ヤフーとアスクルは8月28日から、一般消費者向けの日用品ECサイト「LOHACO PayPayモール店」「LOHACO by AKSUL(LOHACO本店)」(LOHACO)で、標準より遅い配達日を指定した場合、PayPayポイントを付与する「おトク指定便」の実証実験を開始する。
特定日の荷物量増加に伴う物流(出荷・配送)負荷を分散させることで、物流の安定確保や効率化といった物流業界におけるサステナブルな活動を実現するのが目的。注文が集中する毎週日曜日を対象に、8月28日から10月9日まで実施する予定。
ユーザーが「LOHACO」で商品を注文する際、購入後すぐに受け取る必要がない商品の配達日を標準より遅い日に設定した場合、PayPayポイントを付与する。ポイント付与は注文日の翌月第1週目に付与する予定。
PayPayポイント付与のイメージ
対象となる注文条件は、「LOHACO PayPayモール店」が1注文につき3850円(税込)以上、「LOHACO by ASKUL(LOHACO本店)」は1注文につき3300円(税込)以上。
「LOHACO PayPayモール店」では配送日の指定がない限り、注文商品を「優良配送」で最短翌日に配送。「LOHACO本店」も指定のない場合は、基本的に最短翌日に配達している。実証実験ではユーザーが急がない場合、メリットを提供して「おトク指定便」の選択を誘引することで、物流ピークを分散できるようにする。
今後は、すぐに届く必要がない商品は「おトク指定便」を選択できるようにすることで、ユーザーがニーズに合った配送方法を選択できるようにする。
ヤフーは実証実験を通じて、配送に関するユーザーのニーズを把握、検証。今後、対象店舗の拡大やキャンペーンの内容を検討して「欲しいものが欲しいときに届く」「欲しいものがお得に届く」といった買い物体験の向上につなげる。
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オリジナル記事:ヤフーとアスクル、「LOHACO」で標準より遅い届け日指定でPayPayポイント付与の「おトク指定便」、物流ピークの分散が目的
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