MM総研は、「携帯電話の月額利用料金と音声通話・データ通信サービスの利用実態」に関する調査結果を発表した。15~69歳の男女が回答している(プレ調査26,247人/本調査1,487人)。
スマホの利用時間(通話時間を除く)は週平均「1,258分(約21時間)」
まず「携帯電話の月額利用料金」(税込、端末代金の分割支払い分などを除く)を集計すると、スマホ利用者全体では月平均「4,356円」で、前回調査(2024年7月)から7円減少した。
MNO(移動体通信事業者)4ブランドのスマホ利用者の月額利用料金は「5,025円」、楽天モバイルを除くMNOのフィーチャーフォン利用者は「2,582円」。サブブランド利用者の月額利用料金は「3,184円」、MVNO(仮想移動体通信事業者)利用者の月額利用料金は「1,961円」だった。

一方「端末の購入金額」(割引前)は平均「77,091円」で、前回調査から1,298円増加。円安の影響、割引施策のトレンド変更、Google Pixelの台数増加などが要因として推察されている。なお5Gスマホ利用者は「85,249円」、4Gスマホ利用者(3Gを含む)は「55,760円」だった。

スマホ利用者の「月間データ通信量」については、「わからない」と回答したユーザーを除くと平均「12.05GB」、中央値は「3GB」となった。「1GB」24.9%、「2GB」10.4%、「3GB」17.8%となっており、過半数のユーザーが3GB以下となっている。
MNO 4ブランドのスマホ利用者の月間データ通信量は「14.28GB」。サブブランド利用者は「6.51GB」、MVNO利用者は「6.47GB」だった。

「音声通話時間」(1週間の平均通話時間)は、MNO 4社は「20.5分」、サブブランドは「17.1分」、MVNOは「14.0分」だった。IP電話・アプリ電話からの場合は、MNO 4社は「21.6分」、サブブランドは「14.3分」、MVNOは「14.1分」とバラツキがある。合算するとMNO 4社は「42.1分」、サブブランドは「31.4分」、MVNOは「28.1分」となった。

「スマホの1週間あたり利用時間」(通話時間を除く)は「1,258分(20時間58分)」。個別にみると、MNO 4社は「1,297分」、サブブランドは「1,235分」、MVNOは「1,152分」で大きな差は見られなかった。
用途別では、「インターネット検索・情報収集」237.8分(構成比19.1%)がもっとも多く、「動画視聴」179.1分(14.4%)、「SNS」170.8分(13.7%)、「メール・メッセージの送受信」116.4分(9.4%)、「ゲーム」112.8分(9.1%)などがそれに続いた。

調査概要
- 【調査対象】15~69歳の男女
- 【調査方法】Webアンケート
- 【調査時期】2025年1月
- 【有効回答数】プレ調査26,247人/本調査1,487人
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