ネットショップ担当者フォーラム

ヤフーが「Yahoo!ショッピング」に独自AIの類似画像検索機能を追加

6 years 9ヶ月 ago

ヤフーは7月3日、自社開発の独自AI技術を活用して、任意の画像に類似した見た目の商品を「Yahoo!ショッピング」内で検索できる類似画像検索機能を開発し、「Yahoo!ショッピング」「Yahooブラウザー」のアプリで提供を始めたと発表した。

類似画像検索機能は、「似ている商品を探したい」「名前が分からない商品を探したい」など、言葉では表現しづらい検索ニーズにも対応できるという。

ヤフーは、自社開発の独自AI技術を活用して、任意の画像に類似した見た目の商品を「Yahoo!ショッピング」内で検索できる類似画像検索機能を開発し、「Yahoo!ショッピング」「Yahooブラウザー」のアプリで提供を始めた
任意の画像に類似した見た目の商品を「Yahoo!ショッピング」内で検索できる類似画像検索機能のイメージ

類似画像検索機能は、「Yahooブラウザー」アプリ(Androidのみ)のカメラ機能で対象物を撮影する方法と、「Yahoo!ショッピング」アプリ(iSOのみ)の商品詳細ページの商品画像上に掲出される虫眼鏡アイコンをタップする方法の2通りで提供する。

いずれの方法も、「Yahoo!ショッピング」で購入できる類似した見た目の商品を、使用したアプリ上にリスト形式で閲覧できる。

「Yahooブラウザー」アプリへの実装は6月24日、「Yahoo!ショッピング」アプリへの実装は7月2日に行った。各アプリを最新バージョンに更新すると画像検索機能が利用できる。
提供開始時点では対象をファッションカテゴリーの商品に限定しているが、今後他のカテゴリーや「Yahoo!ショッピング」以外にも広げていくことを検討している。

類似画像検索機能の開発には、深層学習を用いてYahoo!JAPANが独自に開発した画像認識技術、およびベクトル近傍検索技術「NGT」を利用している。「NGT」は、テキストや画像、商品・ユーザーデータなど、複数の特徴を持つデータを大量のデータベースの中から高速に検索・特定できるAI関連技術としてヤフーが開発し、2016年11月からオープンソースソフトウエアとして公開している。

石居 岳
石居 岳

北の達人コーポレーションの急拡大を支えるコールセンター業務の裏側 | デジタル時代のコミュニケーション術

6 years 9ヶ月 ago

急成長を遂げている企業のなかには、アウトソーサーに一任していた顧客接点窓口をアウトソーシングから自社内へ移管、またはアウトソーサーと自社との連携を密にすることで、顧客ニーズに素早く・適格に応え成長につなげたケースが多く見られます。健康食品や化粧品をネット販売する「北の達人コーポレーション」もその1社。サブスクリプションビジネスにおいて、電話を通じた業務改善・問題解決へを導いた事例を解説します。

1日600件の入電、インハウスとアウトソーサーで対応サポート

北の達人コーポレーションは急成長を遂げているEC企業。2019年2月期の売上高は前期比57.1%増の52億9200万円、営業利益が32.6%増の14億300万円。飛ぶ鳥を落とす勢いで成長しているのです。

北の達人コーポレーションの売上高の推移
売上高の推移(画像は北の達人コーポレーションの決算説明会資料からキャプチャ)

業績好調に伴い、問い合わせ窓口の稼働率も増加。すべての窓口の受信数を合算すると1日あたり約600件にのぼります。

これらの入電は社内14~15名、外部パートナー3~5名の体制で応対。通話が終わるとすぐ次の電話がかかってくる状態で、後処理の時間を確保するために一時的に入電をストップするといったアナログな手法を用いることもあったそうです。

北の達人コーポレーションのECサイト「北の快適工房」
北の達人コーポレーションのECサイト「北の快適工房」では、電話での相談・問い合わせを積極的に受け付ける旨を案内しています(画像は「北の快適工房」からキャプチャ)

入電といっても、その内容は千差万別です。北の達人コーポレーションの場合、主に4つのパターンに分けられます。

  1. 健康美容相談を行う商品カウンセリング課部
  2. 解約を受け付ける解約窓口カスタマーサービス部
  3. 健康相談や解約以外の電話での注文や質問に対応するカスタマーサービス部
  4. ラジオやBSテレビなどのインフォマーシャルからの問い合わせを対応するインフォマーシャル窓口

部署によって、つまり入電内容ごとに消費者から求められる対応、とりわけ処理スピードに関しては大きな差異がありますその差異にこそ顧客の満足度を最大化する秘訣(ひけつ)があるのです。その対応内容、目的などを説明しましょう。

北の達人コーポレーションのコールセンターの様子
北の達人コーポレーションのコールセンターの様子

入電内容に応じた顧客対応――相談は平均10分、解約は2分~2.5分をめざす理由

北の達人コーポレーションの商品カウンセリング課に寄せられる健康美容相談の場合、一般的なコールセンターのような生産性は求めていませんユーザーの不安の払拭や満足してもらえるような提案をすることを重視し、平均でも10分程度時間をかけじっくりと向き合う必要があります

丁寧なカウンセリングを行うためには、情報の正確な把握と適切な情報提案が必要。消費者の“生の声”である通話内容の振り返りができるコールセンターシステムの機能を活用し、同課メンバー全員にスーパーバイザーのレポート参照権限を付与しました。

お互い今何をしているのかを共有できるように工夫し、お客さまアンケートの結果と実際の通話記録を照らし合わせて振り返ることにより、応対品質向上にも役立てています。チーム間で顧客の引き継ぎがあった場合も、通話中に保留せず指定先へ転送することで後処理の短縮にもなっているそうです。

一方、カスタマーサービス部の解約窓口受付は効率を重視しており、解約1件あたり2分から2分半ぐらいで終話できるようにしています。解約希望の消費者は、問い合わせ時点ですでに固い意思を持っているため、引き留めなどを行うよりもまずスピーディかつ気持ちのよい対応を行うことが必要だと考えたのです。

この効率化を実現するために、これまで外部パートナーに委託していた解約窓口を社内に移管効率よく行うためにクラウド型のコールセンターシステムを自社に導入し、待ち呼(電話はつながっているものの、オペレータが対応できないため、お客さまが待ち状態になっていること)設定、ガイダンスの工夫を施してスピードアップを図りました。

一見、解約はお客さまとの関わりを断ち切るだけといったコミュニケーションの印象がありますが、そこですら北の達人コーポレーションは顧客のロイヤリティを優先しているのです入口=相談窓口、出口=解約窓口の役割をしっかりと差別化することで、消費者のニーズに合った窓口対応が可能になりました

自社コールセンターシステムの稼働状況モニタリング機能
自社コールセンターシステムの稼働状況モニタリング機能。北の達人コーポレーションはリンク社が提供する「BIZTEL」を導入しています

コールセンターシステムから得られる情報は、消費者の生の声ばかりではありません。自社内にコールセンターシステムを構えたことで、顧客ごとにカルテを作成し、入電があった際に適切な商品提案をできるようにしました

電話番号ごとにどれくらいの入電数があったか、どの窓口にどれくらい電話があったかなどを、データとして把握。オペレータごとの対応件数や対応時間がひと目でわかるようになったため、オペレータの人材育成の際に適切なアドバイスも可能になりました。

急成長と比例して増加した顧客に対して定型的なコミュニケーション手段だけで対応するのではなく、顧客ごとの情報に沿った対応をすることで満足度の向上を引き出す――。北の達人コーポレーションは、事業の成長に合わせて、電話環境をクラウド利用することで、ロイヤリティの向上も同時に実現することに成功したのです。

坂元 剛
坂元 剛

Amazonプライムデー2019は過去最高の注文数、数百万人の会員が参加

6 years 9ヶ月 ago

アマゾンジャパンは7月18日、2019年の日本における「プライムデー」(15日~16日)の注文数は、昨年のサイバーマンデーやこれまでのプライムデーといったセールと比べて過去最大だったと発表した。2019年は実施時間を36時間(2018年)から48時間に延長している。

日本では数百万人のプライム会員がセールに参加。売れ筋上位の商品カテゴリーは「消費財」「ホーム用品」「PC アクセサリー」「ヘアケア」「ベビーケア」だった。

全国のご当地グルメなどを集めた「Nippon ストア」では、「福島県産 白米天のつぶ5kg平成30年産」の注文が多かったという。

Amazonのデバイスでは「Fire TV Stick - Alexa 対応音声認識リモコン付属」「Amazon Echo Show5」「Fire7 タブレット 16GB-Newモデル」が日本でベストセラーだった。

アマゾンジャパン・プライム事業本部 事業本部長のノア・ボルン氏は次のようにコメントしている。

今年の「プライムデー」では、既存およびこの度新しく登録された日本のプライム会員の皆さまに、数十万種類のセール商品からご購入いただきました。デバイス以外の商品で日本において特にご好評いただいたのは、[Amazonブランド]HappyBelly天然水 岐阜・美濃(2L)×9本、Anker PowerCore 10000 (10000mAh 最小最軽量 大容量 モバイルバッテリー)、 【パンツ Lサイズ】パンパース オムツさらさらケア(9~14kg)180枚(60枚×3パック)でした。また、世界中の企業の皆様に、PCエンジンminiや、ALPINE STYLEカスタマイズカーなどの待望の新商品を発売するうえで「プライムデー」は、最良の発売環境をご提供できる理想のセールイベントであると感じていただけたと思います。

世界全体では、プライムデーの48時間で1億7500万点以上の注文があったという。セール期間中に数百万点の商品をプライム配送特典で発送。今年のプライムデーでは、世界18の国と地域でプライム会員がセールに参加した。

渡部 和章
渡部 和章

オークション「モバオク」のスマホアプリが音声による商品検索機能を導入

6 years 9ヶ月 ago

モバオクは7月17日、オークションサービス「モバオク」のスマホアプリに、音声による商品検索機能を導入した。

NTTレゾナントが提供するAI型ECサイト内検索ソリューション「goo Search Solution(グーサーチソリューション)」の新機能「音声検索機能」を採用して提供する。

キーワード手入力を省き、表示順や価格での絞り込みもワンステップで

「goo Search Solution」の自然言語解析技術を活用して、「モバオク」の商品検索手段の1つとして、音声による商品検索をサポートする機能を提供する。

モバオクは7月17日、オークションサービス「モバオク」のスマホアプリに、音声による商品検索機能を導入
「音声検索機能」の流れ

音声による商品検索アシスタント機能は、利用者が発話した内容を認識・解析することで、キーワードを手入力する手間を省く。さらに商品の表示順や価格での絞り込みなどをワンステップで行うことができる。

認識結果から当該キーワードが含まれる商品カテゴリーや、一緒に検索されることが多いキーワードを組み合わせた複数の検索結果候補をヒット数とともに表示。これにより、利用者が条件を変えて検索をし直す手間も省くことができる。

モバオクは7月17日、オークションサービス「モバオク」のスマホアプリに、音声による商品検索機能を導入
「音声検索機能」の画面イメージ

これまで「モバオク」の検索は、①キーワードを手入力して検索②商品の表示順を並べ替えたい場合、新着順/人気順などを選択し、改めて並べ替える③検索結果が多すぎる場合、「絞り込み検索」で絞り込む④意図した検索結果が得られない場合、何度も検索し直す――といった状況だった。

石居 岳
石居 岳

アマゾンプライムデー2019/バルクオムとSUPER STUDIOの対談【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

6 years 9ヶ月 ago
  1. Amazonプライムデー2019の見どころは? 東京、大阪、新潟で体験イベントも開催

    【Amazon Prime Day 2019】「プライムのある暮らし」体験イベントは7/13(土)から

    2019/7/12
  2. サブスクリプションECで事業を伸ばすには? メンズ化粧品ECのバルクオム、「EC Force」のSUPER STUDIOが対談

    男性向けスキンケアブランド「BULK HOMME(バルクオム)」の企画・販売を手がけるバルクオム、同社をシステム面で支えるSUPER STUDIOのエヴァンジェリスト 真野勉氏が対談。サブスクリプションECで成長する秘訣(ひけつ)などを語り合った

    2019/7/17
  3. 「au Wowma!」が送料無料施策、KDDIとauコマース&ライフが対象商品の送料を負担

    総合ショッピングモール「au Wowma!(エーユー ワウマ)」(7月25日以降、「Wowma!」から「au Wowma!」へ名称変更する)で、auスマートパスプレミアム会員が購入した商品の送料を無料にするプレミアム特典の提供を始める

    2019/7/17
  4. 中国アリババ「ニューリテール」宣言から間もなく3年。ストライプ、資生堂など日本企業5社が見た中国市場

    ストライプインターナショナル、ライオン、UHA味覚糖、資生堂、コーセーらが登壇。キーワードは「地方都市」と「LST(零售通)」

    2019/7/16
  5. ニトリが画像検索機能をアプリに実装へ、アリババグループ開発の「Alibaba Cloud」を導入

    スマホで撮影した商品の写真や、スクリーンショットなどの画像を「ニトリアプリ」で読み込み、ニトリの店頭やネットショップで販売されている同一商品や類似商品を検索できる

    2019/7/16
  6. 「SHOPLIST」が2枚の全身写真で採寸できるAI技術を導入、適切サイズのレコメンドや「バーチャル試着体験」を実現

    ファストファッション通販サイト「SHOPLIST.com by CROOZ」(SHOPLIST)に、米Bodygram Inc(ボディグラム)が提供する高精度身体採寸テクノロジー「bodygram」を導入した

    2019/7/18
  7. ヤフーとアスクルの「LOHACO」を巡る対立[関係悪化の経緯と背景まとめ]

    BtoC向けECの「LOHACO」の譲渡を要求するヤフーに対し、アスクルがそれを拒否して業務・資本提携関係の解消を申し入れ。ヤフーは業務・資本提携関係を継続した上で、アスクル・岩田彰一郎代表取締役社長の退任を要求した

    2019/7/18
  8. ECの強化を進める島忠のオムニチャネル施策――QRコードを使ったEC誘導施策を全店導入へ

    店頭在庫の有無をオンラインで確認できる機能をECサイトに実装したほか、店頭の商品タグにQRコードを貼り、スマホでECサイトの商品ページにアクセスできる仕組みも導入。実店舗とECの相互送客を促進する

    2019/7/12
  9. 2018年の食品通販・EC市場は3.7兆円。構成比はECサイト38.4%、生協が38.7%

    矢野経済研究所が実施した食品通販市場の調査によると、チャネル別の市場構成比は、ショッピングサイトが38.4%で2位となり、トップの生協の38.7%とほぼ横並び。食品メーカーのダイレクト販売で16.2%、ネットスーパーの3.8%が続いている

    2019/7/12
  10. アマゾンからEC企業が学ぶべき5つのポイント

    小売事業者が参考にできるアマゾンの5つの重要な要素とは

    2019/7/18

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    三越伊勢丹が靴売り場にデジタル活用――3D計測器で足を計測→店頭在庫などからレコメンド&3Dプリンターでカスタマイズシューズ

    6 years 9ヶ月 ago

    三越伊勢丹ホールディングスは7月17日、顧客の足のサイズを3D計測器で計測し、サイズに合った商品を店頭やオンラインで提案する新たなサービス「your FIT 365」を、伊勢丹新宿店本店2階の婦人靴売り場に導入すると発表した。

    計測した足のサイズに合わせ、約1000種類の商品の中から最適な商品を提案する。

    8月28日に婦人靴売り場をリニューアルし、新サービスを開始。同時期に「your FIT 365」の専用アプリもリリースする計画だ。

    「your FIT 365」は、3D足形計測器で顧客の足のサイズを計測した上で、サイズに合った商品をシューカウンセラー(専門販売員)が提案するサービス。パンプスを中心に約1000種類の中から商品を提案する。店頭に在庫がない場合は、ECサイトで購入できる。

    「your FIT 365」の専用アプリを8月28日までにリリースする予定。アプリに足のサイズを登録すると、次回来店時にサイズに合った靴を探しやすくなるほか、ECサイトでサイズの合った商品を検索することも可能だ。

    「your FIT 365」は実店舗での接客を軸に、オンラインでもシームレスに商品を買えるようにするという。

    店頭で足のサイズを計測していただき、サイズデータを踏まえて店頭でシューカウンセラーがお客さまの好みなどもうかがった上で、最適な商品を提案します。もし店頭で購入にいたらなくても、自宅に帰ってからオンラインで購入していただけます(三越伊勢丹 MD統括部マーケティング推進部メディアミックス推進ディビジョン)

    「your FIT 365」は伊勢丹新宿店本店でスタートし、今後、旗艦店を中心に導入店舗を拡大することも検討している。

    新宿店では、スニーカーのミッドソールを3Dプリンターで制作するオーダースニーカーも販売する。

    三越伊勢丹ホールディングスは、顧客の足のサイズを3D計測器で計測し、サイズに合った商品を店頭やオンラインで提案する新たなサービス「your FIT 365」を、伊勢丹新宿店本店2階の婦人靴売り場に導入する
    3Dプリンターを使ったオーダースニーカーブランドeccoの「QUANT-U」

    3D計測器で足のサイズを計測した上で、トレッドミルで歩行しているときの足の形も解析。それらの結果を元に3Dプリンターでミッドソールを制作する。制作時間は約60分。

    三越伊勢丹ホールディングスは、顧客の足のサイズを3D計測器で計測し、サイズに合った商品を店頭やオンラインで提案する新たなサービス「your FIT 365」を、伊勢丹新宿店本店2階の婦人靴売り場に導入する
    アッパーのカラーは10色から選ぶことができる

     

    伊勢丹新宿店本店の婦人靴売り場をリニューアルするのは2012年11月以来、約7年ぶり。リニューアル後の売り場面積は、リニューアル前と比べて約1.1倍に拡大する。高価格帯ブランドの売り場面積は同約1.2倍に広げる。

    渡部 和章
    渡部 和章

    ヤフーとアスクルの「LOHACO」を巡る対立[関係悪化の経緯と背景まとめ]

    6 years 9ヶ月 ago

    売上高513億円(2019年5月期)の日用品ECサイト「LOHACO(ロハコ)」を共同運営しているヤフーと子会社アスクルの関係悪化が鮮明となっている。BtoC向けECの「LOHACO」の譲渡を要求するヤフーに対し、アスクルがそれを拒否して業務・資本提携関係の解消を申し入れ。ヤフーは業務・資本提携関係を継続した上で、アスクル・岩田彰一郎代表取締役社長の退任を要求した。

    ヤフーは45.13%のアスクル株を保有する筆頭株主。第2位株主のプラスはヤフーの考えに賛同。アスクル8月2日に予定している株主総会の「取締役選任議案」で、岩田社長の再任に反対の議決権行使を行う予定であることを表明した。

    業務・資本提携は2012年、「LOHACO」の今

    ヤフーとアスクルは2012年4月、業務・資本提携を締結。日用品などのECサイト「LOHACO(ロハコ)」の共同運営で協力関係を築いてきた。

    BtoB通販がメイン事業だったアスクルのBtoC事業は急拡大し、2019年5月期連結決算における「BtoC事業」の売上高は、前期比28.7%増の652億円。日用品ECサイト「LOHACO」の売上高は同23.1%増の513億円に達した。

    「LOHACO」の売上高と「LOHACOマーケットプレイス」経由の取扱高、アスクル子会社「チャーム」の売上高を合算したした「BtoC流通総額」は同29%増の668億円。

    「LOHACO」は規模拡大、物流インフラの整備などのため先行投資。サービススタート以来、営業赤字が続いており、2019年5月期は92億円の営業赤字。チャームを含むBtoC事業の営業赤字は92億円(前期は89億円の赤字)だった。

    アスクルの業績について
    アスクルの業績について(画像はアスクルの2019年5月期の決算説明資料から編集部がキャプチャ)

    「LOHACO」事業を巡るこれまでの経緯

    「Yahoo!ショッピング」を中心にコマース事業の強化を進めるヤフーは、2019年1月にLOHACO事業をヤフーへ譲渡することへの可否、および譲渡可能な場合の各種条件について検討を依頼。アスクルは検討を重ね、新たな戦略に基づき両社による協力体制の下、事業を継続することをヤフーへ伝えた。

    「現在のEコマース市場の環境下における岩田社長の事業計画の立案力および事業計画の遂行力に疑問を抱くに至った」(ヤフー)とし、ヤフーが岩田社長の退陣を要求したのは6月27日。

    アスクルの業績について
    アスクルが7月17日に発表した「ヤフー株式会社からの社長退陣要求に関する当社意見と提携解消協議申入れのお知らせ」(画像はアスクルの発表資料から編集部がキャプチャ)

    アスクルでは、「岩田社長の退陣を要求してきた理由について、業績の低迷を指摘するのみでLOHACO事業の切り離しについては特段言及していない」と説明。岩田社長が第2位株主であるプラスの代表取締役社長と面談した際、「同氏より、ヤフーからプラスに対し、LOHACO事業を当社から切り離すためには岩田社長に退任いただく必要があり、LOHACO事業の切り離しの時期は年内という話があった」(アスクル)という説明を受けたという。

    アスクルは7月12日、提携の解消について協議開始をヤフーへ申し入れ。ヤフーは7月18日、プレスリリースで「アスクル社が新たな経営陣のもとで新たな経営戦略を推し進めることが、アスクル社の中長期的な企業価値の向上および株主共同の利益の最大化のために最善と考えている」と説明。引き続き業務・資本提携関係は継続していきたい旨も回答したとしている。

    アスクルの業績について
    ヤフーが7月17日に発表した「アスクル株式会社からの『業務・資本提携に係る協議の申入れ』に関するお知らせ」(画像はヤフーの発表資料から編集部がキャプチャ)
    瀧川 正実
    瀧川 正実

    「楽天市場」で男性向け美容関連商品が伸びている――売上規模は5年間で3.5倍に

    6 years 9ヶ月 ago

    楽天が7月16日に発表した「楽天市場」における男性向け美容関連商品の消費トレンドによると、「楽天市場」での男性向け美容関連商品の売上高は、2014年から2019年までの5年間で約3.5倍に拡大していることがわかった。

    「楽天市場」男性向け美容関連商品の売上推移
    「楽天市場」男性向け美容関連商品の売上推移(データ抽出期間:各年の1~5月の売上の推移)

    「楽天市場」の世代別男性美容関連商品の売上高を前年実績と比較した結果、70代が前年対比39%増、20代以下が同22%増と突出する結果となっている。アクティブで若々しくしていたいシニア層と、男性のスキンケアや脱毛が浸透する若い世代でメンズ美容が広がっている。

    特に20代以下の若年層においては脱毛グッズへの人気が高く、身だしなみに気を配る男性が増えていることが人気の理由といえそうだ。

    「楽天市場」世代別 男性美容関連商品売上の前年対比
    「楽天市場」世代別 男性美容関連商品売上の前年対比(データ抽出期間:2019年1月~5月)

    商品売上高ランキング、脱毛関連商品や韓国コスメが人気

    商品売上高ランキングでは、上位10商品中、5商品を脱毛関連商品が占めている。店舗では購入しにくい商品がECで人気となったようだ。2019年に売上高が急上昇したカテゴリーは1位が韓国コスメで約10.0倍だった。

    2位は美顔器・スチーマーの約2.7倍で、基礎化粧品だけでなく、2万円以下の高価格帯の美容関連商品へのニーズが高くなっている。

    3位はシェーンビングの約2.6倍、4位は脱毛グッズが約2.3倍、5位は日焼け止め・UVケアが約1.8倍。4位の脱毛グッズは20代以下の購入者が多いものの、売り上げの伸び率では50代が最も高く、中高年男性における身だしなみへの意識の高まりが明らかとなった。

    石居 岳
    石居 岳

    「SHOPLIST」が2枚の全身写真で採寸できるAI技術を導入、適切サイズのレコメンドや「バーチャル試着体験」を実現

    6 years 9ヶ月 ago

    CROOZ SHOPLISTは7月17日、ファストファッション通販サイト「SHOPLIST.com by CROOZ」(SHOPLIST)に、米Bodygram Inc(ボディグラム)が提供する高精度身体採寸テクノロジー「bodygram」を導入したと発表した。

    「bodygram」はAI技術を活用し、4つの情報入力と2枚の全身写真だけで採寸できる。そのデータをもとに、ユーザーごとに最適なサイズをレコメンド表示することや、自分のサイズと商品サイズをスマホの画面上で比較できる「バーチャル試着体験」の提供を実現するという。

    「bodygram」の導入は「SHOPLIST」が世界で初めて。

    全身16か所の推定採寸を三次元的に行う

    「bodygram」は、スマホのみで推奨基準の衣服を着用したまま採寸できるAI技術となる。具体的には4つの情報(身長・体重・性別・年齢)と、2枚の全身写真を撮影するだけで、被写体のボディラインを自動で検出。肩幅や首周りなど全身16か所の推定採寸を三次元的に行う。

    CROOZ SHOPLISTはファストファッション通販サイト「SHOPLIST.com by CROOZ」(SHOPLIST)に、米Bodygram Inc(ボディグラム)が提供する高精度身体採寸テクノロジー「bodygram」を導入
    「bodygram」の利用イメージ

    「SHOPLIST」ではこれらの採寸データを利用者に提供し、バーチャル試着体験に活用。ユーザーは採寸した数値を参考にして、アイテムのサイズを選択して購入することが可能になる。

    ユーザーごとに最適なサイズをレコメンドする「オススメサイズ」表示も同時にリリースし、一目でフィットするサイズが分かる新たな買い物体験を提供する。まず、iOSアプリを利用する一部ユーザーにサービスを展開。ユーザーはスマホの画面上で、自分のサイズとアイテムのサイズを比較することができる「バーチャル試着体験」ができるようになる。

    CROOZ SHOPLISTはファストファッション通販サイト「SHOPLIST.com by CROOZ」(SHOPLIST)に、米Bodygram Inc(ボディグラム)が提供する高精度身体採寸テクノロジー「bodygram」を導入
    「オススメサイズ」表示のイメージ

    採寸したサイズを用いて、サイズ違いの発生しやすい「トップス」「ワンピース」「スカート」の3カテゴリーで、自分のサイズとアイテムをスマホの画面上で重ね合わせてサイズ比較が行える。

    石居 岳
    石居 岳

    アマゾンからEC企業が学ぶべき5つのポイント | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    6 years 9ヶ月 ago

    アマゾンで消費者は商品検索を始めた瞬間からチェックアウトまで、簡単に買い物をすることができます。このアマゾンの戦略で、小売事業者が参考にできる5つの重要な要素を紹介します。

    1990年代半ば、ジェフ・ベゾスの「オンライン書店を作る」という野望から始まったアマゾンは、今ではさまざまなメディアプラットフォームに遍在しており、非常に大きな成長を遂げました。

    米国を拠点とするこの巨大企業は、eコマースでは無双状態。2018年にアマゾンが報告した総商品量が2,770億ドルだったのに対し、eBayは898億3000万ドルにとどまっています。

    現在の状況まで到達するには20年という月日、数千人のエンジニア、賢い戦略、そして無数のリスクを伴う行動が必要でした。アマゾンはユーザーエクスペリエンス全体を継続的にテストし、学習し、最適化しているのです。

    しかし、アマゾンのすごいところは今の状況に到達できたことではありません。継続的な最適化と拡張によって、優位性を保っていることが彼らのすごいところなのです。アマゾンは現在、ダイナミックな価格設定から1時間以内の配送まで、さまざまなサービスを提供していますが、その一方で膨大な種類の商品も提供しています。

    アマゾンの「フルファネルオプティマイゼーション」とは?

    そんな中、他の小売事業者はどうしたら良いのでしょうか。大きな支配力と勢いを保つアマゾンと直接対決することは、EC業界のほとんどの事業者にとって現実的ではありません。アマゾンから学び、彼らの成功の鍵となっている要素を理解することが優先されるべきでしょう。

    アマゾンの卓越性を構成する重要な5つの要素について説明する前に、1つの重要なポイントを強調したいと思います。

    アマゾンは「フルファネルオプティマイゼーション」と呼ばれるものを展開しています。1つのページを最適化するだけではありません。アマゾンはユーザーエクスペリエンス全体を継続的にテストし、学習し、最適化しています。最初の広告のタッチポイントから、100回目以降の訪問でユーザーが戻ってくるページ、配達、さらには購入後のエンゲージメントまで。

    このアプローチが顧客の再来訪を促し、ベンダーを満足させ、アマゾンを唯一無二の存在に押し上げました。「フルファネルオプティマイゼーション」は、ビジネスの運営方法にも革命をもたらす可能性があります。

    ここからは、EC小売事業者が注力すべき、5つのコアプラクティスを見てみましょう。

    ① 効果的なエンゲージメントを促すクリーンなレイアウト

    アマゾンがWebサイトのデザインで賞を獲ることはないでしょう ―その必要がないのです。この記事を読んでいるデザイナーの方々には失礼かも知れませんが、純粋な見た目の美しさは、優れたeコマースページの設計において最も重要なことではありません。アマゾンが「良い」とするページは高いコンバージョン率を生み出すページ。それだけです。

    アマゾンは、消費者が求める商品を検索する際に、必要以上の作業をさせません。直帰率を最小化し、コンバージョン率を最大化するには、ページレイアウトをシンプルで使いやすいものにしましょう。

    顧客が期待しているものと欲しているものを提供することで、ロイヤルティを維持しましょう。見込み客を失う最も簡単な方法は、彼らがサイト訪問した時に混乱させることです。ほとんどの利用者は二度とそのサイトに戻って来ないでしょう。

    ② 製品詳細ページの活用

    社会的な信頼はかつてないほど価値を増しています。私たちの買い物方法は変わりました。世界はつながっていて、あらゆるものについての意見を至る所で見つけることができます。製品情報の信頼できるソースとして、消費者に自社を認識してもらうことが大切です。

    オンラインで信頼を獲得するのは困難です。しかし潜在顧客に対して、他の顧客が商品についてどういう意見を持っているのかを正確に示すことができれば、信頼と関心を得ることができるでしょう。

    シームレスに組み込まれた画像や動画は消費者の関心を引き、影響を与える上でも大きな役割を果たします。今や消費者の3分の2以上が動画で新商品について知りたいと思っており、テキストのみを好む人は15%にすぎません。

    ショートビデオ68%
テキストベースの記事15%
その他 3%
セールスコール/デモ 3%
インフォグラフィック 3%
プレゼンテーション 4%
eBookまたはマニュアル 4%
    新しい製品やサービスについて、どのように学ぶことを好みますか?(n=611)
    「The State of Video Marketing in 2019」(HubSpot)をもとにネットショップ担当者フォーラム編集部で作成

    ③ ベストセラーランキング

    アマゾンの「Best Sellers Rank(BSR)」は、想像通り、主に売上高で計算されています。BSRには、最近の数値と過去の数値の両方が含まれています。1時間ごとに更新されるBSRは、アマゾンのデータ活用の素晴らしさを示すとともに、消費者にとって非常に役立つ情報です。ベンダーにとってBSRは単なる見栄の指標かもしれませんが、潜在顧客が情報を得るためのシンプルな方法なのです。

    ECプラットフォームにとって、安全と信頼の雰囲気を醸し出すことは非常に重要です。アマゾンは他の分野でもランキングを利用しています。特に、中古品の購入を検討している、注意深い消費者にとってはランキングが大切です。

    自社サイトではデータ主導のランキングを使用することで正しく信頼できる情報を提供し、どのようにして消費者に安心して購入してもらえるかを検討してください。

    ④ レコメンド商品

    レコメンドも社会的な信頼を得る便利な仕組みです。私たちは皆、従順な羊、大勢の中の1人になることを恐れていますが、実際は多く場合、周りの人たちに追随しているのです。他の人がある方向に進んで、特定の結論に達したことを知らせることで、彼らは「近道を見つけた」と思うはずです。そしてそれは信頼に足る近道なのです。

    レコメンデーションプラグインを自社サイトに実装する際は、類似したカテゴリーから商品がレコメンドされることを確認してください。これは、幅広いカテゴリーの商品を扱う小売事業者には特に重要です。たとえ以前、電球とキャットフードを一緒に買ったことがあったとしても、電球を購入しようとしている時に、キャットフードを勧められたくありません。

    ⑤ 簡単なチェックアウト

    購入に興味を示した人はサプライズは望んでいません。追加料金、複雑な計算、条件によって変わる配送料金もNGです。クリーンなレイアウト同様、チェックアウトのプロセスは単純で予測しやすいものが良いのです。

    もし自社サイトのチェックアウトが安全かつスムーズでなければ、必然的に売上を減らすことになるでしょう。チェックアウトプロセスの最適化に時間とリソースを投入することは、本当に価値のある投資なのです。

    そしてもう1つの要素

    最後に付け加えると、アマゾンの優勢は、上記の要素のどれかから生み出されたわけではありません。大切な要素やそれに伴う行動が、カスタマーエクスペリエンス全体を通して調整され、調和されていることが強みなのです。これは、継続的なフルファネルオプティマイゼーションの力です。フルファネルオプティマイゼーションは、ECの成功に欠かせません。

    • ユーザーエクスペリエンスを最初から最後までスムーズにしましょう
    • 複雑なデザインやわかりにくいナビゲーションは必要ありません
    • 直感的な操作やソーシャル機能を備えた仕組みを至る所に用意しましょう
    • 消費者に購入をあきらめる理由を与えないでください。スムーズであればあるほど良いです

    もちろん、フルファネルオプティマイゼーションは簡単な作業ではなく、一夜にして解決するものでもありません。何百もの潜在的な要素がありますが、適切なガイダンスとノウハウがあれば、アマゾンモデルのベストな要素を自社の顧客に届けることができるでしょう。

    Internet RETAILER
    Internet RETAILER

    ネットショップ担当者フォーラムとWeb担当者ForumがPR TIMES配信プレスリリース の掲載を開始

    6 years 9ヶ月 ago

    インプレスグループでIT関連メディア事業を展開する株式会社インプレス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小川 亨)は、企業Webサイトとデジタルマーケティングの総合情報メディア「Web担当者Forum」と、ECに携わる人のための総合情報メディア「ネットショップ担当者フォーラム」において、株式会社PR TIMES(東京都港区、代表取締役:山口拓己、東証一部:3922、以下:PR TIMES)が運営するプレスリリース配信サービス「PR TIMES」の提供する企業プレスリリース情報の掲載を7月17日に開始しました。

    「Web担当者Forum」ではWeb・マーケティング関連のプレスリリースを、「ネットショップ担当者フォーラム」ではEC・通販関連のプレスリリースを、それぞれサイト上に掲載し、読者のみなさまにより多くの関連情報をお届けして参ります。

    【Web担当者Forum】

    企業Web担当者さんが、Webサイトやデジタルマーケティングなどの仕事をより良く進められるようになるための情報や場を提供するメディアサイト。ウェブサイトの企画・構築・運営・技術・マーケティングに関する情報が集まっています。「編集コンテンツ」として解説記事や取材記事に重きを置いていますが、「広告コンテンツ」「第三者提供コンテンツ」も読者にとって役に立つものを掲載しています。

    サイトURL: https://webtan.impress.co.jp/
    プレスリリース掲載欄URL:https://webtan.impress.co.jp/r/prtimes

    ※「PR TIMES」から配信されるWeb・マーケティング関連のプレスリリースを掲載

    【ネットショップ担当者フォーラム】

    通販・ECに携わる経営者・担当者の課題を解決するための情報や場を提供するメディアサイト。ニュースや解説記事、事例記事、業界動向などの情報を公開しています。ECサイト作り、会社経営などの材料として、ネットショップを運営する経営者・担当者が活用できます。

    サイトURL: https://netshop.impress.co.jp/
    プレスリリース掲載欄URL: https://netshop.impress.co.jp/r/prtimes

    ※「PR TIMES」から配信されるEC・通販関連のプレスリリースを掲載

    以上

    ◇◇◇

    【株式会社インプレス】 https://www.impress.co.jp/

    シリーズ累計7,500万部突破のパソコン解説書「できる」シリーズ、「デジタルカメラマガジン」等の定期雑誌、IT関連の専門メディアとして国内最大級のアクセスを誇るデジタル総合ニュースサービス「Impress Watch」等のコンシューマ向けメディア、「IT Leaders」、「SmartGridニューズレター」、「Web担当者Forum」等の企業向けIT関連メディアブランドを総合的に展開、運営する事業会社です。IT関連出版メディア事業、及びデジタルメディア&サービス事業を幅広く展開しています。

    【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/

    株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:唐島夏生、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「旅・鉄道」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメデイア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。

    【PR TIMES】 https://prtimes.jp/

    企業とメディア、そして生活者をニュースでつなぐインターネットサービスとして、2007年4月のサービス開始より、報道機関向けの発表資料(プレスリリース)をメディア記者向けに配信する機能と、「PR TIMES」およびパートナーメディアに掲載する機能をセットで提供している。利用企業数は2019年5月に3万社を突破、国内上場企業36%が利用している。(運営:PR TIMES)

    【本件に関するお問合せ先】

    株式会社インプレス 広報担当:丸山

    TEL:03-6837-5034 E-mail: pr-info@impress.co.jp URL: https://www.impress.co.jp/

    瀧川 正実

    「au Wowma!」が送料無料施策、KDDIとauコマース&ライフが対象商品の送料を負担

    6 years 9ヶ月 ago

    KDDIとauコマース&ライフ(aCL)は2019年7月下旬以降、運営する総合ショッピングモール「au Wowma!(エーユー ワウマ)」(7月25日以降、「Wowma!」から「au Wowma!」へ名称変更する)で、auスマートパスプレミアム会員が購入した商品の送料を無料にするプレミアム特典の提供を始める。

    送料はKDDIとauコマース&ライフ(aCL)が負担する。プレミアム特典の対象は「au Wowma!」内のプレミアムマークが付いた商品。プレミアムマークの付く商品は、注文から発送までの期間や店舗品質の基準などを満たした店舗が提供するものが対象となる。

    KDDIとauコマース&ライフ(aCL)は2019年7月下旬以降、運営する総合ショッピングモール「au Wowma!(エーユー ワウマ)」(7月25日以降、「Wowma!」から「au Wowma!」へ名称変更する)で、auスマートパスプレミアム会員が購入した商品の送料を無料にするプレミアム特典の提供を始める
    プレミアムマークの表示イメージ

    高まる消費者のスピード配送ニーズを踏まえ、KDDIとauコマース&ライフ(aCL)は送料無料を切り口に利用者を増やしたい考え。

    なお、これまで「au Wowma!」内で送料無料で提供していた商品は、対象商品の購入額に対して1%の「au WALLET ポイント(au Wowma!限定)をプレゼントする。

    KDDIとauコマース&ライフ(aCL)は2019年7月下旬以降、運営する総合ショッピングモール「au Wowma!(エーユー ワウマ)」(7月25日以降、「Wowma!」から「au Wowma!」へ名称変更する)で、auスマートパスプレミアム会員が購入した商品の送料を無料にするプレミアム特典の提供を始める
    auスマートパスプレミアム会員向け送料無料特典
    瀧川 正実
    瀧川 正実

    ナイキの実店舗+アプリで変える買い物体験――リニューアルした原宿店で展開する「NIKEアプリ・アット・リテール」とは

    6 years 9ヶ月 ago

    NIKEは7月12日、東京・原宿にある旗艦店「NIKE HARAJUKU」をリニューアルし、スマホアプリと実店舗を組み合わせた新たな取り組みを開始した。

    店舗の在庫を最長48時間取り置きできるほか、店頭で商品のバーコードをスキャンすることで、商品の詳細な情報をスマホで閲覧することが可能。来店中のアプリユーザーや、店舗周辺にいるアプリユーザーには購入特典などをプッシュ通知する。

    アプリを活用して実店舗の買い物体験を変える取り組みを、NIKEでは「NIKEアプリ・アット・リテール」と呼んでいる。「身近に使える機器を使用して、買い物中の面倒な要素を取り除き、体験を高めるための究極のショッピング・コンパニオン 」というビジョンに基づいているという。

    NIKEアプリ・アット・リテールの特徴

    スキャンで商品情報を閲覧

    「ナイキプラスメンバー」は商品バーコードをスマホアプリで読み込むことで、オンラインショップと店内の在庫をリアルタイムで確認できる。購入可能なサイズやカラー、商品の詳細情報を閲覧することも可能。

    NIKEは7月12日、東京・原宿にある旗艦店「NIKE HARAJUKU」をリニューアルし、スマホアプリと実店舗を組み合わせた新たな取り組みを開始
    スキャンで商品情報を閲覧

    在庫検索・取り置き

    「NIKE HARAJUKU」から80km以内のユーザーは、店舗在庫の有無をアプリで確認し、在庫を最長48時間取り置きできる。

    NIKEは7月12日、東京・原宿にある旗艦店「NIKE HARAJUKU」をリニューアルし、スマホアプリと実店舗を組み合わせた新たな取り組みを開始
    在庫検索・取り置き機能

    特典情報をアプリで通知

    「ナイキプラスメンバー」が店舗に入店するか、店舗に近付くと、購入特典の情報などがプッシュ通知で届く。

    NIKEは7月12日、東京・原宿にある旗艦店「NIKE HARAJUKU」をリニューアルし、スマホアプリと実店舗を組み合わせた新たな取り組みを開始
    特典情報をアプリで通知する機能

    ナイキプラスメンバーは40万人超

    「NIKE HARAJUKU」の1階は女性向け、2階は男性向けのアパレルや靴などを販売している。商品を試着し、店内のランニングマシンで試用することも可能。3階はバスケットボール用品を扱っている。

    「NIKE HARAJUKU」は2009年11月にオープン。NIKEは「NIKEアプリ」の提供を日本で2018年12月に開始し、「ナイキプラスメンバー」は40万人を超えているという(7月11日時点)。

    渡部 和章
    渡部 和章

    一過性の瞬間風速的な売れ方はいらない。市場で長く愛されるための商品作りを【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

    6 years 9ヶ月 ago
    ネッ担まとめ

    「瞬間的に売っておしまい」という時代は終わったようです、商品とともにブランドも愛されないと忘れられてしまい、自然と売れなくなる流れになってきました。

    二次流通まで考えたブランディングを

    「私がメーカー担当者ならメルカリを見る」二次流通を踏まえたマーケティングに必要なこと | MarkeZine
    https://markezine.jp/article/detail/31436

    まとめると、

    • メルカリでは新品や未使用品、使用回数が1~2回というものも多く出品されており、「二次流通品=古い」というイメージが薄れてきている
    • ユーザーは使った後に売ってリターンがあることを見据えているので、以前なら躊躇した高額商品にも手を出すようになった
    • 一過性の瞬間風速的な売れ方よりも、普遍的な価値を持たせ、長く市場で愛されるための商品作り、マーケティングに徹したほうが将来的にはメリットがある

    購入し、所有して価値を感じられる商品が流通していくことを考えると、一過性の大量生産・大量消費というのは淘汰されていくのではないでしょうか。二次流通が進むと、所有していることへの価値が重視されるようになる。機能的ないし情緒的な価値を数多くの商品に持たせ、強いブランドを作っていく必要があると思います
    ─メルカリ シニアマーケティングディレクター 南坊泰司氏

    自社の商品がどこまで流通するのかを考えたことがあるでしょうか。通常は、自社でデータが取れる範囲までしか考えないのですが、二次流通・三次流通までを考えてみると、マーケティング施策も変わってきますよね。

    南坊さんのコメントにあるようにずっと愛されるものでないと流通しませんので、結果的に認知度が落ちて売れなくなります。直接見ることができないお客さんを見る努力が必要な時代です。

    関連記事

    ユーザーのメリットを考えて配送料問題を解消

    「LOHACO」送料無料の基準引き上げで単価アップに成功、奏功した「まとめ買い促進」 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/6630

    まとめると、

    • 「LOHACO」は配送料が無料になる注文金額の条件を、2019年1月10日に「税込1900円以上」から「税込3240円以上」に引き上げ、1箱あたりの販売単価が上昇した
    • 7月2日から1箱あたりの重さが合計18kg以下の場合、飲料に適用している「飲料配送手数料」を無料に変更
    • 2019年5月期における「LOHACO」の自社グループ配送比率は、期初の10%から期末時点で36%まで拡大
    アスクルが運営するBtoC-ECサイト「LOHACO」の、1箱当たりの販売単価が向上している 「LOHACO」(国内)1箱あたり売上単価
    「LOHACO」(国内)1箱あたり売上単価(アスクルの連結業績概要から編集部がキャプチャ)

    ユーザーがECで最も気にするのは送料ですよね。LOHACOでは送料無料のラインを上げた結果、1箱あたりの販売単価が上昇したのこと。また、飲料の販売方法を変更し、配送コストを削減する取り組みもスタートしています。この販売方法は参考にしたいところ。送料無料時代が終わって、企業側の対応も追い付いてきたようですが、継続的な強化も必要ですね。

    移動型納品訓練車を作っちゃうニトリの徹底ぶり

    ニトリ「配達スキル」が身につくトラックの正体 | 東洋経済オンライン
    https://toyokeizai.net/articles/-/291326

    まとめると、

    • ニトリの物流業務を担うホームロジスティクスは、各地の運送業者とパートナー契約を結んで全国ネットワークを構築し、年間800万件以上の配送を手がけている
    • パートナー会社からの要望に応えるために移動型納品訓練車「モバイル・トレーニング・ユニット」を開発。一般住宅にいるような状態で大型家具の搬送・組み立てを練習できる
    • 壁を傷つけるなど配送作業時の失敗が配達員の離職につながるケースが多かった。研修を強化して技術面での不安を取り除ければ、離職率を抑える効果も期待できる

    ニトリの商品だけでは地域や時期によって需要にばらつきがあり、トラック1台当たりの積載効率を平準化するためにも、同社ではニトリ以外の商品の配達を拡大していく方針だ。新たな荷主を開拓するうえでも、配達サービスの質の高さは大きなアピール材料となる。

    家具の搬入研修をするために施設を増やすのではなく、移動型訓練車を作ったニトリ。全国に配送パートナーがことを考えると、来てもらうよりも行ったほうが効率的という発想から生まれたもの。「製造“物流”小売業」を自称するニトリらしい車ですね。他社の配送も請け負っているので、今後の物流力の伸びにも注目です。

    EC全般

    Amazonが「置き配」指定サービスのエリアを拡大 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/6627

    関東以外にも、愛知県・静岡県・大阪府・福岡県の一部で置き配がスタートです。該当エリアの方はお試しを。

    Amazonプライムデー効果は他のECサイトにも波及する? 米・英の3割超のユーザーが「他モールでもショッピングする」と回答 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/6624

    気になる商品があったら他のサイトでも比較するということなんでしょうか? もしくは、他も同じようなキャンペーンをするからでしょうか? いずれにせよ自社の過去データを確認してみることからですね。

    EC事業者が知っておきたいクレジットカード情報漏えい対策の基礎知識 | ECのミカタ
    https://ecnomikata.com/blog/23014/

    本人認証(3Dセキュア)を使うと購入ステップが増えるから……ではなくて、漏えいリスクを考えて導入すべきです。

    値上げすべき? 迷っているうちに赤字かも。使える「利益管理」方法を紹介 | コマースデザイン
    https://www.commerce-design.net/blog-staff/190708-riekikanri/

    伸びているときは問題なくても、鈍化してきたとたんに赤字……というパターンはよくあります。そうなる前に利益管理を。

    LINEアカウントでログイン&決済できる「LINE Pay」オンライン加盟店向けサービス「LINE Checkout」とは | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/6637

    ○○Payが普及してきて、ますます決済情報や住所の入力が面倒になってきましたよね。こういったサービスの検討を。

    ファッション情報を調べる方法、「Instagram」が「Google」を抜く【ジャストシステム調査】 | MarkeZine
    https://markezine.jp/article/detail/31534

    これはとっても自然な流れ。ちなみに3年前は「Google」(39.8%)、次いで「Instagram」(17.1%)。

    いいと思った本を真っ当に売りたい──本好きから注目を集める小さな本屋「toi books」の思想 | UNLEASH
    https://unleashmag.com/2019/07/05/toibooks_isogami/?utm_source=twitter

    「売れる本」ではなくて「いいと思った本」を売る。愛されるショップはこの発想ですね。

    今週の名言

    やはり経営者が自分でやるべきこともあるとは思っているんです。

    「広報活動」と「意思決定」は最初に言った通りです。あとは「価値観の番人」。これはわたしのようなマネジャーの役を担う人間にとって、重要な仕事だと思っています。

    「青野さん、取材やTwitterばかりで仕事できてるんですか?」と聞いてみたら、マネジャーが本当にすべきことが見えてきた | サイボウズ式
    https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m005405.html

    経営者は「価値観の番人」というのはわかりやすいですね。最初に取り上げた記事にあるように、価値が共有できないものは売れないですし、人も集まってきませんから。

    森野 誠之
    森野 誠之

    サブスクリプションECで事業を伸ばすには? メンズ化粧品ECのバルクオム、「EC Force」のSUPER STUDIOが対談

    6 years 9ヶ月 ago

    男性向けスキンケアブランド「BULK HOMME(バルクオム)」の企画・販売を手がけるバルクオムは、メンズ向け化粧品のサブスクリプション(定期販売)ECで急成長している企業だ。「一定期間使用してもらい効果を実感してもらいたい」という思いから自社ECサイトは定期販売で一本勝負、20~30代の男性客を増やしている。バルクオムの代表取締役CEO 野口卓也氏と、バルクオムをシステム面で支えるSUPER STUDIOのエヴァンジェリスト 真野勉氏が対談。バルクオムの成長の秘訣(ひけつ)、サブスクリプションECで成長するための考え方などに迫った。 写真◎吉田 浩章

    成長の秘訣は定期購入に絞って効果を実感してもらうこと

    バルクオムは2018年12月、ニッセイ・キャピタルを引受先とした第三者割当増資を実施し、総額約5億円を資金調達。ニッセイ・キャピタルは「定期会員の高い継続率を獲得・維持しており、メンズ化粧品市場のリーディングカンパニーになれると確信し、出資した」と評価する。

    ブランドのスタートは2013年(当時はTSUMO・JPのBULK HOMME事業部)。2017年に野口氏が「BULK HOMME」事業を行うバルクオムを設立した。サブスクリプションECのほか、全国850店舗以上の小売店・ヘアサロンでの商品展開、台湾、中国、韓国といった海外展開も行っている。飛ぶ鳥を落とす勢いのバルクオムだが、ブランドを立ち上げた野口氏は化粧品業界未経験。ゼロから化粧品ビジネスをスタートし、数年で「BULK HOMME」のブランド力をアップさせた。

    野口卓也氏(以下、野口):「BULK HOMME」は近年、D2C(Direct to Consumer)ブランドとしても認知されるようになってきた。バルクオムは化粧品の企画、販売、ブランド作りまでを一気通貫で展開。自社ECサイトの製品を定期購入限定で販売するサブスクリプションECというのが最大の特長だ。最低3~6か月間は商品を使ってもらわなければ効果は実感できない思い切って定期購入限定でECビジネスを展開した

    転機となったのが2017年9月。「BULK HOMME」のブランド観をECサイトで体験してもらうには、それまでのECシステムでは難しかった。つまり、デザインの自由度が低かった。思い切ってECシステムを乗り換えたのが2017年9月だった。「デザインの自由度が高い」「開発力が優れている」「サブスクリプションECに強い」――こんなブランド観を重視するサブスクリプションに適したECシステムが、SUPER STUDIOさんが提供する[EC Force]だった

    バルクオム 代表取締役CEO 野口卓也氏
    バルクオムの代表取締役CEO 野口卓也氏

    真野勉氏(以下、真野氏):SUPER STUDIOはもともとシステムの受託開発を手がけていたが、いろんなシステムを作っている内に、ECビジネスを手がける上でシステム上に課題が多いことに気付いた。そこで開発したECシステムがサブスクリプションECに特化したSaaS型の「EC Force」。ほとんどが企業同士の紹介で、導入企業は現在約200店舗、導入企業の平均月商は約1.5億円規模となっている。

    野口:ECシステムを乗り換えてからバルクオムは急成長した。「EC Force」と伴に成長してきたイメージがある。

    真野:「EC Force」はサブスクリプションECのROI(投資対効果)を最大化する機能を持つECシステムで、柔軟な分析機能で広告費用の最適化やCRM施策を実施し、売上・利益を向上。シンプルなUIと自動化でオペレーターの効率、品質向上をサポートするのが特長だ。利用する企業の細かいデザインにも対応できるといった開発力がある。実は、バルクオムさんのように急成長している導入企業が多く、たとえば1年間で年商十数億まで伸びている事例もある

    「BULK HOMME」公式サイト
    バルクオムが運営するECサイト。「BULK HOMME」は、”THE BASIC”というコンセプトの元、男性のライフスタイルにスキンケアという新しい価値を提供するブランドコンセプトだという

    CVRアップには「決済の充実が重要」→「Amazon Pay」の導入を決断

    バルクオムの自社ECサイトは定期購入限定で運営。「Amazon.co.jp」にも出品し、単品購入したい顧客のニーズに応えるようにしている。こうした戦略を採用したのは「戦略上、自社ECは定期販売に特化した方が伸びるだろう」(野口氏)と判断したため。バルクオムの新規獲得施策は、SNSや広告がメイン。そして、訪問したユーザーのコンバージョン率をより伸ばすには「決済手段のバリエーションが必要」と考えていた。当時、提供していたのはクレジットカード決済、後払いのみ。

    野口「EC Force」の導入と同時に、Amazonが提供する決済サービス「Amazon Pay」を導入した。Amazonアカウントに登録された配送先住所やクレジットカード情報を使い、Amazon以外のECサイトでログインや決済ができるID決済サービスというのが導入の決め手になった。実は以前のECシステムを使っているときから「Amazon Pay」を導入したかったが、システム自体が対応していなかった。

    なぜ「Amazon Pay」に注目していたかと言うと、顧客目線で見れば「Amazon.co.jp」のアカウント情報で買い物ができれば簡単だろうな、と感じていたため。自分もそうだが、周囲もAmazonで買い物をする人が多い。Amazonアカウントに登録した情報で簡単に買い物ができるようにする環境を作ることが、サブスクリプションECの成長には必要不可欠だと思っていた。

    真野:「EC Force」は2017年3月に「Amazon Pay」とのAPI連携をスタート。「EC Force」導入企業には標準オプションとして提供した。標準搭載しているので、利用する企業の負担はほぼない。管理画面にログインし、簡単な設定をするだけで「Amazon Pay」を使うことができる。

    SUPER STUDIO エヴァンジェリスト 真野勉氏
    SUPER STUDIOのエヴァンジェリスト 真野勉氏

    野口:SUPER STUDIOさんにはECシステムの乗り換えを検討する前、つまり「EC Force」導入前からお話し、「Amazon Pay」対応を勧めていた。

    真野:バルクオムさんから「Amazon Pay」の話を聞き、最短2クリックで購入できるとカゴ落ちが改善され、コンバージョン率が伸びると想像できた。対応したのは2017年3月。その後、すぐにバルクオムさんが「EC Force」を導入した。フォーム一体型のLP(ランディングページ)と「Amazon Pay」の親和性が高く、コンバージョン率の向上に大きく寄与した。他の「EC Force」導入企業ではLTV(顧客生涯価値)が23%アップしたという例もある。

    サブスクリプションECには定期販売に対応する「Amazon Payは欠かせない」

    「Amazon Pay」では、購入者は初回の支払い手続き時に「以降の支払いをAmazon Payで行う」と設定できる定期払い機能を搭載している。2回目以降は都度ECサイト上で支払いの手続きをすることなく継続して商品やサービスを注文できるようにするもので、サブスクリプションECのビジネスを根幹からサポートする。

    バルクオムのECサイトは定期販売を前提に設計しているため、顧客が最短2クリックで購入できるようになるなど、サブスクリプションECビジネスにも適している「Amazon Pay」はうってつけの決済手段。そこで、ECサイトの決済手段として「Amazon Pay」を最重要視。真野氏は言う。「まさか通常の入力フォームよりも『Amazon Pay』を優先的に上へ置くとは予想もしていなかった」。

    野口「EC Force」「Amazon Pay」を同時に導入した結果、すぐにLPのコンバージョン率が50%ほど改善した定期購入顧客も伸び続け、1年半前と比べると月商規模は3倍以上になった。ちなみに、「Amazon Pay」を使った購入の95%はスマートフォン経由だ。

    ある程度こうした良い結果が出るのは想像できていたので、バルクオムの申し込みフォームでは、顧客情報の入力フォームよりも上部で「Amazon Pay」で購入できることを伝えている。当社の言葉で言うと、決済や個人情報の入力は“「Amazon Pay」に寄せている”顧客目線で見れば、「Amazon Pay」で購入できたほうが簡単。だから、“「Amazon Pay」に寄せている”。

    「BULK HOMME」のLP
    LP一体型のランディングページには、顧客情報の入力フォームよりも前に、「Amazon Pay」のボタンを設置している

    真野:バルクオムさんの実績をシステム側から見ると、クレジットカード決済よりも「Amazon Pay」の方がコンバージョン率は高い。その影響もあり、全体のコンバージョン率は2017年に1%前後だった数値が、2018年は3%前後までアップした

    野口:現在、全体決済の割合はクレジットカード決済、後払い、「Amazon Pay」でそれぞれ3割前後。継続率、ユーザー数ともに伸び続けている。「Amazon Pay」導入によって全体のコンバージョン率が上がり、広告投資に対するROIも良くなっているので、積極的な広告戦略も採れるようになっている。バルクオムはサブスクリプションECに特化しているので、定期販売に対応した「Amazon Pay」は欠かせない。クリックだけで決済機関を選べるので、顧客のマインドとして決済に関するわずらわしさが解消できている

    また、「Amazon Pay」を導入しても、ECサイトの運営においてオペレーションの負荷はほとんど発生しないので、本当に助かっている。もし何かあったとしても「EC Force」のカスタマーサポートがしっかりしているので、何も心配していない。

    バルクオム 代表取締役CEO 野口卓也氏とSUPER STUDIO エヴァンジェリスト 真野勉氏
    野口氏と真野氏は「定期販売には『Amazon Pay』は欠かせない」と何度も強調した

    「Amazon Pay」の信頼感、安心感が継続率にも好影響

    バルクオム、SUPER STUDIOは共にEC関連のベンチャー企業。SUPER STUDIOの[EC Force]導入企業の中には、ブランド名がまだ浸透していない商材でサブスクリプションECを始めるベンチャー企業も多いという。二人が口をそろえたのは「『Amazon Pay』を導入すると、『Amazon』アカウントで購入できるんだという安心感を消費者に提供できる」ということ。

    真野:サブスクリプションECはノーブランドから事業を立ち上げるケースが多い。そういったECサイトに「Amazon(Amazon Pay)」のロゴが入っていると安心感が与えられる。当社のクライアントを見ていても、継続率に大きく影響している

    野口:それは感じます。サブスクリプションECは継続率がビジネスの生命線で、安心感と信頼感はとても重要。加えて、シンプルな購入フローで注文が完了するため、結果としてコンバージョン率が伸びる。それが、継続率、LTVの向上につながっていると思う。

    真野消費者の購入フローはどんどん変わってきていて、シンプルな買い物を求めている傾向があるシステム側、EC事業者もそれに対応していかなければならない。たとえば、チャットで決済方法として「Amazon Pay」を案内したり。もっともっと買い物しやすい仕組み、環境はできると感じている。

    野口:バルクオムは「Amazon Pay」の買い物のしやすさを鑑みて、もっともっと決済は「Amazon Pay」に寄せていこうと考えているコンバージョン率が改善したため、結果として広告の費用対効果が大きく改善した。もっともっと攻める環境を作っていきたい

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    フェイスブック、Google、アマゾンなど登壇の「Shopify」主催のECカンファレンス[8/6開催]

    6 years 9ヶ月 ago

    グローバルでECプラットフォーム「Shopify」を提供するShopifyの日本法人であるShopify Japanは、ECカンファレンス「Shopify Post-Unite Japan 2019」を8月6日(火)に開催する。

    6月にカナダで開催したカンファレンスの日本版で、Shopifyが取り組んでいる未来のコマースの形を体感できるイベントという。メインステージでの講演のほか、開発者向けのワークショップも行う。

    メインステージでは、Shopify Japan、フェイスブック ジャパン、PayPal Pte. Ltd.、アマゾンジャパン、イーベイ・ジャパン、グーグルが登壇。マーケティング、越境EC、決済などをテーマに各社が講演する。

    ワークショップではフラクタ、トランスコスモス技術研究所といったパートナー企業がShopifyと共に登壇。「管理画面を活用したアプリマーケティングのグロース方法」など開発者向けにワークショップを実施する。

    17時15分から無料で参加できるネットワーキングパーティーも行う。

    • イベント名:Shopify Post-Unite Japan 2019
    • 日時:8月6日(火)10:00~19:00(9:00受付開始)
    • 会場:TABLOID(東京都港区海岸2-6-24)
    • 料金:無料
    • 主催:Shopify Japan
    • 詳細と申し込みhttps://shopifypostunitejapan.splashthat.com/
    瀧川 正実
    瀧川 正実

    物流コスト削減は複数の拠点で商品配送を。スクロール360が分散出荷サービスを開始

    6 years 9ヶ月 ago

    スクロールは7月11日、ソリューション事業を手がける子会社のスクロール360が通販事業者向けに、「分散出荷サービス」の提供を開始すると発表した。

    分散出荷とは、2つ以上の地域に物流拠点を分散し、配送先に近い物流拠点から商品を発送する出荷方法。配送先と出荷先の距離が短くなるため、通販事業者の配送コスト削減につながるメリットがある。

    スクロールは7月11日、ソリューション事業を手がける子会社のスクロール360が通販事業者向けに、「分散出荷サービス」の提供を開始すると発表
    「分散出荷サービス」のイメージ

    国内に複数の物流拠点を持つことで、商品を注文した顧客の配達先に近い拠点から出荷することで、配送距離が近くなり配送コスを削減することができる。エリアによっては、顧客へのお届け日数も短縮できるようになる。

    分散出荷を行うためには、複数の物流拠点の確保と、それぞれの倉庫に対する出荷指示のシステムといったインフラが必要となる。「分散出荷サービス」は、スクロールが持つ全国の物流拠点(関東、中部、関西、北海道)と、流通プラットフォーム事業を手がけるブレインウェーブの分散プラットフォーム(複数の拠点に出荷指示を出すことができる機能)を連携。

    システム投資を行うことなく、通販事業者が現在使っている物流センターを活用したまま、導入することができる。

    スクロールは7月11日、ソリューション事業を手がける子会社のスクロール360が通販事業者向けに、「分散出荷サービス」の提供を開始すると発表
    「分散出荷サービス」のメリット

    スクロールは「分散出荷サービス」の提案先として、以下の事業者をあげている。

    • 現在の物流センターを活用しながら配送コストを削減したい事業者
    • 顧客へ1日でも早く商品を届けたい事業者
    • リピート(定期購入)商品を取り扱う事業者
    • 月間5000件以上の物量がある事業者
    石居 岳
    石居 岳

    ニトリが画像検索機能をアプリに実装へ、アリババグループ開発の「Alibaba Cloud」を導入

    6 years 9ヶ月 ago

    ニトリホールディングスは7月11日、スマホで撮影した商品写真を使ってECサイトの商品などを検索できる画像検索機能を、ニトリ公式アプリに実装すると発表した。

    SBクラウドが提供している「Alibaba Cloud」の画像検索エンジン「Image Search」を導入する。2019年秋にニトリ公式アプリをリニューアルし、画像検索機能を追加する計画。

    近年、SNSなどに投稿されたインテリアコーディネート画像を参考に、商品の購入を検討する顧客が増えていることから、アプリへの画像検索エンジンの導入を検討してきたという。

    スマホで撮影した商品の写真や、スクリーンショットなどの画像をニトリ公式アプリで読み込むと、ニトリの店頭やネットショップで販売されている同一商品や類似商品を検索できる。検索結果として表示された商品をネットショップで購入することも可能だ。

    スマホで撮影した商品写真を使ってECサイトの商品などを検索できる画像検索機能を、ニトリ公式アプリに実装。SBクラウドが提供している「Alibaba Cloud」の画像検索エンジン「Image Search」を導入する
    商品画像検索機能の利用イメージ

    店頭の従業員向けのアプリにも画像検索機能を搭載する予定。商品をスムーズに検索したり、画像検索で関連商品を提案したりするなど、実店舗における接客品質の向上につなげる。

    「Image Search」は中国のアリババグループが開発した画像検索エンジン。商品画像データを「Image Search」上に登録すると、商品を識別するラベル(タグ)が自動で付与され、画像検索機能をネットショップやアプリなどに実装できるという。

    中国のオンラインショッピングモール「天猫 」や、CtoCサイト「淘宝」などに導入されている。

    日本ではSBクラウドが「Alibaba Cloud」の製品ラインアップの1つとして「Image Search」を提供。ニトリによると、「Image Search」を導入するのは日本国内では初めて。

    渡部 和章
    渡部 和章

    中国アリババ「ニューリテール」宣言から間もなく3年。ストライプ、資生堂など日本企業5社が見た中国市場

    6 years 9ヶ月 ago

    7月4日、アリババはニューリテール戦略に関するカンファレンス「日本ブランドのための“New Retail” アリババグループ推進する中国小売業のパラダイムシフト」を開催した。「ニューリテール」はアリババグループが2016年から中核としている戦略の1つで、データテクノロジーでオンラインとオフラインを融合させた新しい消費体験。

    アリババ代表取締役CEOの香山 誠氏や、「ニューリテール」のコンセプトを発案したアリババグループCEOのダニエル・チャン、すでにアリババとのアライアンスで中国に進出している日本企業が登壇し、それぞれの取り組みを語った。

    ニューリテールで適合カテゴリも拡大

    ニューリテールに取り組んできて3年、9割以上の企業には設定した目標以上の成果をお返しできたと考えている。「天猫」や「天猫国際」を利用した日本の消費財メーカーの中国市場進出の基盤はできた。

    今後もニューリテールとインバウンドソリューションをベースに、みなさまの中国市場の顧客の獲得をさまざまな視点から支援していきたい。

    アリババ代表取締役CEOの香山 誠氏はイベントの冒頭こう語った。ニューリテール宣言当時、越境ECの適合カテゴリはコスメやサプリなど、中国に持って行きやすい商材が中心だったが、「ニューリテールのリアルな販売チャネルを使用することで、今後はほとんどの領域をカバーできる」と語った。

    適合カテゴリもニューリテールで拡大
    ニューリテールで輸送しにくい商品、低単価な商品も適合カテゴリに

    農村部に多くの可能性がある

    アリババグループCEOのダニエル・チャンは、2018年度のニューリテール事業のGMV(流通総額)は約94兆円(前年比+19%)、年間アクティブユーザー数は中国国内が6.5億人、中国国外が1.2億人。と発表した。成長の理由としては、地方都市や農村部の消費者ニーズ開拓や、ローカルサービスへの浸透を挙げた。

    アリババ 世界最大のデジタルコマースエコシステム 中国をはじめとする世界の消費者とビジネスを接続、デジタル化社会におけるビジネスの進め方を変革し、新たな成長を目指すための包括的なプラットフォームを提供
    アリババグループ2019年度の実績

    アリババのエコシステムはこの1年でかなり成長しましたが、ポテンシャルはまだまだある。中国は約13億の人口を有しており、3級都市、4級都市がその7割を占めている。農村地域には多くの可能性がある。彼らが都市部と同じような消費スタイルを享受できるよう、デリバリーサービスも充実させていく。

    中国には167の都市がある。いくら店舗を開いてもカバーできないくらいの広さだ。販売量はまだまだ稼ぎ出せる。(ダニエル・チャン氏)

    中国市場の能力を示すダブルイレブン

    恒例の「独身の日」(ダブルイレブン/シングルデー)にもふれた。2018年のダブルイレブンの流通額はおよそ3.6兆円。2009年、27のブランドで始まったイベントは、10年を経て18万のブランドが参加する巨大なイベントに成長した。

    2018年11月11日、10周年を迎えたシングルデー
    独身の日取扱高の推移(2009年〜2018年)

    シングルデーは中国市場の能力を示すもの。「爆買い」でもおわかりの通り、日本の商品は中国で人気だが、日本に観光できる中国人はまだ一部。だからプラットフォームを構築している。コスメやサプリが堅調で、オーラルケア、トイレタリー、雑貨など幅は広がっている。ニーズを把握してチャンスをとらえてほしい。(ダニエル・チャン氏)

    東南アジアに広がる市場

    中国国内だけでなく、タイ、ベトナム、シンガポールなど東南アジア市場の開拓にも意欲を見せた。東南アジア市場の魅力は、中国、インドに次いで人口が多いこと、加えて49歳までの若年人口率が高いこと。

    アリババグループの「LAZADA(ラザダ)」は、東南アジアでEコマースやネットスーパーを運営しており、今年3月に越境EC事業の戦略を発表、日本ブランドをはじめ世界中の企業の東南アジア地域への進出を支援している。

    東南アジアへの展開を支援
    東南アジア経済圏の人口は6億5千万人。インターネット普及率は55%。スマホの普及により拡大傾向にある
    アリババグループCEOのダニエル・チャン氏
    アリババグループCEO ダニエル・チャン氏

    ストライプインターナショナル

    後半のセッションでは「中国小売市場への期待」と題し、アリババとの協業で中国市場に進出している企業がそれぞれの取り組みを語った。

    ストライプインターナショナルは海外にも広く店舗を展開しているが、いま一番力を入れているのは中国市場。ストライプチャイナは2018年、アリババとアライアンスを組んだ。「アリババクラウド」を利用し、すべてのデータをアリクライドにためている。

    ストライプインターナショナル 代表取締役社長 石川康晴氏は「一番大事なことは1つのクラウドにオンラインのデータもオフラインのデータもためていくこと。データドリブンをスケールさせること。これによりエンゲージメントスコアが上がり、ロイヤルカスタマーを作れる」と語った。

    ご来店の予定はいつ頃でしょうか? お買い物のお手伝いをさせていただきますよ
    中国で実施しているユーザーとのチャットのイメージ

    ECで買ったものを見せで受け取れるようにするなど、オンラインで獲得したユーザーを実店舗に連れて来る施策も実施している。

    店の客がECにとられるという考え方は古い。このことによってオンラインもオフラインも売り上げが上がっている。(石川氏)

    また、モバイルワークソリューションの「DingTalk(釘釘)」を導入しており、生産性アップに役立っているという。稟議が格段にスピーディに回せるようになり、お客様からの問い合わせやご意見の内容をAIが判断し、それぞれの責任者に直接回すため、レスポンスが上がった。

    ライオン

    ライオンでは中国事業の成長に向け、越境事業推進室を社長直下で新設。中国現地法人設立し、「日本発のヘルスケア習慣をアジアへ」を目標に取り組んでいる。中国も高齢化傾向にあり、歯周病リスクが高まっているため、オーラルケアの重要性は高まっている。

    ライオン 代表取締役社長 執行役員最高執行責任者 掬川正純氏は、「中国での規模はまだそんなに大きくない。まだ中国の生活者への貢献も限定的」と語る。現状では1級、2級都市でのオーラルケア商品の普及は進んできたが、地方部ではそれほど普及していない。

    ライオン 中国市場展開状況
    ライオンの市場展開状況

    地方部への普及に役立つのが「LST(零售通)」。LSTは、メーカーと「パパママストア」(中国国内に無数にあるとされている町の小さな商店)とをつなぐBtoBプラットフォーム。

    ライオン アリババLSTへの期待
    アリババLSTで、130万以上あるパパママストアへの配荷が可能に
    ライオン エリア別事業戦略
    ECでカバーできるのは中国の人口の15%程度

    ライオンでは2019年6月に、LSTで現地生産商品と日本からの輸入商品の販売を開始した。「天猫国際」や「天猫」では洗剤や美容系商品も販売するが、LSTではオーラルケア商品に絞って販売する。こうしたチャネル別の戦略が立てられるのもLATのメリットと語る。

    ライオン 今後の売り上げ目標
    今後はオーラルケア以外のカテゴリについても拡大し、2021年には売上3倍を目指す

    UHA味覚糖

    ライオンと同様、LSTを活用しているのがUHA味覚糖。代表取締役社長の山田泰正氏によると、UHA味覚糖は2001年に上海に会社を設立し、2003年から中国市場に取り組んでいる。2019年4月、アリババのLSTプラットフォーム上で旗艦店をオープン。LSTによる配荷店舗数の拡大、VMD(ビジュアル マーチャンダイジング)、プロモーションに取り組んだ。

    すると、本格展開直後に配荷店舗が4倍になった。有力店舗向けオンライン発注会を実施したり、店舗向けに仕入れサイトを開設して新商品紹介やキャンペーンの案内を行ったりした。またダイレクト発注もできるようにしたことにより、飛躍的に注文しやすくなった成果だという。

    配荷店舗増加プラン
    アリババLSTの配荷店舗増加プラン

    「都市部では配荷しきっているという自負があった」と語る山田氏。しかし、実際に地方の店に足を運んでみたところ、驚きの光景を目にする。

    ビックリするくらいわかりにくい場所にある小さな店に、ビックリするくらいお客さんがたくさん来てる。でも「こんな小さな店の1つ1つに、とてもじゃないが行けない」というのが正直な感想。

    だが同時に、配荷しきってると思い上がっていたが、なんのことはない、売上の半分も取っていなかったんだと思った。(山田氏)

    アリババ VMD
    2級、3級都市におけるアリババによる陳列改善指導

    アリババLSTのVMD指導のおかげで、自ら店舗に出向かなくてもレジ前の一等地に商品を置いてくれたり、複数の場所に商品を置いてくれたりするようになった。

    とはいえ、店頭の状況が改善してもお客さんが手を伸ばすかどうかはまた別の話。中国国内のUHA味覚糖の知名度はまだまだ。そこで必要になるのがプロモーションだ。山田氏の発想ではプロモーションといえばテレビCMだが、中国のテレビ視聴率は高くなく、採算も合わない。

    アリババの提案はターゲットを絞ったクーポンの配布だった。実験的に行ったクーポン配布で3日間で11,607名にリーチし、大きな成果を上げた。

    UHA味覚糖 ユーザー向けプロモーション
    2019年5月18日から3日間実施したユーザー向けプロモーション

    山田氏がLSTを知ったのは今年の2月。アリババのセミナーの中でLSTを知った。翌週には社長と副社長がやって来て「一緒にやりましょう」となり、3月13日、上海のオフィスでキックオフをした。翌週21日に杭州で実務に関する共同会議を開き、4月1日からLST販売をスタートさせた。

    19日間で枠組みを作ったこのスピードには頭が下がるというか、ビックリしている。結果、500%伸びたが、UHA側がもっと準備ができればもっと伸ばせたと感じている。天井が見える気がしない。(山田氏)

    UHA味覚糖 LST展開実績
    2019年4月から6月の売上推移と2018年との比較

    2020年の売上目標は100億円。「日本のインバウンドマーケットで売れた商品が中国でも売れるという流れが続いているため、日本国内のインバウンドについても、アリババとの協業によって売上を作り込む必要がある」と語った。

    資生堂

    資生堂は1981年から中国でビジネスをしており、資生堂にとって今は第3フェーズ。2015年から高級ブランドに投資を集中して成長している。

    資生堂 ラグジュアリー商品の消費分布
    ラグジュアリー商品の消費分布。地域で見ると中国の消費は8%に過ぎないが、国籍で見ると32%を占める

    中国ではデジタルを活用した消費者へのアプローチが必須。どれだけターゲティングできるか、どれだけタッチポイントやコンテンツを作れるか。多様に素早く対応できるローカライズされた仕組みが必要。(藤原氏)

    ECの売上は全体の3割程度だが、投資については7割近くをデジタルにシフトしている。デジタルだけでなくリアルな体験も重要。「シームレスな顧客体験をデザインすることがブランドビジネスには重要、投資効果も増大させる」(藤原氏)

    経済の成長により、年代によってかなり志向が異なり、世代間ギャップが大きいのも中国市場の特徴。2030年になると消費を楽しみ始めた世代が中心顧客になると期待を寄せる。多様化するニーズをとらえ、データを活用するために2019年、中国にイノベーションセンターを設立した。

    コーセー

    コーセーは2018年に海外進出50周年(中国進出30周年)を迎えた。2018年度の売上高は3,329億円。6期連続で上昇中だ。コーセー 代表取締役社長 小林一俊氏によると、好調の理由は2018年から大ヒットしている「DECORTE(コスメデコルテ)」。

    コーセー アリババとの取り組み
    コーセーが「天猫」「天猫国際」で販売を始めたのは2010年。かつては「雪肌精」(35年続くロングラン商品)が中心だった

    DECORTEは高級ラインだが、日本の百貨店でのインバウンド売上も2倍に伸び、中国国内の百貨店の売上も3年間で10倍に跳ね上がるなど、中国人消費者が高級志向にシフトしていると感じている。

    内山 美枝子
    内山 美枝子

    Amazonプライムデー2019の見どころは? 東京、大阪、新潟で体験イベントも開催

    6 years 9ヶ月 ago

    アマゾンジャパンは7月15日(月・祝)と16日(火)の2日間、年に一度のセールイベント「プライムデー」を開催する。今年は開催時間を36時間から48時間に延長し、セール対象商品は数十万種類と、過去最大規模のプライムデーになる。

    7月12日、東京スカイツリータウンで行われた記者発表会には、北海道占冠村(しむかっぷむら)の田中正治村長が登壇。特産品のメープルシロップ「トペニワッカ」をPRした。

    北海道占冠村 村長 田中正治氏と、しむかっぴー
    北海道占冠村 村長 田中正治氏と、占冠村の公式キャラクター「しむかっぴー」。しむかっぴーは占冠村に生息しているエゾクロテンの女の子

    占冠村産メープルシロップ「トペニワッカ」は、村のシンボル・イタヤカエデの樹液から生まれたメープルシロップ。村の特産品として4年前から開発を始めた。1年目は生産量が少な過ぎて販路が確保できず、2年目は生産数は上げられたが販売の拡大が追いつかず在庫が残った。

    転機となったのは3年目の2018年。広報活動の一環として農林水産省が主宰する「フード・アクション・ニッポン アワード」に応募したところ、千以上の応募産品の中からアワード受賞10産品の1つとして選ばれた。これがアマゾンで販売するきっかけになった。

    受賞後すぐにアマゾンで販売を開始し、道の駅でも販売し、昨年の生産分は売り切れました。また知名度が上がったことにより、百貨店との取引もできるようになりました。アマゾンのおかげで販路が拡大でき、今年は500本から700本と増産に踏み切りました。

    数量限定にはなりますが、「トペニワッカ」はプライムデーにも登場します。お楽しみいただき、自然あふれる占冠村を知っていただけるきっかけになればと思います。(田中村長)

    体験イベントを3都市で開催

    プライムデーに先立ち、7/13(土)~15(月・祝)の3日間、「Amazonプライムがあなたの街にやってくる プライムのある暮らし 体験イベント」が東京・大阪・新潟の3都市で同時開催される。Amazonが新潟でイベントを開催するのは今回が初めて。

    「プライムのある暮らし」ローカルマーケット

    プライムデーの注目商品やAmazonのテクノロジーを体験できるほか、Amazonフレッシュで購入できるバナナやアイスクリームのプレゼントなど、日本各地の特産品の試食や展示を楽しめる。

    7月13日(土)には「Amazon プライムデー presents AI スペシャルライブ」を開催。3日間を通してさまざまなプログラムが実施される。東京限定のプログラムの一部は、大阪・新潟会場でも生中継される。

    「プライムのある暮らし」パレードステージ
    「プライムのある暮らし」体験イベント概要
    • 日時……2019年7月13日(土)~7月15日(月・祝) 11:30~19:30(最終日15日(月・祝)のみ18:30終了)
    • 開催場所……東京: 東京スカイツリータウン/大阪: 湊町リバープレイス/新潟: 新潟万代シテイ

    アマゾンプライムデー2019の限定商品は?

    今回のアマゾンプライムデーには、「PCエンジン mini」(特典付き)、新海誠監督の最新作『天気の子』の高精細複製画付き公式ビジュアルガイド、『ポケットモンスター ソード・シールド』の限定セットなどが「プライムデー記念発売」対象商品として登場する。

    「プライムデー2019 記念発売」対象商品

    レディー・ガガのビューティーブランドを国内独占先行予約販売

    アマゾンはレディー・ガガが発表した新ビューティーブランド「HAUS Laboratories(ハウスラボラトリーズ)」と独占契約を締結。Amazon上のHAUS Laboratoriesのページから、対象商品を7月15日(月・祝)16時より予約できる。「HAUS Laboratories」の商品は 日本国内ではアマゾン限定での販売。出荷は2019年10月以降の予定。

    「HAUS Laboratories」商品の一部
    内山 美枝子
    内山 美枝子
    確認済み
    31 分 27 秒 ago
    ネットショップ担当者フォーラム フィード を購読

    人気記事トップ10

    人気記事ランキングをもっと見る