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「人間中心設計関連の品質規格動向と利用品質メトリクス」セミナー」 からご覧ください。
皆様
利用品質メトリクスSIGは、利用品質やユーザビリティを実際に測ることによっ
て、開発組織の中に浸透させることを目的に研究活動を行っています。現在、こ
れらの品質をシステム・ソフトウェア品質の中に位置づけて、体系的にマネジメ
ントするための国際標準規格(SQuaRE ISO/IEC 25000シリーズ)が検討されて
います。本セミナーでは、利用品質やユーザビリティがシステム・ソフトウェア
品質の中でどのように位置づけられ、どのような内容になっているのかを規格審
議委員の方々から解説いただきます。
セミナーの中には、講演と共に質疑応答コーナーを設け、日頃の皆さまの疑問に
お応えする場を設定する予定です。皆さま方の積極的な参加をお待ちしております。
■セミナーの趣旨:
ISO13407(現ISO9241-210)が施行されてから10年以上経過した現在、人間中心
設計は広く認知されるようになり、適用される機会も多くなっています。一方、
実際に組織的に浸透させたいが、エンジニアや品質管理者の理解が得られないと
いう声も聞きます。組織的に浸透するには、現場の関係者が理解できる定量的な
品質情報を提供する必要があります。
システム・ソフトウェア品質に関する国際標準規格が施行されてから、20年以上
の年月が経過していますが、現在は、SQuaRE規格として体系立てられるように
なっています。この規格の中に、人間中心設計に関連する品質規格が組み込まれ
ています。
今後、人間中心設計を組織に浸透させるには、システム・ソフトウェア品質と連
動した人間中心設計に関する品質マネジメントが欠かせません。本セミナーで
は、SQuaRE規格にある人間中心設計関連の品質規格についての理解を深めると共
に現場に応用するための手がかりを掴んでいただくためのものです。
日頃から、人間中心設計に関わる方と共に、設計開発や品質マネジメントに携
わっている方など、広くご参加をお待ちしています。
■日時:2013年10月30日 14時~(13時30分受付開始)
■場所:芝浦工業大学 芝浦キャンパス3階 301 (東京都港区芝浦3-9-14)
■定員:60名(先着順)
■参加費:HCD-Net会員 3,000円、一般 4,000円
懇親会費:3,500円(要事前申し込み)
■プログラム
14:00-14:10 司会 SIG主査 挨拶
14:10-15:10
Ⅰ 基調講演 SQuaREにおける人間中心設計
ISO/IEC JTC1/SC7/WG28 主査 福住 伸一氏(日本電気株式会社)
15:10-15:20
休憩(セッティング)
15:20-16:50
Ⅱ パネルディスカッション 1)パネラーによるショートプレゼン(10~15分/1人) ・「おさらい9241-210」 三樹 浩之氏(沖電気工業株式会社) ・「CIFって何?」 吉武 良治氏(芝浦工業大学) ・「利用品質を測る」 平沢 尚毅氏(小樽商科大学) 2)パネルディスカッション「ISO2506xって何」
16:50-17:00
休憩(質問用紙に質問内容を記入→質問用紙集計)
17:00-17:30
3)質疑応答(質問用紙からの問いかけに応える)
17:30-17:45
Ⅲ SIGの今後の日程
17:45-17:50
閉会挨拶 SIG主査
18:00-
懇親会(希望者のみ) ★会場:芝浦工業大学 芝浦キャンパス7階(校友会:同窓会会場)
雰囲気の良い部屋にて立食形式(椅子あり)で開催いたします。
多数のご参加をお待ちします(10月21日修正)
■参加申込方法 タイトルを「利用品質メトリクスSIGセミナー参加希望」として
以下の内容を
hcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。 -------------------------------------------------------
氏名:
所属先名:
電話番号:
メールアドレス:
会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般
懇親会: 参加します / 参加しません
------------------------------------------------------ 受付メールを事務局より返信いたします。 参加費の支払い方法の案内は受付メールに記載されています。
受付メールが2、3日(土日祝日を除く)で届かない場合は 事務局にご連絡ください。
請求書をご希望の場合は本文に その旨と、請求書のあて先と郵送先をご指定ください。
以上
最終的な参加人数は、講師含めて62名、懇親会は30名となり、たいへん盛況な会合となりました。あらためて講師の先生方を含め関係各位に御礼申し上げます。
以下、簡単に概要を報告いたします。
Ⅰ 基調講演 SQuaREにおける人間中心設計
ISO/IEC JTC1/SC7/WG28 主査 福住 伸一氏(日本電気株式会社)
近年、ユーザビリティは品質の一部と考えられている。現在、ソフトウェアエンジニアリングの領域で、SQuaRE (Software Product and System Quality Requirements, Measurement and Evaluation)という品質に関する国際規格が制定されつつある。その中に、ユーザビリティが位置づけられており、利用状況の記述、利用者の要求の報告、要件の記述、ユーザビリティ評価報告、の各書式が規格として審議されている。本報告では、これらユーザビリティ関連の規格とSQuaREにおける位置づけについて述べた。
Ⅱ パネルディスカッション
・「おさらい9241-210」 三樹 浩之氏(沖電気工業株式会社)
ISO13407とISO9241-210の違いについて、解説いただいた。簡単にまとめると、大きな違いはないけれど、繰返し設計の図を洗練したり、Service,User Experienceなどに言及しているなどが差分となる。
・「CIFって何?」 吉武 良治氏(芝浦工業大学)
CIFの必要性 ISO25066にも記載されているようにソフト購買時に使いやすさを表現する書式。CIFはSummativeテストでの利用を想定していて再現性を重要視している。報告書を、専門家が見ることで、使いやすさを確認することが前提などが紹介された。
ANSI NCITS 354(2001)
ISO/IEC 25062(2006)
・「利用品質を測る」 平沢 尚毅氏(小樽商科大学)
1)利用品質とは何か、2)利用品質の測定とは、3)利用品質の測定に関する課題などを紹介した。課題として、独自に測定尺度を開発することが必要。開発サイフサイクルにどのように統合するか明確にすることが必要。などが紹介された。
・パネルディスカッション 福住氏 三樹氏 吉武氏 平沢氏
改めて、SQuaREとは何かの議論や、会場からの質問への回答などが行なわれた。
Ⅲ懇親会
美味しい料理と飲み物を楽しみつつ、講師や参加者との貴重な情報収集、議論ができました。
当日の懇親会の盛り上がりの結果、この場で当初は予定していなかった第4回SIG_WGを11月28日(木)18時~20時に開催することが決まりました。
既にSIGメンバーには詳細案内済みですが、参加希望の方は事務局にお問い合わせください。