アクセシビリティの現状把握と方針策定のために
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セミナーの目的
ウェブコンテンツのアクセシビリティに関するJIS(日本工業規格)であるJIS X 8341-3が改正されてから1年以上が経過しました。JIS X 8341-3:2010には「技術に依存しない規格である」「テスト可能である」「アクセシビリティサポーテッド」といった特徴があり、規格としての客観性、前方互換性は向上しています。しかし一方、「抽象的でわかりにくい」「制作者、発注者の責任範囲が広すぎてどこから手を付けていいかわからない」などの指摘を受けていることも確かです。
また今年3月には国や自治体、独立行政法人といった公共機関のウェブサイトに対するアクセシビリティ確保のための考え方や手順を示した「みんなの公共サイト運用モデル(総務省)」も、JIS X 8341-3:2010にあわせる形で改定されました。
JIS X 8341-3:2010及び「みんなの公共サイト運用モデル」を活用して自社サイトのアクセシビリティを確保・向上していくためにはまず、サイトの現状を正確に把握し、目標を設定することから始めます。本セミナーでは、この「現状把握」と「方針策定」のために必要となる基礎知識と手法を1日にかけてじっくり丁寧に解説します。
まず午前中のセッションでは、障害者や高齢者のウェブ利用についておさらいしたうえで、JIS X 8341-3:2010の概要や用語説明、付属資料について解説します。また「みんなの公共サイト運用モデル」についても概要を解説します。
午後のセッションでは、自社サイトのアクセシビリティの現状を把握するために必要となる試験の要件と進め方、実装方法チェックリスト・達成基準チェックリストの作成方法、試験結果の公開方法を解説します。
またアクセシビリティ方針の策定手順と公開方法についても、具体例を交えながら解説していきます。
「JISや運用モデルを読んでみたけれどよくわからない」「取り組んでみてはいるけれど、これでいいのか不安」という方に特におすすめのセミナーです。このセミナーは最少催行人数を5人として、11月、12月に毎週開催します。ご都合の良い日にぜひご参加ください。
セミナー開催概要
- 日時:2011年11月4日(金)、10日(木)、16日(水)、22日(火)、28日(月)、12月2日(金)、8日(木)、14日(水)、20日(火)、26日(月)
10:00~17:10(6時間) - 会場:T's渋谷フラッグ(仮)
- 住所:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町33番6号 Shibuya Flag 7F・8F
- 地図:http://www.tsrental.jp/location/shibuya/map.html
- 料金:15,000円
- 定員:20名
- 最少催行人数:5名(各日の1週間前までに5名集まらなかった場合は中止とさせていただきます)
セミナー内容
- ウェブアクセシビリティファーストステップ(2時間)
- 障害者・高齢者にまつわるデータのご紹介
- 障害者のPC・モバイル・ウェブ利用
- ウェブアクセシビリティの必要性
- JIS X 8341-3:2010を読む
- 解説書とテクニック集
- 用語解説
- 「みんなの公共サイト運用モデル」を読む
- アクセシビリティの現状把握
- はじめの一歩は現状把握
- 適合試験の要件
- JIS X 8341-3:2010試験実施ガイドライン
- 試験の手順
- 実装方法チェックリストと達成基準チェックリスト
- 試験結果の表示
- JIS X 8341-3:2010対応度表記ガイドライン
- アクセシビリティチェックツールのご紹介
- アクセシビリティ方針の策定に向けて(2時間)
- アクセシビリティ方針とは
- アクセシビリティ方針策定の進め方
- アクセシビリティの現状把握
- 運用状況の把握
- アクセシビリティ方針の策定
- アクセシビリティ方針の公開
- 質疑応答
こんな方々にはとくにおすすめ
- JIS X 8341-3:2010や「みんなの公共サイト運用モデル」を読んでみたけれど、何から手を付けてよいかわからずお困りの方
- 自社やご自身のウェブアクセシビリティへの取り組みが、実際に妥当なものなのか知りたい方
本セミナーで得られること
- アクセシビリティ試験の要件と手順、試験結果の公開方法
- アクセシビリティ方針の策定、公開方法と手順
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