UXIAが新たな資格試験「UX検定(応用)」を開始、UXとビジネスをつなぐ力を身に着ける
「UX検定(基礎)」の上位資格、デザインプロセスをビジネスに組み込むための登竜門
一般社団法人のUXインテリジェンス協会(UXIA)は、ユーザーエクスペリエンスの現場リーダー向け資格試験「UX検定(応用)」を始めると7月28日に発表した。2022年開始の「UX検定(基礎)」の上位資格として運営し、認定事業者による研修受講とオンライン試験で実施する。UXIA認定の研修プログラムの修了が受験資格だが、UX検定(基礎)の取得有無は問わない。制限時間90分、出題数60問。受験料は2万9000円(税抜)。

従来のUX検定(基礎)は、全ビジネスパーソンを対象にUXデザインや人間中心設計の基本的な考え方やプロセスを体系的に学ぶ資格で、UXの基礎知識の習得やマインドセットの浸透、組織全体のUXリテラシー向上を目的にした。UX検定(応用)は、UXに関する基礎知識を前提に課題発見から解決策の立案・チームビルディング・ステークホルダーとの合意形成までプロジェクト全体を成功に導く実践的な知見・スキルの習得を目的にしている。
UX検定(応用)シラバスに沿った研修を実施する事業者は、デザインシップ、電通デジタル、富士通ラーニングメディア、U'eyes Design(2025年7月現在)。研修費用・日程は研修事業者によって異なる。UXIAはデザインプロセスをビジネスに組み込むための登竜門としてUX検定(応用)を位置付けており、ビジネス・デザイン・テクノロジーが交わる部分に焦点を当て、デジタル人材としての成長を支援することを目指している。
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