ネットショップ担当者フォーラム

倉庫ロボット「Amazon Robotics」使う物流拠点「アマゾン茨木FC」を本格稼働

6 years 10ヶ月 ago

アマゾンジャパン4月4日、大阪府茨木市に国内2拠点目となる「Amazon Robotics」を導入した物流拠点「アマゾン茨木FC(フルフィルメントセンター)」の本格稼働を始めた。

アマゾンジャパン、大阪府茨木市に国内2拠点目となる「Amazon Robotics」を導入した物流拠点「アマゾン茨木FC(フルフィルメントセンター)」 Amazon段ボールをイメージした守衛室
「アマゾン茨木FC」の外観

「Amazon Robotics」は、自動走行ロボット「Drive」が商品棚の下に入り込み、棚を持ち上げて移動する仕組み。商品棚を作業員の前まで運ぶため、作業員は倉庫内を歩き回る必要がない。入荷した商品の棚入れと、受注商品の棚出しの時間を削減できるという。

アマゾンジャパン、大阪府茨木市に国内2拠点目となる「Amazon Robotics」を導入した物流拠点「アマゾン茨木FC(フルフィルメントセンター)」 Amazon段ボールをイメージした守衛室
「Amazon Robotics」は、自動走行ロボット「Drive」が商品棚の下に入り込み、棚を持ち上げて移動する

「Amazon Robotics」はアマゾンの米国倉庫などで導入されており、日本では2016年に「アマゾン川崎FC」に導入している。

「アマゾン茨木FC」には最新型の「Amazon Robotics」を導入。これまでの「Amazon Robotics」よりも薄型のロボットで、より重量のある棚を持ち上げることができるという。

また、働きやすい職場環境を整備。壁面にデザインを施したカフェテリアを設け、従業員の健康に配慮した低価格で質の高い食事を提供するという。ソファーのある休憩スペースも設置。作業エリアでも音楽を流すなど、リラックスできる環境作りに取り組んでいるとしている。

アマゾンジャパン、大阪府茨木市に国内2拠点目となる「Amazon Robotics」を導入した物流拠点「アマゾン茨木FC(フルフィルメントセンター)」 Amazon段ボールをイメージした守衛室
カフェテリアの様子
アマゾンジャパン、大阪府茨木市に国内2拠点目となる「Amazon Robotics」を導入した物流拠点「アマゾン茨木FC(フルフィルメントセンター)」 Amazon段ボールをイメージした守衛室
Amazon段ボールをイメージした守衛室
瀧川 正実
瀧川 正実

【本日締め切り】オムニチャネル、リピート施策、最新のEC支援サービスなど全17講演のECイベント

6 years 10ヶ月 ago

ネットショップ担当者フォーラムが開催する春のセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム2019春 eコマースコミュニケーションDay」は、本日(4/9)17時で事前受付が終了となります。アパレルブランド「earth music&ecology(アース ミュージック&エコロジー)などで知られるストライプインターナショナルのオムニチャネル戦略、カゴメ&「スカルプD」のアンファーによるパネルディスカッションなど充実の全17講演を用意したセミナーイベント。まだ申し込みをしていない方は要チェックです!

セミナーは主に2つの内容で構成されています。

  • 主催者セッション:編集部がその時々の業界動向にあわせて企画
  • スポンサーセッション:事業者さんやソリューション企業さんによる講演

全17セッションの予定で、EC・小売企業のオムニチャネル事例や売上アップ事例、業界動向やソリューションなどの最新情報が集うイベントです。今回は、注目のセッション、スポンサーセッションを紹介します(全講演の詳細はイベントページで確認ください)

セミナーイベントは東京都中央区日本橋(コングレスクエア日本橋 3階ホール)で4月10日(水)に開催(事前登録制、参加費無料)。なお、今回のイベントはEC事業者間のコミュニケーションを目的としているため、「ECサイト運営企業の方限定」とさせいただきます(スポンサー企業を除く)。

注目のセッション

デジタルシフトを進めるストライプのオムニチャネル戦略

ポイント!
  • 「EC化率の向上を追わない」ことを決め、LTV(顧客生涯価値)の最大化をめざすストライプの戦略を披露
  • 実店舗の在り方、ECの役割、外部サイトの位置付けなどを通じ、ストライプの「デジタルシフト」戦略を解説

EC化率が2ケタ台に入った2018年。ストライプインターナショナルでは「EC化率の向上を追わない」ことを決定し、LTV(顧客生涯価値)の最大化をめざす方針転換を行いました。

今回、その実現をめざすための「デジタルシフト」「オムニチャネル」戦略を、執行役員 グローバルファッション本部 本部長の佐藤 満氏が解説します。

「メチャカリ」「STRIPE CLUB」「smarby」「ストライプデパートメント」、外部ECサイト出店、実店舗。それぞれどのような考え、戦略でビジネスを展開しているのか。佐藤氏が語ります。

販売チャネルはどう使い分ける? 6年間で売上約100億円を達成したアンカーの戦略

ポイント!
  • 日本参入から6年で売上約100億円に到達したEC事例を知る
  • アンカーの販売チャネル戦略を学ぶ
  • DtoCビジネスを成功させるための考え方、戦略を知る

Ankerグループの日本法人、アンカー・ジャパンは設立から6年目で、年商100億円超の規模まで急成長しました。今回のセッションでは、その成長過程を披露します。

どのような戦略、どんな考えで顧客を掴み、成長を遂げたのか。成長のドライバーとなった「チャネル戦略」(EC販路から実店舗、プライシングなど)「カスタマーサポート戦略」にフォーカスし、Anker流DtoCビジネスを説明します。

事例満載のパネルディスカッション「カゴメ×アンファー」

ポイント!
  • カゴメ、アンファーが実践している売上アップ事例を学ぶ
  • 本音で語る、課題解決のためのアプローチ、その施策効果などを知る

カゴメ、アンファーのパネルセッションでは、①CRM施策②顧客ロイヤリティUP施策③LTV向上、リピート施策④チームビルディング――にフォーカスし、両社の取り組みを本音で語り合います。

モデレーターは、ドクターシーラボや協和のEC責任者を歴任した小原田剛氏。実務者、第三者の目線で、カゴメ、アンファーの取り組みに切り込みます。

注目のスポンサー講演

  • ECサイトのコスト削減&施策のスピード化を実現する方法は?(セールスフォース・ドットコム)
  • フェリシモの事例に学ぶ「モーメント分析」(ビービット)
  • アプリで進化する新たな購買体験(ヤプリ)
  • CRMツールの導入がうまくいく5つの鉄板施策(アクションリンク)
  • Amazon Payの導入効果・事例を一挙公開~(アマゾンジャパン)
  • データマーケティング3つの新常識(フロムスクラッチ)
  • 顧客行動データをAIで分析(アクティブコア)
  • [新]多チャネル戦略と年商10億突破の鉄則を共有(いつも.)
  • 人口減少時代を勝ち抜くオム二チャネル施策(NHN SAVAWAY)
  • ECサイトを訪れる顧客のリアルタイム行動データ・デジタルボディランゲージから見えること(Fanplayr)
  • 顧客満足をあげるオムニチャネル時代のコミュニケーションとは?(エクレクト)
  • 成長通販500社から学ぶ、CRMを成功させた共通点とは(プラスアルファ・コンサルティング)
ポイント!
  • 最新のEC支援サービス、その導入事例などが学べる
  • ECサイト構築・運用から、集客、データ分析、CRM、決済などの最新情報が1日でチェックできる
◇◇◇

イベントの申し込みは4/9 17時で終了となります。新規申し込みはもちろん、追加申し込みもできますので、イベントページをぜひチェックしてください。

ネットショップ担当者フォーラム編集部
ネットショップ担当者フォーラム編集部

岐阜県民の取引回数が多くて、富山県民の購入単価が一番高いフリマアプリってなーんだ?【ニュースのまとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

6 years 10ヶ月 ago
ネッ担まとめ

実はフリマアプリブームは男性が引っ張っている!? というお話。男性の取引は高額商品が多いというデータがラクマから出てきました。メルカリのデータでも同じような傾向になってます。

男性がフリマアプリを使いだすと購入単価が上昇

フリマアプリ「ラクマ」、変化するアプリ利用実態を大公開 | 楽天株式会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000917.000005889.html

まとめると、

  • ラクマとフリルが統合し、男性比率が統合前の40.7%から9.7ポイント増の50.4%となり、女性を上回った
  • 男性比率が増加したことにより、「メンズ」「エンタメ」ブランドの人気が上昇し、平均取引単価も6.6%アップ
  • 1人あたりの平均取引回数1位は岐阜県、販売単価1位は富山県となった
ラクマ都道府県ランキング
ラクマ統合から1年の出来事と変化
男性が多いフリマアプリというのは興味深いですね。また、男性が増えることによって平均購入単価が上がっているのも注目。メルカリの調査でも同様のデータが出ていますので、男性は趣味にとことんお金をつぎ込むようです。平均取引回数1位が岐阜県、販売単価1位が富山県なのも意外。
関連記事

商品を届けるまでがECです

どうせマーケターは物流なんて知らないでしょ|kazutufuly|note
https://note.mu/kazutufuly/n/n4ff361594e62

まとめると、

  • 物流をコストと捉えて外部業者に丸投げしていると、オペレーション崩壊 → クレームの嵐 → 社内業務パンク……という悪循環になる
  • マーケターは出荷作業の工程、届け先不在時の対応、破損時などの代替品の出荷などについても把握しておく必要がある
  • 3PLの出荷作業は常に集荷時間が決まっているため、新規受注が一気に増えた場合、現場のリソースが枯渇し、誤出荷が発生したり、配送リードタイムが伸びてしまったりする

アフィリエイトなど転売目的などに利用されやすい媒体を用いて新規獲得すると、住所不備などが多く発生し②(不在時の対応)のように不在注文が増え、都度3PLとコミュニケーションを取らなければならないため対応コストが膨らみます。

商品だけはオフラインからオフラインですので、オンラインだけを考えているとパンクしてしまいますよね。利益の出し方は売上を伸ばすだけでないので、マーケターは全体を見て最適化して利益を出すところまで考えたいです。

相手とメディアのことを考えるのが広報の役割

「ダンボーバッテリー」を大ヒットさせたトーモの東さんが、メディアやブロガーと良い関係を作れる理由 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6348

まとめると、

  • 自社と相性の良いメディアを探す。エゴサーチして取り上げてくれた相手にお礼をする。オフラインイベントに参加し、メディアの人には必ずコンタクトをする。この3つを続けると「秘伝のプレスリスト」ができる
  • 広告」はお金を払って広告枠を買って告知をすること。「PR」は相手とのコミュニケーションによる信頼関係がベース
  • PVが増える、媒体価値が上がる、収入が増えるなど、メディアのメリットを考えてメディアの人たちとの関係を作っていく

「紹介して」って言われることもあるんですが、それは全部断っています。なぜかと言うと彼らは私だから協力してくれるのであって、私が紹介する人は彼らにとっては負担にしかならないからです。

ものすごくわかります。メディアに載りたい人は楽をして紹介してもらおうと思ったら絶対ダメ。本文に書かれているように自分から会いに行ったり、相手のメリットになる情報を提供したり、記事にしやすい情報を提供していきましょう。

EC全般

「売って感謝されるのは当たり前」 LINEショッピングのキーパーソン・大枝さんに聞く営業の醍醐味 | SalesZine
https://saleszine.jp/article/detail/359

トーモの東さんの記事に関連して。相手のことを考えるのはどんな職種でも同じですよね。

I-ne大西社長が語る「ボタニスト」のヒット要因と次の一手「パーソナライズ施策」とは | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6355

こちらの記事もユーザー理解について。今週は相手のことを考える週。

グーグル、ピンタレストが考える「オンラインショッピング検索の最前線」 -- (3)高まる「画像、動画、音声」の重要性 | 商業界オンライン
http://shogyokai.jp/articles/-/1617

画像の重要性はこのまとめでも何度かお伝えしています。Googleの画像検索の流入は定期的にチェックしてください。Pinterestアカウントの開設も済ませておきましょう。

メルカリとヤマト、永山駅に出品支援の「おてつだいすぽっと」開設 | 通販通信
https://www.tsuhannews.jp/64121

こうしたリアル接点は、ジワっと認知度と売上を上げてくれます。

「au PAY」のキャンペーンはどれだけお得? 26.5%還元はレアケース? | ITmedia Mobile
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1904/04/news120.html

auさんはau○○が多すぎてユーザー側はさっぱり分かりません……早いところ整理してほしいものです。

ショップチャンネルに1500万円の課徴金、無効な将来価格表示で | 通販通信
https://www.tsuhannews.jp/63848

「実態のない価格」と判断されたとのこと。

LINEトーク上で決済まで完結する“チャットコマース”拡大へ、チャットボット開発のZEALSが3.5億円を調達 | TechCrunch Japan
https://jp.techcrunch.com/2019/04/01/zeals-fundraising/

チャットで相談して購入はカートって面倒なので、こうしてそのまま買えるのは便利。

今週の名言

テクニックやら手法やらだけが先行していって、結果的に「説得臭」と「欲求喚起臭」しか漂ってこないような「ザ・資本主義」的サイトを作るなんてのはサイテーなことなのかもしれない。

2010年当時考えたECの在り方とかのメモ|木村祥一郎 / 木村石鹸|note
https://note.mu/yudemen/n/n089cd80f1327

主義主張、好き嫌いの問題になってきますが、私は「ザ・資本主義」的なサイトは嫌いです。

森野 誠之
森野 誠之

セブン&アイのEC売上は1131億円で4%増、会員プログラム「セブンマイル」が順調

6 years 10ヶ月 ago

セブン&アイ・ホールディングスの2019年2月期におけるEC売上高は、前期比4.1%増の1131億9300万円だった。セブンネットショッピングやセブンミール、アカチャンホンポ、そごう・西武、ロフトが売り上げを伸ばし、2年連続でグループのEC売上高が1000億円を超えた。

ただ、期初に設定した売上高計画1250億円には届かなかった。増収率は2018年2月期比で7.3ポイント減。

セブン&アイ・ホールディングスのEC売上高は、グループを横断したECサイト「omni7(オムニ7)」を通じた売上高の合計。

ブランド別の売上高は、「セブンネットショッピング」が同15.3%増の253億3000万円、「イトーヨーカドー」は同20.7%増の54億3300万円、「アカチャンホンポ」は同2.6%増の64億1700万円、「西武・そごう」は同9.0%増の39億2300万円、「ロフト」は同11.4%増の11億1600万円、食品宅配の「セブンミール」は同5.5%増の279億9800万円た。

イトーヨーカドーの「ネットスーパー」は同3.5%減の279億9800万円で、グループ内の主要事業で唯一減収だった。

セブン&アイ・ホールディングスの2019年2月期におけるEC売上高は、前期比4.1%増の1131億9300万円
セブン&アイ・ホールディングスのEC売上について(画像は決算補足資料から編集部がキャプチャ)

2016年11月に完全子会社化したニッセンホールディングス傘下の「ニッセン」の売上高は含まれていない。

「セブンマイルプログラム」の登録者は1200万人超

セブン&アイグループは2018年6月、新たな会員プログラム「セブンマイルプログラム」を開始した。「omni7」のECサイトや、セブン-イレブンやイトーヨーカドー、西武・そごう、アカチャンホンポ、ロフトの店舗やEC、ネットスーパーを利用するとマイル(ポイント)が貯まる。

会員数は月を追うごとに増えており、2019年2月期末時点で1282万人だった。

セブン&アイ・ホールディングスの2019年2月期におけるEC売上高は、前期比4.1%増の1131億9300万円
「セブンマイルプログラム」について(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

「セブンマイルプログラム」は2019年7月から順次リニューアルする。たまったセブンマイルをnanacoポイントに交換できるようにするほか、マイルの交換対象として「イベント・優待特典」なども順次追加する。

渡部 和章
渡部 和章

【4/13開催】ナノ・ユニバースがEC戦略などを語る、イーコマース事業協会設立17周年の記念イベント

6 years 10ヶ月 ago

一般社団法人イーコマース事業協会は4月13日、設立17周年の記念イベント「ネットショップカンファレンス2019」を大阪市西区で開催する。非会員も参加可能。

当日はナノ・ユニバースの越智将平氏(経営企画本部WEB戦略部 部長)による「ナノ・ユニバースのEC戦略と戦術」、エーデルワイスファームの野崎創氏(代表取締役社長)による「『What’s Next?』~生まれ消えゆくもの」などの講演を行う。

「ネットショップカンファレンス 2019 特設ページ」

一般社団法人イーコマース事業協会は4月13日、設立17周年の記念イベント「ネットショップカンファレンス2019」を大阪市西区で開催
ナノ・ユニバースの越智氏などが登壇する「ネットショップカンファレンス2019」

設立17周年の記念イベントの開催に関し、吉村正裕理事長は次のようにコメントしている。

平成から令和に変わる節目の年、ECという形態が世間で一般化した現在、人々の買い方や店舗の売り方、そしてECプラットフォームのあり方までもが大きく変わりつつあります。

景気減速が叫ばれる中、私たちEC事業者は“時代の転換点”にいると思います。私たちイーコマース事業協会(EBS)は設立以来17年間、EC事業者同士の“経験・知識・情報・人が集まる場”として活動を続けてまいりました。

残念ながら、近年ではECを廃業する方も出てきております。そんなターニングポイントにあって、少しでも多くの方々が何かヒントを掴んで頂き、ご自身の商売に役立つ糧をお持ち帰り頂きたいと願っております。

一般社団法人イーコマース事業協会は4月13日、設立17周年の記念イベント「ネットショップカンファレンス2019」を大阪市西区で開催 吉村正裕理事長のコメント
吉村正裕理事長

主な講演は次の通り。

特別講演

  • 「ナノ・ユニバースのEC戦略と戦術」(ナノ・ユニバース 経営企画本部WEB戦略部 部長 越智将平氏)
    ナノ・ユニバースが現在考えているのは、店舗とECを相互活用しながらブランドを成長させていくこと。そのために必要な戦略と戦術の立案方法から、具体的な運用事例について解説する。

基調講演

  • 「『What’s Next?』~生まれ消えゆくもの」(エーデルワイスファーム 代表取締役社長 野崎創氏)
    1994年にEC・ネットショッピングを始めた老舗EC実施企業のエーデルワイスファーム。時代が変わっても変わらないコトを進めていくことの重要性などを説明していく。

パネルディスカッション

  • 「今まで やって来て良かったこと、失敗したこと、今、課題に思うこと」
    (モデレーター:ECのミカタ編集長 石郷学氏)
    (パネリスト;帝塚山ハウンドカムの神薗英子氏、グリーンパックス館の河上亜沙子氏、月額制・ファッションレンタルBristaの梶原裕美氏、アイデア.comの玉置久美子氏)

イベントについて

  • イベント名:一般社団法人イーコマース事業協会17周年記念イベント
  • 日時:4月13日(土)13:00~19:00(12:30受付開始)
  • 会場:YMCA 国際文化センター(大阪市西区)
  • 参加費:協会会員は無料、非会員は2,000円
  • 主催:一般社団法人イーコマース事業協会
  • 詳細と申し込みhttps://www.ebs-net.or.jp/anniversary/
瀧川 正実
瀧川 正実

しまむらが2020年秋にも自社ECサイトをスタートする理由 | 通販新聞ダイジェスト

6 years 10ヶ月 ago

カジュアル衣料大手のしまむらは今期、東松山商品センター内にEC専用倉庫の建設を進め、2020年秋をメドに自社ECをスタートすることになった。昨年7月には初のEC展開として衣料品通販サイト「ゾゾタウン」に出店したが、「外部モール経由の販売はコストがかかり過ぎる」(北島常好社長)とし、自前のECチャネル開設を急ぐ。1月には実店舗に商品を取り置きできるアプリを始動しており、これにもEC機能を追加する予定だ。

東松山商品センターは同社の基幹物流拠点のひとつで、敷地に余裕もあることから同センター内にEC用の倉庫を建設。マテハン機器の導入と合わせて約10億円を投資する。

自社通販サイトの開設およびスマホアプリ「しまコレ」へのEC機能追加については来年の秋を予定。スタート時の取り扱い商品数は500~1000アイテム程度となる見込み。比較的多くの在庫を持つ衣料品や肌着、寝具といった各カテゴリーの定番品を中心に展開し、ECチャネルでの動きが悪ければ約1400店舗を構える「ファッションセンターしまむら」の実店舗で販売できるようにして在庫リスクを抑える。

競合のファストファッション各社がEC事業を強化する中、しまむらは仕入れ中心で多品種小ロットの品ぞろえもあってECチャネルには消極的だったが、消費者の購買行動の変化などからECチャネルの開拓に着手。モール活用については昨年7月に「ゾゾタウン」に出店し、同サイトのトップページをジャックするなどして大々的にスタートした。

しまむらが2020年秋にも自社ECサイトをスタート
しまむらは2018年7月に「ZOZOTOWN」へ出店。「WEAR」にも取り組んでいる(画像は編集部がサイトからキャプチャし追加)

今年1月には、気になる商品を最寄りの実店舗に取り置きできるアプリ「しまコレ」をスタート。消費者が同アプリを通じて新作などをチェックし、在庫を確保した上で来店できるようにしたが、モールおよびアプリとも、全社売り上げにインパクトを与えるほどの影響は出ていないという。

来年の自社EC開設時も同社の展開アイテム数を考えると物足りないが、ECへの投資は継続し、将来的には西日本でもEC専用倉庫を設ける予定という。

通販新聞

【読者プレゼント】『ハンドメイド作家のための教科書!! minneが教える売れるきほん帖』

6 years 10ヶ月 ago

ネットショップ担当者フォーラムで以前取材したハンドメイドマーケット「minne」(GMOペパボが運営)の和田さんが執筆した『【minne公式本】ハンドメイド作家のための教科書!! minneが教える売れるきほん帖』が、4月5日にインプレスから発売されました。

minne作家のアドバイザーを務めてきた和田氏は、これまで3,000人以上の作家たちのお悩みを解決してきました。テーマは作家の「売れない!!」が「売れる」になる。リアルな現場の声や人気作家の事例を交え、販売の基礎知識から価格設定、写真撮影などについて、可愛いイラストと共にわかりやすく解説しています。

CONTENTS
  • CHAPTER01:自分にとっての理想の作家像を決めよう
  • CHAPTER02:売上目標を決めることが、理想の作家像への第一歩
  • CHAPTER03:安くつけがち! 自分の目標・原価に合った、ちょうどいい価格の見つけ方
  • CHAPTER04:お客様を惹きつける文章や作品の見せ方を知ろう! minneページの作り方
  • CHAPTER05:スマホでも撮れる! 作品の印象が激変する、作品写真の撮影テク
  • CHAPTER06:SNSやイベントを上手に使って"あなたの作品が欲しい"と思ってもらおう
  • Column:お答えします! minne作家50問50答 ほか
自分の作品の適正価格を知るための基本式って?

なんとなく「送料無料」にするのはやめよう!

作品名の目安は15文字。と写真をセットで考えよう
『minneが教える売れるきほん帖』のご案内
少子高齢化、消費力の減退、進むIT化 
――これからのビジネス環境で成長を続けるためには何が必要か
【統計データ&市場分析から解決方法を提案】

ハンドメイド作家のための教科書
minneが教える 売れるきほん帖

minne作家活動アドバイザー 和田 まお・著
160ページ/A5判
2019年4月5日(金)発売
ISBN:9784295006015
価格:1,600円(税別)
電子版価格 1,600円(税別) ※インプレス直販価格
商品ページ:https://book.impress.co.jp/books/1118101132

この『minneが教える売れるきほん帖』を5名様にプレゼントします。ご希望の方は下記のフォームにご記入の上、お申し込みください。締め切りは4月28日(木)です!

[個人情報の取り扱いについて]

  • メールアドレスには株式会社インプレスからのお知らせを送らせていただくことがあります。
  • 賞品の当選は発送をもって代えさせていただきます。抽選結果のお問い合わせにはお答えしかねます。
  • 当社の詳しいプライバシーポリシーについてはこちら(http://www.impress.co.jp/privacy_policy/)をご覧下さい。
内山 美枝子

アダストリアのEC売上は16%増の405億円。オムニチャネルの本格展開が今期の重点施策

6 years 10ヶ月 ago

「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などのアパレルブランドを展開するアダストリアの2019年2月期におけるEC売上高は、前期比16.0%の405億円だった。

アダストリア単体に占めるEC売上高の比率は19.6%で前期比3ポイント増。自社EC比率は約9.7%で同1.1ポイント増えた。EC売上高の比率は5年間で約2倍に拡大した。

アダストリア単体の売上高は1954億2700万円で前期比2.4%減。連結では2226億6400万円で同0.1%減。

「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などのアパレルブランドを展開するアダストリアのEC売上高の推移
EC売上高の推移(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

自社ECサイト[.st](ドットエスティー)の会員数は前期末比170万人増の約870万人。

2019年2月期はポイントプログラムの強化に取り組んだ。ポイントプログラム拡充によるメンバーシップの価値向上を狙い、2018年9月にNTTドコモと提携。[.st](ドットエスティー)でdポイントを利用できるようにした。

6月には[.st](ドットエスティ)に人工知能(AI)を搭載したチャットボットを導入。従来の顧客対応手段であるメール、電話、FAQに加え、チャットポットを導入し、顧客値会おうの充実化を図った。

8月には「[.st] (ドットエスティ)」に画像検索機能を追加。Webサイトやアプリに商品の画像をアップロードすると、人工知能(AI)が画像を認識し、関連する商品をレコメンドできるようにした。

アダストリアは2020年2月期、オムニチャネルを本格展開

2019年5月中旬にも、オムニチャネルサービスを導入予定。EC購入商品の店舗受取、ECサイト上において店舗での試着予約ができるサービスも導入する。また、ECで購入した商品の店舗返品も予定している。

将来的にはこれらのサービスを、アダストリアグループの店舗であれば、どのブランドの商品でも取り寄せ・試着・返品が出来るよう整えていきたいと考えている。(アダストリア)

「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などのアパレルブランドを展開するアダストリアは2020年2月期、オムニチャネルの本格展開を重点施策とする
2020年2月期の重点施策(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

こうしたオムニチャネルを本格展開するのは、ユーザーとブランドとの接点を拡大し、ファンを増やすため。実店舗とECを連携することで充実した買い物体験を提供、店舗への来店頻度向上にもつなげる。

瀧川 正実
瀧川 正実

セブン&アイが独自のバーコード決済「7pay(セブンペイ)」を7月にスタート

6 years 11ヶ月 ago

セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン・ペイは、スマホを使ったバーコード決済サービス「7pay(セブンペイ)」を7月に開始する。

当初はダウンロード件数が累計1100万件を超えた「セブン‐イレブンアプリ」に決済機能を実装するが、10月をめどに「7pay」の専用アプリの提供を開始する予定。専用アプリはセブン&アイグループ以外の加盟店でも利用できるようにする。

会計時にスマホの画面にバーコードを表示させ、レジの端末でバーコードを読み取ると決済が完了する。「7pay」へのチャージは、店頭レジやセブン銀行ATM、クレジットカードなどで行う。

「7pay」で支払うと、購入金額200円ごとに「nanacoポイント」が1ポイント付与される。9月以降はグループの特典プログラムであるマイルもたまる。

セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン・ペイは、スマホを使ったバーコード決済サービス「7pay(セブンペイ)」を7月に開始
「7pay(セブンペイ)」のイメージ

ポイントプログラムも7月から変更

セブン&アイグループの電子マネー「nanaco」で決済した際のポイント付与プログラムや、2018年6月に開始したグループを横断したポイントプログラム「セブンマイルプログラム」を、2019年7月から順次リニューアルする。

nanacoポイントの付与率を現在の1.0%から0.5%に引き下げる。一方、2019年9月に「セブンマイルプログラム」をリニューアルし、たまったセブンマイルをnanacoポイントに交換できるようにする。

マイルの交換対象として「イベント・優待特典」なども順次追加するという。

「セブンマイルプログラム」リニューアルの対象店舗は、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、西武・そごう、アカチャンホンポ、ロフト。セブン&アイグループのECサイト「オムニ7」も対象。

渡部 和章
渡部 和章

KDDIがスマホ決済サービス「au PAY」をスタート、加盟店手数料は2021年7月まで0%

6 years 11ヶ月 ago

KDDIは4月9日から、バーコードやQRコードをつかったスマホ決済サービス「au PAY」の提供を始める。

「au PAY」は、「au WALLETアプリ」に搭載。アプリ上に表示されるバーコードやQRコードをPOSレジや各種端末で読み取ることで、対象店舗での支払いに利用できるスマホ決済サービス。利用できるのはコンビニエンスストアやドラッグストア、家電量販店、飲食店など。

「au PAY」はコンビニエンスストアやドラッグストア、家電量販店、飲食店などで利用できる
「au PAY」が利用できる店舗(2019年4月4日時点)

「au PAY」は、利用金額200円(税込)ごとに1ポイント(0.5%相当)、auスマートパスプレミアム会員には200円(税込)ごとに3ポイント(1.5%相当)の「au WALLET ポイント」を還元する。

貯まっている「au WALLET ポイント」や「auかんたん決済 (通信料金合算支払い)」、じぶん銀行をはじめとした、さまざまなチャージ方法が選択可能。

支払いには「au WALLET 残高」を活用する。「au WALLET 残高」へのチャージは、「au WALLET ポイント」「auかんたん決済(通信料金合算支払い)」、じぶん銀行、クレジットカード、auショップ・ローソン店頭などが利用できる。「au WALLET プリペイドカード」で使っている「au WALLET 残高」はそのまま利用可能。

2019年夏以降、「au WALLET 残高」へのチャージ方法を拡充する。全国に約2.5万台あるセブン銀行ATMでの現金チャージに対応。「auかんたん決済(リアルタイムチャージ)」では、残高不足時に自動チャージできるようになる。

4月15日以降順次開催する「au WALLET ポイント つかえる! たまる! キャンペーン」期間中の利用で、「au WALLET ポイント」を支払金額合計最大26.5%を還元するキャンペーンも行う。

「au PAY」のアクセプタンスマーク
アクセプタンスマーク

「au PAY」を店舗に導入するには?

「au PAY」店舗用アプリ「au PAY for BIZ」の初期導入費用は無料。「au PAY for BIZ」を利用した取引は、2019年4月9日から2021年7月31日までは決済手数料0%で提供する。

4月4日から仮申し込みの受付をスタート。正式申し込みの受付は4月9日から。

「au PAY」加盟店アプリは、スマートフォンやタブレットにアプリをダウンロードすることが可能。「au PAY」専用端末も用意しているが、レンタル形式になるため、レンタル契約、レンタル料が発生する。

「au PAY」店舗用アプリ「au PAY for BIZ」の初期導入費用は無料。「au PAY for BIZ」を利用した取引は、2019年4月9日から2021年7月31日までは決済手数料0%で提供する
「au PAY」の加盟店向けサイトで申し込みができる(画像は編集部がキャプチャ)

KDDIは決済サービス「au WALLET」を軸に、通信やEC、電気、保険、預金、投資といったサービスをスマホを中心として総合的に展開していく。

「au PAY」を使った買い物でポイントをため、KDDIグループのECモール「Wowma!」での買い物利用者増加といった波及効果も狙う。

瀧川 正実
瀧川 正実

西松屋が中国EC市場に進出、PB商品を「天猫」で販売

6 years 11ヶ月 ago

ベビー・子供服チェーンの西松屋は4月2日、中国のECモール「天猫(Tmall)」に旗艦店を出店し、プライベートブランド(PB)商品を販売すると発表した。出店時期は今年5月の予定。

「Tmall」の西松屋旗艦店を運営するのは、中国でベビー・子供向けの安全用品専門店などを手がける中国のパートナー企業「佛山市顺德区新儿康贸易」。日本のパートナー企業を通じて中国のパートナー企業「佛山市顺德区新儿康贸易」にPB商品などを販売するという。

「Tmall」で販売する商品は、おしりふき、ベビーソープ、ガーゼハンカチといった育児雑貨商品。その後、品種や品番を拡大するとしている。

台湾やベトナムの小売チェーンに卸売り開始

西松屋は2019 年4月から、台湾やベトナムなどの小売チェーンにPB商品を卸売りする。主な販売先は、台湾の「Les Enphants」(約180店舗)、ベトナム の「さくこ」(約20店舗)、中国の「銀泰西選」(約30店舗)など。日本の貿易会社や現地の輸入代理店を通じて商品を販売するという。

アジアで展開する商品は、おしりふき、ベビーソープ、玩具といった育児雑貨商品を予定している。

「Tmall」への出店や、アジアの小売チェーンへのPB商品の販売は、西松屋が取り組む海外戦略の一環。西松屋は2018年7月、日本の商社を通じて台湾の生活用品専門店にPB商品の販売を開始した。同年9月には、PB商品の海外販売の専担部署としてグローバル事業推進部を新設した。

渡部 和章
渡部 和章

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6 years 11ヶ月 ago
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    2019/3/29
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    2019/4/3

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    ECの利益を最大化する「AI×MA」の活用法と成功事例をアクティブコアが徹底解説

    6 years 11ヶ月 ago

    マーケティングの施策を自動化する「マーケティング・オートメーション(MA)」をECに活用する動きが広がっている。特に近年は、人工知能(AI)を利用してデータ分析を効率化したり、販促の効果を高めたりする取り組みも目立つ。AIを活用してMAの効果を高めるには、どのような方法があるのか。また、それをECに活用するにはどうすれば良いのか。AIとMA、レコメンドエンジン、DMPが1つになった「activecore marketing cloud」を提供するアクティブコアの山田賢治社長が、AIやMAでECの利益を最大化する方法と、最新の成功事例を解説した。

    MAで成果を上げるポイントは「データ統合」

    MAに取り組むには、まずは顧客データやEC事業に関するさまざまなデータをDMP(Data Management Platform)などに蓄積する必要がある。商品情報や購買データのほか、顧客のECサイトの閲覧履歴、顧客のWEB上での行動履歴、会員の属性情報などを集めることが欠かせない。

    データを蓄積する際に重要なことは、企業が持つデータを1つのプラットフォームに統合することだと山田氏は指摘する。

    マーケティング・オートメーションで成果を上げるには、購買データや顧客の行動履歴、会員属性情報など1つのDMPに蓄積し、すべての情報を紐付けられるようにすることが重要です。データが統合されていないと、どんなに高価な販促ツールを使っても、MAは上手くいきません 。(山田氏)

    アクティブコアの山田賢治社長
    アクティブコアの山田賢治社長

    山田社長は、顧客が商品を購入した後のデータだけでなく、購入する前の行動履歴も蓄積することが必須だという。

    顧客が購入前に、どのWEBサイトを閲覧し、どの広告に接触してECサイトを訪れたのか。そういったデータも踏まえてセグメントを行うことが、MAの効果を上げるポイントです 。(山田氏)

    顧客を中心として、さまざまなデータを紐付けることが重要

    顧客の興味関心を予測してコンテンツを出し分ける方法

    山田社長は、MAの効果を高めるにはコンテンツをパーソナライズすることも必要だと強調する。

    購入履歴や会員属性に応じてメールの文面を変えるのはもちろんのこと、Webサイトの閲覧履歴やクリックした広告などを分析し、顧客がどのような商品に興味があるのかを予測した上で、興味・関心に合わせてキャンペーンの内容や広告クリエイティブを出し分けることも重要だと指摘する。

    顧客の興味関心や嗜好を予測し、ステップメールなどの内容を変える。そして、コンテンツへの反響を見ながら、配信する内容をチューニングすることで、開封率やコンバージョン率を高めていきます 。(山田氏)

    たとえば、サンプル会員を本製品購入へと引き上げ、さらに優良顧客へと育てるマーケティングシナリオでは、顧客が会員登録や購入を行なった日を起点に、購入回数やWebサイトの閲覧履歴などに応じて、顧客ごとに最適化されたキャンペーンをレコメンドすると有効だという。

    パーソナライズされたオファー
単純なステップメール:誰に対しても同じ内容をオファー
購入
お礼メール
キャンペーンオファー
キャンペーンオファー
キャンペーンオファー
個々にパーソナライズされたオファー
お礼メール&レコメンド
キャンペーンレコメンド
Webでレコメンド
アプリレコメンド
    顧客の購買履歴や行動履歴に応じてコンテンツを出し分ける

    カゴ落ちメールの効果を高める「もう一押し」の施策

    ECにおけるMAの施策の1つに、ECサイトのカートに商品を入れた状態で、ECサイトから離脱(カゴ落ち)したユーザーへのリマインドがある。メールやLINEを使い、クーポンを送ったり、カートに入れた商品と関連する商品をレコメンドしたりすることで購入を後押しする。

    山田社長は「activecore marketing cloud」のクライアントの事例を踏まえ、カゴ落ち対策メールのCVRを高める方法の一例として、カゴ落ちした顧客に対して、タイミングを図ってメールを2回送る施策を解説した。

    その方法は、顧客がカゴ落ちしてから30分〜1時間後にリマインドメールを送り、一定期間後に、購入につながらなかった顧客に再度メールを送るというもの。2回目のメールの内容は、1回目のメールを開封したか否か、開封後にECサイトにアクセスしたか否かによって変えることが、CVRアップのポイントになるという。

    1回目のメールで購入につながらなければ、もう1回送る。この「もう一押し」を行うことで売上が増えることは、当社のクライアントで実証されています。カゴ落ちの後にリマインドメールを送っているEC事業者はたくさんいると思いますが、実は、2回繰り返すことが購入促進に有効です。(山田氏)

    かご落ち シナリオ
購入なし(かご落ち)
CV率 13.7%
購入がなければ
開封ありサイト流入あり
開封ありサイト流入なし
開封なし
さらに一押しは効果がある
CV率 13.7%+13.3%=27%
さらに一押し!
CV率 13.3%
2日後
カート投入商品閲覧リマインド
カート投入商品と相関のある商品をレコメンド
カート投入商品をリマインド
    カゴ落ち対策のメールを2回送るとCVRにつながる

    ブラウザから離脱した顧客を呼び戻す方法

    ECサイトを訪問して、商品をカートに入れずに離脱した「ブラウザー離脱」の顧客に対しても、カゴ落ちメールと同様にリマインドの施策は有効だという。ブラウザー離脱の顧客に対するリマインド施策のCVRは、カゴ落ち顧客へのメールに比べると低いものの、ブラウザー離脱の顧客は分母が大きいたため、CVRが低くても成約件数を稼ぎやすいメリットがあるという。

    特に、リアル店舗も運営している事業者は、ブラウザー離脱の顧客に対して来店促進の施策を行うと高い効果が期待できるデータを示した。

    ブラウザーから離脱した顧客に対して、リアル店舗への誘導を目的としたリマインドを行った場合、購入率はカゴ落ちした顧客と比べて低いものの、店舗での購入人数はブラウザーから離脱した顧客の方が多い。要するに、店舗の売上に関しては、ブラウザーから離脱した顧客へのリマインドが、非常に効果があるということです 。(山田氏)

    カゴ落ちした顧客や、ブラウザーから離脱した顧客に対するリマインドの方法は、メールやLINEを使うことが多い。それらに加え、ECサイトのマイページ内でレコメンドを行って高いCVRを実現した事例もあるという。

    MAの効果を高めるAI活用の仕組みと最新成功事例

    こうしたMAの施策にAIを活用する動きが広がっている。山田氏は、AIを使ってMAを自動化し、効果を高める仕組みを説明した。

    例えば、ユーザーの行動に点数を付け、合計点数によってユーザーのコンバージョン確率を予測する手法。「ECサイトを訪問したことがある」という行動は3点、「キャンペーンを閲覧したことがある」は2点といった具合に、売上などへの貢献度をもとに行動の重要度に応じて、スコアの重み付けを行う。そして、点数が高いユーザー(=購入確率が高いユーザー)をセグメントし、キャンペーンを打つ。

    ユーザーの行動に点数を付ける際は、機械学習を活用するという。EC事業者が持つビッグデータをAIが分析し、ユーザーが取った行動の1つ1つについて、コンバージョンの確率や売上への貢献度を割り出し、貢献度に応じて点数を付ける。

    ディープニューラルネットワークと呼ばれるこうした手法を使うことで、人間の勘や経験に頼らず、ユーザーの行動をスコア化することができます。また、AIが点数のチューニングを行うため、人間の作業負担を軽減することが可能です 。(山田氏)

    スコアによる予測 (ニューラルネットワーク)Webサイトに訪問したユーザがCVするか否かを予測
    ビッグデータをAIが分析し、ユーザーが取った行動の1つ1つに点数を付ける

    「activecore marketing cloud」の成功事例、メールのCVRが約6倍に

    MAにAIを活用し、キャンペーンの効果を高めることに成功した事例はたくさんあるという。山田氏は「activecore marketing cloud」の利用企業が取り組んでいる施策の成功事例を公開した。

    ある通販会社は、「activecore marketing cloud」のプライベートDMPに蓄積した顧客の購入履歴や利用頻度、年齢や性別といった属性、WEB上の行動履歴などのデータを分析し、コンバージョン率が高いと予測されるユーザーを抽出した。

    そして、そのセグメントに対して最適なキャンペーンを設計した上で、配信対象を限定してメールを送信。その結果、従来は30〜40%だったメールの開封率は54.7%へと向上。CVRは1.0~1.2%から6.6%に向上したという。

    購買・コンバージョンしそうな顧客を自動抽出
メール開封率 これまで30~40%→54.7%
CV率 これまで1.0〜1.2%→6.6%
    購入しそうな顧客をAIが抽出し、ターゲット配信を行った

    「買いそう」な顧客に限定してクーポン配信

    別の通販会社は、プライベートDMPのデータを分析し、将来、優良会員になりそうな顧客を抽出した上で、メルマガで限定クーポンの存在を告知してECサイトに誘導した。そして、ECサイトを訪れたユーザーをリアルタイムで判別し、ターゲットが訪問したときだけ、クーポンキャンペーンのバナーを表示した。クーポン表示画面を訪れた顧客のCVRは3割を超えたという。

    ヘビーユーザ以外の顧客に対してクーポンを提示
メールとWeb接客を連動
”特別なあなただけ感“を自然に演出
クーポンのばらまきを抑えて利益を上げる
    ECサイトを訪れたユーザーの中で、ターゲットが訪問したときだけクーポンを表示した

    山田氏はこのほか、化粧品通販会社がサンプル会員を本製品購入へと引き上げた事例や、定期通販からの退会を防ぐ施策を自動化した事例なども公開した。

    継続につながるfAQをレコメンド
閲覧パターンに合わせてFAQをレコメンド
行動パターンを機械学習
FAQコンテンツ
会員サービス
ポイントサービス
商品に関するトラブル
商品到着日数
注文方法
お支払方法
領収書の発行有無
プレゼント梱包対応
郵送方法と送料
商品キャンセル方法
返品の流れ
商品の取扱方法
    退会者の特徴を分析し、退会しそうな会員を抽出した上で、継続につながるコンテンツを自動でレコメンドする

    AI×MA×レコメンドを実現する「activecore marketing cloud」

    こうした数々の成功事例を実現してきたのが、アクティブコアが提供する「activecore marketing cloud」だ。

    「activecore marketing cloud」はMA機能とレコメンド機能、AI、DMPを1つのシステムで提供している。「データ分析」「レコメンド」「MA」「DMP」を1つのシステムに統合することのメリットを、山田氏は次のように強調する。

    分析やレコメンド、MAなどのツールを連携させることでタイムラグを防ぎ、管理の煩雑さも減らせます。そして、複数のツールを個別に契約した場合と比べて、システム投資や運用にかかる費用を削減できることもメリットと言えるでしょう。(山田氏)

    「activecore marketing cloud」は、企業が持つさまざまなデータを、クラウドのプライベートDMPに蓄積する。ECサイト、アプリ、実店舗などのデータを統合し、顧客単位でデータを管理することが可能だ。メール配信システムやLINE、アドネットワークなどと連携し、配信を行うとともに、施策の結果をAIが可視化した上で、機械学習によって効果の向上を図ることもできるという。

    AI x MA x レコメンド in DMP オールインワン
AI x プライベートDMP/CDP x マーケティングオートメーションxレコメンド
アクションの結果を AIで可視化・機械学習
    「activecore marketing cloud」はデータ分析、ターゲット抽出、パーソナライズ、配信までオールインワンで行う

    アクティブコアのAI「ピタゴラス」

    「activecore marketing cloud」に搭載されたAI「ピタゴラス」は、ディープラーニングの技術も取り入れているという。

    例えば、あるユーザーのサイト閲覧履歴や購入履歴、属性などから、ユーザーの特徴を抽出してから、そのユーザーに類似した顧客の嗜好を分析することで、そのユーザーの嗜好を予測する。そして、嗜好を踏まえてユーザーに最適化したレコメンドを行う。類似した顧客の嗜好を踏まえたレコメンドを行った場合のCVRは、閲覧履歴を踏まえて関連商品を表示する従来型のレコメンドエンジンと比べて大幅に高まることが実証されているという。

    AI ディープラーニングレコメンド
■協調フィルタリング(相関)
■ディープラーニング(特徴量自動抽出)
従来型のレコメンドより精緻にパーソナライズ
    類似した顧客の嗜好を踏まえてレコメンドを行う

    自然言語処理を使った商品レコメンド

    商品の説明文をAIが分析し、その商品に興味関心が高そうな顧客にレコメンドする「自然言語処理レコメンド」も提供している。これまで売れ筋ではない商品でも、レコメンドの対象に含めることができるメリットがある。

    商品説明文から類似性を評価してレコメンドする

    ABテストや広告、メール配信時間をAIで最適化

    「ピタゴラス」は、メール配信のタイミングを自動で最適化することもできるという。例えば、メールの開封率が最も高まりやすい配信時間帯を顧客ごとに割り出し、配信のタイミングを顧客ごとに変えることで、メールの開封率を引き上げる。

    また、メールの文面や広告クリエイティブのABテストをAIが自動で行い、PDCAを回すことで最も効果的なクリエイティブを選択することも可能だという。

    A/BテストをAIで自動化
学習モデルから有意性を自動判定
これまで テスト→検証→改善→実行
1サイクルでA/Bテストを完結 テスト+検証+実行
    AIがPDCAを回して勝ちパターンを見つけ出す

    「activecore marketing cloud」が提供する機能や成功事例を解説し終えた山田氏は、MAで成果を上げるために重要なポイントをあらためて強調し、セミナーを締めくくった。

    MAの効果を高めるには、顧客を中心にデータを統合することが最も重要です。そして、MAで成果を出すために必要なことは、コンテンツをパーソナライズすること。しかし、顧客1人1人に対して手作業でパーソナライズすることはできませんから、システムやAIを上手く活用してください 。(山田氏)

    渡部 和章
    渡部 和章

    リピート顧客拡大、LTV向上――カゴメと「スカルプD」のアンファーはどう解決した?

    6 years 11ヶ月 ago

    人口減少時代に入った日本の小売市場において、リピート顧客の拡大、LTV(顧客生涯価値)アップによる顧客単価向上や購買回数増などは、将来にわたって成長を続けるには必要不可欠なKPI。多くの通販・EC企業が抱えているこの重要指標に対して、カゴメ、「スカルプD」で知られるアンファーはどうアプローチし、課題解決につなげているのでしょうか。今回の記事では両社が採った戦略などを踏まえて、4/10(水)のネッ担イベントで行われるパネルディスカッションの概要をお伝えします。

    元ドクターシーラボEC責任者がカゴメ、アンファーの通販・ECビジネスに切り込む

    パネルディスカッションは、カゴメ、アンファーの通販・EC責任者が自社のトライ&エラーを踏まえ、①CRM施策②顧客ロイヤリティUP施策③LTV向上、リピート施策④チームビルディング⑤新しい取り組み――について、本音で語り合う1時間です。

    登壇者は、

    • カゴメ株式会社 原浩晃氏(マーケティング本部 通販事業部 主任)
      通販売上100億円超の通販事業部でマーケティングなどの中心的な役割を担う。2013年に通販事業部へ異動後、ブランド担当兼、アクイジション担当として、宣伝費削減の環境下において、2年で獲得効率を30%改善し、獲得規模を140%拡大することに成功した。2018年に事業部を横断したCRMプロジェクトを立ち上げ、プロジェクトマネージャーとして、ファンレベルとLTVに相関する指標の開発に着手中。
    • アンファー株式会社 吉田南音氏(ブランド戦略本部 本部長)
      アンファー入社後、ダイレクトマーケティング、デジタルマーケティングを中心に、自社サイト、オンラインモールでのプランニング及びディレクションを経験。現在はブランドマーケティングにも領域を広げ、ブランド戦略・デジタル戦略の統括を行っている。
    • commerce engine株式会社 小原田剛氏(代表取締役)※モデレーター
      大手カタログ通販でのEC責任者や商品事業部の責任者を歴任。その後、ドクターシーラボのEC責任者を経て、「fracora(フラコラ)で知られる協和のEC責任者、通販基幹システムを担当。その後、独立。ダイレクトマーケティングや通販システムのコンサルタントとして企業の後方支援を手がける。
    カゴメ株式会社 原浩晃氏 commerce engine株式会社 小原田剛氏 アンファー株式会社 吉田南音氏
    左から原氏、吉田氏、小原田氏

    具体的にはどんなことを話すの?

    CRM施策

    「そもそも、CRMは事業課題として優先課題ではなかった。優先順位は『商品』『新規獲得』」(カゴメ・原さん)。カゴメでは上記2課題を解決し、CRM領域の重要課題「継続購買」について着手しました。その理由とは行った施策とは?

    アンファーが注力しているのは自社ECサイトの定期購入を利用する顧客の拡大。2014年度比で2017年度に定期利用者数、定期を利用するリピーターの割合、LTVといった指標は大きく向上した。どんな施策を打ったのでしょうか?

    LTV向上、リピート施策

    インバウンドアップセル、アウトバウンド、ステップメールなどの引上施策を続けても、長期的にはLTVやリピート率の向上にはつながりにくいものです。カゴメは工場見学、トマト苗配布などの体験や感情に訴える施策も行っています。

    一方のアンファーは、ヘルスケアに関するコンテンツなどを掲載した情報冊子の同梱を強化。中長期にわたって購買動機を喚起できる取り組みを行っています。

    チームビルディング

    カゴメは2015年に媒体起点から商品起点への担当編成に変更。そして、2018年には事業横断のCRMプロジェクトを2018年に立ち上げています。

    アンファーはデジタル時代のブランディングと販売を行うために、ブランド戦略部とネット通販を手がけるチャネル戦略部の連携を進めています。この組織体制を統括するのが、ブランド戦略・デジタル戦略を統括する吉田氏。

    顧客に支持されるデジタル時代のダイレクトマーケティングを行う組織はどう作ればいいのか? チームビルディングに力を入れる原氏、吉田氏の解とは?

    ◇◇◇

    ネットショップ担当者フォーラムが4月10日(水)に東京都中央区日本橋(コングレスクエア日本橋 3階ホール)で開催するセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム2019春 eコマースコミュニケーションDay」では、カゴメ、アンファーが取り組み数々の施策が本音で語られます。

    テーマは「カゴメ、アンファーが本音で語る成長の秘訣~『つぶより野菜』『スカルプD』のリピート施策、LTVアップなどの事例大公開~」です。

    ネットショップ担当者フォーラム編集部
    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ヨドバシカメラが石井スポーツを買収、ECや物流システムなどの連携で専門性追求

    6 years 11ヶ月 ago

    ヨドバシホールディングスは4月3日、スポーツ用品販売のICI石井スポーツを買収すると発表した。ICI石井スポーツはスキー、登山用品などアウトドア用品の専門小売。

    投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(APファンド)が保有するICI石井スポーツの全株式を、4月末までにヨドバシホールディングスが譲り受けることで合意。ヨドバシHDは、APファンド以外の株主(潜在株主を含む)も同タイミングでに株式を譲渡すると想定している。

    ヨドバシHDによると、ICI石井スポーツの100%株主となる見込みで、ICI石井スポーツとその子会社である株式会社アート・スポーツを傘下に収める。

    ヨドバシHDは、子会社後もICI石井スポーツの経営方針を十分に理解し、店舗運営の独立性、従業員の雇用を維持すると説明。ヨドバシHDとグループ企業が運営する不動産への出店、EC、経営システム、物流システムの利用を通じ、専門性の追求、サービス向上、収益の拡大を進めるとしている。

    ヨドバシHDの主要子会社ヨドバシカメラは近年、非家電領域の取り扱いを拡充している。スポーツ関連では、自転車、アウトドア用品、フィットネス・トレーニング用品、スポーツウェア・シューズなどを販売。2015年にはゴルフ用品のネット通販なども始めている。

    2018年12月にはECサイトや店舗での酒類の販売をスタートした。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    「プログレッシブWebアプリ(PWA)」か「ネイティブアプリ」、 小売業者はどちらを選択すべき? | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    6 years 11ヶ月 ago

    「プログレッシブWebアプリ(PWA)」は、まだ理解されていない部分が大きいようです。PWAはWebページのように読み込むアプリケーションde、ネイティブアプリのような機能も兼ね備えています。EC事業者は、PWAとネイティブアプリにそれぞれどのような働きがあるかを理解し、どちらを使うのか、もしくは両方を使うのかを決めなければなりません。

    モバイルコマースにおいて、PWAとネイティブアプリは共存できるのか?

    端的な答えは「Yes」ですが、補足が必要です。

    最も大切なことは、ホリデーシーズンの買い物では、モバイルコマースが主流になりつつあることをブランドが理解することです。

    「Adobe Analytics」によると、2018年11月1日から12月31日に購入された商品の40%はモバイル経由でした(スマートフォンとタブレット含む)。デスクトップ経由のコンバージョンが7.4%だったのに対して、モバイルデバイス経由のコンバージョンは10.5%でした。全体として、ホリデーシーズンの支出の57%がモバイル経由だったとAdobeのレポートでは報告されています。

    デバイス別のトラフィックとCVR(2018年11月1日~12月31日)
    Adobe Analyticsのデータを元に編集部で作成

    このデータを見ても、小売事業者がモバイルにより真剣に取り組むべきであることは明白で、モバイル戦略への投資を前向きに検討しない限り、販売機会の損失につなげります。

    このデータは、消費者のモバイル経由での買い物が減少する兆しがまったくないだけでなく、より大きな未来予想を伝えています。それは「小売の未来はモバイルだ」ということです。モバイルにおけるコンバージョンの低さは、強固なモバイル戦略をもって解決しなければなりません。

    PWAにはWebが不可欠

    ブランドは重要な課題に直面していますが、最も大切な課題の1つは、マーケティングや広告、技術獲得のために取っておいた予算をどのように使うかを決定することです。モバイルコマースに関して言えば、ブランドがネイティブアプリかPWAのどちらに投資するべきかを決めることが大切です。

    PWAはこの数年使われていますが、これまではそれほど大きな流れにはなっていませんでした。しかし、現在はPWAが効率、ROI、カスタマーエクスペリエンスにおいて、とても重要な役割を担うようになっています

    PWAは通常のWebページやWebサイトのように読み込まれるWebアプリケーションですが、今まではネイティブアプリでしか使えなかったオフラインでも利用できる機能、プッシュ通知、デバイスハードウェアへのアクセスなどが可能です。

    PWAには多くの利点があることは間違いありませんが、今まで伝えられてきたのは、小売事業者や消費者向けの利点というよりも、テクノロジー企業にとっての利点でした。ですからまだ疑問が残ります。「PWAは小売事業者にとって最善の選択になるのか、もしくはまた、巨大Webテクノロジー企業の食い物にされるだけなのか?」という疑問です。

    GoogleがPWAを開始した時、自社の目標達成のためにPWAの機能は大きな可能性を持つことを理解しました。PWAはWebコードを使って構築されているため、ブラウザなどが機能するにはWeb技術が必要なのです。

    言い方を変えれば、PWAにはWebが不可欠であり、Webはグーグルの最も高い収益源です。実際、グーグルの収益の84%はモバイルWebの広告というデータもあります。ですから、モバイルWebへの流入を誰にも邪魔されずに継続させることが、グーグルにとっては極めて重要になります。

    PWAの弱点

    PWAはWebコード(JavaScript、CSS、HTML5)を使ってWeb用に作られた、アプリのようなエクスペリエンスを提供するアプリケーションです。PWAは前述のWebベースのコーディング技術を使って、モバイルサイトでもリッチなエクスペリエンスを提供しようとしています。しかしながら、PWAにはいくつかのデメリットもあります。

    PWAのデメリット
    • ネイティブアプリとは違ってアップルのApp StoreからPWAをダウンロードすることができず、ホーム画面に保存することが難しい
    • PWAはカスタマイズされたリッチなエクスペリエンスを継続的に提供できません。アップルのデバイスにPWAを保存できても、ストレージが50MBを超えたり、3週間未使用の場合は削除されてしまうのです。ですから、支払情報、連絡先、ログイン情報などが消えてしまいます。
    • PWAはモバイルサイトの見え方をより良くするという目的が大前提のため、Webコードを用いて構築されています。しかしながら、機能をWebコードに頼っているため限界もあります。Webコードは、ネイティブコードのように早く進化したり機能できないからです。

    ネイティブアプリとは

    ネイティブアプリはデスクトップやモバイルWebとは異なった、よりリッチな機能をユーザーに提供するために開発されています。ユーザーが望むものを提供し、ブランド認知、信頼性、ロイヤルティを高めるために一役買っています。ネイティブアプリは、モバイルWebよりもずっと魅力のあるエクスペリエンスを提供するため、ロイヤルティも生まれます

    • アプリのユーザーセッション数はモバイルWebの2.9倍、デスクトップの3.1倍
    • アプリを再訪するユーザー数は、モバイルWebの3倍でデスクトップの2.7倍
    • 平均LTVは約12ドル

    上記のデータをまとめると、消費者は何度もアプリを訪れ、継続的にお金を使っているということです。何度もアプリを開く消費者が多ければ、ロイヤルティが高いことを意味し、同時にLTV、ROIやブランド認知もアップします

    継続的でパーソナルな買い物体験を提供すると同時に、モバイルアプリの利点はユーザーデータが常に保存されることです。時間制限やストレージの制約はありません。

    2018年のホリデーシーズンを振り返るため、Poq社のSaaSアプリプラットフォームのデータを見ると、ネイティブアプリの人気が高まっているだけでなく、コンバージョンにも大きく貢献していることがわかります。

    • 2017年から2018年でアプリ滞在時間が5%増えた
    • 2017年から2018年で再来訪が11%増えた
    • 2017年と比較して、2018年のブラックフライデーのコンバージョンが7%増えた

    より驚くべき事実は、ブラックフライデーやサイバーマンデーの時期に、以前利用したアプリを再訪した消費者は89%に上り、2018年の第3四半期の平均よりも20%高くなっていることです。

    PWAはモバイルWeb戦略をサポートできる

    PWAはデメリットもありますが、小売事業者にも魅力的なメリットもたくさんあります。例えば以下のようなメリットです。

    PWAのメリット
    • 短期間で市場に出せる……PWAはデスクトップ、モバイル、アンドロイド、iOSと、どのプラットフォームでも使えるシングルソースコードを使って構築されているため、素早くローンチ可能。
    • 読み込み時間が短い……モバイルWebよりもユーザーのアクションに対する反応が早い。
    • 少ないメモリーで対応可能……PWAは多くのメモリーを必要とせず、ダウンロードの必要もなく、アプリのようなエクスペリエンスを提供するため、新興市場でも容易に利用できる。

    小売事業者は、モバイルWebビューをリッチにするための戦略として、PWAを採用するべきでしょう。多くの消費者がデスクトップからモバイルに流れていますが、モバイルでのコンバージョンはいまだにデスクトップよりも低いままです。モバイルにおけるコンバージョンの低さは、強固なモバイル戦略を持って解決しなければいけません。小売事業者はモバイル戦略において、ネイティブアプリとPWAの両方を取り入れる必要があることも、ご理解いただけるでしょう。

    PWAはグーグル検索からの流入を促進するが……

    モバイルWebは流入を促進し、ブランド認知を高めるための素晴らしいチャネルであることは間違いありません。新しいグーグルのSEOアルゴリズムでは、ページスピードがランキング決定の要素に含まれるため、PWAがもたらすサイトスピードは検索結果に影響を与えるでしょう。

    モバイルリンクプラットフォームのBranch社は、「モバイルWebのUU数はデスクトップのそれを超えますが、ユーザーはモバイルWebに比べて、モバイルアプリの方が285%多く商品を閲覧し、1回の購入もモバイルアプリの方がモバイルWebよりも11%以上高い」と伝えています。

    PWAはグーグル検索からの流入を促進しますが、アプリを持っていれば、App Storeを訪問するユーザーを囲い込むことも可能です。App Storeには毎週5億の訪問があります。

    アップルはネイティブアプリとWebアプリケーションを複合したアプリに比べて、ネイティブアプリをフィーチャーし、ランキングを上げる傾向があります。結果、App Storeで自然にダウンロードしてもらいたい場合は、常にApp Storeにネイティブアプリを置いておかなければなりません。App Store内のダウンロードの65%は有機的に行われていることを覚えておいてください。

    ◇◇◇

    PWAがネイティブアプリに取って代わることも、その逆もありません。しかし、平和的に共存して、全体的なモバイル戦略の一助を担うことは可能です。

    賢い小売事業者たちは、最適化されたモバイルジャーニーの重要性を理解し、より多くの顧客と収益を獲得しています。Webベースの技術を使って構築されているPWAだけに頼るのは、モバイル予算の賢い使い方とは言えません。常に躍起になっているPWAが、一番早くて簡単なソリューションのように見えますが、だからと言って最適で最も賢い選択とは言えないのです。

    小売事業者は自社の目標を見直し、現在利用可能な複数のテクノロジーの具体的なデータを集め、モバイルエクスペリエンス全体を最適化する戦略を立てる必要があります。

    Internet RETAILER
    Internet RETAILER

    青汁通販のキューサイ、NTTドコモと連携し「農業×ドローン」の新プロジェクト

    6 years 11ヶ月 ago

    青汁通販を手がけるキューサイは4月2日、青汁の原材料であるケールの栽培にドローンを活用する、新規プロジェクトを開始すると発表した。

    ドローンで上空からケール畑を撮影し、画像データを解析することで、病害虫の早期発見や収穫量の予測を行う。これまで目視で行なってきた作業を機械化することで、人手不足の解消を図る。プロジェクトはNTTドコモと共同で実施する。

    キューサイが販売しているケール青汁の原料は、グループ会社のキューサイファーム島根が栽培している。キューサイファーム島根によると、農薬を使用せず、人の手でケールの病害虫を1株ずつ確認しているという。

    ただ、島根県の人口減少に伴い人手不足が深刻化しているほか、ケールの育成状態の把握や収穫量予測を行う技術を継承することも困難になっていることから、ドローンを使ったプロジェクトを開始した。

    島根県は人口減少に伴い農林産業の人手不足が深刻化
    出所は「島根県 農林水産 総務課資料」

    プロジェクトでは、東京ドーム約6.6個分のケール畑を定期的に撮影し、画像データをNTTドコモの解析システムで解析することで、ケールの収穫量予測や病虫害の被害の検知などを行う。

    今後は、ドローンで撮影した画像を解析して生育状態が悪い株のみに肥料を散布する技術の確立や、解析データを農作業機械の自動走行と連動させるなど、作業効率の向上や栽培コストの削減をめざす。

    キューサイは、ドローンで上空からケール畑を撮影し、画像データを解析することで、病害虫の早期発見や収穫量の予測を行う
    ドローンで上空からケール畑を撮影し、画像データを解析することで、病害虫の早期発見や収穫量の予測を行う

    キューサイは青汁通販などを手がける大手健康食品通販企業。2010年にコカ・コーラ ボトラーズジャパン傘下に入った。

    渡部 和章
    渡部 和章

    補助金上限が450万円に拡大したITツール導入制度、支援事業者の登録申請4/15スタート

    6 years 11ヶ月 ago

    ITツールを導入した中小企業に政府が補助金を交付するIT導入補助金制度において、IT導入支援事業者の登録申請が4月15日(月)から始まる。

    ITツール(ソフトウエア、サービスなど)の登録申請は4月19日(金)からの予定。

    2018年度に行われたIT導入支援事業において、IT導入支援事業者として採択されていた事業者による移行申請も4月15日(月)から受付を始める。

    2019年度のIT導入補助金制度の上限交付額は450万円。補助率は導入費用の50%。交付金の下限は40万円のため、導入費用が80万円未満では補助を受けられない。

    補助金の対象となるITツールは、経理を効率化する会計ソフトや顧客情報を一元管理するクラ ウドシステム、職員間のコミュニケーションシステム、飲食店のセルフオーダーシステムなど。

    補助金を受け取れるのは、中小企業や小規模な飲食、宿泊、小売り、卸、運輸、医療、介護、保育などの事業者。

    IT導入補助金は、中小企業の生産性向上や販路開拓支援などを目的とした「中小企業生産性革命推進事業」の1つの事業。予算は1100億円で、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業」「小規模事業者持続的発展支援事業」も含んでいる。

    IT導入補助金の最新情報は以下のサイトで公開している。

    IT導入補助金の公式サイト
    IT導入補助金の公式サイト(画像は編集部がキャプチャ)
    瀧川 正実
    瀧川 正実

    「ダンボーバッテリー」を大ヒットさせたトーモの東さんが、メディアやブロガーと良い関係を作れる理由

    6 years 11ヶ月 ago

    漫画『よつばと!』の「ダンボー」というキャラクターを使用したモバイルバッテリー「ダンボーバッテリー」。シリーズ累計で350万台〜400万台という販売台数を誇る大ヒット商品だ。この「ダンボーバッテリー」の企画・PRを手がけたのが、トーモ 代表取締役の東 智美(ひがし・ともみ)氏。東氏が大事にしているのが広報活動。メディアやブロガーとの良い関係性を構築し、地道な努力で作り上げた「秘伝のプレスリスト」の作り方とは!?

    ※この記事は3月7日にフューチャーショップ主催開催されたトークイベントを記事にしたものです。

    トーモ 代表取締役 東 智美氏
    トーモ 代表取締役 東 智美氏

    ダンボーバッテリーはなぜ売れたのか?

    「ダンボーバッテリー」の販売元であるCheero(チーロ)は東さんのお父さんが経営する会社で、東氏が「ダンボーバッテリー」の企画とプロデュースを担当した。2013年6月にAppBank Storeのリニューアルオープンがあると知り、開店時の目玉商品として扱うという確約を得て、『よつばと!』を発行する現KADOKAWAも含めた3社でプロモーションを行うプランを立てた。

    プレスリリースを出して迎えた発売日がどうなったかと言うと……

    • 6月4日 7:00 販売開始 → 9:00 1,000個完売。完売したことがまたニュースになって拡散。
    • 6月16日 10:00 時販売開始 → 10:15 7,000個完売 → 「買えない!」「売れるんだからもっと用意しろ!」とプチ炎上発生 → 当日はトルコに旅行中だったが、土日の間に炎上が大きくなるのを避けるため、50,000台の追加生産を即決。現地で増産のめどを立て、この日のうちにプレスリリースで告知 → 炎上鎮静
    • 6月25日 再販計画を告知 → 一連の流れがまた記事に。

    「ダンボーバッテリー」は現在も続くロングラン商品に成長した。東氏自身はダンボーバッテリーが売れた理由を下記のように分析する。

    • スマホの普及と共にモバイルバッテリーの需要が高まっていた
    • 可愛いモバイルバッテリーが市場になかった。「モバイルバッテリーは飾り気がなく武骨なもの」という常識をくつがえす商品だった
    • 「ダンボー」というキャラクターに手垢が付いていなかった
    • 適切なタイミングで適切にPRを仕掛けられた

    「いろいろ奇跡だった。もう1回仕掛けろと言われても無理」と語るが、そんな中で得た経験を、自社商品のスマホケース「RAKUNI(ラクニ)」に生かしている。

    トーモ 代表取締役 東 智美氏

    「秘伝のプレスリスト」の作り方

    自社と自社製品を知ってもらうために、東氏はまずWebサイトやSNSで告知したり、PR TIMESなどのリリース配信サービスを利用して情報発信をしたりした。同時に、自社商品に合いそうなメディアやブログを探し、プレス連絡窓口にメールを送った

    自分がプッシュしなくても記事を書いてもらえることがある。そういう記事を見落とさないために、製品名や社名でエゴサーチをし、取り上げてくれたお礼をメールで伝える

    オフラインでは展示会やブロガーイベントに参加する。その場にライターや記者などがいたら名刺交換し、後日必ずコンタクトを取った。

    これを2〜3年繰り返すと「秘伝のプレスリスト」ができます。秘伝のタレみたいに自分たちしか持っていないプレスリスト。リストの中で横のつながりができてくるので、それを丁寧に育てて増やしていく。実は狭い世界なので、リストの中の記者や編集者同士が知り合いだったりする。自分の名前が彼らの共通言語になれたら、飲み会に呼んでもらえたりしてまたつながりが増えます。

    「紹介して」って言われることもあるんですが、それは全部断っています。なぜかと言うと彼らは私だから協力してくれるのであって、私が紹介する人は彼らにとっては負担にしかならないからです。(東氏)

    トーモ 代表取締役 東 智美氏

    恋愛も一緒だと思いますが、人間は顔を合わせてしゃべっていると好意が増えていく。足を使って会いに行って、会って、笑ってしゃべるだけで覚えてもらえる。(東氏)

    「広告」と「PR」は似てるけど全然違う

    「広告」も「PR」もどちらも自社の商品やサービスについて知ってもらい、応援してもらったりファンになってもらったりするための活動。では何が違うのか?

    大きな違いはお金がかかるかどうか。「広告」はお金を払って広告枠を買って告知をすること。「PR」はお金を払わない。「 広告」は投入額に応じて情報を届けられる範囲が広げられたり露出を継続させられたりする。「PR」は相手とのコミュニケーションによる信頼関係がベース。関係の構築には時間がかかるが、関係が構築できればメディアに自社の情報を伝えたり、企画を提案しやすくなる。

    この2つが混同されて起こるトラブルはよくある。PRで相手が自分の時間を使って無料で書いてくれるにもかかわらず「こういうことは書いて欲しくない」とか注文を付けて嫌われたり、トラブルの原因になることがよくある。ここはすごく理解してもらいたいポイント。(東氏)

    東氏がメディアとの付き合いで重視しているのは「その情報にメディア側のメリットはあるか?」という点。

    メディアが掲載するのは、①PVが上がる ②PVとは直結しなくても媒体価値が上がる(社会貢献的な意義がある) ③アフィリエイトサイトの場合はアフィリエイト収入が見込める この3つのどれかに合うかどうかを確認してからコンタクトを取る。他にも、「書くか書かないかは相手に任せる」「内容に注文を付けない」「自社都合に合わせて書いて欲しいときは広告出稿する」といったことに気を付けている。

    媒体やブロガーのメリットを常に考える
一方的に押しつけない。書く書かないは相手に任せる
誤記表記以外はチェックしない
内容に注文を付けない
自社の都合に合わせて書いて欲しいときは広告出稿!
相手のインフラや時間やスキルにフリーライドしているという自覚を持つ

    東流・メディアリレーションの勘所

    「相手も人間」ということを忘れてしまうメーカーは多い。ただ単純に商品の内容を伝えて「書いて!」って頼む人が多いけど、メディアさんには日々色んなリリースがたくさん届いている※し、まずメールを開けない。開けたところでみんな同じようなことを書いているから読みたくない。そういう中で、「どうしたら自社のリリースに目に止まるか」というところを考えなきゃいけない。

    絨毯爆撃のように同じ文面を送りつけるのではなく、相手のメディアを理解した上で「あなたのメディアはこうだから、こういう理由でこの商品を取り上げて欲しい」ということを伝える。そうすると「このメーカーはうちのメディアをよくわかってるな」と伝わると思う。

    それでも、書く・書かないはメディアの自由。好きでもない相手から「好きだ好きだ」って言われても「気持ち悪い!」「連絡してこないで!」って思いますよね。でも、自分のペースを理解してくれて適切な距離感を保ちながら取ってくれるコンタクトは、誰でも嬉しいものだと思います。そこをすごく私は気を付けています。(東氏)

    ※編集部注:B向け・非ガジェット系の当サイトでも、1週間で5,000〜6,000通のリリースが届きます

    東氏がリリースを出すときに気を付けている点についても明かした。

    • メディアをよく読んで特徴を知る
    • 編集者や書き手にも注目し、得意分野などを知る
    • 連絡するときは「私とメディア」ではなく「私とメディアの○○さん
    • 本文テキストをコピペしやすい状態にする
    • 情報解禁日は冒頭に明記
    • 連絡先もきっちり明記
    • 想定される質問の答えはすべて記載する(質問・回答のラリーを極力減らし、メディア側の手間をかけない)
    • 写真や動画などはできるだけたくさん用意する。宣材素材はまとめてダウンロードできるようにする
    • 「推しポイント」を入れ込みすぎない(「ここが新しい」「ここが良い」を考えるのは書き手。メディア側の視点を奪わない)
    • アフィリエイト対応ができている(AmazonのASINなどを記載)

    ここまでもなかなか高度だが、メディアとの関係作りにおいて東氏がやっていることも、なかなか高度だ。

    • 製品の開発過程をチラ見せして開発に巻き込んだりフィードバックをもらったりする
    • リリースを出せるタイミングになったら製品を持って編集部に行く(キャラバン
    • 編集部やブロガー主催のイベント、他社の製品発表会などにも積極的に出席する(記者やブロガーと顔を合わせる機会を作る)
    • 仲良くなった相手とは日々連絡をとって飲み会などを開催しつつ情報交換をする

    炎上も「結果オーライ」

    メディアリレーションだけでなく、各種SNSアカウントの運営、執筆、YouTubeチャンネルの運営なども、1人で行っている。

    東氏が実際におこなっている広報活動

    炎上騒ぎも経験した。

    東氏側に落ち度はまったくないが、騒ぎに乗じた一部から非難を浴びた。でも「結果オーライ」と笑う。「デザインやアイデアを盗用されても泣き寝入りする小さな会社は多いが、泣き寝入りはしたくなかった。この炎上騒ぎのおかげで知名度が上がり、取引先が増え、購入してくれたお客さんもいた。それに、“あそこを怒らせると炎上させられる”と、業界に知らせることになり、変なちょっかいをかけられることもなくなりました」(東氏)

    トーモ 代表取締役 東 智美氏

    自社発信は「資産」になる

    Twitterはリリースとコミュニケーションのメインツールとして、Facebookはニュースアーカイブとして、Instagramは「映え」を狙った写真で世界観を作り、ジワジワとファンを作るため……というように各種SNSを使い分けている。しかも個人アカウントとブランド公式アカウントをそれぞれ運営している。

    ラクニの公式SNSとブログ
    個人の公式SNSとブログ

    すべてのアカウントのフォロワーを合わせると12,000〜13,000くらいの数字になります。10年くらいの間にコツコツ貯めた数字です。インフルエンサーとは言えないかもしれませんが、効果がないとも言えない数字です。(東氏)

    しかし、SNSで発信した情報はアーカイブされていく。メディアが出す記事がバズれば効果が出るが、それも連発はできない。そこで、地道にファンを増やし、ロングテールな資産を作りたいという思いで、去年からブログを始めた。ブログを始めるにあたっては自社製品と相性が良さそうなペルソナ※を設定し、そのペルソナに向けた話題を掲載している。
    ※編集部注:「ペルソナ」についてはコチラの記事をご覧ください。

    PVを上げたい リピーターを増やしたい 新規のファンが欲しい ロングテールな資産にしたい
    ブログの目的とペルソナ

    忙しいのにそんなのいつやるんだ」って言われると思いますけど、社長とか経営陣が自ら運営することをおすすめします。なぜなら商品を一番わかっているし思いが強い。人に言葉を伝えて、人を動かす仕事をしていますよね。それに、文章や写真などのアウトプットが上手になると、仕事のいろんな領域で役に立ちます。

    あと、「24時間働ける」っていうことも本気で思ってます。例えば夜中に「メディアの○○さんがあなたに興味があるから今からおいで」って言われたとして、部下に「行け」って言ったら完全にブラック企業ですよね(笑)。でも自分だったら行けますよね。24時間会社のことを考えて働けるのは社長だけなんです。(東氏)

    トーモ 代表取締役 東 智美氏
    内山 美枝子
    内山 美枝子

    アジア10都市のネット通販利用動向まとめ[2019年版] | トランスコスモス調査部公式ブログ「オウリー通信」出張所

    6 years 11ヶ月 ago

    トランスコスモスでは昨年に引き続き、アジアにおけるオンラインショッピングの利用実態と越境ECへの関心を探ることを目的として「アジア10都市オンラインショッピング利用調査 2019」を実施しました。この調査は、東京を含むアジア10都市におけるオンラインショッピング利用者3,200人を対象に、各都市の特徴やアジアに共通する傾向を明らかにしています。

    この記事では、アジア各都市のオンラインショッピング利用者が、実店舗で商品を確認してオンラインで購入する「ショールーミング」と、オンラインショップで商品を確認して実店舗で購入する「ウェブルーミング」について紹介したいと思います。

    注目ポイント

    • 「ショールーミング」の経験割合は、東京が62%に対して、ほかのアジア都市はいずれも80%以上だった
    • 「ウェブルーミング」の経験割合も東京の54%に対して、北京、台北は70%台、他の都市は80%以上だった
    • 「ショールーミング」と「ウェブルーミング」の両方を行っている利用者(オムニチャネルショッパー)の比率は、東京が32%なのに対し、他のアジア9都市は70%~80%台(平均77%)と大きな差が見られた
    • どの都市でも「ファッション(アパレル、鞄、アクセサリーなど)」「家電・パソコン」「化粧品・医薬品」などの商品ジャンルで「ショールーミング」と「ウェブルーミング」が行われる傾向がある。
    • 「ショールーミング」は「実物を見て安心したい」「より安いECサイトで買いたい」という理由が多数を占める一方、「ウェブルーミング」は「レビューでの評判確認」「買物の手間軽減や探しやすさ」「送料をかけたくない」など、多様な理由があげられた

    「ショールーミング」と「ウェブルーミング」の経験者は8割!

    アジア10都市の回答者に、最初に実店舗で欲しい商品を見たり触ったりして確認し、後からその商品をオンラインショップで購入する「ショールーミング」と、最初にオンラインショップなどで欲しい商品を探し、後からその商品が置いてある実店舗で購入する「ウェブルーミング」を行う頻度についてそれぞれ質問しました。

    「ショールーミング」と「ウェブルーミング」の経験を持つ回答者の割合は共通して約8割で、「頻繁にしている」割合も約2割を占めます(図表1)。

    ショールーミング
頻繁にしている23%、ときどきしている60%、しない17%
ウェブルーミング
頻繁にしている24%、ときどきしている56%、しない20%
    図表1 「ショールーミング」と「ウェブルーミング」の利用状況

    「ショーミング」と「ウェブルーミング」を行う理由についてそれぞれ尋ねたところ、「ショールーミング」は「店舗で実際に見たり触ったりすれば安心だから」「同じ商品でも実店舗よりネットが安い場合があるから」との回答が多く、「ウェブルーミング」については「ネットで評判やレビューを確認すれば安心だから」や「ネットの方が欲しい商品を探しやすい場合があるから」などが上位にあがりました(図表2)。

    ショールーミングをする理由
店舗で実際に見たり触ったりすれば安心 57%
同じ商品でも実店舗よりネットが安い場合があるから 46%
店舗の方が欲しい商品を探しやすい場合があるから 34%
店舗で時間をかけて見て回るのが好きだから 23%
店舗から持ち帰るよりも宅配の方が楽だから 22%
ウェブルーミングをする理由
ネットで評判やレビューを確認すれば安心だから 46%
ネットの方が欲しい商品を探しやすい場合があるから 42%
店舗であまり時間をかけずにすぐに商品を購入したいから 34%
同じ商品でもネットより実店舗が安い場合があるから 30%
    図表2 「ショールーミング」と「ウェブルーミング」を利用する理由トップ5

    購入する商材について尋ねたところ、共通して「ファッション(アパレル、鞄、アクセサリーなど)」「家電・パソコン」「化粧品・医薬品」が上位にあがっています(図表3)。

    ちなみに、男女別で比較すると同じ商材が上位にあがりますが、男性は女性よりも「家電・パソコン」を、また女性は男性よりも「ファッション(アパレル、鞄、アクセサリーなど)」と「化粧品・医薬品」で「ショールーミング」と「ウェブルーミング」を行う傾向が見られました。

    ショールーミングで購入する商品
ファッション 50%
家電・パソコン 43%
化粧品・医薬品 27%
日用品・トイレタリー 23%
娯楽品(玩具、ホビー、DTY) 20%
ウェブルーミングで購入する商品
ファッション 44%
家電・パソコン 38%
化粧品・医薬品 28%
日用品・トイレタリー 25%
食品・飲料・酒類 22%
    図表3 「ショールーミング」と「ウェブルーミング」で購入する商品トップ5

    都市別で「ショールーミング」と「ウェブルーミング」の経験を比較すると、東京を除くアジア都市では積極的に両方を行っています。

    経験割合をみていくと、東京では「ショールーミング」が62%、「ウェブルーミング」が51%のところ、他のアジア都市ではそれぞれ70%~90%台となりました。全体的に「ウェブルーミング」の経験割合が高く、80%以上となっていますが、北京と台北は70%台でした。「ウェブルーミング」を特に頻繁に行う都市としては、マニラ(39%)とムンバイ(37%)があげられます(図表4)。

    各都市のショールーミングとウェブルーミングの利用状況
    図表4 各都市の「ショールーミング」と「ウェブルーミング」の利用状況

    「ショールーミング」と「ウェブルーミング」を行う理由については大きな差は見られません。購入する商品についても都市ごとの違いは多少ありますが、全体的にファッション関連、家電・PC、化粧品・医薬品が上位にあがっています。

    アジア9都市平均「オムニチャネルショッパー」の割合は東京の2倍以上!

    「ショールーミング」と「ウェブルーミング」の両方を行う「オムニチャネルショッパー」をの割合を比較すると、アジア9都市ではその割合が多く、77%を占めました。一方で、東京では32%でした(図表5)。

    ショールーミングとウェブルーミングの併用状況(クロス集計)
    図表5 「ショールーミング」と「ウェブルーミング」の併用状況(クロス集計)
    アジア都市のオムニチャネル消費動向
    図表6 都市別オムニチャネル消費動向

    「アジア10都市オンラインショッピング利用者動向調査2019」について

    • 調査方法:インターネットによるパネル調査
    • 調査対象都市:日本(東京)、中国(上海)、台湾(台北)、インドネシア(ジャカルタ)、シンガポール(シンガポール)、タイ(バンコク)、マレーシア(クアラルンプール)、ベトナム(ハノイ)、フィリピン(マニラ)、インド(ムンバイ)の10都市
    • 調査対象者:直近1年以内でオンラインショッピング利用(購入)経験がある10代〜40代の男女
    • 回収サンプル数:320サンプル×10都市=計3,200サンプル
    • 調査実施期間:2018年12月11日~2019年1月8日
    ◇◇◇

    アジア都市のオンラインショッピング利用者は「ショールーミング」と「ウェブルーミング」を行う割合は高く、それぞれ約8割をしめます。また、東京を除くアジア9都市ではその両方を行うオムニチャネルショッパーの割合も約7割〜8割と高い傾向です。

    一方東京は約3割にとどまっており、むしろ特殊な市場といえます。したがって、アジア各都市でのEC展開を行う際には、東京以上に実店舗とオンラインを自在に行き来するオムニチャネル消費行動を前提にした施策が必要となるでしょう。

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