Amazonもやっている!「Zの法則/Fの法則」とは?

「Zの法則/Fの法則」と呼ばれるネット閲覧ユーザー特有の目の動きについて、実例を交えながらその活用方法をご紹介していきたいと思います。
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。
この記事はユーザー記事として投稿されたものですが、優れた内容ですので通常記事に格上げされました。

Zの法則/Fの法則とは?

無意識に動かしてしまう目の動き

皆さんは普段、雑誌やウェブサイトを見る時、どんな風に見ますか?
「そんなの意識していない」という方が大半だと思います。
しかし面白いことに、人間は雑誌やウェブサイトを見る時に無意識のうちにある決まったパターンの目の動かし方をすると言われています。

それがZの法則/Fの法則と言われる法則に基づく動きで、人間の目がアルファベットの「Z」の字や「F」の字をたどると言われるものです。

人間のこの特性を利用して、ウェブページの「Z」の字や「F」の字、つまり人間の目が通過するであろう線上に一押し商品や目玉商品などを並べればユーザーの目に留まる確率も高くなり、クリックされる確率が高くなります。
当然、たくさんクリックされれば購入される可能性も高くなりますので、結果としてショップの売上がアップするというわけです。

法則通りに目立たせたい商品や情報を載せると売上が上がるのか?

しかし、本当に「Z」の字や「F」の字の上にアピールしたい商品を並べるだけで売上がアップするのでしょうか。
話だけを聞いていると何だか信じられないと思いますが、このZの法則/Fの法則の二つを取り入れて成功しているネットショップは実際に存在します。
このZの法則/Fの法則をうまくショップに取り入れて大成功をおさめているのがインターネット通販最大手の Amazon です。

これは実際に見た方が早いので、以下のリンクからスクリーンキャプチャをご覧下さい。
これは amazon.co.jp のトップページです。

まず、Amazonのトップページでは一番最初にアピールしたい商品やキャンペーンのバナーが表示されます。(2010年9月8日現在、DVDとブルーレイのセールをおこなっていました)

そしてそのすぐ下に「これにも注目」といった商品が画像付きで並び、更にその下には過去の閲覧履歴から判断してレコメンドされる商品や、話題の商品(この時期であればiPod関連が多いですね)などのレコメンドが続きます。

これは一見して分かる通り商品写真を中心に明らかにZの形に情報が配置されています。
トップページではZの法則を意識してページを構成してるのが分かります。

 
では商品ページではどうでしょうか。下が商品ページのスクリーンキャプチャの一部です。

左上、つまり「F」の起点になる部分に画像があり、その右側に商品の説明や価格が並び、買物かごボタンが続きます。
さらにその下にはキャンペーンの情報やよく一緒に購入されている商品、レコメンド商品などが続きますがどこまで下にいっても必ず「F」の形に情報が配置されています。

商品の詳細ページではFの法則を意識してページを構成しているのが分かりますね。

 
今回、Amazonを例に出してFの法則/Zの法則をご説明しましたが、Amazonでは当然、他にも様々な要素を組み合わせてページを作成しており、トップページに関してもランダムで表示させる項目を変えたり表示のさせ方自体を変えたりと様々な取組みをおこなっています。
しかし、どんな場合もZの法則やFの法則にのっとってページを構成しているのが分かります。

 
このZの法則とFの法則ですが、どのように使い分ければいいのでしょうか。
一般的にZの法則は写真やイラストなど画像系のコンテンツが多い場合の目の動き、Fの法則は読み物系のコンテンツが多い場合の目の動きになると言われています。

 
モールに加盟されている方や、ASP型のカートを使われている方も多いと思いますので、いきなり自社ショップサイトの構成を変えることは難しいと思いますが、新しく商品を追加する際や、サイトのリニューアル、新規サイト立ち上げ時には参考にしてみてはいかがでしょうか。

 
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