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ファーマーアップデート or パンダアップデート」 からご覧ください。
日本時間の2月25日、現地時間2月24日に、
Googleがブログ上で発表したアルゴリズムのアップデートについてですが、
その後、
Search Engine LandのDanny Sullivan氏は、コンテンツファームへの対応であるとして「ファーマーアップデート」と名付けました。
その後、GoogleのAmit Singhal氏とMatt Cutts氏がGoogle内でのプロジェクトネームが「ビッグ・パンダ」と言われていたことを明かしたことから、「パンダアップデート」とも呼ばれております。
(この記事では以降、「パンダアップデート」に統一します。)
このアップデートに関するGoogleのリリースは過去のエントリーをご覧ください。
低品質コンテンツへの対応強化へ~Googleがアルゴリズム変更を公式発表このアルゴリズムにおいてGoogleがリリースでも書いているように、現時点での日本の導入はありません。
Googleは現在“評価中”としており、日本への導入時期は未定です。
今回はこのパンダアップデートが起こったアメリカでどのような現象が起きているのかについて簡単にまとめたいと思います。
USでは、パンダアップデートによって複数のサイトのランクダウンが確認されました。
サイト全体でランクダウンしたもの、コンテンツ単位でランクダウンしたものと様々なケースが報告されています。
代表的なサイトで言うと、
associatedcontentautomotive.comなどがありました。
USでランクダウンの影響をうけているサイトの特徴を簡単に記すと
○第三者の統合型サイトサイト運営者以外が投稿したコンテンツがメインのサイト。
日本にはさほど多く無いと思いますが、クラウドソーシング型で主にフリーランスのライターが自分の得意な分野の記事を投稿するものが多いようです。
そもそも、このアップデート自体がこの形式を取る、Demand MediaのeHowなどを対象にしているのではないか?と見られていましたがeHowはランクダウンの傾向が見られず、むしろアップしている傾向のようです。
また、ライター投稿型だけでなくユーザーが自由に投稿できるコミュニティ型コンテンツが中心のサイトや、サードパーティーのwiki、動画投稿、FAQ形式のコンテンツが中心のサイトでもランクダウンが目立っています。
「サイト管理者」が責任持ってそのコンテンツの内容を管理しているかどうかがひとつの基準になっていそうです。
associatedcontentや、
wise GEEK、
Merchant Circleなどがその例だと思われます。
○スクレイピング・リライト型サイト他のサイトのコンテンツをコピーしているもの、単に単語順を入替たりしているだけのリライトサイトに関しても今回はランクダウンが多いようです。
一部、投稿型のコンテンツが複数サイトに投稿されているようなケースも見られましたが、オリジナルのコンテンツ以外は評価されないという方向になっていると言えます。
FAQ Archivesなどはその一例でしょう。
○DB系サイト表現があまり良くないかもしれませんが、ECサイトなどで多いDB情報を引っ張るのみのサイトでも、ランクダウンが目立っているように感じます。
DB内の情報そのものはオリジナルであって、その情報を検索した検索結果一覧画面と商品画面のみの構成など、DB入力以外に人の手がほとんど介在していない、特にコンテンツを作るにあたって文章や独自の視点が入っていないサイトに関してはランクダウンが発生しているケースがあると思われます。
一見するとオリジナルな特集コンテンツか?と思われるものも、結局検索の絞り込み条件を変えた一覧ページが出るだけのものというのが多いように感じます。
automotive.comなどはその例かと思っています。
その他も細かくみていくと傾向がありそうですが、大きな流れとしては上記のようなものがありそうです。
「コンテンツファーム」と呼ばれるものに該当するものがほとんであることから、Googleが今回ターゲットとしていたものが、狙い通りにランクダウンさせられているとみられます。
ただし、一部にこのような条件に該当していてもランクダウンしないものがあり、特にオーソリティあるサイトについてはランクダウンしていないものが多いようです。
コンテンツファームであれば必ずしもランクダウンするということではなく、
複合的な要素によってランクダウンが発生すると見て間違いないと思われます。
さて、今回のこのアルゴリズムですが、どうやらベースにはユーザーテストがあるようです。
半分想像になりますが、ユーザーに様々なウェブサイトを見せて、
・このサイトにクレジットカード情報を入力できるか?
・このサイトで紹介されている薬を使えるか?
など、そのサイトの信頼度を測定した模様です。
信頼されるサイトと信頼されないサイトの特徴を数値化、数式化してアルゴリズムが作られたとみられます。
信頼されるサイトについて、リンクなりコンテンツボリュームなり、ひょっとしたらデザインなり様々な項目やそれら項目の相関について最適値が設定されているものと思われます。
これを考慮するとパンダアップデートへの対応へは、益々
ユーザー視点というのが重要になると考えて間違いはないと思います。
【木村 賢】
@kimuyan