ディスプレイ ネットワークで「デバイスをまたいだ推定コンバージョン」の測定が可能に | Inside AdWords Blog-Japan

Inside AdWords Blog-Japan - 2014年10月21日(火) 09:30
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Posted by Levent Besik - Google ディスプレイ ネットワーク プロダクト マネージャー


検索広告でコンバージョン指標「推定合計コンバージョン」をご利用いただけるようになって 1 年が過ぎました。デバイスをまたいだコンバージョンを含むデータを確認できるようになったことで、オンライン広告がどのようにコンバージョンにつながったか、その全体像をより包括的に把握できるようになりました。

検索代理店 iProspect でメディア購入の責任者を務める Jeremy Hull 氏は、この指標の導入により、モバイル広告を機とするコンバージョンが 22% 多かったことが判明したと語っています。「このデータにより、入札単価や予算についてさらに的確な判断を下せるようになり、特にモバイル広告への投資を増やすうえで役立っています。」


推定合計コンバージョンがディスプレイ ネットワークに対応

先日より、このデバイスをまたいだ推定コンバージョン指標が、ディスプレイ広告でもすべての広告主様にご利用いただけるようになりました。Google ディスプレイ ネットワークでの広告効果測定にお役立てください。

たとえば、携帯電話で自転車のレビューをチェックしていたユーザーが、ディスプレイ ネットワーク上の広告をクリックして自転車店のウェブサイトを閲覧したとします。今回測定が可能となった指標では、そのユーザーが後から PC で同じショップのサイトを訪れ自転車を購入した場合に、デバイスをまたいだコンバージョンとしてカウントされるようになります。

この指標は、AdWords 管理画面の [キャンペーン] タブで確認できます。

推定合計コンバージョン.jpg


モバイル経由のコンバージョン経路の測定

情報収集を始めるデバイスと購入を行うデバイスが異なると回答した消費者は、10 人中 9 人に上ります。1 広告経由で商品について調べた顧客が、別のデバイスから問い合わせやアプリのダウンロード、購入などを行う可能性は、ますます高まっています。

外出先で商品情報を収集し、購入経路の早い段階でディスプレイ広告をクリックする消費者が増えている今、デバイスをまたいだコンバージョンの重要性はこれまで以上に増しています。2 この指標がディスプレイ ネットワークに対応したことで、モバイルを起点とするユーザー行動の実態をこれまで以上に測定できるようになり、より的確な投資収益率の算出が可能になります。


この指標を通じて、さらに的確な成果測定が可能に

この指標で得られたデータを、重要な意思決定に役立てている広告主様の事例をご紹介します。
LendingTree では、AdWords のモバイル ディスプレイ キャンペーンによるコンバージョン数が 6% 多いことがわかりました。同社プログラマティック マーケティング責任者の Mike Doll 氏は、「この指標によって、ユーザーと広告の接点や最終的なコンバージョンの場所について、新たな情報を得られるようになりました」と語っています。同社では現在、この指標を活用してモバイル向けの予算と入札単価を決める手法を開発しています。  全国展開の家具販売店 La-Z-Boy は、広告代理店の RPA と共に、「デバイスをまたいだコンバージョン」データを使って、コンバージョンに対するモバイル クリックのアトリビューション計測を改善しました。同社のインタラクティブ プロダクト マーケティング責任者 Matt Targett 氏は、「モバイル ディスプレイ キャンペーンが寄与したコンバージョンが、従来の測定データよりも 15% 多いことがわか りました。今後さらに多くのコンバージョンをモバイルから引き出せるよう、入札単価や予算についてさらなる検討を実施します」と述べています。

「AdWords の推定合計コンバージョンは、デバイスをまたいだユーザー行動を最も簡単にトラッキングできる指標」と語る OLX.ro(消費者間のグローバルなマーケットプレイス)では、ディスプレイ広告におけるデバイスをまたいだコンバージョンのデータを通じ、携帯端末での投資収益率をより的確に把握できるようになりました。同社でマーケティング役員を務める Razvan Acsente 氏は、最初のテストで従来よりも 80% も多いコンバージョンを測定できたことから、「モバイル マーケティングの投資を増やすことが可能になり、より多くのコンバージョンを獲得できるようになりました」と述べています。
ハングアウト オンエア

日本時間 11 月 13 日午前 4 時 30 分開催のハングアウト オンエアでは、このデータを使ってマーケティング上の重要な意思決定を行っている企業の事例をご紹介します。日本時間深夜かつ英語での開催となりますが、ご都合が合う方はぜひこちらからお申し込みください。


1 Google / Ipsos、Industry Multi-Screen Study(マルチスクリーンに関する業界調査)、2013 年
2 The Customer Journey to Online Purchase(オンライン購入までのユーザー経路)、Google、2013 年 4 月
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