動向の分析と理解は、かつてないほど重要で価値のあるものになっています」と説明します。

    贈答用によく利用されるアルコール度数の高い中国の高級酒「白酒」。緩やかになった経済成長と習近平の4年間にわたる汚職撲滅運動の影響で売り上げが落ちこんでいました。しかし、JD.comのデータ指標を見ると2016年5月頃からアルコール度数の高い高級酒の価格が従前と同じレベルにまで戻ってきているそうです。

    ファン氏の試算では、中国の全消費の11%はオンラインで行われているそうです。公式統計では、11月の小売総売上は2015年対同月比で10%増え、オンライン売り上げは25.7%増でした。ジャック・マー氏率いるアリババは、11月11日のショッピングイベント「独身の日」だけで178億ドルもの売り上げを記録しています。

    このアリババの売上拡大は、富裕層の増加を意味しています。杭州に本社のあるアリババ傘下のアリ・リサーチ・インスティテュートの調査によると、2020年までに中国内の1億世帯が上流、もしくは中流階級になると言われ、高額商品を購入する6100万人がオンライン消費を牽引すると言われています。

    注目しているのは消費金額の上昇についてです。上昇率がどうなのか? 消費金額が上がってるのか下がっているのか? 何が要因なのか?そういうことが知りたいのです。

    アリ・リサーチの消費・マクロ経済分析担当者であるシェ・ゾーペイ氏はこう話します。

    研究者達は、膨大なECのデータの中にそれらの答えを見つけようとしています。北京にある清華大学の研究者達は、ECサイトのデータを活用して、iCPI(*編集部注記:インターネット消費者物価指数参考記事)という新たな消費者価格指標を作りました。

    マサチューセッツ工科大学(MIT)のアルベルト・カヴァロ氏率いるビリオン・プライス・プロジェクトは、世界中の数百ものECサイトから価格データを収集し、日ごとのインフレ指数を発表するなど、頻繁にデータを分析しています。

    清華大学の社会学部で経済研究のディレクターを務めるルー・タオション氏は、「清華大学のCPIはリアルタイムで全く時差がありません。政策立案においても、とても意味のあるデータです」と語っています。

    Internet RETAILER

    世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

    Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

    Internet RETAILER

    WELQ騒動、通販・ECビジネスから見た問題点と注意点 | 通販新聞ダイジェスト

    9 years 7ヶ月 ago

    ディー・エヌ・エー(DeNA)がキュレーションメディアの記事の信憑性を疑われ、全10メディアを非公開にしたいわゆる“DeNAショック”を受け、ほかのキュレーションメディアも軒並み非公開に踏み切る事態に陥っている。「東京都が同様の他サイトへの対応も検討」という報道の影響もあり、多くの運営者が安全策を取っているためだろう。ただ、キュレーションメディアを介した広告手法の問題は複雑。都のみで解決できる問題でもない。着地点はどこにあるのか。

    東京都は11月28日、DeNAが運営する「WELQ(ウェルク)」の記事を問題視し、来庁を依頼した。都議会議員の音喜多駿氏の指摘を受けたものだ。

    都によると、ある化粧品に「アトピー性皮膚炎に効果のある」といった記載があり、記事から販売サイトへの誘導が行われていたためだという。記載は薬機法(旧薬事法)に触れる可能性があり、記事と広告主の関係性など「ウェルク」の仕組みを聞くためだ。

    ただ、キュレーションメディアの運用は、企業によってさまざま。「ウェルク」も会員登録した一般のライターや社員、企業が依頼した外部ライターが書くケースもある。一般人が純粋なくちコミとして書くことも考えられる。

    薬機法上、広告とみなす要件は3つ。「顧客を誘引する意図」「特定の商品名の表示」「一般人が認知できる」があることだ。その上で医薬品的効果の暗示があれば違反(未承認医薬品の広告の禁止)となる。特定の商品名、販売サイトへのリンクなど3要件を満たした上で「アトピーに効く」といえば、当然、薬機法違反の疑いは濃くなる。通販企業が自社サイトへの誘導を目的に運営していた場合もそう判断される可能性が高い。

    ただ、違反とならないケースもある。純粋なくちコミとして購買意欲をそそる意図がない場合だ。これは広告と判断されない。「表現の自由」があるためだ。これを無視してまで、なんでも取り締まることは難しい。あくまで記事の掲載者の意図、広告の判断や金の流れなど個別に判断する必要がある。来庁依頼も、仕組みを知り、違法性があるかを判断するため。都も「キュレーションメディア自体を否定するつもりはない」とする。こうしたビジネスモデル全体のあり方に関する議論となれば、総務省などとの協議も必要になる。

    とはいえ、多くのキュレーションメディアで薬機法上、問題となる記載が氾濫しているのも事実。運営も媒体社だけでなく、通販企業が独自に立ち上げるケースもある広告主として関わり、新規獲得を進める通販企業もいる。世の中のキュレーションメディアに対する見方が変わる中、業界として、ガイドライン作成など自主規制を行う必要性に迫られそうだ。

    通販新聞

    楽天市場で月商300万円未満の店舗向けコンサルティングサービスを開始、いつも.

    9 years 7ヶ月 ago

    EC支援のいつも.は12月13日、楽天市場で月商300万円未満の店舗に特化した「いつも.式楽天鉄則コンサルティングサービス」を開始した。

    いつも.がまとめた300項目の「売れる楽天店の鉄則」の中から、月商300万円未満の店舗に必要な鉄則をわかりやすくコンサルティング。効果測定レポートを週次で提供し、売り上げ拡大につなげていく。

    楽天市場で月商300万円未満の店舗に多く見られる状況として、アクセスや売り上げが一部の売れ筋商品に偏っているケースが多い。サイト内で販売している他の類似商品にはアクセスも少なく、売り上げも伸び悩んでいるという。

    いつも.が指南する問題解決のための重要点は次の通り。

    • 店舗の商品全体でアクセスを増やす施策を実施し(集客力UP)
    • アクセスしたユーザーが他店へ離脱するのを防いで、店舗内で多くの商品を見てもらえるような回遊性を上げる施策を実施する(転換率UP)

    この2点を中心に、店舗が実施できていない効果的な施策を個別に調査。6か月を一区切りとしてレクチャーしつつ施策の実施を促し、店舗の成長につなげていく。

    サービスの提供価格は初期費用5万円、月額費用が7万9800円となっている。

    いつも.式楽天鉄則コンサルティングサービス

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    中川 昌俊

    年末商戦はメルマガ・リスティングで集客 → クーポン購入につなげる店舗が多い

    9 years 7ヶ月 ago

    Web接客ツール「Flipdesk」のSocketは12月13日、EC事業者の年末商戦における施策に関するアンケート結果を発表した。

    EC事業者は年末にリスティング広告やメルマガなどを利用して消費者を集客。クーポンなどの値引きキャンペーンを行い、商品購入につなげようとしている状況が多いことがわかった。

    2016年の年末商戦で取り組む集客施策について聞いたところ(複数回答可)、29社が「リスティング広告」と回答。28社が「メルマガ」と答えた。

    2015年の施策でもリスティング広告、メルマガが他の集客施策を大きく上回っており、集客施策はほとんど変化がない。

    また、今年の年末商戦で取り組むキャンペーン施策は「クーポンなど割引キャンペーン」が他のキャンペーンよりも圧倒的に多い。2015年の施策でもクーポンによる割引が最も多く、Web接客ツールが普及してクーポンの打ち出し方が容易になったことからクーポン利用店が増えている。

    今年のキャンペーン企画でWeb接客ツールを利用するかという問いに対し71%が利用すると回答。利用の仕方としては次のようなことがあがっている。

    • キャンペーンの告知やキャンペーンページへの誘導をする。
    • 会員限定商品の訴求をする。
    • 新規訪問者へのアプローチのため。
    • CRMツールで休眠会員などセグメントされたお客様に対して、クーポン配信などを行う。
    • 該当ステージ毎にシナリオ設定し、会員優待セールを告知する。
    • ポイントアップや値下げキャンペーンのバナーを出す。

    調査はSocketがEC事業者762社を対象に11月21日~30日にかけて行ったもの。そのうち35社から回答があった。

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

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    中川 昌俊

    たった11個の荷物から始まった「宅急便」。テレビ通販も誕生した1970年代 | 通販の歴史

    9 years 7ヶ月 ago

    1970年代に入ると、近年の通販業界を代表する企業が次々と創業した。民放各局がテレビショッピングを開始したほか、ヤマト運輸が宅急便を開めるなど、通販の媒体やインフラの多様化が進んだ。

    1970年(昭和45年) ニッセンが通販開始

    反物の染色を手掛けていた日本捺染は1970年、子会社の日本染芸(現ニッセンホールディングス)を通じて呉服のカタログ通販を開始した。当時、呉服の販売手法は顧客との対面販売が一般的だったが、ムトウ(現スクロール)が呉服のカタログ通販で成功したことを知り、通販への進出を決断したという。

    日本染芸が通販を開始した当初は、美容院に配布したカタログからの注文が好調だった。

    ニッセン1975-1976年の秋冬カタログ
    出典:『実り高き喜びを求めて』(編・ニッセン社史編纂プロジェクト、2003年)

    1970年代はニッセンのほか、近年の通販業界を代表する企業が次々と創業した。

    1971年にディノス(現ディノス・セシール)、1974年には東洋物産(後にセシールに商号変更、現ディノス・セシール)、1976年には日本ヘルスメーカー(現カタログハウス)が通販を開始している。

    1971年(昭和46年) テレビ通販誕生

    1970年代の通販で大きな出来事の1つがテレビショッピングの登場だ。

    カラーテレビの受信契約数が1971年に1,000万台を突破。テレビが普及すると、テレビショッピングが急速に広がっていった。

    国内初のテレビショッピングは、フジテレビが1971年に放送した『東京ホームジョッキー』の商品紹介コーナーだったとされる。

    『テレビショッピング』については第1回は渋谷の西武デパート内にあったキュリオという店のマジョリカ焼。これはめちゃくちゃに売れた。その後ダイヤモンドやかつら、家具などをとりあげた。『冠水した』というふれこみでカーペットを安く売ったこともあった。もちろん本当に冠水していたわけではないのだが…。

    企画として忘れられないのは、東京ホームジョッキー1周年記念と銘打って行った武道館の大バーゲン。九段の武道館から地下鉄竹橋駅まで行列ができた。周囲は大混乱で大騒ぎになった。そこへ鹿内社長が運悪く視察に見えた。第一声が『お客さんの扱いを研究せよ』とのお叱りだったが、すぐ相好を崩して『よくやったね』とねぎらわれた。

    出典:境 政郎 著『テレビショッピング事始め』(扶桑社刊、2008年)より。引用部分は『東京ホームジョッキー』初代プロデューサー 小野光氏の談話。

    この1周年記念大バーゲンののち、株式会社ディノスが設立され、番組は『リビング4』『リビング11』と名前を変え、1982年まで続いた。

    また同時に産経新聞よりフリーペーパー『フジサンケイリビングニュース』(現リビング新聞)が創刊され、それまでにはなかったテレビと新聞の連動が行われた。

    このほか、民放各局もテレビショッピングに参入し、1976年にはテレビショッピングを主体とした日本文化センターが創業している。

    1976年(昭和51年) ルームランナー登場

    通販の拡大に伴いヒット商品が次々と生まれた。日本ヘルスメーカーの家庭用ランニングマシン「ルームランナー」をはじめ、ぶら下がり健康器こと「サンパワー」、トレーニング器具の「ブルーワーカー」など、健康機器関連でヒット商品が目立つ。

    雑誌『テレビガイド』に掲載されていたサンパワーの広告
    資料提供:スマイル札幌店 店主ブログ

    セシールのパンティストッキングや再春館製薬所の基礎化粧品「ドモホルンリンクル」といったロングセラー商品も誕生した。

    海外の通販会社による販売も活発化し、リーダースダイジェストの地球儀、リンガフォンやワールドファミリーの語学学習教材などがヒットした。

    1976年(昭和51年) ヤマト宅急便がスタート

    大和運輸(現ヤマトホールディングス)は1976年、小口宅配の「宅急便」を開始した。当初は関東でスタートした宅急便は、1980年3月までに全国の74.8%を、1997年11月に100%カバーした。

    郵便小包よりも送料が安く、全国に1日〜2日で配送する宅急便の登場は、通販の発展に大きく貢献した。

    初日の“宅急便”の取扱い個数はわずか十一個。一月二十三日から二月二十五日までの月間合計でも八千五百九十一個に過ぎなかった。

    高杉良 著『小説ヤマト運輸』(新潮文庫)

    11個から始まったヤマト運輸の小口配送サービスは、スキー宅急便(1983年)、ゴルフ宅急便(1984年)、クール宅急便(1987年)クロネコメール便(1997年)など、数々の革新的なサービスを生み出し、人々の生活になくてはならないものへと成長した。

    現在、1か月に約2億8千万個以上もの荷物が、誰かのもとに届けられている。

    ヤマト運輸の小口貨物(宅急便・クロネコDM便)取扱実績(2016年10月)
    出典:ヤマトホールディングス

    1979年(昭和54年) 通販市場4,300億円

    民間調査会社である工場市場研究所の調査によると、1979年時点で通販の市場規模は4,300億円だった。1970年の514億円から10年で8倍以上に拡大したという。

    しかし、通販の利用者が拡大する中、消費者の不慣れに付け入る悪質業者なども現れ、消費者トラブルも問題化した。

    通商産業省(現、経済産業省)の産業構造審議会は消費者トラブルが多発していた訪問販売や通信販売などに対する規制の答申を1974年に発表。1976年に「訪問販売等に関する法律(現、特定商取引法)」を制定し、通販広告などへ規制をかけた。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    Googleがモバイルファーストインデックスを発表!現在の情報とモバイル対策の復習 | アラタナECコンサルがお伝えするECビジネスの課題を解決するヒント

    9 years 7ヶ月 ago

    mfi

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    Googleが数カ月以内にモバイルファーストインデックスを導入すると発表しました。このニュースでSEO界隈は大騒ぎです。そこで今回は、現在発表されている情報の整理とモバイル対策の基本をおさらいしたいと思います。

    Mobile First Index(モバイルファーストインデックス)とは

    先日、Googleは近い将来、Mobile First Index(モバイルファーストインデックス)を導入することを発表しました。

    モバイルファーストインデックスとは、検索エンジンの評価対象をPCページからモバイルページに変更するというものです。今までは、PCページを評価してPCの検索結果もモバイルの検索結果も表示されていました。
    そのため、モバイルの検索結果であってもGoogleのクローラーはPCページの内容や表示速度を要因にして、検索結果を提示していました。

    一方、モバイルファーストインデックスが導入されると、モバイルページを元にPCの検索結果もモバイルの検索結果も提示されるようになります。今までと評価対象が入れ替わるため、PC・モバイルともに検索順位が大きく変わるのではないかとも考えられています。

    現在の情報

    Mobile First Index(モバイルファーストインデックス)について、現在発表されている情報をいくつか掲載しておきます。読んでもよく分からない場合は、ウェブマスター ヘルプ フォーラムにて質問することができます。

    Google公式情報

    • レスポンシブデザインや動的な配信を行っているサイトで、主要なコンテンツやマークアップがモバイル版とデスクトップ版で同一である場合は、何も変更する必要はありません。
    • rel=”canonical” リンク要素を変更する必要はありません。デスクトップとモバイルのそれぞれの検索ユーザーにとって適切な結果を表示するために、Google はそれらのリンク要素を引き続き使用します。
    • デスクトップ版のサイトしか存在しない場合、Google は引き続きデスクトップ版のサイトをインデックスします。モバイルユーザーエージェントを使用してアクセスする際も問題ありません。
    • robots.txt テスターを使用してモバイル版のコンテンツに Googlebot がアクセス可能であることを確認します。

    Google社員発言情報
    ※Google社員とウェブマスターの方々とのTwitterでのやり取りを参考にしています

    • 具体的な導入時期は決まっていない。テストの結果次第。
    • モバイルファーストインデックス導入まで最低4カ月間は猶予がある。
    • PC用ページとモバイル用ページが大きく異なる場合を除いて、そんなに気にしなくてよい。

    現在出回っている情報を見ると、基本的なモバイル対策を行っているサイトは今すぐ何か対応する必要はないと考えられます。しかし、特にモバイル対策を行っていないサイトは今まで通りPCサイトを評価対象とされるため注意が必要です。

    モバイル対策の基本とモバイルファーストインデックスへの対策

    モバイル向けページを用意する方法は大きく分けて以下の3つがあります。

    1. レスポンシブウェブデザイン
    2. 動的配信でPCとモバイルのコンテンツを出し分ける
    3. PCとSPでURLを分ける

    それぞれの特徴とモバイルファーストインデックスへの対策をご説明します。

    レスポンシブウェブデザイン

    レスポンシブウェブデザインとは閲覧しているブラウザの大きさによって表示サイズを変更したり、CSSを出し分ける方法です。HTMLは変わらないためデバイスによってコンテンツの中身を変えることはできません。
    モバイルファーストインデックスによって、評価対象が入れ替わったとしてもコンテンツの中身は変わらないため、大きな影響は受けないと考えられます。

    動的配信でPCとモバイルのコンテンツを出し分ける

    こちらはユーザーエージェントによって閲覧しているデバイスを判断し、デバイス毎にHTMLを出し分ける方法です。HTML、すなわちページの中身を出し分けることが出来ることが特徴です。

    デバイス毎にページのURLは変わりませんが、モバイルファーストインデックスが導入されれば、検索エンジンはPC用のHTMLではなくモバイル用のHTMLを評価対象とします。

    PC用ページとモバイル用のページで大きくコンテンツが異なるようであれば、ページの評価も変わってくると考えられますが、ほぼ同じコンテンツであれば特段対策は必要ないと思われます。

    PCとモバイルでURLを分ける

    最後に紹介するのは、デバイスによってURLを変えるという方法です。URL自体がデバイスによって異なるため、もちろんコンテンツも分けることが出来ます。

    こちらも、PCとモバイルで大きくコンテンツが異なるようであれば注意が必要ですが、コンテンツが同じであれば特段対策は必要ないと思われます。また、rel=”canonical”とrel=”alternate”を入れ替える必要もなく、Google側で処理してもらえるようです。

    ※PC用ページしかない場合

    上記3つのいずれにも当てはまらず、PC用ページしかない場合はどうすればよいのでしょうか。

    この場合は、PC用コンテンツを評価対象とし検索結果にも表示されるようです。ただし、モバイル用ページとしてPC用ページを評価されるため多少影響はあると思われます。

    まとめ

    PCとモバイルでコンテンツが大きく異なる場合は調整が必要と思いますが、多くのサイトは特段モバイルファーストインデックスへの対策は必要ない事がお分かりになるかと思います。

    また、モバイル用ページを用意していない方はこの機会にモバイル対策を考えられてはいかがでしょうか。

    「ECコンサルコラムサイト「ECコンサル」」掲載のオリジナル版はこちら:
    Googleがモバイルファーストインデックスを発表!現在の情報とモバイル対策の復習(2016/12/08)

    アラタナ ECマーケティング支援サービス「ECコンサル」

    2014年サービスローンチ。メンバー全員がGAIQ以上の資格保持者にて構成されているチームで、安心感のあるサービスを提供している。既存のECサイトは独自ドメインであればカートシステムを問わずサービス提供が可能で、新規ECサイトの構築から売上アップまで一貫してのご提案できる。

    「ECサイト」を専門にサービスをご提供しており、検索順位やCPAに一喜一憂せず、結果=売上にこだわって戦略立案から施策検証まで行う。

     

    アラタナ ECマーケティング支援サービス「ECコンサル」

    「イージーマイショップ」の新機能に予約・取り寄せ機能を追加

    9 years 7ヶ月 ago

    システムリサーチは12月13日、ショッピングカート「イージーマイショップ」に、受注生産や予約・取り寄せ販売商品の登録ができる機能を新たに追加した。予約・取り寄せ機能を活用することで、商品の売り逃しを防止することができるようにする。

    受注生産や注文の先行受付(予約販売)・取り寄せ販売などを行うネットショップは、通常販売として注文を受付、発送が整った後に再度連絡を行うなど業務が煩雑になっているケースが多いという。

    予約販売機能を追加することで、ネットショップ運営者はこうした例外作業をしなくても対応できるようになる。

    「イージーマイショップ」は、安価な料金設定(0円から利用できるながらオーダーメイドで機能追加できるショッピングカート。5000店舗以上のネットショップが実稼働しており、導入店舗増加と並行して個々の店舗売上も拡大しているという。

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    中川 昌俊

    ヨドバシの福袋はアプリ限定で。サーバーの負荷軽減やアプリ利用促進などの狙いも

    9 years 7ヶ月 ago

    ヨドバシカメラで恒例となっている家電製品を福袋形式で購入できる年末の販促イベント「2017年 夢のお年玉箱」は、「ヨドバシ」ショッピングアプリで予約を受け付ける。

    例年、アクセスが殺到するため、ECサイトが表示できないケースが発生。2017年はショッピングアプリ限定で展開する。

    そのため、ECサイトの「ヨドバシ・ドット・コム」「モバイルヨドバシ」での予約販売は実施しない。F5ボタン連打などによるサーバーへの負荷を軽減すると同時に、アプリ利用を促進する狙いもありそうだ。

    「ヨドバシ」ショッピングアプリで整理券予約販売を行う。受付開始日時や詳細情報については公式Twitterなどで告知する。

    ヨドバシカメラでは、「ショッピングアプリのダウンロードは無料、まだインストールされていない方は事前にアプリのインストールと会員登録をお願いいたします」と案内している。

    ヨドバシカメラの「ヨドバシ」ショッピングアプリ(iPhone/Android対応)は、商品バーコードを読み込むと、「ヨドバシ・ドット・コム」の中から商品を検索して、そのままアプリ上で注文することが可能。

    リアルタイムの価格・在庫状況や最短で当日配達が可能な商品お届け日時を照会する昨日も搭載。会員登録すると、注文履歴確認、ポイント残高、ヨドバシカメラ各店の店舗情報、新着情報に簡単にアクセスできる。

    ヨドバシカメラ「2017年 夢のお年玉箱」告知ページ

    ヨドバシカメラの「2017年 夢のお年玉箱」告知ページ(画像は編集部がキャプチャ)

    「夢のお年玉箱」は毎年年末に実施している福袋企画。カメラやテレビ、オーディオ製品など、ジャンルごとに中身不明の「お年玉箱」を数量限定で販売している。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

    瀧川 正実

    ユニクロや資生堂など40サイトが「Salesforceコマースクラウド」を導入

    9 years 7ヶ月 ago

    セールスフォース・ドットコムはECサイト構築パッケージ「Salesforce Commerce Cloud(コマースクラウド)」の説明会を開催し、買収したデマンドウェア時代から約1年半で日本企業が運営する40のECサイトへサービスを導入していることを明らかにした。

    ユーザー企業はユニクロ、TSIホールディングス、資生堂など大手企業への導入が中心。国際eコマースサイトを構築したい企業からの引き合いが多くなっているとした。

    米セールスフォース・ドットコム のジェフ・バーネットSalesforce Commerce Cloud CEOは次のように説明する。

    日本ではすでに40のeコマースを支えており、いい成功を納めている。数としてはまだ少ないが、日本は高度な市場であり、時間をかけて物事を進めていく必要があると考えており、満足している。多くのパートナーとも連携が進んでおり、今後、さらに導入社を増やすことができると考えている。

    米セールスフォース・ドットコム の
    ジェフ・バーネットSalesforce Commerce Cloud CEO

    同席したセールスフォース・ドットコム マーケティング本部 プロダクトマーケティング シニアディレクターの御代茂樹氏は導入が進んでいる理由について次のように説明した。

    日本国内だけに特化したECサイトを作るのではなく、海外でのeコマースも1つのプラットフォームで行いたいというニーズが高まっている。そのため当社の製品が選ばれてきている。

    また、説明会では「Salesforceコマースクラウド」の特徴などを紹介した。従来のデマンドウェアのECパッケージの強みに加え(参考記事)、2016年9月に発表した人工知能「Salesforce Einstein」を「Salesforceコマースクラウド」にも活用。パーソナライズしたページや検索結果を表示させるとともに、言語処理などもAIを加圧要することでより自然な言語にできるようにしていくという。

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    中川 昌俊

    「Go」「Dash Button」「Robotics」…… アマゾンだらけの1週間まとめ | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

    9 years 7ヶ月 ago

    Amazonからの発表でにぎわったこの1週間。レジなし店舗「Amazon Go」、ボタンを押すだけで購入できる「Amazon Dash Button」、ロボットが商品を持ってくる「Amazon Robotics」など、ちょっと先だと思っていたことが現実のものになってきました。

    商品をカバンに入れたら購入完了

    Amazon Go | Amazon.com
    https://www.amazon.com/b?node=16008589011

    Amazon、決済レスなレジなし店舗「Amazon Go」をオープン | Shopping Tribe
    http://shopping-tribe.com/world-watch/34344/

    この発想は小売からは出てこない、「Amazon Go」をオイシックス奥谷氏&西井氏はどう見たか | MarkeZine
    http://markezine.jp/article/detail/25752

    まとめると、

    • 「Amazon Go」は決済が不要なレジなし店舗
    • 自動改札のような入口で専用アプリをかざすだけ
    • 利用客が手に取った商品は自動的に架空の買い物かごに入る。商品を棚に戻せばキャンセル可能

    完全に物流発想。自販機じゃないんです。店舗空間があって選べるということがちゃんと実現できていて、余計なプロセスをいかに短くするかということをやっている。商品を選び、考える。検討の時間の先にある、食べておいしいということがお客さんにとっては大事で。マーケターはすぐに購入、購入と言うけれど、そんなんどうでもええという話。お客さんに「これを買う」と決めさせれば、来店前に決めさせればそれで決まる。

    ─オイシックス COCO 奥谷 孝司氏

    商品を棚から取ったり戻したりするだけで、架空のカートに入れたり出したりできるのは驚きです。シアトルで2017年にオープンするとのことなので、かなり気になります。

    奥谷さんのコメントにあるように、購入だけにフォーカスしていると伸び悩むことになりそうです。

    関連記事
    • アマゾン、今度は中国で実店舗。海外の製品を扱う「ショールーム」をオープン | ネットショップ担当者フォーラム
      https://netshop.impress.co.jp/node/3749

    スマホすら不要なネットショッピング

    お気に入りの商品をワンプッシュで Amazon Dash Button | Amazon
    https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=4752863051

    ボタンを押すだけで日用品を注文できる「アマゾンダッシュボタン」の販売を開始、Amazon | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/3737

    Amazonのボタンを押すだけで日用品が注文完了となる「Dash Button」を触ってみた | ASCII.jp
    http://ascii.jp/elem/000/001/278/1278655/

    まとめると、

    • 「Amazon Dash Button」はボタンを押すだけで日用品を注文できる小型端末
    • プライム会員のみ利用可能
    • 連打しても重複注文にはならず、キャンセルもアプリから可能

    家電機器と連携して日用品の再注文を自動化する「Amazon Dash Replenishment(アマゾン ダッシュ リプレニッシュメント)」も提供することが発表。この機能を搭載した家電として、例えば、炊飯回数や炊飯合数を検知して、自宅のお米がなくなる前にお米を自動発注する炊飯器などが開発される予定だという。

    ボタンを押すことすら面倒になるな~と思っていたら、「Amazon Dash Replenishment」という自動化アイテムも準備されていました。消耗品は買い物に行かなくてもいい生活が近付いてきましたね。

    棚が勝手に動いて商品を持ってくる時代

    Amazon、国内初導入の倉庫ロボット「Amazon Robotics」が稼働開始 | Shopping Tribe
    http://shopping-tribe.com/news/34362/

    まとめると、

    • 「Amazon Robotics」は倉庫ロボット。商品棚が作業員のもとへ移動する
    • 可動式の商品棚とそれを動かすドライブから構成されており、棚入れと棚出しの工程を担う
    • 作業員は動くことなく次々と商品をさばくことができる

    ロボットが商品を持ってくるように自動化されている倉庫はありますが、棚ごと動かすロボットが出てきました。ロボットのエリアには人間は立ち入りませんので、安全面も考慮されています。

    EC全般

    年末クーポン大そうじ祭 | ドミノ・ピザ
    http://www.dominos.jp/topics/161205_m.html

    どこがどんなクーポンを発行しているのか?というデータが取れるのが最大のメリットでしょうか。

    先導しているのは、企業ではなく顧客。コメ兵、無印良品、伊藤久右衛門が見るECの未来とは | ECzine
    http://eczine.jp/article/detail/3824

    売る話はほとんどされていません。「売る」よりも「買ってもらう」ことを考えるのが基本です。

    「ビジネスホテルのメルマガでリピーターは無理」は思い込み 全国のお父さんを泣かせた編集後記とは | ECzine
    http://eczine.jp/article/detail/3888

    上の記事と同じく、「どんな人がどんな目的で利用するのか」を考えてメルマガを工夫しています。

    楽天、Amazon、ヤフー、DeNA、ポンパレ~ECモールの年末セールまとめ【2016年】 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/3730

    みなさんも買い物をされたでしょうか? この結果も発表されると思いますので、どこかどれだけ売ったのかで勢いがわかりますね。

    Yahoo!検索大賞2016 受賞結果発表| Yahoo! JAPAN
    http://searchaward.yahoo.co.jp/2016/

    「ローカルカテゴリー」がなかなか面白いです。みなさんの地域は何が検索されたでしょうか?

    47都道府県別 生活意識調査2015 | ソニー生命保険
    http://www.sonylife.co.jp/company/news/27/nr_151207.html

    子育てがしやすいのは福井県、暮らしやすさは福岡県、などなど興味深いデータが多いです。

    今週の名言

    メールの開封に最大の影響を与えるのは、件名ではなく、送信者名である。

    メールの件名にまつわる6つの神話とその真実 | MarketingBase
    http://marketing-base.jp/basic/5635

    送信者名を見たときに後回しにしようかな……って思う時がありますよね(苦笑)。日ごろから読んでもらえるようなメールを送りましょう。

    森野 誠之

    運営堂

    運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

    森野 誠之

    Amazonログイン&イメント導入店の新規購入率は平均12%UP、GMOメイクショップ調べ

    9 years 7ヶ月 ago

    GMOメイクショップは12月7日、ショッピングカート「MakeShop」を利用している店舗の中で「Amazonログイン&ペイメント」を導入している約400店舗の導入状況や効果などの数値を公表した。

    「Amazonログイン&ペイメント」導入店では新規会員登録率が平均12%向上、売り上げ拡大に大きく貢献しているという。

    「Amazonログイン&ペイメント」の導入店舗を取扱商品カテゴリー別に見てみると、1位は「ファッション」で36%、2位は「インテリア・雑貨」で24%、次いで3位「フード」(21%)、4位「ヘルス・ダイエット」(10%)、5位「パソコン・周辺機器」(9%)。

    ファッションカテゴリー店舗の利用が高くなっている背景として、ファンを効率的に獲得したいという店舗のニーズが存在。新規顧客獲得のため積極的な施策を打つ店舗が多いことから、利用が進んでいるとしてる。

    導入店舗の流通額の推移を商品ジャンルごとに見てみると、ファッションカテゴリーが最も流通額を伸ばしており、成長率も高くなったという。

    11月はおせちやクリスマスケーキ、カニなどフードジャンルの流通額が伸びる時期でもある。「Amazonログイン&ペイメント」導入店舗は、売り上げ向上につながっているとしている。

    「Amazonログイン&ペイメント」は、自社ECサイトで「Amazon.co.jp」のアカウント情報を使って配送先指定やクレジットカード決済などができるサービス。利用者がアマゾンユーザーの場合、配送先やクレジットカード情報の入力の必要がないため、初めて利用するサイトでも簡単に購入できるようになるサービスで、「MakeShop」では2016年6月から導入可能となった。

    調査は「MakeShop」が2016年10月に「Amazonログイン&ペイメント」の公式認定制度「グローバルパートナープログラム」のプレミアパートナーに認定されたことを記念に実施。導入している約400店舗の状況を調査した。

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    中川 昌俊

    中国EC市場の2017年の展望と、日本企業の中国での戦略の変化とは | いつも.ECコンサルタントが明かす売り上げアップにつながるEC最新情報

    9 years 7ヶ月 ago
    jd

    今回は直近の中国越境EC事情と2017年に向けた、日本企業が考えている戦略や越境EC活用の動きを合わせてご紹介しましょう。

    直近の中国越境EC事情のトピックスとしては、中国ECで圧倒的なシェアを握るアリババの「天猫国際」や京東の「JDWorldwide」など中国の越境EC専用モールが、日本法人が出店可能な越境ECに特化した販売ゾーンを提供し始め、実際に出店する日本企業も増え、注目を集めてきました。一方で、天猫国際」は出店基準が厳しくなり、知名度のあるブランドを持った企業しか「旗艦店」として出店できないこともあり、「JDWorldwide」に出店を検討する日本企業が増えているのが直近の越境ECの一つの流れとなってきています。

    ekkyo

    また、2017年のトピックとしては、昨年延期された越境ECに関わる税制の変更が2017年5月に控えています。(一部については2017年末までに延期することが明らかになった、参考記事

    商品を中国に入れるために原産地証明が必要になることや、中国国内の基準を満たした商品(日本でいう食品衛生法に準拠した商品)でないと販売できなくなるなど、さらに越境ECのハードルが上がってしまいます。越境EC物流モデルに関しても現在は国際郵便(EMS)が主流ですが、単価の低い商材は送料の高さから思ったように売り上げや利益を出せないこともあり、ここにきて越境モデルだけでなく、中国法人経由で中国国内のECに乗り出そうとする企業が増えはじめているのです。

    特に中国国内ECで最も売れているタオバオは「CtoC」モデルが基本でしたが、企業として出店も増え、販売サイトには「企業」として出店しているマークもつくようになり、消費者に安心感を訴求できるようになってきました。中国国内経由の商流も大きく、中国法人さえあれば審査も問題なく突破できることから、中国法人経由で卸も含めた販売チャネル拡大の取り組みが広がっているのです。ちなみに、JD.COMの場合、出店審査を通すためには中国法人設立から1年の期間を要するため、まずはタオバオから出店しようとする企業が増えているのです。

    2017年はここ数年続いた「越境ECブームに乗る」のではなく、企業として中長期視点を持ってECの巨大市場である「中国EC市場で売り上げを拡大する」ために、その企業の持つ商材や強みを整理し、中国国内ECと越境EC両方のパターンを検討しながら、アリババと京東の両方で「多店舗出店」するという企業も増えそうな見込みです。

    商品トレンドもこれまで人気のあった日本の日用品やベビー用品・家電・ドラッグストア商材などの他に日本の有名アパレルブランド商品や家具・インテリア商材なども中国で興味を持たれ始めています。アパレル商材などの場合、越境に比べてサイズ違いによる返品や取替などの対応が容易になり、大型商材もある家具・インテリアも中国国内販売であれば送料面も含めて対応ができる企業も増えることから、中国国内ECへの進出を行う企業が増えることは間違いない状況です。この流れは日本の10年くらい前の状況に似ているので、中国EC市場はブーム感が落ち着いた2017年が参入には良いタイミングになってくる見込みです。

    2017年の中国EC参入・活用は新しい動きが出てきそうですので引き続き注目していきたいところです。

    「株式会社いつも.公式ブログ」掲載のオリジナル版はこちら:
    2017年に向けて確認しておきたい中国越境ECと中国国内ECの流れ(2016/11/15)

    株式会社いつも.

    Eコマースビジネス支援に特化し、成功に必要なコンサルティング、集客、構築・制作、販売、CRM、物流、カスタマー対応までを一社完結で提供。

    現在、国内最大規模となる7700社以上の企業(2016年6月時点)とサポート実績があります。約4年前から米国Eコマースの成功事例や情報を研究する専門部署(EC未来研究所)を設け、情報収集と発信を実施。そこから日本流のスマートフォン、ソーシャル、O2O、フルフィルメント、CRMなどのコンサルティングも提供している。

    株式会社いつも.

    なぜ佐賀県はEC先進県になったのか? 商工課が実施した4つの施策 | Eコマースは地方を元気にする~楽天が地方自治体と取り組む活性化の現場レポート~

    9 years 8ヶ月 ago

    高校野球でも大阪府や神奈川県のように強豪地域があるように(前回は高校野球に関するECのお話をしました)、ECにおいても先進的な地域があります。講演などでお話する際に、EC先進県として岐阜県・宮崎県・島根県・佐賀県などをあげています。今回はその中でも先進的な佐賀県の取り組みを紹介します。

    県内経済の縮小、人口の減少など「課題」が山積

    佐賀県商工課が2012年から始めたECの支援事業。ここ数年、佐賀県内の店舗の売り上げ、店舗数の伸びは全国トップクラスとなっています。

    なぜ県がEC支援を? その背景には県が抱えていたいくつかの「課題」がありました。

    • 県内小売事業者の売上高の落ち込み(2012年度は6868億円で2002年比で20%の落ち込み)
    • 人口は1996年の88万5000人をピークに右肩下がり(2014年には83万5000人まで減少)
    • ヒト・モノ・カネを福岡県に吸い取られる「ストロー現象」が発生(佐賀駅から博多駅まで特急で40分)

    このまま放置しておくと、佐賀県の小売業はジリ貧になる。

    こう危機感を抱き、具体的なアクションを起こしたのが佐賀県庁商工課の市丸さん。「県域を越えた振興策を考えなければならない」と考え、ネット通販の活用で地域活性化を考案。

    当時、楽天の福岡支社で地域活性の担当だった光枝(みつえだ)に連絡し、「どうしたら佐賀県をネット通販で活性化できるか一緒に考えてほしい」と相談しました。

    光枝と市丸さんは、これまで各地方自治体が実施してきたEC支援事業とその問題点を洗い出し、次の4点を軸に事業を設計しました。

    1. 「県産品の販売支援」ではなく「事業者の支援」を行う
    2. 「出店費用の補助」ではなく「学ぶ場の提供」をする
    3.  店長仲間の「つながり」を作ることでお互いに成長しあえる環境を作る
    4.  佐賀県内の2店舗を県からのアドバイザーとして認定、EC事業者に協力してもらえる態勢作り

    ①モノへの投資から、ヒトへの投資へ

    「県産品を売り込むためにネット通販を支援する」という従来型のモノへの投資を止め、「佐賀の特産品を売る人、他の地域にも存在する商材を売る人も、同じように支援する」と考え方を変えました。

    「モノではなく、ヒトに対する投資」とも言い換えられるでしょう。モノを売るためのプロモーションはもちろん大事。ただ、本質的に「モノを売る力」がなければ、一過性で終わってしまいます。

    この事業では、販売する人たち(楽天の店舗さんたち)に、「ネットでどうやったらモノが売れるか」「お客様にどうやったら喜んでもらえるか」という商売の本質を伝授。事業終了後も、継続的に成長し続けてくれるであろうという「狙い」と「想い」があったのです。

    ②学び場の提供

    楽天が提供している店舗さんたちの「学び場」である楽天大学。「事業者の育成支援」は、まさに楽天大学の「強み」を生かすことができるフィールドでした。

    ちなみに、佐賀の事業は最初からうまくいっていたわけではありません。初年度の設計は、楽天の出店費用に対しての補助金がメイン。補助金目的の事業者もいて、本気度が高くない事業者も集まってしまったこともありました……

    この失敗を踏まえ、出店費用を自腹で払う「本気」の人事業者に、県庁と楽天から「学ぶ環境」を提供するという今の「佐賀モデル」に進化していったのです。

    ③楽天大学のノウハウ活用

    「店長仲間のつながり」については、「本質的なネットでのモノの売り方」をみんなで考えていく講座(「ECアタマの磨き方」)を、楽天大学の仲山学長が自ら実施。月に1回ほど佐賀へ出向しました。仲山学長がFacebookでよく、「天気がいいから佐賀にいこう」と投稿していたのは、この取り組みをしていたためです。

    「店長業は孤独である」とはこのEC業界では よく聞く言葉ですが、同じ佐賀県内で、同じネットショップを運営する店長仲間と情報交換をしあったり、刺激しあえたりする関係ができているのも、この佐賀モデルの特徴といえます。

    ECアタマの磨き方という講座について、多くの店舗さんから「あれは何をやっているの?」という問い合わせや、「うちの県でもやれないかな?」という要望をいただいたりします。なかなかこの講座の内容を一言で言い表すのが難しいため、2年前に佐賀県が発表した内容を引用してお伝えします。

    「ECアタマの磨き方」

    商売をする上で必要な、顧客心理をつかむための「価値創造」と「価値伝達」の考え方を学ぶ

    ビジネス基礎として、商売をする上で必要な顧客心理をつかむための「価値創造(商品づくり)」と「価値伝達(売り方)」の考え方を、5回にわたってじっくり学ぶカリキュラム。

    一方的に話を聞くだけの講座ではなく、参加者同士の意見交換や共同作業を中心としたグループワーク中心の講座となっており、普段孤独になりがちなネットショップ事業者にとって、お互いの情報交換や悩み相談など横のつながりが広がる貴重な交流の場ともなるものです。

    ④先輩店長をアドバイザーに活用

    県から公式アドバイザー店舗として認定を受け(県知事からの委任状もあります)、協力いただいているのは「イマリ」の久保さんと「エリカ断食道場」の北島さんのお二人。

    アドバイザーの役割は「県も楽天も、なかなか言いにくいことを店舗さんたちにはっきり伝えること」。時に、佐賀チームのFacebookグループのなかで、参加店舗さんたちに「愛あるダメ出し」や「喝」を入れたりもします。

    ちょうど先日も、こんな久保さんの投稿がFacebookにありました。

    クーポンのページから久々にみんなのページ見ましたが、正直ひどいですね。
    自分がお客さんとして、自分のページを見たときに本当に買いたいと思いますか?
    うちのページが100点とは思ってませんが、売れてるお店には売れてる理由があるし、売れてない店には売れてない理由があります。
    自社のページを改めて見て下さい。
    もうね、酷過ぎ。
    そりゃ、売れないですよ。

    本気だからこその久保さんの投稿。この熱量の高さに支えられ、佐賀チームはただの「仲良しグループ」ではなく、「売り上げを伸ばすために本気の人たちが集まったチーム」へと進化しているのだと思います。

    全国に広がる「佐賀県モデル」

    今、この「佐賀ECモデル」が全国に横展開し始めています。

    今年の8月、宮城県が同じような「EC活用による事業者支援」を開始しました。宮城県の店舗さんたち向けに行ったセミナーでパネラーとして登壇していたのは『佐賀モデル』を牽引してくださった久保さん・北島さん。加えて、1期生の「岩本商店」岩本さん・「おつまみギャラリー伊万里」の小島さんでした。

    佐賀の事業での「学び」と「つながり」について講演した4人のお話に、同じ立場の店舗さんたちは共感してくださいます。地域での成功事例が伝播していくことで、ECを活用した地域活性が広がっていくことに、我々としても大きな手応えを感じています。

    今年の8月に宮城県内で実施された県内店舗さん向けの勉強会。
    佐賀ECのアドバイザー店舗である久保さんと北島さんが講師として登壇した

    塩沢 友孝

    楽天株式会社 ECカンパニー 地域活性課 シニアマネージャー

    楽天には2003年8月入社、社員番号は555番、今年で14年目。無類の野球好き(とくに高校野球)、2児の父(NHKの『おとうさんスイッチ』に5年前に出ました)。普段は全国の地方自治体への事業提案などで弾丸出張の機会が多く、今回の連載では、「どうやったら地元を元気にできるか?」と常日頃からお考えの自治体職員の皆さまに特にお読みいただきたく、何か少しでもヒントになれば幸いです。

    塩沢 友孝

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      uchiya-m
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