エイチームは自転車EC事業を、30店以上の自転車販売店舗を展開するワイ・インターナショナルに売却する。
売却するのは通販サイト「cyma‐サイマ‐」の自転車EC事業。2013年にサービスをスタートし、実店舗を持たないネット通販のみの販売チャネルで、2022年7月期には売上高43億円規模まで拡大した。
ワイ・インターナショナルに売却する「cyma‐サイマ‐」(画像は編集部がキャプチャ)
売却理由は、「実店舗を持たないことが収益拡大、成長の足かせとなっている」(エイチーム)ため。この課題を解決するためには大きな投資と時間が必要と判断。原材料価格の高騰など市場環境の変化なども踏まえ、実店舗を展開するワイ・インターナショナルへの売却を決めた。
エイチームのEC子会社で、自転車やペットフードのEC事業を手がけるエイチームコマーステックの自転車小売り事業に関する資産、債務などの権利義務を、会社分割して設立する新会社「cyma」に承継。「cyma」の全株式をワイ・インターナショナルに売却する。株式の譲渡予定日は2023年3月1日。
エイチームコマーステックの2022年7月期業績は売上高が43億2600万円、営業損失が1億8600万円、当期純損失が1億5300万円だった。売却額は非公開。
「cyma‐サイマ‐」がメインのEC事業は、2021年7月期にサービススタート以来初となる営業黒字を計上したものの、2022年7月期は営業赤字に転落している。売上高は過去最高の43億円超。
ワイ・インターナショナルは1898年創業。現在は大和PIパートナーズが運営する投資事業組合「DPIP 企業支援1号」が発行済全株式を保有している。
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オリジナル記事:エイチームが「cyma‐サイマ‐」を自転車販売店のワイ・インターナショナルに売却
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