ECにおける数値管理・目標管理の上手な行い方【後編】

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ECサイトの運営ではKPI(重要経営指標)の管理が重要です。ごく当たり前の事実ではありますが、日常的な業務の中で、具体的に数値管理・目標管理をどうおこなえばよいのかということになると、意外と明確にわからないというEC運営者も多いのではないでしょうか。そこでこの記事の前編では「実行数値管理表」というExcelファイルを作成・運用するというノウハウをご紹介しました。

実行数値管理表には全8項目の列があり、1日に1回、15分程度かけて入力するだけで運用できる簡単なものですが、毎日入力すれば必ず売上アップへのヒントが見つかる優れもの。前編ではExcelファイルの作り方を紹介しましたので、後編ではこれをどう運用すればよいのかお話しします。

(1)毎朝5つの数字項目を入力する

5つの数字項目とは、売上、アクセス人数、受注件数(注文件数)、転換率(コンバージョン)、客単価のこと。前編でもお伝えしたとおり、これらの数値はECサイトの管理システムやGoogleアナリティクスを使えば簡単に抽出することができます。また、コンバージョンと客単価については簡単な計算で割り出すことができるので、前編でご説明したようにExcel関数を使って自動計算するのもよいでしょう。

(2)前日おこなった施策を書き出す

Excelファイルの7列目に設けた「施策/改善」という項目に、前日おこなった具体的な施策やサイト改善、顧客に対しておこなったアプローチなどについて自由に書き残します。この項目については一人の担当者がおこなったことだけを書くのではなく、EC運営に携わるメンバーそれぞれの持っている情報をすべて書き出すのがベスト。たとえば物流やカスタマーサポートといったバックヤード担当者の声も可能な限り残します。「顧客からこういう質問があり、このように回答した」といった情報も、今後のEC運営につながる貴重なノウハウとなります。

(3)チームで10分間、前日の数値について話し合う

(1)と(2)の作業はメンバーが個別に行いますが、この作業はEC運営に携わっているチーム全員で行います。前日の数値とはもちろん(1)で抽出した5つの数字のこと。これらの数値がどのような理由・要因で生まれたのかについて議論を行います。特に、普段の数字と比べて極端に変動があった場合、その原因をつきとめることの意味は大きいといえます。逆に、数字が大きく動いていない日でも、数字の内訳を細かく見ていくことで新しいことが見えてくる場合もあります。多角的な視点で、数字が生まれた要因を推理していくことが大切です。

残りの項目はこちらをご覧ください↓こちらも参考にして、ぜひ実践してみてください。

https://www.marketingbank.jp/special/cat07/319.php

※制作協力: ECマーケティング人財育成

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