Meta(旧Facebook)は6月20日、Facebookのマーケットプレイスやショップに投稿される評価・レビュー等に関する新しいポリシーを発表しました。
新たなポリシーでは、レビューの操作や、レビューと引き換えにインセンティブをつける行為が明確に禁止されます。実際の購買体験に基づかない無関係・詐欺的なレビューを排除するために作成したとしています。
まだ日本語版ポリシーは公開されていませんが(6月23日現在)、日本語版Facebookコミュニティ規定には「コミュニティ規定の英語(米国)版は最新の各種ポリシーを反映していますので、最上位のドキュメントとしてご使用ください。」との記載があるため、日本においても同様の規定が適用される可能性が高いと考えられます。
Meta、レビューに関する新ポリシー発表
Metaは、レビューに関するポリシーをアップデートしました。新たなポリシーは以下の5つです。
1. 改ざん
投稿されるレビューは、事実でない説明、偽装、詐欺、他者の財政的、個人的な利益の悪用をしてはならない。
2. インセンティブ
ブランドコンテンツについてのMetaのポリシーに準拠しない限り、投稿されるレビューは、直接・間接を問わずインセンティブをつけてはならない。インセンティブとは、ビジネスパートナーまたは販売者が、投稿されるレビューや回答と引き換えに、金銭的な支払いや無料ギフト、返金などの価値のあるものを提供することである。
3. 不適切なもの
投稿されるレビューは、投稿者の商品やビジネス、販売者の直接的な経験をもとにしていなければならない。加えて、レビューは商品やビジネスの意図した使用に関連してなければならない。
4. グラフィックと不適切なコンテンツ
投稿されるレビューは、過度に写実的、煽動的、暴力的、差別的で個人や団体への脅迫するようなコンテンツやメディアを含んではならない。
5. スパム
投稿されるレビューは、スパムに関するMetaのポリシーに従う必要がある。制限されていないエンゲージメントベイト、過度に頻繫なコンテンツの投稿や共有、宣伝が許可されていないことを含む。
※エンゲージメントベイトとは、エンゲージメントやストリーミングのリーチを人為的に増やす目的で、利用者に「いいね!」、シェア、コメント、その他のリアクションを促す戦略のこと
なおInstagramでは、2020年12月に「インセンティブ付きキャンペーン(「いいねしてくれたらプレゼント」など)」が禁止されていました。
未だステルスマーケティングの問題は生じており、引き続きMeta(Facebook)が対処しようとしているようです。
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