ヤフーは、テキスト要素の占有率を20%以下、送料無料や価格の文字入れ禁止といったなルールを設けた「商品画像ガイドライン」の運用を始める。商品画像に関する主なルールは「テキスト要素の占有率20%以内」「送料無料や価格、商品名、他社ランキングなどの表記禁止」「画像背景は写真背景か単色白背景のみ」など。
スタート時期とガイドライン違反について
「PayPayモール」と「Yahoo!ショッピング」を統合する新生「Yahoo!ショッピング」でガイドラインの運用を始める。
「PayPayモール」で展開していた「PayPayモール商品画像登録ガイドライン」の運用を踏襲する格好となる。
2023年4月頃を目安に、ガイドラインの順守状況をストアパフォーマンスの評価項目に追加。ガイドラインに反する画像入稿に対して、検索順位の低下、商品非表示などの不利益措置を予定している。
具体的な措置内容、措置の開始時期は未定。確定次第、出店店舗に通知する。
新たに設けられる商品画像に関するルール
出店企業は、商品画像に関して「テキスト要素の占有率20%以内」「枠線なし」「画像背景は写真背景か単色白背景のみ」「アニメーションGIFの使用不可」を順守しなければならない。
テキスト要素の禁止表現として、「ストア名(ロゴ含む)」「商品名」「送料無料」「価格」「ポイントに関する文言」「値引きクーポン情報」「配送情報」「他社のランキング」。「ストア名」については、商標権を保有していれば営業担当を通じ、所定の手続きを経れば表記できるようになる。
なお、商品画像内に配置するテキスト要素占有率20%以下について、記入できるテキスト要素は以下の通り。
- ブランドロゴ、企業ロゴ、メーカーロゴ
- 商品のスペック情報や特徴
- 画像クレジット
- 「No Image」の文字、イラスト
- 商品が掲載されていない画像
- 商品以外のイラスト
- カラーバリエーション、色見本のサムネイル
ガイドラインの対象について
1枚目の商品画像、バリエーション画像に対して規定している。
画像表現について
枠線については、枠線なしの商品画像登録を求める。枠線は画像の4辺を囲む線のほか、L字、帯状などの要素を含む。
商品画像の背景は「写真背景」か「単色白背景のみ」の使用を求める。
写真背景の定義は「商品と一緒に撮影した背景」。単色白背景の定義は「カラーコード #FFFFFF(R255、G255、B255)」。
商品画像は中央への配置を求める。全体余白は上下左右5%(1200pxの場合は60px以上)。部分余白は左上30%(1200pxの場合は360px以上)。部分余白について、ランキングラベルが入る可能性があるとしている。
「販売商品と関連性のない物画像」「人物画像」「背景」の登録、商品画像と写真背景の合成、小さすぎる文字、コントラスト比が低い、画像が複数枚などの表現は禁止する。
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オリジナル記事:ヤフーの新生「Yahoo!ショッピング」は商品画像“シンプル化”に。「テキスト要素2割以内」「送料無料や価格の表記禁止」など | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ
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