楽天グループの2023年1-6月期(中間期)連結業績における国内EC流通総額は2兆8700億円で前年同期比11.1%増だった。2023年4-6月期(第2四半期)は1兆4542億円で同10.0%増。
売上高にあたる国内EC売上収益は4216億7700万円で同12.8%増。国内ECのNon-GAAP営業利益(FRSに基づく営業利益から、楽天グループが定める非経常的な項目やその他の調整項目を控除したもの)は、同2.4%増の414億7200万円。
国内EC流通総額など(画像はIR資料からキャプチャ)
国内EC流通総額は「楽天市場」の流通総額に加え、トラベル、ブックス、ブックスネットワーク、Kobo(国内)、ゴルフ、ファッション、ドリームビジネス、ビューティ、Rakuten24などの日用品直販、Car、ラクマ、Rebates、楽天西友ネットスーパー、クロスボーダートレーディングなどの流通額を合算した数値。2023年第1四半期から楽天チケットをモバイルセグメントから国内ECセグメントへ移管、2023年第2四半期には国内EC流通総額の定義などを一部見直ししたため、遡及修正を実施している。
楽天グループは、国内ECをコアビジネスと成長投資ビジネスに区分けしており、コアビジネスは2兆6773億円で同11.5%増、成長投資ビジネスは1927億円で同5.5%増。コアビジネスは、「楽天市場」の流通総額に加え、ブックス、ブックスネットワーク、Kobo(国内)、ゴルフ、ドリーム、Open Commerce、Hunglead、BIC、Home life Direct、Carなど。成長投資ビジネスは、Fashion 1st Party、C2C 、楽天西友ネットスーパー、物流事業、ビューティー、クロスボーダートレーディングなど。
ビジネスポートフォリオマネジメント(画像はIR資料からキャプチャ)
連結業績は売上収益が同9.5%増の9728億円、営業損失は1250億8700万円(前年同期は1987億3000万円の損失)、四半期純損失は1369億7100万円(同1794億3800万円の損失)。
楽天グループは決算説明会資料で、Zホールディングスなどが公表している流通総額をベースにした国内ECのプレゼンスを掲示。楽天グループのECは圧倒的な成長で競合他社を圧倒しているとした。
日本における楽天国内ECのプレゼンス(画像はIR資料からキャプチャ)
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オリジナル記事:楽天グループの国内EC流通総額は2.8兆円で11%増【2023年中間期】 | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ
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