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競合検索会社によるGoogle包囲網は不当な非難?」 からご覧ください。
グーグルが世界市場で検索を独占化しつつあるのは誰もが知っていることですが、発祥の地アメリカではグーグルの検索市場独占が独占禁止法違反ではないかという意見もあるようです。競合の検索会社が集まったフェアサーチというロビー団体がいっていることではあるのですが、内容自体はグーグルや検索の未来について考えるべき点もあるので紹介します。 — SEO Japan グーグルがあまりにも検索を独占しているとして、フェアサーチ(マイクロソフトを含む検索サービスを提供する企業が集まってロビー活動を行うグループ)が、米国の50の州の検事総長に対して、ホワイトペーパーを提出し、グーグルの独占禁止法違反の懸念を表明した。以下にこのレポートのレビューおよび事実確認の結果を掲載する。 自分で読みたいなら、ここからダウンロードしよう。私は一度目を通し(44ページもある)、フェアサーチの広報、ベン・ハマー氏とeメールで数回やり取りした。 グーグル & 独占に関する質問 10ページ目までは、基本的には検索は重要である点、そして、グーグルが独占的な力、もしくは検索の分野を独占している点を説明するために割かれている。グーグルはどちらの結論に対しても異を唱えることはないだろう。 上院聴聞会で、グーグルが独占力を持っていると思われている点に関してグーグルが実際にそのような独占的な立場にあることをグーグルのエリック・シュミット会長が認めているほどだ。要するに、グーグルは悪用していると見られないように十分に注意しなければいけないのだ。これは競合者を心配させないための制限とも言える。 例えば、バーティカルな検索結果での配置等、グーグルが非難されている罪の多くにおいて、ライバルのヤフー!とマイクロソフトも全く同じことをしている。しかし、グーグルのマーケットシェアがあまりにも大きいため、全く同じ戦略でも不正だと言われてしまうのだ。 念のために言っておくが、グーグル自身は不正をしているとは考えていないと明言してきた。そして、特別な配慮は義務の一つである点を認識しており、実際に配慮していると感じているようだ。 グーグルに勝てるほど大きくなれるサービスは存在しないのか 当然ながらフェアサーチの考え方は異なる。14ページ目あたりから本格的な糾弾に入る。その冒頭を以下に掲載する: Ask.comが検索マーケットで生き残ることが出来ない事実は、検索への参入への障害が高い点を浮き彫りにしている。IAC/InterActiveCorp(IAC)は2005年に$18億5000万ドルでAsk.comを買収し、グーグルと同じマーケットで競合するアルゴリズム型の検索エンジンにするために大規模な投資を行った。しかし、Ask.comはグーグルに対抗するために必要な規模に発展することはなく、米国内の検索の4%を獲得したに過ぎない。 Ask.comのダグ・リーズ会長は、2009年11月に検索サービスを閉鎖した際に「マーケットシェアを守る点については素晴らしい成果を残したが、IACが買収した際に望んだような成長は実現することが出来なかった。」と述べていた。 ブレッコは納得しないだろう。昨年、グーグルに勝負を挑むため、ブレッコは立ち上げられた。まだこれと言ってマーケットシェアを獲得しているわけではないが、この分野に参入することは明らかに可能である。 フェアサーチに参加している企業の1つも同意しないだろう。それはマイクロソフトだ。マイクロソフト-ヤフー!の取引は、投資家に何度も何度もアピールしていたように、グーグルに対抗するスケールを入手することが目的であった。 グーグルが立ち上げられた時、マイクロソフトとヤフー!はグーグルを遥かに超えるスケールを持っていた点を忘れないでもらいたい。しかし、グーグルは成長することに成功した。スケールの議論は、グーグルが過去に取り上げたことがある障害と比べれば、それほど重要ではないのかもしれない。 バーティカルな検索エンジンはグーグル頼み? このホワイトペーパーは、グーグルがバーティカルな検索エンジンを支える、- もしくは抑圧する – または両方を行う上で演じる重要な役割にも触れている: グーグルの総合的な検索の独占に対抗する独立したバーティカルなサイトは存在しない。事実、バーティカルなサイトはトラフィックを大幅にグーグルに頼っている。大半のユーザーはバーティカルなサイトに直接アクセスするのではなく、グーグルの検索エンジンを介してサイトを訪問するのだ。 バーティカルな検索とその他の専門的な情報を提供するサイトは力を合わせれば、大量の検索を集めるポテンシャルを持っている – そのため広告収益をグーグルから持ち去る可能性がある。これらのサービスは、消費者が魅力を感じるような革新的なサービスや機能を提供する。そして、1つ、または複数の検索サイトは、やがてより重大なプラットフォームへと姿を変え、グーグルの総合的な検索の独占に対抗するだろう。 出るのは溜息ばかりである。私はイェルプ等の検索エンジンに心から同情する。同社のジェレミー・ストップルマンCEOは、とても好感の持てる人物であり、そして、グーグルの聴聞会で、グーグルがイェルプに及ぼす影響における懸念について、最も不当な扱いを受けていた。 しかし、ここでハッキリさせておこう。イェルプ等のバーティカルな検索エンジンは確かに優れているが、トラフィックをグーグルに依存しているだろうか?コメディーセントラルが、NBCが同チャンネルで自分達のザ・デイリーショーではなく、サタデーナイトライブのコメディー番組を宣伝していることに立腹しているようなものだ。 バカバカしいと思うだろうか?しかし、それだけではないのだ。コメディーセントラルが、NBCが既に数多くの無料のCMを同ネットワークで放映しており、NBCがチャンネルを変えてザ・デイリーショーを見るように薦めたため、多くの人々が実際にザ・デイリーショーを見ているにも関わらず、NBCの宣伝が不十分だとケチをつけているようなものである。 ストップルマン氏は、イェルプのトラフィックの75%がグーグルから寄せられていると証言した。75%だ!しかも無料である。グーグルがこれだけのトラフィックを送っているにも関わらず、イェルプのようなバーティカルな検索エンジンに被害を与えているなどとよくも言えたのものだ。グーグルに同じような方法で“損害を与えて欲しい”と願っているサイトは数多くある。 ところで、この聴聞会では、買い物の検索エンジン ネクスタグが、“最も成功を収めた無名な企業”だと自負していた。なぜなら、ネクスタグは“グーグルのプラットフォームを補う”ことに長けていたためだ。 常軌を逸していると思う人もいるだろう。ネクスタグは、ノーブランドであり、グーグルにトラフィックを送ってもらっているにも関わらず、グーグルから損害を受けたブランドだと主張しているのだ。意味不明である。 グーグルが完全にバーティカル化! そして、次の主張が展開される: グーグルはバーティカルな検索エンジンの脅威に気が付いていた。事実、マップクエスト、イェルプ、そして、アマゾンに対抗するため、グーグルはビジネスのアプローチ全体を変更した。2000年代の前半、グーグルはユーザーをクエリに答えている可能性が高いサイトに導く通常の検索エンジンであった。そのため、グーグルは検索に専念しており、隠された経済的な利益を基に結果を歪める動機は持っていなかった。2001年当時のグーグルを見てもらいたい: ちなみにフェアサーチは、このスクリーンショットに関して、グーグルが設立10年目を記念して実施したシミュレータで作成したものだと言っていたが、それは事実ではない。これはシミュレータに関するこのサイトの記事で使われていたものであり、私の個人のファイルから用いられていた。この記事にはグーグルが当時を振り返る仕組みに関するスクリーンショットが掲載されていたのだ。私達の名前はどこにも見当たらなかった。許可なしにコンテンツを利用しているとしてグーグルを攻撃するレポートににしては、お粗末である。 グーグルはバーティカル化を促進したわけではなかった 私は「ユニバーサル検索で墓穴を掘ったグーグル」のようなタイトルををつけようとしている長文の記事を書き終えようとしている。この記事の要点は、過去数年間で突然バーティカルな検索を立ち上げる取り組みは、検索エンジンは回避するべきであり、どういうわけかグーグルが立ち上げてしまった、もしくは立ち上げるのは、不自然な取り組みであるとして認識されている点である。 この認識は誤りだ。これはグーグルの専売特許ではない。バーティカルな検索は通常の検索エンジンからも提供されている。1998年のアルタビスタもその一つだ: 信じられない。上のイメージに注目してみよう。アルタビスタは人物検索、地図、株価、娯楽検索、仕事検索を提供している。規模もとてつもなく大きい。グーグルのような取るに足らない検索エンジンが、とりわけバーティカルの入口が全て封鎖されていた状態で、アルタビスタに対抗することが出来るわけがなかった。 以下に2002年頃のライコスの画像を掲載する。この画面ではライコスはニュースとショッピングの検索をタブを通じて薦めている: 以下のイメージは2002年のヤフー!であり、ページの上部でショッピング & オークションのページに向かうリンクを挿入している: グーグルが参入する以前から通常の検索エンジンがバーティカルな検索エンジンを用意する取り組みは一般的であった。グーグルは業界のリーダーと同じ取り組みを行っただけに過ぎない。リーダーの中にはマイクロソフトも含まれ、同社は1997年に検索エンジンの提供を始め、当時はグーグルよりもマーケットシェアが大きかった。 通常の検索エンジンの結果にバーティカルな検索結果を組み込む業界全体の進化、そして、消費者がこの進化を必要としている理由の詳細に関しては、過去の投稿を読み、参考にしてもらいたい: 検索 3.0: ブレンド & バーティカル検索革命 [...]
![](data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAAABYAAAAXCAMAAAA4Nk+sAAAABGdBTUEAAK/INwWK6QAAABl0RVh0U29mdHdhcmUAQWRvYmUgSW1hZ2VSZWFkeXHJZTwAAAAwUExURbTe/2u9/2O19+f3/0qU1sbn/2Ol3qXW/5zW/63W/3O9/4zO/9bv/4TG/////////34tGU8AAAAQdFJOU////////////////////wDgI10ZAAABo0lEQVR42mLghwIeMIDxAAKIASrIzcTLzcvLyA4VBgggBoggLw8fGLByQSQAAggkzMrEysfMzcbGxsvKx8cOFgcIIKAwDxMzHy8LEzc3Ny8bGw8fA0gcIICAwow8fGxMnJycDEDEy8LKx87Jzw8QQAz8DBxgUQ6gAawcnLwszHyM/PwAAcTAz8jHysbOwc7BwMzMwM7BwcTGx8rODxBADDy8fGy83BzcHOwMQFEgBVTOxA8QQAw8nHwsvBxAPicfH5Dk5mbj5OPlAQggBh5WZhagT7h5gcJgmo2bj5sHIIAgwiAAEgYBsDBAADHwMPBBhNlhwpxAYYAAYuABuo8NxOWGCoNcyAMQQAz8XEAHcgEBBx8fiGJj4+Ph5QcIIAZ+dlagciAfpBooysLDx83KDxBAQM9z8TGzsTExgiEb0PNAxfwAAQQU5uTl4+NmAcoAw5CNmY+ZCRgZAAEECliQOA8oYIGO4OPhAgkBBBA4Gji5WPmggJ2JFSQCEEDQSGPn4mZlZWXgZeSE8AECiAEWqZzcQMdwwngAAQQX5keOeH6AAAMAlF8VLPn5lcgAAAAASUVORK5CYII=)