CSS Nite LP63「カイゼンとグロース」フォローアップ(4)権 成俊さん | CSS Nite公式サイト

CSS Nite公式サイト - 2020年1月2日(木) 07:26
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2019年7月20日にTKPガーデンシティPREMIUM神保町で開催したCSS Nite LP63「カイゼンとグロース」のフォローアップとして、権 成俊さん(ゴンウェブコンサルティング)の『カイゼンかカイカクか ウェブプロフェッショナルに求められるビジネスの視点 』セッションのスライドなどを公開します。

フォローアップ

戦略やイノベーションという言葉になじみが無かった方も多いと思います。
また、今でも自分事と感じられない方も多いと思います。

私も、かつてはそうでした。
しかし、経験が増え、視野が広がるにつれ、本当の課題を解決せねばならない、と思うようになりました。

そう思うと、直接自分がかかわらないことにも興味が湧くようになりましたし、自社の課題だけではなく、業界や社会の課題にも目が向くようになりました。
その結果、ismや協会を立ち上げることにもつながりました。
自分自身の覚悟が出来たこともありますが、経営の改善にもつながったと思います。

■社会問題の解決に取り組むことが競争力を生む

マイケル・ポーターはこの競争社会で企業が生き残るためには、CSV(Creating Shared Value)という考え方が必要だ、と言っています。

自分のための価値を生むのではなく、より多くの人にとって価値がある活動をしていこう、という意味です。
社会問題の解決を通して、収益化する。
難しいことのようですが、実は社会にとって良い活動をしていれば、自社の社員やお客様だけでなく、直接商品やサービスにかかわらない、社会の多くの人たちが、その会社を応援してくれます。
結果的に、効率の良い経営になります。
ネットの登場により、経営活動が伝わりやすくなり、良く在ることが競争力に直結します。

結局、経営者や社員の視座を高め、視野を広げることが、企業の本質的な競争力を高めることにつながります。
企業の競争力は、価値観から生み出されている、ということです。

■抽象的な価値をハンドリングするスキルと信頼

クライアントワークの中でも、これを伝えて行く必要があります。
目に見えない抽象的な価値の議論が増え、それを経営に反映させていくスキルが必要になってきました。
それがデザイン経営と呼ばれるものです。

これをうまくやるためには、抽象的な価値を伝え合うコミュニケーション能力が必要で、
人の気持ちや感覚を把握する「観察力」、それを伝える言語化能力など、広い意味でのファシリテーションスキルが必要です。

そして、抽象的な議論をリードするためには、信頼される必要があります。
能力としてもそうですが、その人の価値観、考え方が自分と合わないと任せてもらえません。
信頼を得るための一歩目は、価値観とスキルについての情報発信です。
SNSやブログからスタートして、最終的には、セミナーや書籍で発信できるようになれば、第三者からの信頼の保証も得られます。
例えば、私のセミナーに関して、ブログで感想を書くことで、「この人は戦略やイノベーションに興味があるんだな」
ということが周囲に伝わり、同じようなことに関心がある人が集まってくるわけです。

私が本を書く機会をいただいたのも自身の情報発信によるものですし、CSS Niteに読んでいただいたのも本がきっかけです。
この継続が自身のポジションを作り、ポジションが仕事を生み、仕事への取り組みが卓越を生みます。
そして、卓越が差別化を生むのです。

私はセミナーをやるときは「今日、参加者の人生を変える」という意気込みでやっています。
これをきっかけに、覚悟を決めて、自身の道を一歩踏み出す方がいたら嬉しいです。

■リニューアルタスク表

セミナーでご紹介した見積もり書、欲しい方はこちらからご連絡ください。

https://www.facebook.com/narutoshi.gon

アンケートの質問への回答

セミナーアンケートでいただいたご質問にお答えします。

Q.ウェブイノベーションについて、事例を知りたい

A.ネットの連載や書籍、セミナーをご覧ください。

https://biz-journal.jp/category/series/narutoshi-gon-net

有料
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00126/?i_cid=nbpnxr_child

書籍
アマゾンにも負けない、本当に強い会社が続けていること。
https://www.amazon.co.jp/dp/4798139610

また、一般社団法人 ウェブコンサルタント協会の主催セミナーでも、事例をご紹介しています。
事例セミナーは中小企業経営者をメインの対象としており、専門知識が無い方でも分かり易いようにご説明しています。

https://www.webconsultant.or.jp/service/seminar/general.html#s20190729

Q.見積もりでは成果を見積もれ、とのことだが、見積もり通りの成果が出なかったときは?

A.見積もりの根拠に納得いただいていれば、成果そのものに責任を取る必要は無い

まず、私たちが成果を見積もる場合、いくつかのやり方で推論します。

短期の成長を目指す場合

  • 現在の集客数が増える、コンバージョンレートが上がる、などの要素ごとの仮説から試算する

長期の成長を目指す場合

  • 市場規模、EC化率とシェアなどから限界値を試算する
  • ベストプラクティス、つまり業界の競合他社の売上、利益状況を参考に限界値を試算する

いずれにしても、その根拠と妥当性を伝え、その上で、成長のドライバーとしての商品、サービスのアイデアをすり合わせます。
このとき、重要なのは収益の桁です。
例えば、年商で10億円を目指せる、となれば、1000万円の投資は全く問題ありません。
これが、年商1億円目標ですと、1000万円もちょっと高いですね。
このレベルで納得していただければ、細かい精度は求められないのが通常です。
また、「そういう視点で考えてくれているんだな」という安心感も、判断をゆだねていただける理由でしょう。

Q.差別化するにはどうすればいいか?

A.歴史のある会社なら、生き残った理由を掘り下げます。
歴史の浅い会社なら、創業者の中にあるビジョンから強みをつくります。

このあたりはまさに3C立案の肝ですが、私のやり方は、人の成長を信じる、というところに特徴があります。
いま強みが無くても、強みは作り出せる、という考え方です。
その強みのとっかかりをどこにするかは、会社の状況によって違います。
数十年の歴史があって、創業者経営者が残っているのがベストです。
かつて、0から1にしたことがある人がまだいるなら、また0を1に出来ると考えます。
もう創業者がいない場合、つまり次の社長にバトンタッチするくらい、歴史があるわけですから、
その場合は何か強みがあってこそ会社が生き残っているのだと思います。
その理由を探して、そこからとっかかりを紐解きます。
商品の特徴、社内のワークフローの特徴、取引先との関係などを探っていくと、
自分たちでは気づけなかった、特徴や考え方を見つけられることが多く、そこに固有の価値が埋まっていることが多いです。
そこを明らかにすることが、コンサルタントの仕事だと思います。

アイデアからAB3Cで戦略を立案しつつ、決算書やキャッシュフローで戦略の妥当性を判断、
定量的な計画に落とし込んでいきます。
これを繰り返して、実現可能性の高い事業計画に落とし込みます。
その裏で、いろいろな調査分析の手法を持ちます。

https://www.webconsultant.or.jp/service/seminar/advanced.html

こういう話に興味がある方はぜひWebCAにご参加ください。

Q.ビジネス+デジタル+デザインについて詳しく知りたい

A.DXやデザイン思考について勉強するとよいと思います。

https://www.meti.go.jp/policy/digital_transformation/index.html
https://cio.go.jp/node/2421

DXやデザイン思考については本もたくさん出ているので、ぜひ探してみてください。

ちなみに、今回ご紹介したAB3Cはまさにこの3つの視点を統合するフレームワークです。
ご興味のある方は学んでみてください。

また、以前出演させていただいたCSS Nite LP42で、AB3Cからサイト制作につなぐ流れをご紹介しています。
これでAB3CとDをつなぐ流れがつかめると思います。

http://cssnite.jp/archives/post_2844.html

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