「私はGoogleアナリティクスを使えます」と胸を張って言えるように。アナリティクスレッスンビデオ完全翻訳【③基本】

Googleアナリティクスレッスンビデオを完全翻訳【③基本】
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今回は前回の【②レポートの見方】の続き、【③基本】の訳になります。
レッスンビデオのメインとなる項目。さっそくいきましょう。

アカウント管理

1,表紙

2,アカウント管理画面について

3,アカウント管理画面にアクセスする
アカウント、プロパティ、プロファイル、およびユーザーを管理するには、アカウント管理アイコン(画面右上にあります)をクリックします。
クリックすると、アクセス権を保持しているアカウントの一覧リスト画面に切り替わります。

4,新しいアカウントを作成
「+新しいアカウント」ボタンをクリックすれば、現在使用しているログイン下で新しいアナリティクスアカウントを作成することができます。
ときに新しいアカウントを作成する必要がありますか?異なる組織に属するウェブサイトのアクセス解析を管理する場合、各組織ごとに新しいアカウントを作成するのが一般的です。ここでは、そのベストプラクティスについて説明します。
1Googleユーザーネームにつき、25アナリティクスアカウントを作成することができます。しかし、あなたのアカウントはそれに含まれません。
アカウント管理を始めるには、そのアカウント名をクリックしてください。

5,管理者とユーザーの違い

6,「ユーザー」タブ
他のユーザーにアナリティクスアカウントのアクセス権を付与するには、まずアカウント管理画面内のアカウント名をクリックします。すると似た画面に遷移します。そこで表示される「ユーザー」タブをクリックします。
現在アカウントへのアクセス権を持つ全てのユーザーが一覧表示されます。
表には、各ユーザの設定リンクがあります。ユーザー名やメールアドレス、管理者またはユーザーどちらかへと役割を変更するにはこのリンクをクリックします。

7,管理者とユーザー
2つの役割が表示されます。管理者は全てのレポートへのアクセス権を持ち、設定の変更も可能です。
つまり管理者はプロファイル、フィルタ、目標を作成することができ、ユーザーを追加することもできます。
ユーザーはレポート閲覧のみ可能で、設定を変更することはできません。またユーザーは特定のプロファイルのみ閲覧と制限することができます。

8,新しいユーザーを追加する
ユーザーを追加するには「+新しいユーザー」ボタンをクリックします。

9,新しいユーザーを追加する
クリックすると、このような画面が表示されます。フォームにユーザー情報を入力します。
新しいユーザーを追加するために、彼らがGoogleアカウントを持っている必要があります。
Googleアカウントを持っていない場合は、googleアカウントを作成するよう依頼して下さい。

10,新しいユーザーを追加する
新規ユーザーの役割を選択します。
特定のレポートの閲覧アクセス権のみ付与することもできますし、管理者にすることもできます。管理者は全てのレポートを閲覧でき、アカウントの設定を変更できることに注意してください。

11,ユーザーにアクセス権を付与する
役割を「ユーザー」と選択した場合、アカウントに関連付けられているプロファイルのリストが下に表示されます。
このユーザーにアクセス権を与えたいプロファイルを選択し、 “追加”ボタンをクリックして設定を変更します。

12,アクセス権を修正する
既存のユーザーのアクセス権を変更するには、「ユーザー」タブ内で変更したいユーザーを選択し「設定」をクリックします。

13,アクセス権を修正する
ユーザーの役割を変更したり、アクセスできるプロファイルを変更することができます。
レポートのアクセス権を削除したいプロファイルを選択し、「削除」ボタンをクリックします。

14,アクセス権とアカウントを管理する
管理者がアカウント内全てのプロファイルの管理アクセス権を持つことを忘れないでください。
異なる組織に属するいくつかのウェブサイトのアクセス解析を管理する場合、最もよい方法は、組織ごとに個別のアナリティクスアカウントを作成することです。
でなければ、単一のアカウントで異なる組織の全ウェブサイトをグループ化した時、管理者は全ウェブサイトの全レポートへのアクセス権を持つことになります。
さらには管理者は他の組織のレポートを閲覧することができ、また、他組織のプロファイルの設定を変更することができます。
これは管理者が誤って他組織の設定とデータを編集(あるいは削除)してしまう可能性があることを示唆します。

15,ログインメールアドレスを変更する
ログインメールアドレスを変更したい場合、新しいGoogleアカウントを作成します。アナリティクスアカウントに管理者として新しいログイン情報を追加します。

16,プロファイルを作成するケース

17,プロファイル
プロファイルとは、プロパティの参照データを定義する一連の規則です。例えば、プロパティexample.com内に3つのプロファイルがあるとします。
プロファイル①には、example.comへのトラフィックの全データを表示。
プロファイル②には、特定のサブディレクトリへのトラフィックデータのみ表示するためフィルターを使用。
プロファイル③には、データの別のサブセットのみを表示するために異なる設定のフィルターを使用。
特定のプロパティに属しているプロファイルのリストを表示するには、アカウント管理画面からそのプロパティに移動します。
プロパティの画面を表示してから「プロファイル」タブをクリックします。 クリックすると、全てのプロファイルリストが表示されるセレクタメニューが開きます。
プロファイルは非常にフレキシブルです。基本的には、レポートに含まれることを定義したルールを設定したものとなります。

18,プロファイル
これは、アカウント内1つのプロパティと、2つのプロファイルとの関係を示す概略図です。
両方のプロファイルには、プロパティのトラフィックデータが含まれています。
1つのプロファイルは、全トラフィックデータが含まれているとします。
もう1つのプロファイルには、AdWordsからのトラフィックのみを含むようフィルタリング設定されているとします。
特定のユーザーのみがフィルタリング設定されたプロファイルにアクセスできるようにする場合、そのユーザーのみがAdWordsからのトラフィックを確認することができるということになります。

19,プロファイルタブ
ここでは “example.comテスト1″のプロファイルタブが表示されています。
あなたがアカウントの管理者である場合は、プロファイルに関連付けられているアセット、目標、ユーザー、フィルタ、およびプロファイル設定のサブタブが表示されます。
また、新しいプロファイルを作成するための”+新しいプロファイル”ボタンも表示されます。
あなたが管理者でない場合「アセット」のみ表示されます。
これは、管理者でないと新しいプロファイルを加えたり、目標やユーザー、フィルタや設定を編集したりできないためです。
ただし、アセット(アドバンスセグメント、アノテーション、およびカスタムアラートが含まれる)を追加または編集するには管理者である必要はありません。

20,目標、ユーザー、フィルタについて
「目標」サブタブでプロファイルの目標を設定します。
「ユーザー」サブタブでプロファイルへのアクセス権を持つユーザーを設定します。
そして「フィルタ」サブタブでプロファイルにどんなデータを含ませるかを設定します。

21,プロファイル設定
「プロファイル設定」サブタブで、eコマースやサイト内検索の設定、タイムゾーンやその他の設定をすることができます。

22,プロファイルの削除方法
プロファイルを削除するには、「プロファイル設定」サブタブ内の「このプロファイルを削除する」をクリックします。これを行うには、あなたが管理者である必要があります。
一度プロファイルを削除すると今までのデータを復元することはできませんので、プロファイルを削除する際は充分に注意して下さい。

23,Thank You!

キャンペーンのトラッキングとAdWordsとの統合

1,表紙

2,全てのマーケティングキャンペーンを分析する
Googleアナリティクスは、全てのマーケティングキャンペーン(検索連動型キャンペーン、バナー広告、メールやその他のプログラム)を追跡し、分析することができます。

3,キャンペーンをトラッキングするには
広告キャンペーンをトラッキングするには2通りの方法があります。
まずAdWordsキャンペーンでは、キーワードの自動タグを有効にします。するとGoogleアナリティクスがあなたのレポートをAdWordsのキャンペーン情報に自動で追加できるようになります。
自動タグを有効化するにはAdWordsとGoogleアナリティクスアカウントをリンクさせる必要がありますが、これについては次のスライドで詳しく見ていきましょう。2つ目の方法は、手動でリンクをタグ付けしていく方法です。例として、Eメールの本文内にあるキャンペーン関連情報のリンクをタグ付け等があります。また、自動タグ機能をオフにしたい場合はAdWordsの手動タグを選択すると良いでしょう。
URLの最後につけ加えられるタグは、キャンペーンごとに変化します。

4,AdWordsとの統合:AdWordsをGoogleアナリティクスにリンクさせる

5,AdWordsをGoogleアナリティクスにリンクさせる
GoogleアナリティクスをあなたのAdWordsアカウントにリンクさせることで、キャンペーンに関するパフォーマンスと投資収益率を測定する高度なレポートができるようになります。アカウントへリンクするには、AdWords内ReportingタブにあるGoogleアナリティクスを選択します。あなたが使用中のAdWordsログインをアカウントにリンクさせるには、アナリティクスの管理者権限が必要になります。アカウントを持っていない場合は作成することができます。

6,AdWordsをGoogleアナリティクスにリンクさせる
あなたのアカウントをリンクさせると、「リンク先URLの自動タグ設定」が有効化できるようになります。このオプションにより、オーガニック検索のリスティングやリファラーから有料広告を区別することができ、トラフィックレポートのAdWordsのセクションで詳細なキャンペーン情報を確認することができます。
費用データ(クリック数とキーワード支出情報)はアカウントにリンクした時点で追加されます。プロファイルに費用データが不要な場合は、リンクプロセス完了後、プロファイルの設定を編集し費用データを外すことができます。

7,自動タグ

8,なぜ自動タグをするのか?
リンクを自動タグさせることは、GoogleアナリティクスがGoogle有料検索(スライドの緑枠内)とオーガニック検索(赤枠内)から来るトラフィックを差別化するため重要になります。自動タグが有効になっていない場合、Googleアナリティクスのレポート上では、リスティング広告とオーガニック検索でのクリック数がGoogle / organicという同ソースから来ることになります。
Googleアナリティクスのデフォルト設定では、両方ともGoogleオーガニック検索結果としてみなします。
自動タグ設定を有効にすれば、どの情報がどのリファラーまたは有料キャンペーンから来て、どの情報がオーガニック検索結果から来たかを確認することができます。

9,自動タグの仕組み
自動タグをするためには、自動リンク先URLの末尾にユニークIDまたはgclidを加えます。これによりGoogleアナリティクスレポート内で、クリック詳細情報を表示することが可能となります。
ここで注意しておきたいのが、サードパーティーリダイレクトとエンコードURLが、自動タグが正常に動作することを妨げる可能性があるということです。URLの最後に固有のパラメータを追加することによって、これらを事前にテストすることができます。例えば、URLの最後に?test=test.を追加します。
そして、パラメータがリンク先ページにきちんと移るかどうか、リンクが壊れていないかを確認します。最初のクエリパラメータが常に?マークから始まることを留意してください。そして後に続く値は&マークで分離されます。

10,gclidをリンク先URLに追加する
以下がgclidをURLの末尾に追加するときの例になります。

11,自動タグを有効にする方法
自動タグを有効にするには「アカウント」内にある「設定」を選択します。トラッキング設定が「はい」になっていることを確認してください。
「いいえ」になっている場合は「編集」をクリックし「リンク先URL」のボックスにチェックを入れ、「変更を保存」をクリックします。
初めてあなたのAdWordsアカウントをGoogleアナリティクスにリンクさせるときは、自動的に「リンク先の自動タグ」と「費用データのインポート」が設定されています。
自動タグ設定を変えたい場合は後からAdWordsアカウント設定で変更することができます。

12,AdWordsからアナリティクスへ費用データをインポートする

13,AdWordsから費用データをインポートする
AdWords費用データは「費用データ」チェックボックスにチェックが入っている全てのプロファイルにインポートされます。AdWordsアカウントとGoogleアナリティクスアカウントが同じ通貨で設定されており、投資収益率がきちんと計算されているかを確認しましょう。
AdWordsアカウントをGoogleアナリティクスアカウントにリンクさせる際は、費用データが全てのプロファイルに反映されることを覚えておいてください。
特定のプロファイルに費用データを載せたくない場合はプロファイル設定から編集できます。「プロファイル設定情報」の中に「費用データを追加」のチェックボックスがあるので、チェックを外してください。
最後に、GoogleアナリティクスはAdWordsからのみ費用データをインポートでき、その他の広告ネットワークからはできません(※2011年現在)。

14,Adwordsとアナリティクスのデータ間で生じる可能性のある相違について

15,データの矛盾:予測される動作
GoogleアナリティクスとAdWords レポートのデータとの間に相違がみられることがあります。これには複数の条件が考えられます。
まず AdWords では「クリック数」が集計されますが、アナリティクスでは「訪問数」が集計されます。次に、AdWordsをクリックしたユーザーのJavaScriptやcookie、画像表示のブラウザ設定がオフになっている可能性があります。
結果として、AdWordsがクリック数をレポートしているのに、アナリティクスではそれらの訪問をカウントしないということが起こります。
ランディング ページのトラッキングコードが実行されない場合もアナリティクスとAdWordsの間に相違が出ます。
この場合、AdWordsはクリック数をレポートしますが、アナリティクスでは訪問数を集計しません。
無効とするクリックも相違を生み出す原因になります。AdWordsでは無効とする特定のクリックがレポートから自動的に除外されますが、アナリティクスではこれらのクリックもすべてウェブサイトへの訪問としてレポートに記録されます。
また、AdWordsのデータがアナリティクスに同期されるのは1日1度のため、すべての結果が同期されるとは限りません。

16, データの矛盾:一般的な問題
ランディングページにトラッキングコードが設定されているか確認します。設定されていない場合はキャンペーン情報がアナリティクスにパスされず、クリック数のみAdWordsにカウントされます。
自動タグ設定がオンになっているかを確認します。自動タグ設定がオフになっていると、訪問はgoogle / cpcではなくgoogle / organicとして記録されますので、自動タグ設定をオンにすることを推奨します。もしタグ設定を手動にする場合は、全てのURLがタグ付けされていることを確認しましょう。
あなたのウェブサイトがリダイレクトを使用している場合、キャンペーンデータが失われる場合があります。結果として、アナリティクスがAdWordsからの訪問数を表示しないにもかかわらず、AdWordsはクリック数を報告し続けることになります。

17,キャンペーンURLの手動タグ設定

18, オンラインマーケティングをトラッキングする
アナリティクスでは、ウェブサイトにトラフィックを送信するすべての検索クエリと参照元を自動的にトラックします。
例外として有料広告キャンペーンを実施している場合、広告のリンク先URLにタグを追加する必要があります。
タグを追加するとキャンペーン情報をアナリティクスのレポートに表示できるようになります。

19, AdWordsの場合は?
AdWords広告を手動でタグ設定することも可能ですが、自動タグ設定を使用することを強く推奨します。
手動で広告にタグ設定をすると、AdWordsレポートに表示されるのは「キャンペーン」と「キーワード」によって参照された情報のみになってしまうためです。
一方で自動タグ設定を有効にすると、より詳しい情報を利用できます。広告グループ、一致した検索クエリ、プレースメントドメイン、その他多くの属性を表示できるようになります。

20, URLのタグ設定について
タグ設定を行う際、5つの変数を使用できます。タグ設定するにはURLの末尾に?マーク、そしてタグを追加します。スライドを参照してください。
変数とその値は等号(=)でつなげてペアで指定します。変数と値のペアはそれぞれアンパサンド(&)で区切ります。
それでは、それぞれの変数を見てみましょう。
トラフィックを送信する特定のウェブサイトもしくは刊行物を識別する時は、utm_sourceを使用します。
広告メディアやマーケティングメディア(CPCやメールニュースレターなど)を特定したい時は、utm_mediumを使用します。
キャンペーンの名前(商品のキャンペーン名やスローガンなど)を特定したい場合はutm_campaignを使用します。
リンクをタグ設定する場合は、常に上記3つの変数を使用することをおすすめします。順番は不同で構いません。
有料CPCキャンペーンをタグ設定する場合は、キーワードを指定するためにutm_termを使います。
リンクのバージョンを識別することもできます。例えば、eメールの本文内に行動を促すフレーズのリンクが 2 つある場合は utm_contentを使用して別々の値を設定し、どちらが効果的か判断することができます。

21,例1:タグの有無
では説明をするために、yoursite.comに置かれたmysite.comへの2つのバージョンのリンクを見てましょう。
スライドにある一つ目のリンクにはタグがありません。このリンクからのトラフィックはyoursite.com / referralとレポートに表示されますが、キャンペーンの情報はありません。
2つ目のリンクにはタグがあります。このリンクからのトラフィックは参照元を”yoursite”、メディアを”referral”の代わりに”banner”と表示します。
また、キャンペーンレポート”summer promo”内で反映されたトラフィックを見ることができます。

22, 例2:有料キーワード(CPC)
AdWords広告からのリンク先URLを見てみましょう。
最初の例ではタグは設定されておらず、自動タグ設定も無効になっています。この場合、AdWordsレポート内でトラフィックは確認できません。
2番目の例では手動でAdWordsのリンクにタグを設定する方法を表しています。トラフィックはAdWordsレポートに表示されますが、情報はキャンペーンとキーワードのみに限定されます。
このトラフィックをAdWordsのレポートで確認するため、参照元を”Google”とし、メディアを”cpc”として指定する必要があります。他の検索エンジンからの有料検索キャンペーンをタグ設定する時にも、メディアを”cpc”として指定するべきでしょう。
3番目の例では、自動タグ設定されたURLが、末尾にgclid変数を付加しただけのように見えるかもしれません。
このトラフィックはAdWordsのレポートに表示され、AdWordsの情報を全て見ることができます。

23, キャンペーン情報はどこに反映される?
どの変数もディメンションとして選択することができます。
例えば、カリフォルニアからトラフィックを受けた全ての参照元を確認するには、”地域”レポートでカリフォルニアにドリルダウンし、”参照元”をディメンションとして選択します。

24, URL生成ツール
GoogleアナリティクスヘルプセンターにあるURL生成ツールを使用して、URLを構築することができます。
リンク先URLと各値をボックスに入力をします。キャンペーンのソース、メディア、キャンペーン名は入力必須項目です。
URL生成ツールはスライド上に表示されているリンクを介してか、アナリティクスヘルプセンター で「URL生成ツール」と入力して検索すれば見つかります。
URL生成ツールで構築できるURLは1度に1つです。すべてのキャンペーンのURL構築に使用することはおそらく不可能でしょう。

25, URLの作成
タグ設定をするURLが大量にある場合はスプレッドシートを使用して処理を自動化することができます。
URL生成ツール内でサンプルURLを作成し、シンプルなスプレッドシートを作成します。
スプレッドシートを使用することで、大量のURL作成をスピードアップできます。

26, リンクをタグ設定するためのベストプラクティス
広告キャンペーンをタグ設定するときはこれから説明するベストプラクティスを使用しましょう。
①AdWordsを使用する場合は、自動タグ設定を有効にしてください。そうでないとAdWordsキャンペーンの最適化に役立つ重要な情報を見逃してしまいます。
②URL生成ツールを使用し、各キャンペーンごとのテンプレートURLを作成します。
そしてそのテンプレートからコピー&ペーストすることで残りのキャンペーンURLを作成できます。
すべてのキャンペーン値に対して一貫性のある名前と綴りを使用し、アナリティクスのレポートの中で一貫して記録されるようにします。
また、必要なキャンペーンパラメータのみを使用します。キャンペーンのソース、メディア、キャンペーン名は常に使用する必要がありますが、キーワードとコンテンツは任意で使用します。

27,Thank You!

Adwords関連の解析

この項目は、字幕がないため割愛させていただきます。

Googleアナリティクスの目標

1.表紙

2.目標について
ウェブサイトの目標を定義し、目標のコンバージョンをトラッキングすることは、サイトと事業目標が一致しているかを評価するための最善の方法の1つです。1つのウェブサイトにつき最低1つの目標を定義するようにしましょう。
目標とは何を指すのでしょうか?Googleアナリティクスでの目標とは、ビジネスの成功のために重要なアクティビティやインタラクションを指します。
目標の例をいくつか挙げると、ユーザーの滞在時間、アカウントのサインアップ数、セールスコールの要求等があります。

3.4種類の目標
Googleアナリティクスには4種類の目標を設定できます。
URLへのアクセス: URLへのアクセスを目標に設定する場合は、ユーザーが特定の操作を完了すると表示されるページを指定します。たとえば、アカウントの申し込みの場合は「お申し込みいただきありがとうございました」と表示されるページ、商品の購入の場合は領収ページがこれに該当します。コンバージョンは、指定したページがユーザーに表示された場合にカウントされます。
訪問の滞在時間:訪問の滞在時間を目標に設定する場合は、滞在時間のしきい値を指定します。コンバージョンは、ユーザーのサイトでの滞在時間が指定したしきい値を上回った場合または下回った場合にカウントされます。
訪問別ページビュー:訪問別ページビューを目標に設定する場合は、閲覧ページ数のしきい値を指定します。コンバージョンは、ユーザーの閲覧したページ数が指定したしきい値を上回った場合または下回った場合にカウントされます。
イベント: イベントを目標に設定する場合は、イベントとして定義した操作をユーザーが行ったときにコンバージョンがカウントされます。

4.レポートの目標
レポートで、各目標のコンバージョンの合計数とコンバージョン値を確認できます。

5.目標到達プロセス(ファネル)について
定義したURLへのアクセスの目標に、目標到達プロセスも定義することができます。目標到達プロセスは、ユーザーがコンバージョンを完了するまでの過程で訪れるであろうページまたは手順になります。
目標到達プロセスの良い例になるのがショッピングカート(買い物カゴ)のプロセスです。ユーザーがクレジットカード情報を入力するページは、目標到達プロセスの手順の一例になります。
目標ページは「ありがとうございました」や 「ご確認」ページなどでユーザーに操作の完了を知らせます。そして目標到達プロセスの手順は、ユーザーが目標ページに向かう途中で遭遇するページです。

6.なぜ目標到達プロセス(ファネル)を定義するのか?
目標到達プロセスを定義することで、ユーザーがコンバージョンのプロセスを入力、終了する場所を把握できるようになります。
例えば「配送先情報入力ページ」より先に進むユーザーがいない場合、ページをもっとシンプルに再デザインする必要があることに気づくでしょう。
プロセスのどの手順がユーザーの減少に繋がるかを知ることで、障害を解消し、より効率的なコンバージョンを作成することができるようになります。

7.目標を設定する
アナリティクスの管理画面で、目標を設定したいアカウントとプロパティをクリックします。

8.目標を追加したいプロファイルを選択します。
「目標」タブをクリックし、目標を追加する目標セットの 「+ 目標」をクリックします。
目標は5ゴールずつ4セットまで設定できます。

9.URLへのアクセスの目標を定義する
URLへのアクセスの目標を定義するには、目標タイプとして”URLへのアクセス”を選択します。次に、目標ページのURLを入力します。 URLをすべて入力する必要はなく、リクエストURI(ドメイン名またはホスト名の後にくる部分)を入力します。
URLがwww.googlestore.com/confirmation.phpだと、/confirmation.php.を入力するだけとなります。
入力したURLが、ユーザーがコンバージョンを完了したときに表示されるページと一致しているか確認してください。サンキューページなどを目標にするといいでしょう。
また、”目標名”を設定することもできます。ここでは「注文の完了」と入力しました。この名前がコンバージョンレポートに表示されます。
目標到達プロセスの定義は任意項目です。目標到達プロセスの手順を定義するには目標のURLに到達するまでのページのURLを追加します。目標の定義と同じく、この手順にはリクエストURIだけを入力し、URL全体を入力する必要はありません。
目標到達プロセスのそれぞれの手順に名前をつけます。ここではステップ1に「ギフトカードの選択」と入力しました。入力された名前はレポートに表示されます。
次は、マッチタイプについて説明していきます。

10.URLへのアクセスのマッチタイプ
マッチタイプは、Googleアナリティクスが目標や目標到達プロセスの手順をどう識別するかを定義するものです。マッチタイプには3つの種類があります。
デフォルトでは「前方一致」が設定されています。これは訪問したページのURLが”URLへのアクセス”に入力したものと一致しなければならないことを示しますが、そのURLの末尾に任意の追加データがある場合、目標はカウントされ続けます。例えば、いくつかのウェブサイトでは製品ID、ユーザーIDなどのパラメータをURLの末尾に付加しますが、前方一致タイプではこれらを無視します。
例がスライドで説明されています。サブディレクトリ内のすべてのページを目標としてカウントしたい場合は、サブディレクトリを目標として入力し、「前方一致」を選択します。
「完全一致」は、文字列のすべての文字が”URLへのアクセス”に入力したものと一致することを意味します。サブディレクトリすべてのページと一致できる「前方一致」とは異なり、「完全一致」は1つのページとの一致にしか使用できません。また「完全一致」は末尾のクエリパラメータがあるセカンドページビュー“/offer1/signup.html?query=hats”とも一致できません。
「正規表現一致」は最も柔軟なマッチタイプといえます。例えば、サインアップページを目標としてカウントし、サインアップページをさまざまなサブディレクトリにて発生させたい場合、どのサブディレクトリのサインアップページにも一致する正規表現を作成できます。正規表現については後のモジュールで詳しく説明します。
「正規表現一致」を使用すると、”URLへのアクセス”に入力する値と目標到達プロセスのそれぞれの手順が「正規表現」として読み取られます。
どのマッチタイプを選択しても、GoogleアナリティクスはリクエストURIのみと一致し、ドメイン名は無視されます。

11.「大文字・小文字の区別」について
目標として入力するURLと目標到達プロセスの大文字・小文字をリンク先URLのものと一致させたい場合はこのチェックボックスをオンにします。

12.しきい値の目標を定義する
サイトの目標に訪問の滞在時間を定義するには、目標タイプ”訪問の滞在時間”を選択します。次に、「越える」か「未満」を選択し、15分間など時間を入力します。目標値については後ほど詳しく説明します。
訪問別ページビューの目標を定義するには、”訪問別ページビュー”を目標タイプとして選択します。次に、「越える」「等しい」または「未満」を選択しページ数を入力します。
URLの目標は特定の操作が完了した頻度を測定するために最適であるのに対し、しきい値の目標は、ウェブサイトのエンゲージメントを測定するために有効です。ユーザーにできるだけ多くのコンテンツを見てもらいたい場合は「1回の訪問あたりの目標ページ数」を設定するといいでしょう。
また、カスタマーサポートサイトをお持ちで、ユーザーにできるだけ短い時間で必要な情報を取得してもらうことが目的の場合、滞在時間の定義を「未満」に設定するといいかもしれません。

13.目標値について
「目標値」フィールドでは、目標の金銭的価値を指定することができます。eコマース以外の目標のために行ってください。
目標値を設定することにより、Googleアナリティクスが平均訪問値やROIのような指標を計算することが可能になります。これらの指標は、eコマース以外のサイトの金銭的価値を割り出すのに役立ちます。
それぞれの目標コンバージョンがあなたのビジネスにとってどのくらいの価値があるかを考えましょう。例えばあなたの営業チームがウェブサイトを介してコンタクトしたユーザーの10%との契約を成立させ、その平均的な取引額が500ドルである場合、「お問い合わせはこちらに」の目標に50ドルまたは500ドルの10%を割り当てます。
収益結果の高騰を避けるため、eコマース以外の目標値を設定する必要があります。

14.コンバージョンとトランザクションの違い
コンバージョンとトランザクションは、大きな違いがあります。
コンバージョンは訪問の際に1度だけ起こるのに対し、トランザクションは一度の訪問で複数回起こります。
PDFダウンロードを目標の一つとして設定し、どのPDFダウンロードも有効なコンバージョンになると定義するとします。そして、その目標には5ドルの価値があるとしましょう。
ユーザーが1度の訪問で5つのPDFファイルをダウンロードすると、コンバージョン数は1(5ドルの収益)となります。ここで、1ダウンロードを5ドルのトランザクションとしてトラックすることで、トランザクション数は5つとしてカウントされ、25ドルの収益を得たと計算されます。
トラッキングの設定方法と、PDFダウンロードトッラッキングについては後のモジュールで説明します。

15.フィルタと目標のトラッキング
リクエストURIを操作するフィルタを使用している場合、目標URLが変更されたリクエストURIフィールドを反映していると定義されていることを確認してください。例えば、スライドにあるように、目標URLとして/ thankyou.htmlを定義するプロファイルを持っているとします。しかし、リクエストURIに付加するホスト名のフィルタを含む別のプロファイルもあります。結果、このプロファイルのために目標の定義を変更する必要があります。

16.目標到達プロセスレポート
目標到達プロセスを目標として定義する場合、Googleアナリティクスは「目標到達プロセスレポート」を追加します。スライドをご覧ください。
左方では、ユーザーがどこからあなたの目標到達プロセスに入ったかを閲覧できます。右方ではユーザーがどこでプロセスを放棄してどのページへ行ったかを知ることができます。
中央では、どのぐらいのユーザーが目標到達プロセス内で次のステップに進むかの経過を示しています。
この例では9283人が目標到達プロセスの入口に到達し、187人が目標達成プロセスを経由し注文を完了したことがわかります。
このレポートは、ユーザーがどのページでコンバージョン到達プロセスを止めてているかを識別するために非常に便利です。

17.目標への遷移レポート
“目標への遷移レポート”は「目標」セクション内のレポートになります。目標到達プロセスを定義していない場合でもこのデータを閲覧できます。ユーザーが目標ページに到達するまでにかかったナビゲーションパスが一覧表示され、各パスに起因するコンバージョン数を示します。
この例では、97のコンバージョンが、表示されている最初のナビゲーションパスに起因していることがわかります。
このレポートは、以前では考えられなかった目標到達プロセスを識別する素晴らしい方法であり、効果的なサイトをデザインするためのアイディアにもなります。

18.Thank You!

続きの【Google アナリティクスのフィルタ】【正規表現と Google アナリティクス】【e コマース トラッキング】【ドメインとサブドメイン】は、当方のブログにアップしております。
アナリティクスの勉強にどうぞ役立ててください。
http://www.ms321-co.com/blog/

次回は【④詳細解析】意訳文章をアップします。

記事投稿者

株式会社エムズ
全日本能率連盟登録資格Webディレクター
GoogleアナリティクスIQ
吉永 尚由
http://www.ms321-co.com/

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